【レビュー】サラウンドヘッドホン『WH-L600』ショールーム展示レビュー

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4月7日発売予定の新型デジタルサラウンドヘッドホンシステム「WH-L600」のショールーム展示がスタートしています。

早速、実機を拝見させてもらってきました。ショールームでの展示機のレビューレポートをお届けします。

 


こんにちは、店員佐藤です。

ソニーのサラウンドヘッドホンについてはかなり歴史があり、昔はヘッドトラッキング機能を搭載してテレビに向かってユーザーが左右に首を振ると、その視界に合わせて音場を回転させて対応するモデルがあったりしました。

私もいくつかのモデルを購入したことがありますが、今回発売されたモデルはテレビとHDMI端子(ARC/オーディオリターンチャンネル)1本で接続して利用するシンプルなシステムのデジタルサラウンドヘッドホンシステムです。

発表翌日からソニーショールーム/ソニーストア銀座で展示されています。

展示されているのは5Fのオーディオ&ブラビアフロアの一番奥になります。PlayStation 4が接続されたシステムにつながっています。セレクターを使って分配していて、上位機種になる「MDR-HW700D」もブラビアをはさんで反対側に設置されており、比較試聴ができるようになっています。

毎日なにかしら映画を1本は観ている、という映画マニアのスタイリストさんにデモでお勧めされたのがこちらの作品です。Netflixの限定作品で「クローバーフィールド」という作品。

街中で何やらモンスターに人類が襲われる的な映像で、前後左右からいろんなものが飛んでくるシーンがあり、ここを試聴させてくださいました。

7.1chのバーチャルヘッドホンテクノロジーとのことですが、これも枯れた技術というか、長年研究してきただけあって、その効果は絶大な感じになっています。

普段、サラウンドヘッドホンを使っていない私にはいきなり全部がサラウンドには聞こえないのですが映像と合わせて観ているウチに「あ、この音は背後の音なんだな」とか「この音はフロント側の音なんだな、音質がちょっと違って聞こえる」というのを数分体験します。

聞いているウチに自然と映像と音を脳がマッチングさせていくみたいで5分もすると前後左右の音として聞こえてきます。

よくできてるなー、と、感心するのと同時に「WH-L600」のキャビネットにはバイブレーターが内蔵しているんじゃないか?と、思えるほどの重低音の鳴りというか振動を感じます。

「WH-L600」の低音、すごいですね。サブウーファー内蔵サラウンドヘッドホンという感じです。

こういうアクションのある映画だと威力絶大かも。

上位機種の「MDR-HW700DS」でも同じシーンを試聴させていただきました。こちらのヘッドホンはバーチャルフォンテクノロジーで7.1chよりもチャンネルの多い9.1ch演算しているとのこと。

さすがに私の耳では9chもの方向性のスピーカーの位置を聴感だけで特定することはできないのですが、それでも方向性が新発売のWH-L600よりも鋭い感じがします。音像がWH-L600だと面として聞こえてくるところがMDR-HW700DSの方はもっと鋭い小さな点として特定できる感じ。

低域の音もパワー感こそないものの、言い方を変えると籠もった感じがなくなるので、デジタルサラウンドヘッドホンとして比較すると、MDR-HW700DSはモニターライクな感じに聞こえます。

なるほどー、性格が違うんですね。

送信部を兼ねた充電スタンドの先端部分はこうしてカバーが自動でせり上がる仕組みになっています。

ヘッドバンドを乗せると、このカバーが押し込まれて中から充電端子が出てきます。昔の携帯電話の充電クレードルがこんな風になっていましたね。

ヘッドバンド側にはこうして充電端子があります。前後でデザインがシンメトリーになっているので、ヘッドホンをスタンドに載せるときに左右どちらの向きで載せても充電をすることができるようになっています。

4カ所のガイドがあるので、簡単に「カチッ」と収まります。なかなか充電クレードルに載せられない、という様なストレスはありません。

上位機種「MDR-HW700DS」にはこの充電クレードルの設定がないので、これが「WH-L600」の最大のアドバンテージかもしれません。

サウンドフィールドは「シネマ」「ゲーム」「ボイス」「スポーツ」があります。どれを使わなくてならない、というものではないので好みで選択するとよいかと思います。切り替えはクレードルとヘッドホン本体側にスイッチが搭載されています。

このモデルはクレードルとヘッドホンを1対1で使う様に出来ているのですが、こうしてエフェクトモードを連動させて使う仕様になっているので複数接続ができないのかも。

こちらが本体側のスイッチになります。ボリューム調整は手元でできるようになっています。

満タン充電から17時間の使用ができるというスタミナ性能です。日曜日の朝7時に起きて、そこから映画を1日中観まくっても24時まで使える計算です。

映画や音楽ソフトを観るためのサラウンドヘッドホンとしての利用ができますが、やや耳が遠くなってきた方が単にテレビ放送を楽しむための機器として利用することもできます。

ソニーのカテゴリー的にやや近い3製品を比較してみました。

モデル
WH-L600

MDR-HW700DS

SRS-WS1
発売日 2018.4.7 2013.10.25 2017.10.14
ストア価格 29,880円 43,380円 24,880円
ドライバーユニット 50mmドーム型 50mmドーム型 30mm
連続使用時間 17時間 12時間 7時間
質量 320g 320g 335g
充電クレードル 付属 無し 付属
増設ヘッドホン対応 無し 4台まで 2台まで
サラウンド機能 7.1ch 9.1ch 無し
その他 Natural Reverb Reproduction搭載 オンスクリーンディスプレイ バイブレーション機能搭載

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より本格的なサラウンド環境が欲しい方は「MDR-HW700DS」で、ヘッドホンの圧迫感を嫌う方は「SRS-W1」がオススメ。

手軽に大音量を楽しみたい方は「WH-L600」を検討されてみてはいかがでしょうか?

 

デジタルサラウンド
ヘッドホンシステム

WH-L600
ソニーストア価格:
29,880+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2018年4月7日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ
店頭入特典
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
スプリングフェア特典あります(~3/31)
開店4周年記念ソニーロゴ入りポーチプレゼント

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☆ソニープレスリリース「100kHzまでの広帯域再生とさらなる高音質を実現したハイレゾ対応ヘッドホン『MDR-1AM2』発売」

 

【比較検討したいモデルのご案内】

デジタルサラウンド
ヘッドホンシステム

MDR-HW700DS
ソニーストア価格:
43,380+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2013年10月25日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:3,810円
3年ワイド/5年ベーシック:1,905円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ
店頭入特典
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
スプリングフェア特典あります(~3/31)
開店4周年記念ソニーロゴ入りポーチプレゼント

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☆当店blog 2013.11.7「9.1chデジタルサラウンドヘッドホン『MDR-HW700DS』開梱レポート」

 

ウェアラブルネックスピーカー
SRS-WS1
ソニーストア価格:
24,880+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2017年10月14日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ
店頭入特典
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
スプリングフェア特典あります(~3/31)
開店4周年記念ソニーロゴ入りポーチプレゼント
実機展示あります

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☆当店blog 2017.10.17「ウェアラブルスピーカー『SRS-WS1』自宅リビングシアター10時間試聴レポート」
☆当店blog 2017.10.13「PlayStation VRで使う肩載せテレビスピーカー『SRS-WS1』開梱レポート」

☆当店blog 2017.9.19「ウェアラブルネックスピーカー『SRS-WS1』展示レビューレポート 」
☆当店blog 2017.9.14「映画やゲームのアクションシーンの音に連動して振動が起こるネックスピーカー「SRS-WS1」新登場! 」

 

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