『SEL1018』と”α7R2″で『SEL1224G』の撮影シミュレーション
お昼休みにお店の近所にある有楽町の国際フォーラムへ行ってきました。なぜって、それはもう当然アレを撮りに行ってきたんです。まだ焦点距離12mmのレンズは手元にないのですがAPS-C専用レンズ「SEL1018」があるので、これで簡易的に12mmの世界をのぞいてきました。
こんにちは、店員佐藤です。
昨日発表になった”α”レンズの「SEL1224G」ですが、いくつかある作例のうち、これは非常に見覚えのある風景です。NEX-5の時に浅野忠信さんを撮影していたのもここでした。有楽町にある国際フォーラムです。
とてもユニークな建物なので誰がみてもわかると思うんですが、さすがプロですよね。今までにない切り取り方をしています、こんなところがあるんだなぁ、ということで撮影場所を探しに行ってきました。
ちなみに持っていったレンズはAPS-C専用レンズの「SEL1018」です。通常はフルサイズセンサー搭載の”α7R2″に装着した場合はクロップされて15mm~27mmのズームレンズとして使うことになるのですが、APS-Cにクロップせずフルサイズのままで使えば10~18mmの焦点距離になる超広角ズームレンズとして使うことができます。
フレアカッターという内部反射を防ぐためにレンズの後ろ玉側には通常センサーサイズに合わせた四角いカバーがつくのですが「SEL1018」ではそれがありません。なので、これをそのままフルサイズセンサーで使って、デジタルズームを使えばちょっとだけ画角を狭め場写真が撮れて”α”レンズの中ではこれがもっとも広角な撮影ができる方法、として裏技的に一部のユーザーさんが利用して遊んだりしています。
せっかくなので、今回はそれを試してみようと思います。
“α7R2″+SEL1018 F8.0 1/250 ISO100 焦点距離10mm デジタルズーム1.2倍
これが焦点距離10mmにしてフルサイズセンサーでクロップせずに、そしてデジタルズームで1.2倍にしたときの写真です。
若干デジタルズームにすることで四隅にケラレはでるものの、これで大体12mmくらいの焦点距離の写真が撮れました。四隅のケラレも不良品ではなく、元々APS-C専用のレンズで保証外の使い方をしているので仕方がないんですが、うーん、結構大きく出ますね。
“α7R2″+SEL1018 F9.0 1/250 ISO100 焦点距離10mm デジタルズーム1.5倍
なお、こちらはデジタルズームで1.5倍にした場合の写真です。これだとAPS-Cセンサーでクロップしているのと同じことになります。四隅にケラレはありません。これが正規の使い方です。
“α7R2″+SEL1018 F9.0 1/250 ISO100 焦点距離10mm デジタルズーム1.5倍
そうそう、ここは3月31日で一時閉館になった銀座ソニービルです。解体工事の準備が進んでいて、今は囲いが出来たところです。
看板には「銀座ソニーパークプロジェクト」の文字が読めます。解体は2017年12月31日まで行われるとなっています。
“α7R2″+SEL1018 F9.0 1/200 ISO100 焦点距離10mm デジタルズーム1.5倍
ソニースクエアがあった場所も現在は立ち入ることができなくなっています。
うーん、焦点距離15mm相当で撮るとちょっとビルがはみ出てしまいますね。
“α7R2″+SEL1018 F9.0 1/250 ISO100 焦点距離10mm デジタルズーム1.2倍
焦点距離12mm相当にするとばっちり入りました。距離が取れない場所でのこうした建築物の撮影などにも12mmなどの超広角レンズがあると重宝するんですよね。
“α7R2″+SEL1018 F8.0 1/320 ISO100 焦点距離12mm
これはレンズの焦点距離を12mmにしてみたところ。あれ?デジタルズームで1.2倍とかにするよりも、この方がケラレは少ないですよ。
メーカーさんの保証する使用方法ではありませんが12~14mmくらいの画角にするならSEL1018ってフルサイズセンサーでクロップしなくても使えそうです。
練習が終わったので、これで国際フォーラムへ移動します。
こちらが国際フォーラムの1Fからの眺めです。あの空中渡り廊下を見下ろす位置から撮影しているので7Fの最上階にある通路から撮っているんでしょうね。
エレベーターであがってみます。
Xperia にSEL1224Gの作例写真を表示して同じ風景探しをするのですが、簡単に見つかりました。7Fの通路の一番奥の部分でアクリルパネルがあるところですね。
ここでカメラを落とさないようにストラップを手にしながら慎重に画角を見つけていきます。できるだけ正確に同じアングルになるようにちょっとずつ修正していきます。
レンズは結局SEL1018をクロップせずに使って焦点距離12mmにしてデジタルズームは未使用。
これでシャッター速度1/10秒、絞りF8.0、ISO感度100にしてみると。。。あらら、だいぶ明るいですね。シャッタースピードを1/125秒まで速くすると適正露出になります。
“α7R2″+SEL1018 F8.0 1/125 ISO100 焦点距離12mm
こちらが私が撮ってきた国際フォーラムの写真です。なかなか近い画が撮れました。SEL1224Gの作例が1/10秒で撮っていると言うことは天気の悪い日か夕暮れ時に撮影をされているのかも。見るからに今日撮ってきた写真の方がコントラストも強いし色も強く出ています。(もうちょっとカメラを左に寄せるべきでした)
ちなみにレンズの四隅ですが、APS-Cセンサーでは使わない領域をつかっているので解像度はこれくらい。あくまでもここはメーカーさんでも設計上使わないことにしている領域です。なので比較にはならないんですが。。。
こちらが「SEL1224G」の作例のすみっこのところを切り出したものです。SEL1224G、すごいシャープです。
“α7R2″+SEL1635Z F8.0 1/125 ISO100 焦点距離16mm
参考までに、こちらは「SEL1635Z」で撮ってきた写真です。設定はほぼ一緒で焦点距離が16mmになっているためやや画角が狭くなっています。
こちらのレンズで撮ってきた隅っこだと。。。
これくらいシャープに映っています。
なるほど、こんな感じで違いがでるのか。。。うわー「SEL1224G」の登場が楽しみです。
“α7R2″+SEL1018 F8.0 1/10 ISO100 焦点距離12mm
ここからは「SEL1018」に再びバトンタッチして焦点距離12mmで撮ってきたショットです。超広角レンズがあると今までとはかなり雰囲気の違った写真が撮れます。
“α7R2″+SEL1018 F5.6 1/125 ISO100 焦点距離12mm
オーバー気味に撮ってもアンダー気味に撮っても面白い雰囲気の写真が撮れます。「SEL1224G」が手元に来たら、しばらくはこんな広い風景のところを探しまくることになるんだろうなぁ。
“α7R2″+SEL1018 F5.6 1/30 ISO100 焦点距離13mm
ここ、国際フォーラムは雨の日でも建物の中で撮影ができますし「SEL1224G」が到着したら最初の撮影練習、試し撮りにもってこいの場所になりそうです。
ソニーストアでの先行予約販売のスタートが待ち遠しいですね。
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ソニーストア価格 199,630円+税 |
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発売日 | 2017年7月発売予定 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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☆当店blog 17.5.19「3分でわかる『SEL1635GM』『SEL1224G』日本国内向けプレスリリース」
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