3年分の進化 中級機”α77 II”日本国内販売が発表
2011年10月14日に発売になった”α77″が3年ぶりのモデルチェンジ。Aマウントの中級機”α77 II”が日本市場向けに発表になりソニーストアにて先行予約販売がスタートしました。
当店でも”α77″を使わせてもらっていて、当店blogの商品紹介の際の写真はほぼ9割以上が”α77″での撮影となっています。中級機という呼び名にはなりますがAPS-Cセンサー搭載カメラとしては最上位モデルになります。
2006年にソニーがデジタル一眼カメラの販売をはじめて、そのときの1号機が”α100″でした。その1年後の2007年に中級機”α700″が登場。操作ボタンの数が飛躍的に増えたんですが、使いにくくなるどころか必要な機能にすぐにアクセスできるメリットが大きいことにすぐに気がつきました。以来、お仕事用のカメラには中級機を使い続けていて、私も非常に気になるモデルになります。
☆ソニープレスリリース「世界最多の79点位相差AFシステムを搭載し、狙った瞬間を捉える『α77 II』」
ニューモデルの詳細は海外で先に発表されているのと、ソニーのプレスリリースで正確な情報が発表になっていますのでそちらでご確認ください。
最大の特徴は新開発のAFセンサー。79点位相差AFセンサーを搭載。従来のα77が19点、クロス11点だったことを考えると79点クロス15点というのは相当な測距点の増加になります。
その効果のほどは全面像面位相差AFセンサーを搭載したα6000のようで、ソニーの公式Youtube映像を見ると、その様子がちょっとわかります。
うわー、これ、SAL70400G2とかで使ってみたいです。アフリカの草原にはいけないまでも富士サファリパークくらいで試してみたいです。
画像処理エンジンはα7シリーズで登場したBIONZ Xを採用。α7シリーズ発表後に登場したソニーのカメラにはもれなく搭載されているBIONZ Xなんですが、そのどれを見ても画質の向上が感じられるすごいエンジン。
これがいよいよAマウントカメラでも利用できるようになると思うと、これも興奮します。うちのblogもついにpowerd by BIONZ Xになる日がきます。
そして連続撮影時の撮影可能枚数も大幅にパワーアップ。
速度優先AE時 秒12コマ |
EX-Fine | Fine | Standard | RAW+JPEG | RAW |
α77 | 13枚 | 17枚 | 17枚 | 11枚 | 13枚 |
α77 II | 53枚 | 60枚 | 64枚 | 25枚 | 26枚 |
これもBIONZ Xによる処理速度向上の威力なんだと思いますが12コマの連続撮影でJPEGなら60枚前後の撮影が可能。従来の3.5倍の枚数になります。
連続撮影Hi時 秒8コマ |
EX-Fine | Fine | Standard | RAW+JPEG | RAW |
α77 | 13枚 | 18枚 | 18枚 | 11枚 | 13枚 |
α77 II | 56枚 | 75枚 | 93枚 | 26枚 | 28枚 |
連続撮影HiモードならJPEGスタンダードで100枚近い撮影も可能。11.6秒間の撮影ができるのでアスリートの100m走なら最初から最後まで全部連写で撮れてしまいます。BIONZ Xの威力、すごーい。
そのほか、顔認識ではなく、目にしっかりとフォーカスを合わせる瞳AF機能が使えたり、上位機種ならではのAFレンジコントロール機能なども搭載。
ギャップレスオンチップレンズ構造はα7Rの36Mフルサイズセンサーが初採用だったと思うんですが、それがAPS-Cセンサーにもやってきました。α77のときと同じ画素数ではありますが、画質向上はかなり期待ができそうです。
気がついたところで先代のα77とスペックを比較するとこんな感じです。
従来モデル「α77」 | 新型「α77 II」 | |
発売日 | 2011年10月14日 | 2014年6月6日 |
発売時ストア価格(ボディのみ) | 140,952円(税別) | 135,000円(税別) |
映像素子 | APS-C 2430万画素 | ← |
映像処理エンジン | BIONZ | BIONZ X |
フォーカス測距点数 | 19点(クロス11点) | 79点(クロス15点) |
フォーカス検出輝度範囲 | -1~+18 | -2~+18 |
ビューファインダー | 有機EL 235万ドット | ← |
液晶モニター | 3.0型 92万ドット | 3.0型(ドット数不明) |
質量(バッテリー込み) | 653g(732g) | 647g(726g) |
アクセサリーシュー | インテリジェント | マルチインターフェース |
静止画出力 | フルハイビジョン | 4K対応 |
その他 | GPS機能搭載 | NFC & Wi-Fi搭載 |
今時のNFC対応もあれなんですが、そうそうテレビに静止画出力するときに昨年の秋モデルから4K対応になっているんですよね。昨年から普及の始まっている4Kテレビですが、これも広まるまではあっという間でしょうから、こういうのも長く使うことを考えると大事。
そして、こんなところも気になったんですが、縦位置グリップとか従来モデルのα77用縦位置グリップ「VG-C77AM」がそのまま使えるそうです。こういうところはα77ユーザーさんにはすごくウケが良いかも。
こうなるんだったらα77からの買い換えではなく、α77を予備機にしての買い増しという方向でα77 IIを検討できそうです。
いつもだとαのニューボディが発表になると同時に新型レンズの登場もあるものなんですが、どうも今回はそれがないみたいです。Aマウントレンズは最近、新型もあまり登場しないというか出てもGレンズとかカールツァイスのすごいモノばかり。
SAL1680ZとかSAL70300Gなどの定番レンズの新型とか出てこないかなぁ、とかおもったりするんですが、ソニーストアではこっそりとこんな事をしています。
「αフォトライフサポート」という3年分の会費が17,000円の有料会員サービスがあるんですが、そちらの方で今日から6月6日までレンズセールを行うそうです。
会員限定ページですので詳細をここでは案内ができませんが、SAL1680Z、SAL70300G、SAL50F14Z、SEL55F18Zなどの定番高画質レンズが特別価格で販売されています。セールは6月6日までとなっていてα77 IIの発売日までがキャンペーン期間。
α77 II本体と同時加入だとこのセールに間に合わない可能性があるので、もしも上記のレンズの購入を予定されているなら、αフォトライフサポートに別途入会(会費が2000円ほど高くなります)してしまった方が良いかも。会費が2000円高くなるのは十分元が取れるくらいのお得度にはなっています。
ソニーストアではボディのみとSAL1650をセットにしたレンズキットと2つのパッケージで販売をしてます。お届け予定日は6月6日予定。
2011年購入のα77からの乗換を是非!
★ソニーストア デジタル一眼カメラ”α77 II”ボディ「ILCA-77M2」のご案内はこちらから
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