ISO409600の超高感度”α7s”発表
“α7″シリーズに新しいスペシャルチューニングモデルが登場しました。ISO409600を実現した高感度特化モデル”α7s”の発売です。
☆ソニープレスリリース「明るいシーンから暗いシーンまで鮮明に映し出す 35mmフルサイズセンサー搭載『α7S』」
詳細はプレスリリースにてご確認ください。ここではどんなカメラなのかをカンタンにご案内していきます。
“α7″と”α7R”は同時に発売されていますが、元々は”α7″のみで開発はスタートしていたとのこと。途中から機能を特化した高解像度モデルとしてローパスフィルターレス36Mセンサー搭載の”α7R”が追加され、バランスモデルの”α7″と、解像感に特化した”α7R”のラインナップになっています。AF性能や連写性能などでは”α7″の方が扱いやすいんですが、高解像度を追求したレーシングマシン的な位置づけ。
今度の”α7s”も機能特化モデルで、12Mセンサーという解像度の高くないセンサーを採用しつつもISO感度409600(常用102400)という、通常のISO25600を遙かに超える好感度撮影を可能にした派生モデルが登場した、というわけです。
さらに”α”シリーズとしては初めて4K動画の出力にも対応をしています。
35mmフルサイズセンサーでの4K動画出力を実現していますが、”α7s”単体での4K動画記録はできません。HDMI端子から出力する4K動画信号を別途、4Kレコーダーで記録することで4K動画撮影を実現しています。
調べて見ると4KのHDMI対応のレコーダーというのが24万円ほどするようです。4K撮影をするのにはカメラ本体の価格と合わせて50万円相当、ということだったんですが、その話だけが伝わって、海外で”α7s”の発表があったときに”α7R”数台分の価格という話になっていたようです。
ソニーストアの価格は230,000円(税別)なので、当初噂になっていた価格の半額くらいになったのはそういうことなんでしょうね。
ソニー商品情報サイトに掲載されている作例がこちら。高感度撮影を得意とするカメラなのでこういう暗闇での高速シャッターでの撮影などが低ノイズで可能。
他にどんなシーンでの撮影ができるようになるかというと。。。
たとえばこんなオーロラ撮影など。実際に撮影されたNoirさんにお話を伺うと、オーロラってこんなに明るいモノではなく暗いところに目を慣らしてからやっと見えるくらいのものなんだとか。
しかも動きがあるので長時間露光で撮影をできるものでもないらしく、相当苦労して撮影されているそうです。
そういうシーンでの撮影に”α7s”があると腕がなくても撮影できるのかも。
また、暗所での撮影というと星空などもそうですが、水中での撮影などもそうですね。水中もちょっと潜ると光は届かなくなりますので、そういうところで高速シャッターを切る必要がある場合に威力を発揮しそう。
こういう話をすると特殊なカメラで、プロが買うカメラ、というイメージになるかもしれませんが、普通の方が旅先で満天の星空を撮影したい、とか、夜をテーマにした写真を撮影して歩いてみたい、とか、撮影の難しいシーンに使えるカメラという見方もできます。
特殊な腕のある人でないと撮影できないシーンを、我々にも撮れるようにしてくれるカメラなんです。
☆α7sロゴ入り特製LEDペンライト & ミニチュアフィギュア プレゼントキャンペーン
とはいえ、キャンペーンを見ると「先着500名様」のプレゼントとなっています。”α7″と”α7R”の時は「先着1万名様」のプレゼントだったものがこのスケールダウンなので、購入される方は限られるというか、普通にフルサイズ一眼を買うなら”α7″の方がバランスが良いことは確かですからね。
ということで、今までは”α7″シリーズの上に”α7R”シリーズでしたが、Eマウントカメラのピラミッドの頂点に”α7S”という図式になりました。
4K動画を録画できるHDMIレコーダーが5万円くらいで出てくると、急に市場が変わってきそうな気がしそうですが、そういうの、ソニーさんから純正で出てきてくれないですかね。「誰も作らなかったカメラ」に続いて「誰も作らなかった4K対応HDMIレコーダー」も是非。
★ソニーストア デジタル一眼カメラ”α7s”のご案内はこちらから
☆当店blog 14.1.22「α7Rで撮る『三十槌の氷柱(みそつちのつらら)』」
☆当店blog 13.12.3「デジタル一眼カメラ『α7』『α7R』比較研究」
※α7本体を短期間だけですが使うことができました。当店店頭で比較のために使っていた写真作例を公開
☆当店blog 13.11.29「“α”レンズがお得に購入できる『αフォトライフサポート』」
☆当店blog 13.11.19「α7シリーズ スペシャルカタログの話」
☆当店blog 13.10.26「小澤忠恭氏の“α7”トークショーがYoutubeで公開」
☆当店blog 13.10.20「映像作家・貫井氏が登壇 特別体験会2日目レポート」
☆当店blog 13.10.19「New α 始動 特別体験会 イベントレポート」
☆当店blog 13.10.18「新型“α7”シリーズ 商品コンセプトの話」
※たまたま銀座ソニービルショールームで商品担当の方からお話を聞いたインタビューレポートです。必見です!
☆当店blog 13.10.17「α7R、α7 銀座ソニービルショールーム展示レポート」
☆当店blog 13.10.16「誰も作らなかったカメラ、フルサイズミラーレス『α7』シリーズ発表&発売」
Noir
2014年5月16日 @ PM 6:56
うぉ!まさか引用されるとはビックリしました(*^-^*)
当時は ISO800 の画質も辛い α900 で頑張ってましたね(笑)
ネタのように「F1.4のレンズを付けたとして60pで撮ろうとすると、、、ISOは409600前後必要です(爆)」なんて書いていましたが、、、
来ちゃいましたね、ISO 409600 (^^ゞ
手持ちでオーロラが撮れる、ブレイクアップのオーロラが映像に残せるかと思うと、胸が熱くなります~
問題はオーロラ ブレイクアップに出会える保証がないことでしょうか(^^ゞ
海外のうわさで α7 数台分と聞いてビビっていましたが、7R くらいの価格で落ち着いたようで・・・(笑)
何気にピックアップされていないのですけど、超高感度、S-Log2 ガンマに加えて、新たに搭載された「サイレント撮影機能」がすごく気になってます!
店員佐藤
2014年5月17日 @ PM 1:01
♪Noirさん、こんにちは。
事後承諾ありがとうございました。m(_ _)m
手持ちでオーロラ撮影もすごいですが、なるほど
サイレント撮影機能ってありますね。これは見逃して
いました。たまにデジタル一眼カメラのシャッター音を
消すことができないかという相談をいただくことが
ありましたが、RXシリーズ以外の本当のデジタル一眼で
それが実現するとは。
ますます業務用に見えてしまいます。