上野動物園でα写真路

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2週間前はソニーフェスタ、先週は風邪、昨日は会議、来週も会議とイベントでここ1ヶ月の間で今日1日しか外出の機会がありません。そこでもっとも休日気分を味わえる場所に行きたい、ということで、今日は上野動物園に行ってきました。

 

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上野動物園にやってきたのはたぶん20年ぶりくらいになると思います。子供がいない我が家にとって、ほとんど無縁の存在の動物園なんですが、デジタル一眼“α”の望遠レンズを購入した今年の1月以来、どうしてもきたかった場所。

昨年秋に発売されたPS3ソフト「AFRIKA」では、主人公がアフリカにキャンプしながらクライアントから届くリクエストに応えて動物写真を撮影する、ミッションをこなしていく、というのをやっていますが、そのゲームにはまった私としては一度リアルでAFRIKAごっこをしてみたかったんです。

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残念ながら昨年春以来、パンダのいない動物園になってしまっている上野公園なんですが、今日は“α”望遠レンズと、サイバーショットDSC-HX1を持って、動物園で写真散歩です。

定期券を使うと電車代は160円、入場料は600円で遊びに来られる、かなりリーズナブルな遊び場所、というのも入場してみて初めて気がつきました。開園時間は9時半。自宅から30分で着きますので、考えてみたらここってものすごく遊びに来やすい場所なんです。

さぁ、では行ってみましょう!

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なんの下調べもしてこなかったので、とりあえず園内マップをもらったら右側の壁をつたって園内の一周を始めます。そうすると最初にあるのはサギなどの鳥のゾーン。いきなりクジャクが羽を広げて驚かせてくれました。

で、カメラを構えてみて思ったのは。。。そうだった、動物園って柵があるんだった。忘れていました。(T_T) これでは写真作品もなにもあったものではありません。

そう、ここからは柵やアクリルとの戦いが始まるんです。どうやったらこの柵が見えにくくなるか、動物園との戦いはここから始まるんです。

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ちなみに、右にそっていくとすぐに行き着くのがパンダ舎です。20年前にきたときはここにジャイアントパンダがゴロゴロしていました。

壁には上野動物園のパンダの歴史などが掲示されています。で、そのパンダ舎に今いるのは。。。

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レッサーパンダが広々と占拠していました。これはこれでかわいいんですが、ジャイアントパンダの代役は大変ですねぇ。でも、それなりに人気があるところがすごいなぁ。

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そのまま先に進むとカワウソの獣舎があるんですが、ここは北海道の旭川動物園ばりの行動展示をしています。獣舎から水槽が外に出されていて、そこをカワウソが行き来しています。

かわいそうにカワウソのオリの中には水が一切なく、この水槽に入ってこないと水浴びができないのでしょっちゅう、行動展示にさらされています。よく考えられていますね。こういうの。かなりの人だかりでした。

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まだまだ壁際に沿っていきます。シロフクロウです。あちこちから「ハリーポッター」という声が聞こえてきます。なるほど、こういう人気のある動物は目立つところに展示されるようになっているのか。

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で、ここから私のズルが始まります。なんとここで見つけてしまったんです。大物を。

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オオタカです。あの、光が丘バードサンクチュアリではあこがれのボスが、こんな間近でみられるなんて。。。感激。ここぞとばかりに、いっぱいシャッターを切らせてもらいました。

でも、なんか顔が違うかなぁ。光が丘バードサンクチュアリで見かけたオオタカの方が目つきが厳しいような気がします。

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こちらはちょっと先に進んだところにいたコンドル。海外の大物です。大リーガーみたいというか、日本の野鳥とはひと味違う派手さがなんとも。このコンドルもいったい、どういう体勢になっているのかよくわからないし。なんか、怖いです。

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さて、11時になりました。いったん入り口まで戻ってきて日本の野鳥館へ入りました。ここで11時から解説イベントがあるというのでどんなものかのぞきに来たんですが、ここで、今日一番の盛り上がりがありました。

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まずは、このカワセミさん。狭い展示部屋の中を飛び回っていて、これも先ほどのオオタカ同様、ものすごく近寄ったところで見学ができました。これもバードサンクチュアリでは数十m離れたところで見かけるだけだったものが、目の前1mくらいのところにいます。感激!

もう、ここに1日いられるだけでもよいかも!

と、これが一番の盛り上がりではありません。

一番盛り上がったのはこれ。

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フクロウのゴローちゃんとの出会いでした。さわっても良いですよ、と係の方が5歳になるフクロウのゴロー君を連れてきてくれて、そこに長蛇の列ができていきます。妻がすぐに気がついて列の2番目をゲット。さわらせてもらったんですが。。。

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すごく、柔らかい上に、こんなフクロウなのに表情があって、目線をちゃんと合わせてくれるんです。この写真も私をしっかり認識しているのかちゃんとカメラ目線。

これはかわいい。。。我が家は一撃でした。

フクロウのゴローちゃんは1日1公演だけみたいで、11時の展示でしか会うことができ
ません。次にくるときもまたちゃんと並んでゴローちゃんに会わせてもらわなくては。

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ゴローちゃんとの名残惜しい別れの後は、ちょっと早い昼食です。

上野動物園は東園と西園に分かれていて、それぞれにレストランがあります。入り口は東園にあって、まだ午前中で全体の5%ほどしか見て回っていない私たちはここで作戦会議。食事はほかにも休憩所が数カ所あるので、そこで食べることもできるんですが、しっかりと食事ができるところ、ということでここのレストランを選択。

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東園レストランで選べるのはラーメン、うどん、カレーライスというような基本的なメニューのみ。西園のレストランがどうなっているのかわかりませんが、これ、フードメニューはちょっと考えた方がよいですよ。(^_^;) あちこちに工夫が見られるのにフードメニューだけは20年目から進化がありません。

これだったら、コンビニでお弁当でも買って持ってきた方が良いかも。(もしくは上野駅で駅弁とか♪)

で、作戦会議の結果、ちょっとひとつひとつの場所に時間をかけすぎているので、ちょっと早めにどんどん回っていこう、ということに。

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ここからは早いです。まずはゾウ。期待しているようなリアルなゾウの撮影は難しそうなのでここはすぐに終了。

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持ってきたレンズはSAL18250という高倍率ズームレンズと、反射望遠鏡の500mmレフレックスレンズの2本です。高倍率ズームレンズがあれば、これ1本でほぼすべての撮影がカバーできるんですが、せっかくのレフレックスレンズです。ここでちょっと装着して、何を撮るのかというと。。。

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動物たちの顔のアップです。最初のシロフクロウのところまで戻って、それぞれの顔を大きく撮っていってみます。

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オオタカの顔。レフレックスレンズだと最短撮影距離が4mにもなるので、近い鳥は逆に撮影ができないんですが、こんな大きな顔を撮れるのはレフレックスレンズならではです。

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こちらはシメだったかな。ちょっと小さめのタカの顔をした鳥です。

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このホリが深いのはコンドルでしょうか。

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外人の顔をしていますね。なるほど、人の写真を撮るときって全身を撮ることってあまりなくて、普通は顔を撮影しますよね。動物写真だとどうしても全身を撮影することが多いんですが、こうして顔だけ撮って歩くのもおもしろいかも。

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再び、動物園1周に向けて歩き始めます。ライオン、ゴリラなどもいるんですが、迫力があったのはこのトラです。犬とか猫の大きなのってイメージでしたが、足が太い!これは勝てそうもないですよね。

こういうところは大人気で人にあふれていてなかなか思ったところで写真が撮れません。というか、迷惑なのでカメラを構えて長時間場所取りとかしたくないですしね。すぐに退散。

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これはカワセミの親戚なのかな? ワライカワセミという鳥なんですが、すごく大きいです。カワセミの10倍くらいのサイズでしょうか。名前からはちょっと探し出せない鳥かも。

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これ、どこかで見たことがあるなぁ。。。オオハシって名前だとおもっていたんですが、どうやら違う名前の鳥みたいです。

日本の野鳥と違って海外のものは色も鮮やかでびっくりするような姿のものが多いです。いつか、海外にバードウォッチしに行きたいなぁ。

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ホッキョクグマのレイコさんです。今日はちょっと気温も高めでしたが、こうして寝ている動物が多かったです。

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さて、そんなわけで、超駆け足で東園の一周が終わりました。西園にはモノレールが出ているということで、乗り場に行ってみたんですが、乗車まで30分待ち。片道150円で乗車時間は1分30秒。

ずいぶん短い乗車時間だなぁ、と思ったら、300mくらいしか長さがないんだそうです。歩いて5分くらいなので、これはパス。

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西園は池を中心にして、子供動物園、サイ、キリン、カバなどがいるのと、は虫類の展示があるそうです。

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こちらは西園のレストラン。メニューはラーメン、うどんの代わりにスパゲティがラインナップされていて、あとはカレーとかハヤシライスとか。。。フードメニュー、まじでどうにかしてください。というか、園内にはあちこちに無料の休憩所があるので、普通はお弁当を持ってきて各自楽しむ、というスタイルになっているのかな?

次回からはちょっと工夫しましょう。自分たちで。

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シマウマです。リアルAFRIKAごっこをするには、ちょっと柵が邪魔です。工夫次第で、ちょっと離れて望遠レンズを使うことで柵をぼかすこともできるんですが、うーん、ちょっと雰囲気でないですね。

いつか、“α”セミナーでリアルAFRIKAごっこをやりたいと思っていたんですが、ちょっと難しいかもしれません。

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で、こちらはサイの赤ちゃん。動物園の展示のあちこちに看板が出ているんですが、赤ちゃんが生まれると「○月○日に赤ちゃんが生まれました」という札を出してくれています。その札を見かけると、どれが赤ちゃんなのか、赤ちゃん捜しが始まるんですが、このサイの赤ちゃんは一番かわいかったかも。

そうか、こういう赤ちゃんの写真撮影指令を出して、それを見事撮ってきたらOKとかいうゲームはこれならできそうです。

あ、またリアルAFRIKAごっこをやりたくなってきました。

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遠く離れたキリンを狙っています。やはり、この金網越しというのがなぁ。。。次はサファリパークに行くしかないかなぁ。

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ということで、今日の徒歩ルートです。上野駅から動物園をぐるっと一周してきました。(今回は旧型のGPS-CS1Kでログを取りましたが、比較してみるとGPS-CS3Kの方がやはり誤差は少ないみたいですね。)

途中、西洋美術館とかもあって、こういう美術館巡りもしてみたいんだよなぁ。。。とか、思いつつ、それはもうちょっと年を取ったときのお楽しみにしておこうかな。

自宅から30分ちょっと。160円でこられるなら、ここはもっと遊びに来ても良いかも。フクロウのゴローちゃん目当てで、また遊びに来たいと思います。お弁当を持って。

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ちなみに、こちらは私の大好きなエナガという野鳥です。このエナガも野鳥小屋にいました。ほかにもたくさんの野鳥がいたので、今日はインチキ写真をいっぱい撮ってきています。(^_^)v

しばらくはこれらの写真のプリントをして遊べそうです。

野生のものとは違って、簡単に撮れる分喜びは少ないんですが、野鳥撮影フリークとしてはここは一度はやってこないといけないですね。

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ということで、高倍率ズームレンズ1本と、超望遠レンズレフレックス500mmで遊びに行ってきた上野動物園レポートでした。

今日は天気が曇っていたこともあったし、それと野鳥小屋とかの屋内展示だと暗いところも多く、シャッタースピードがなかなか稼げません。なので、私は思いきってISO800とかISO1600などのかなりの高感度モードにして撮影をしてきています。暗いレンズなので仕方がないんですが、次は単焦点レンズのSAL85F14Zとかむちゃくちゃ明るいレンズを持ち込んでみるのも楽しいかも。

動物園のα写真路、またやりますよ。 

 

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