インプレスムック『α7R & α7 FANBOOK』レポート

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2月14日のバレンタインデーに発売になった「α7R & α7 FANBOOK」がようやく手元に届きました。事前にamazonでオーダーをしていたんですが雪の影響もあって到着が大幅に遅れて入手できたのは昨日でした。

早速読んでみましたが今までにないスタイルのムック本になっていて、これはかなりオススメ度の高い本になっています。

 

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インプレスさんの「FANBOOK」シリーズはこれが第一弾。CP+2014会場にインプレスさんのブースが出展されていて、そこで大々的にデビューをしていたんですが、これからはカメラごとのムック本をこのスタイルで紹介していくようで、その第1弾としてパナソニックさんのLUMIX GX7、フォーサーズレンズ群と一緒に刊行されたとのこと。

光栄の創刊タイトルにα7R、α7も名を連ねることができたわけです。

私が目を通したのはこのα7R、α7シリーズのものだけなんですが、このムック本、なにが今までと違うって、その作例なんです。

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α7R & α7の各機能を説明するためにISO感度の違いとか絞りとかの入門向けの内容などもあるんですが、それらに使われる作例のほとんどすべてがオーストラリアロケのもの。ストーリー仕立てにこそなっていませんが、登場する作例の全部がオーストラリアで撮影された風景写真、スナップで構成されていて、旅の写真アルバムを見ているみたいに読み進められるんです。(モデルさんが出てくるところだけ日本で撮っているみたいですね。)

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オーストラリアって行ったことはありません。ですが、α7Rの解説記事を読み進めるほどにオーストラリアに行きたくなって行ってしまう感じがちょっと今までのムック本と違います。

これは面白い。旅とムック本が一緒になっているというのはnice!です。これシリーズ化されると、次はα6000でまた別のところに行ってくれたりしないですかね?

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で、まだ内容の半分くらいしか読み進めていないんですが、知らないことも多数掲載されていて、たとえばこちら。PCからデジタル一眼カメラ”α”を制御するソフトウェアとか、サポートページで無償で配布されている、なんて情報まで掲載されています。

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早速、WEBで調べてみたらありました。「Remote Camera Control」というもので、是を使うとα7シリーズなどのCamera Apps対応モデルだけではなく、α900やα700でもインターバル撮影ができるそうです。

これは知りませんでした。室内で植物の成長記録を撮影するとかなら利用ができそうです。

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そして、今回のα7ファンブックで最も感激してしまったのがこちらの「親指AF」の解説。昔、ワープロで親指シフトなんて技がありましたが、これもちょっと変わった操作方法。

普通だったらシャッター半押しでフォーカスロックをするところなんですが、それを十字キーの真ん中に設定してしまい、プリAFと併用することでAF-CとAF-Sの切り替えをしてしまうという技なんです。

とても自分では思いもつかない方法で、これだとフォーカスロックをしながら他の操作ができることになるし、ちょっと目からウロコが取れる思いでした。早速、次のお休みに実験してみなくちゃ。

α6000の登場もあってAF-C(コンティニュアスAF)の操作について興味があったので、超ナイスタイミングでの技紹介だと思います。

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他にもこうした小技というか裏技が満載。プロのカメラマンがα7を使うときに利用する設定が細かくあちこちに掲載されています。α7R、α7をお持ちの方が読まれると、必ず新発見があると思います。

発売から3ヶ月経って、大体の操作方法がわかってきているところではあると思いますが、ここでまた起爆剤投入でα7R、α7の使いこなし術をゲットしてみてください。 

 

ソニー α7R & α7 FANBOOK

ソニー α7R & α7 FANBOOK

  • 作者: 桃井 一至
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2014/02/14
  • メディア: ムック

 

 

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