【レビュー】wena アウトドア『SEIKO Digital WNW-SA02A』他、ソニーの新型ウォッチ一気紹介 ショールーム展示レポート
昨日発表になったwena wristのSEIKOコラボモデルが早速、今日からニーショールーム/ソニーストア銀座で展示になっているとうかがって、早速行って参りました。
個人的にかなり気になっている登山用ソーラーデジタルウォッチを中心に実機の様子をレポートします。
■wena wrist 初のアウトドア向けヘッド「SEIKO Digital」登場!
こんにちは、店員佐藤です。
バンド部分にEdyや活動計を仕込んだ、ソニーのスマートウォッチ「wena wrist」ですが、ヘッド部分についてはいままでフォーマルなデザインのものしかなく、アウトドア向けのモデルとかもあればなー、とは思っていたのですが、数量限定となってはいますが、ついに登場。
しかもBluetooth機能を搭載しスマートウォッチ的機能も搭載しているとのこと。バンド部と合わせてダブルスマートウォッチとして使えるスゴいモデルが登場しました。
さらにさらに限定でブルーのエラストマーバンドがおまけで付いてくると聞いて、すっかり物欲を刺激されまくった昨日の発表でした。
ただ、wenaのホームページを見てもヘッドについての情報がほとんどなく、これで一体、何ができるのかよくわかりません。かくなる上は実機を触ってみるのみ!だったんですが、早速、今日、触ってこられました。
まずは注目のここから。
じゃーん、これが限定のブルーエラストマーバンドです。従来のブラックエラストマーバンドに加えて、シリアルナンバーが入ったブルーの限定バージョンがついてきますが、これがそのブルーバンドです。
スゴい新鮮な感じがします。
シリアルナンバーも打たれているんですが、これがまさかの1番です。これはサンプル用に作っているモノで他のショールームのものも全部1番だと信じたい。。。これが限定数量の一部で、もう1番は出てこないとしたらちょっとショックかも!?
まぁ、シリアルナンバー1番はさすがに手には入らないでしょうからこうして写真が撮れただけラッキーですね。
そして、ヘッド部なんですが、なるほどー、ホームページで見たとおりの鮮やかなブルーカラーが入っています。こちらがブルーモデルになります。ベゼル部分のブルー以外はほぼ全部ブラックアウトされています。
液晶の見え方ですがソーラーパネル独特というかやや反射率が高い感じのガラスで、暗いところで見ると液晶の文字がやや見えにくい感じがしますが、アウトドアウォッチなので基本的に屋外で見ることが多いと思います。部屋の中でもそうですが、明るい光源があるとはっきりくっきり見えるのと、暗いところではバックライトがありますので、それでそこそこの視認性はあります。
さて、こちらのSEIKOのヘッドですが、もともとSEIKOにあるベースモデルがあるはずです。SEIKOさんのホームページで似たようなスペックのモデルを探してみると、それが見つかりました。
SEIKOのプロスペックス>アルピニストというモデルで、こちらの「SBEK003」というモデルがそれに近いようです。
☆SEIKOホームページ「プロスペック SBEK003」商品情報ページはこちらから
本体価格37,000円(税別)となっています。wena wrist activeのセット料金が59,880円でwena wrist active単体の価格が29,880円なので、ヘッド部は単純に30,000円になる計算です。割とリーズナブルな価格でヘッドをつけてくれています。
SEIKOさんのホームページでは取扱説明書のdpfファイルをダウンロードできるようにしてくれているので、そちらを見るとヘッド部分のスペックや使い方詳細がわかります。
バッテリー性能が「5ヶ月」となっていましたが、どういう状態で5ヶ月なのかがこれで判明。フル充電後、一切光が当たらない状態で5ヶ月使えて、直射日光に2分当てられれば1日分の充電時間になること。それくらいの光量を毎日当てていれば二次電池が持つ限りずーっと使い続けられることなどがわかります。
蛍光灯の明かりだと8時間かけて1日分の充電量となっていますが、日常生活で腕につけていれば、曇り空の明かりくらいは受光できるはず。また一定時間使わずにいるとパワーセーブモードが働き、さらに使わずに3日経つと自動でスリープモードに入るそうです。この状態だと2年ほどバッテリーが持つそうです。登山の時にしか使わない、という方も机の中にしまわずに雨戸の近くに置いておけば、いつでも使える時計として使えます。
Bluetooth機能を搭載しているのにこんなにバッテリーがもつなんてすごいです。アウトドア用の腕時計としてバッテリーの心配はなにもせずに運用できます。なるほど、スゴいヘッドですね。
操作ボタンは6つ搭載されています。モードを切り替えるのが左上と左下の2つのボタンです。普通に時計表示をするときは左上のボタンを押します。
ストップウォッチ機能も左上のボタンから呼び出せます。そのときに使えるボタンが矢印で表示されるのでなんとなく使えるようになっています。ストップウォッチのスタートストップは右下で、リセットは右中ボタンでした。
左下のボタンを使うと高度計、方位計、気圧表示などの切り替えができます。この画面は気圧計になっていて、上部にはグラフで気圧の変化を表示してくれています。山歩きをしていたり天気が急変するときはこのグラフに変化が起こるわけです。
他に高度計がついているのですが、それを試す前に時計をスマートフォンと実際に接続してみます。
スマートフォンには「PROSPEX APP」というセイコーのアプリをすでにインストール済み。そちらのアプリを起動してスマートウォッチと接続準備モードに入れてから「WNW-SA02A」(wenaのアウトドアソーラーヘッド)の右上ボタンを長押しします。
これでBluetoothのペアリングモードに入ります。通信が始まるとコンセントのマークみたいなのがガッチリとくっつくので通信状態がよくわかります。
この時計は「電波ソーラーじゃないんだよね、時刻合わせをする必要があるんだよねー」とか、思っていたのですが、実はこうしてスマートフォンと連動すると、このときにスマートフォンの時刻を自動で同期してくれます。
自動時刻同期設定もあり24時間に一度自動的にスマートフォンと接続して時刻合わせをしてくれる、ということもできます。
なので、スマートフォンを持ち歩いて一緒に使っている限りはほぼ「電波ソーラー」的な使い方ができます。なるほど、よく出来ています。
スマートフォンと接続するとメートルや気圧、温度の表示単位を設定することができます。華氏と摂氏などがここで変更できるわけです。
アラーム時刻の設定などもスマートフォンでできるので、いちいち、取説と首っ引きで時計の設定を頑張ってやるよりもスマートフォンと接続一発で設定をしてしまった方が100倍楽にすみそうです。
さて、ここでスタイリストさんにお断りして、GINZA PLACEの上階から下階へ移動させてもらって高度計を試させてもらってきました。
高度計モードにしているときに右下ボタンを長押ししてREC表示をさせると、これが登山記録モードになります。RECモードに入れてからエスカレーターとエレベーターで上まで行って、あとはエスカレーターで一気に1Fまで下がります。(上に行けたのは9Fまででした。)
エレベーターの中でバックライトを試します。バックライトはグリーンタイプのものです。押すと2秒ほど点灯します。それほど明るくはありませんが、これが必要なシーンというのは相当に暗いところでの使用になるので、こんなものなんでしょうね。
スマートウォッチを展示場所に戻して、スマートフォンと連動させて今の10分間の銀座PLACE登山の結果を転送します。
13m地点から15:54に出発して、16:05に13m地点まで戻ってきているというのがわかります。
写真を5枚まで登山記録に入れる事ができるそうなので、先ほど撮影したSEIKO Digital WNW-SA02Aの写真を掲載。天気なども変化が記録できます。
ここでいろいろ試すのですが、記録としてあとから見られるのはこうしたテキスト情報だけです。
wenaの公式ホームページでは「登高スピード」の表示機能があるとかで、時間と高度の変化をグラフで見られるということが説明されているのですが、移動した時間が極端に短かったからなのか、こうしたグラフの表示機能はアプリではできませんでした。
もしかしたら「登高スピード」のグラフはイメージだけで、アプリに表示機能はないのかもしれません。確かに登高スピードは時計の画面には時速何mという高度変化の数値は出ていました。
アプリがもうちょっと進化してくれると嬉しいかなー。
SEIKO Digital WNW-SA02Aのヘッドを、wena wristの人気ナンバーワンヘッド、ソーラークロノグラフと比較してみます。ベゼルが広いので盤面が大きく見えますが、時計ヘッドとしてのサイズはほぼ同じくらいの感じかやや大きい感じがします。
ですが、SEIKO Digital WNW-SA02Aはメチャメチャ軽いんです。重量40gとのことですが、wenaが用意しているヘッドの中でも最軽量になります。実はソーラークロノグラフはナンバーツーの軽さで54gしかないんです。ソーラーの3針ヘッドが最軽量で46gなんですけど、それよりももっと軽いんです。
wena wristのヘッドで最軽量。
こうして見ると厚みがかなりあるように見えますが12.5mmということでソーラークロノグラフヘッド(12.7mm)とほぼ一緒です。
こちらは私が愛用している12年前のカシオプロトレック(写真右)との比較です。本体部分だけ見るとSEIKO Digital WNW-SA02Aの方がやや薄いみたいです。
ということで、SEIKO Digital WNW-SA02Aの展示機のファーストインプレッションでした。気になるポイントはセイコーの純正モデルだと10気圧防水なのに、wena仕様になると3気圧防水になってしまう点。
wena wrist active本体も3気圧防水なので実質上問題はないのですが、ま、それはヘッドのケースデザインなどをwenaのオリジナルモデルにしてくれているから、ってことですかね。
ちなみに3気圧防水ですが、汗をかいたり水がかかったりするのは問題なく、水泳はだめですよ、というレベルです。過酷な山登りをしたり暴風雨の中のトレッキングを想定されている方にはちょっと心配ですが、雨の予報だったら山には行かないし最高に大変なのが富士登山という私レベルであれば3気圧防水で問題ないかと思います。
ブルーベゼルもブラックベゼルもどっちも良い感じですよね。両方とも500台の限定販売となっています。選べるうちに早めのオーダーがオススメです。すでにwena wrist active本体を買ってしまっているので、私はちょっと手が出ないんですが、これ、ヘッドだけで売ってくれたらなー(>_<)
wena wrist activeの購入をお考えだったで山登りが好きな方は、またとないチャンスですよ。是非、この機会にwena wrist activeデビューをどうぞ!
SEIKO Digital WNW-SA02A seiko wena wrist active Digital Solar head |
ソニーストア価格: 59,880円+税 |
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発売日 | 2018年9月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭に電子マネー設定専用iPhone端末を 用意しています。詳しくはこちら |
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■セイコーダイバーズにインスパイア「SEIKO Mechanical」ヘッド
ついでと言ってしまっては申し訳ないのですが、隣には「SEIKO Mechanical WNW-SB13A」も展示されているので実機の様子をレポートします。
こちらはシルバーモデルが700台、ブラックモデルが300台の限定販売となっています。
その特長はなんと言っても、このメカニカルな背面です。下側に見える大きなパーツが振り子になっていて腕を振るとこれがクルクル回転してネジを巻いてくれる。小さな歯車が休みなく動いていて、あれが時を刻んでくれているのか、というのが目で見てわかります。
単純な動きではありますが、それが伝達される歯車は見ての通りの複雑さです。こうして正確に時を刻む仕組みをよく思いつきますよね。機械巻きの時計は見ているだけでドラマを感じます。
ヘッドケースの厚みは13.1mmとやはり厚めではあるんですが、wena wristの従来のメカニカルヘッドの14.35mmよりはやや薄く出来ています。
重量の75gはシリーズ中、最重量ボディになりますが、これが機械巻きの精密機械の重厚感につながるんです。
針と目盛りには蓄光加工がされているのと黒い文字盤にホワイトなので視認性も高そうです。
「SEIKO Mechanical」発売記念キャンペーンとして、「SEIKO Mechanical」モデルを期間内にご購入しキャンペーンにご応募いただいたお客様先着300名様全員に、オリジナルのウォッチスタンドがプレゼントされます。
応募期間は11月27日~12月31日までとなりますので、忘れずにご応募下さいませ。
スマートウォッチ SEIKO Mechanical WNW-SB13A |
ソニーストア価格: 89,880円+税~ |
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発売日 | 2018年11月27日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭に電子マネー設定専用iPhone端末を用意しています。 詳しくはこちら |
■エントリーモデル『FES Watch UL』の無限着せ替え展示!
本日発表になったディスプレイウォッチ「FES Watch UL」も展示開始になっていました。ちょっと変わったディスプレイに展示されていますが、これがとても良く出来ています。
リューズ部分のボタンを押すと時計の盤面とベルト部分の電子ペーパーのデザインが変わるFES Watchなんですが、隣にスマートフォンがあります。このスマートフォンにはFES Watchのデザインがダウンロード出来るストアが表示されていて、これをスワイプすると無数のデザインが並んでいるのがわかります。
ここでお気に入りのデザインを選んで「SET」というボタンをおすと、FES Watch ULにデザインの転送が始まります。
デザインによって転送時間が違うんですが私がいくつか試したところでは3~7秒で転送ができます。
転送が終わると先ほど選んだサッカーボール柄になっています。なるほどー、こんな簡単に、しかもすごい数のデザインから選べるんですね。
こんなクラシカルなデザインのものも選べます。盤面だけではなくベルト面までデザインが変更されるところがすごい。エレガントな時計に急になりました。
自分でデザインしたオリジナルのものも転送できるとなっていましたが、あ、これはスタイリストさんのお顔です。自分でデザインして転送されているみたいです。
こんなことが出来るなら、自分のお気に入りのキャラクターの絵柄なども作れそう。今だったらくまのプーさんとかデザインしたくなります。
ボタンを押すとドンドン柄がかわります。そうか、こんなに自由度が高いのか。時計には機能性だけを求めてしまう自分ですが、こうまで自由度が高いとちょっと身につけて見たいかも。
デザイナーさんがアップロードしているデザインだけども相当な数があるので1年、毎日違うデザインの時計をすることとか出来ちゃいますね。時計を毎日付け替えられる人ってなかなかいないですし、これは目立ちそう。
こんなデザインの時計もありました。もはや自分でないと時間がわかりません。(ちなみにこのときは17時16分です。よく見ると時間がわかります。)
ということで、今日から販売開始のエントリーモデル「FES Watch UL」でした。プレスリリースだけ見ると、ふーん、エントリーモデルかー、という感想しかなかったのですが、実物を見るとえらい印象が変わりますね。
予約販売期間中にオーダーすると先着でオリジナルのステンレスボトルがプレゼントされるようです。着せ替えできる時計を是非、あなたの腕に!
「FES Watch UL」 FES-WB1 |
ソニーストア価格: 37,000円+税~ |
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発売日 | 2018年9月30日 | メーカー商品 情報ページはこちら |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
開店5周年記念品プレゼント |
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名無し
2018年9月28日 @ PM 4:57
※seiko wena wrist active Digital Solar head「WNW-SA02A/B」,「WNW-SA02A/L」は対象外です。
wena wrist activeを買ってEdy5000円ギフトを貰うリンク先には上の※印が付きます。
残念……
tecstaffŔ
2018年9月28日 @ PM 5:39
ご指摘ありがとうございます。
チェックしたつもりでしたが見逃していました。
しかし、これは残念ですね。
記事の内容についてはお詫びして訂正させていただきます。