【レビュー】Android 16にアップデートした「Xperia 1 VII」「Xperia 10 VII」の スタミナ性能や変更点を徹底チェックしました!
Android 16にアップグレードした「Xperia 1 VII」と「Xperia 10 VII」はお元気ですか? 我が家のXperia 1 VIIも絶好調です。
中島健人さんがイメージキャラクターになった2025年モデルのXperiaはキャンペーン名も「Xperia スタミナ祭り」ということでスタミナ性能を強力に推しはじめていますが、そういえば、Android 16になって、スタミナ性能に違いはないんですかね? ということで、実機を使って検証してみました。
こんにちは、店員佐藤です。
先週金曜日に「Xperia 10ティー!」ということで、中島健人さんが登場してXperiaの公式サイトが急に賑やかになっています。キャッシュバックキャンペーンの開始もあって、Xperia 10 VIIの納期は12月に一気に延びてしまっています。注文してから1ヶ月待ちはかなり長いんですが、それでもオーダーしないといつまで経っても手に入りません。
ここは早めにオーダーをして気長に到着を待つというのが一番良い方法かと思います。4回のOSアップグレード、6年のセキュリティアップデート対応をしてくれるモデルです。そのうちのたった1ヶ月だけですからね。
■Android 16アップデートの変更点

さて、Xperiaの最新モデルが2週間前にOSアップデートをして、Android 16に進化しました。それほど大きな変化はなく、名称変更などがほとんどなので、多くの方はそのまま使い続けられていると思います。
「Xperia 1 VII」は10月22日に、「Xperia 10 VII」は11月5日にOSアップデートの配信があり、当初は変更された内容についての案内はなかったのですが、現在はヘルプガイドに「Android 16へのアップデート後の変更点」という案内が掲載されています。
☆スマートフォン「Xperia 1 VII XQ-FS44 ヘルプガイド (Web取扱説明書)」
☆スマートフォン「Xperia 10 VII XQ-FE44 ヘルプガイド (Web取扱説明書)」
こちらをご覧いただくと、変更点はすべてわかるようになっていますので「あれ? ここが変わった?」などの不安がある方はヘルプガイドをご覧になるとよいかと思います。
ここを見れば変更点がすべて網羅されています。
■モバイルSuica不具合の解消

さて、それ以外の点でAndroid 16になってから変わった点としては「モバイルSuica」のタッチ不具合の解消というのがあります。
タッチ不具合と言っても、認識が甘いというか1回のタッチで認識がうまくいかなくて2回タッチしないといけなかったり、JRの改札でしか不具合が起こらないとか、そういうレベルの話です。ちゃんと「1秒タッチ」はしているし、それまで使っていたXperia 1 VI以前のモデルでは起こらなくて、Xperia 1 VIIにだけある不具合でした。
最初は個体の問題で自分のモデルでだけ起こっているのかと思っていたら、他のユーザーさんでも同様の話をされている方がいて、やはり同様にJRの改札でだけ不具合がある、という話でした。
自分なりに解決策として「NFC/おサイフケータイ」>「非接触型決済」の設定でデフォルトのウォレットアプリを「なし」に設定するとエラーが起こりにくい(ように思える)というのを発見して試していたんですが、これもエラーが起こることがあって、頻度はすくないものの解決策とはなっていませんでした。
ですが、Android 16にアップデートしてから今日まで、約3週間ありますが一度もエラーが起こっていません。

今まで最長でも5日間連続エラー無しというのが記録だったんですが、すでに13日連続でエラー無しです。というか、OS 16にしてからは一度もエラーが起こっていません。
当店のお客様でJRを使って通勤している方にお話しを聞いたところ、やはり同様にエラーはおこっていないということなので、原因は結局分からずじまいですが、不具合が解消されたと思ってよいようです。
なにがあったのかはわかりませんが、一件落着です。※個体差報告もありましたが、OS 16後は改善報告もいただいていますので。
■USB充電問題

しかし、新しい問題が発生しています。USB充電がうまくいかないことがある、というものです。
私の場合は自宅でのXperia 1 VIIの充電はVAIO S15のUSB Type-Cからの電力で充電していたんですが、これがうまくいきません。USB接続すると右上にある電池アイコンには稲妻マークが出ているので給電されているということになっているんですが、バッテリーの詳細を見ると「充電していません」という表示が出ます。
これも私の持っている機体だけの個体の問題なのかと思っていたんですが、店頭展示モデルをAndroid 16にして試しても同様の結果でした。
ケーブルを替えたり、PCを替えたりしても同様の結果。。。と、言いたいところなのですが、ごく稀に充電ができてしまうこともあり、100%の結果ではなかったりします。ですが、約8~9割の可能性で充電がうまくできないので、非常に困っています。
ヘルプガイドによると「充電には必ず本機に対応のACアダプターおよびUSBケーブルをお使いください。」とあるのですが「パソコンのUSB端子につないで充電することもできますが、ACアダプターを使って充電するほうが短時間で充電できます。」というのも併記されています。
PCからの充電を保証している感じではないので、仕様ということになる可能性もあります。検索してみるとAndroid 16からUSBプロテクションという機能が実装されるそうで、ロック画面のままだとUSBの急速充電が行われないなどの事象があるらしいのですが、どうもそれとは違いそうな気がします。
これもなにかのアップデートがあったときにシレッと直っていると良いんですけどね。
なお、今のところの回避策としてはPCのUSB Type-C端子からどうしても充電する必要があるときはワイヤレス充電器を使うという方法があります。写真のものは10W充電なので、充電スピードはかなり遅くなるんですが、帰宅してから翌朝までに充電出来ていれば良い、というケースでなら、とりあえずの解決策になると思います。(私はこれで乗り切っています)
他にも外出先でバッテリー20%まで減ってしまったときに手持ちのモバイルバッテリーでの充電ができず、困ったことがあります。
ジャパンモビリティショーの取材の帰りがそうだったんですが、バッテリー残量20%で自宅の最寄り駅までXperiaのバッテリーがもつか!?という状況で充電ができないんです。2個もっていて両方ともUSB接続しても充電ができず、困っていたのですが、使っているバッテリーが「Anker 621 Magnetic Battery」という、ワイヤレス充電にも対応しているモデルでした。
普段、ワイヤレス充電を使うことはあまりないのですが、これは助かりました。
後日、モバイルバッテリーが使えないのは困るのでテストしたところ、そのときはどの組み合わせで使っても充電可能。バッテリー残量が20%を切ると充電出来なくなるのか?ということで、バッテリー残量を減らしたり、熱を持たせたりしてテストもしているんですが、そういうときは充電が出来るんですよね。
再現性が100%ではないので、これもメーカーさんに相談連絡ができずに困っています。
普段、ACアダプターを使って充電されている方だと、この問題は起こりませんし、もう少し様子を見てみることにします。
■スタミナテストの方法

さて、前置きがかなり長くなってしまいましたが、いつものバッテリースタミナテストです。
Xperia 10 VIIと、Xperia 1 VIIのRAM 12GB/ROM 256GBモデル、Xperia 1 VIIのRAM 16GB/ROM 512GBモデルの3台を用意できるので、これら3台をAndroid OS 15の状態(発売時)でテストし、その後、Android OS 16にアップグレードしてから同じテストをしています。

☆Google Play「PCMark for Android Benchmark」はこちらから
スタミナテストに使ったのは「PCMark for Android Benchmark」です。無料で利用することができます。

テストは、画面上に普段、スマートフォンで表示させるような内容を延々と繰り返し表示し続けてテストします。テキスト表示や写真ファイルの編集、動画ファイルの編集画面などが表示されて、バッテリーが80%→20%になるまでの時間を計測して、こうした常時使用でどれくらいの時間使えるのかを割り出してくれます。

バッテリー消費の大きな割合を占めるのがディスプレイ表示になります。このアプリでは200cd/m2(200カンデラ)にディスプレイ輝度を設定する必要があり、そのためのキャリプレーション画面の表示もできるようになっています。
別のアプリになりますが「GPS Statis & Toolbox」を使うとカメラセンサーを使って明るさを計測できるので、これで200luxになるように画面の明るさを調整します。

ものすごく細かい話になるんですが、このキャリブレーション画面を出してはGPSアプリで明るさを計測して200±2luxを目指して調整するんですけど、Xperiaの画面の明るさ設定ってバー操作しかできないんです。明るさ調整バーを少しずらしては計測してというのを繰り返すのですが、なかなか、それが合わなくて今まですごい苦労していたんです。
ですが、Android 16になったら「明るさのレベル」というところに、出力%が表示される様になりました。バーを少しずらしただけでも2~3段階くらいずれていってしまって、なかなか調整ができなかったんですけど、数値表示がリアルタイムで出るので、68%から69%に変更するのも数値を見ながらバーをずらすことができるので確実。
Android 16になって、一番ありがたい変更点かもしれません。(^_-) Android 16で追加された便利機能のひとつなのは間違いありません。
さて、そんな方法であとは計測をするんですが、先週末から3台のXperiaでテストをやり続けて、やっと出た数値がこちらです。

大きくスタミナ性能が変わるのが「低残像設定」で、60fpsと120fpsではかなり差が出ます。なので、これを別々に測定。Xpeira 1 VIIにはバッテリー項目に「処理効率化」という項目があって、これも微妙に数値が変わるんですけど、この機能をオフにして使う人はいないと思うので、割愛しました。(誤差の範囲内かもしれませんが、処理効率オフの方が結果は好成績だったりします)
OS 16とOS 15での計測結果を並べています。右端に%表示がありますが、この数値はOS15と比べてOS16はどれくらいの成績になっているのかを表示しています。
変わっている数値は±3%程度なので、これも誤差と言えば誤差の範囲になってしまうんですが、それでも全体的に見るとOS 16になってからの方が成績は良くなっているみたいです。
本当であれば出荷直後に計測しているOS 15の方がバッテリーの傷みはないことになるんですけど、OS 16の方が効率良く動作しているのかもしれませんね。
■Xperia 1 VII / 10 VII の実際のスタミナ比較
表で見るとXperia 1 VIIもXperia 10 VIIも19~20時間のスタミナ性能になっていて、テストの結果だけ見るとXperia 1 VIIの方が若干ですがバッテリーの保ちが良く見えます。ですが、実際の使用状況では、おそらくXperia 10 VIIの方が圧倒的に長く使えると思います。
というのも、先日、佐渡島まで旅行に行ったときにXperia 10 VIIを使ってそれを思う存分味わってきました。
詳しい話は佐渡金山の旅レポートをご覧いただきたいのですが、実は動画撮影の機能について、Xperia 10 VIIはかなり制限があるんです。
このときの旅はデジタル一眼”α”も持っていかず、旅の記録はすべて「Xperia 10 VII」で撮影しています。動画撮影をして最後に帰りの新幹線で動画編集を完成させて旅を振り返る、というのをやってみたんですが、動画撮影のフォーマットに大きな制約があるんです。
| 解像度 | FPS | Xperia 10 VII | Xperia 1 VII | |||||
| 0.7 | 1 | 2 | 0.7 | 1 | 2 | 望遠 | ||
| 4K | 120P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
| 60P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 30P | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 24P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| FHD | 120P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
| 60P | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 30P | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 24P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| HD | 120P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
| 60P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 30P | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 24P | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
.
見ての通りなんですが4K/120Pまでほとんど使用できるカメラに制約のないXperia 1 VIIに対して、Xperia 10 VIIは120Pと24Pでの撮影はできず、30P撮影でないと0.7倍(16mm)の超広角レンズは使えないという制限がありました。
なので、2つのカメラを切り替えて撮影したい場合は「FHD/30P」で撮影するしかない、というのが「Xperia 10 VII」です。
どのカメラを使っても4K撮影ができるなら、普通、4Kに設定して、さらに撮れるものなら滑らか動画になる60Pで撮るよね、というのが「Xperia 1 VII」なんです。
ジャパンモビリティショーで帰りに20%までバッテリーが減っていたという「Xperia 1 VII」ですが、メインカメラは”α1 II”だったにも関わらず、16mmの超広角撮影はXperiaで行っていたので、それだけで相当なバッテリー消費をしていた、というわけです。

佐渡の旅では「Xperia 10 VII」を朝の8時から夜の23時まで無充電で使っていて、それでバッテリー残量32%で無事に帰還しています。帰りの新幹線ではずっと「Video Creator」を使って動画編集していたにもかかわらず、FHD/30Pでのカメラ撮影省電力作戦が効いたみたいで、余裕の旅だったんです。
「Xperia 1 VII」の場合は、スタミナよりも高画質!ということで4K/60Pでの撮影をし続けているはずなので、こうは行きません。
同じ使い方をすれば「Xperia 1 VII」の方がスタミナ性能は若干上なんですけど、そのエネルギーは高画質化に使ってしまうのが人情ですよね。
「Xperia 1 VII」と「Xperia 10 VII」のカタログには出ない性能差の話でした。

★『Xperiaスタミナ祭りキャンペーン』のご案内はこちらから
10月31日からは「Xperia スタミナ祭り」としてXperia 1 VIIの購入なら10,000円相当、Xperia 10 VIIの購入でもれなく5,000円相当のプレゼントが用意されています。2026年1月13日(火)までに購入して、1月20日(火)までに内蔵アプリ「Xperia Lounge」から応募すれば、もれなくキャッシュバックが受けられます。
それとソニーストアの「ラッキー抽選会」も忘れずにご利用ください。My Sony IDで1月14日までに抽選を行うともれなくお買い物券がプレゼントされます。最高で10万円! Xperia 10 VIIの場合は4万円購入時のクーポンの利用ができますので、こちらの抽選会参加もお忘れなく。
クーポン発行は24時間後の発行になりますので、今すぐ抽選をどうぞ。
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ソニーストア価格: 74,800 円 税込 |
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| 発売日 | 2025年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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| Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VII (XQ-FS44) |
ソニーストア価格: 204,600円~ 税込 |
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| 発売日 | 2025年6月5日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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