【開梱レポート】『LinkBuds Open』製品版の新しくなった「デバイスを探す」となくなり次第終了の「フィッティングサポーター Lサイズ」の話
店頭展示用の穴あきイヤホン「LinkBuds Open」が到着しました。製品版パッケージを開梱して、いろいろセッティングをしてみるんですが、10月2日から配信が始まった「Sound Connect」とほぼ同時期にGoogleの「デバイスを探す」もリニューアルして、ソニーワイヤレスイヤホンでの接続仕様が変更になっています。
また「LinkBuds Open」のヘルプガイドも公開になっているんですが、そちらでフィッティングサポーターのLサイズの紹介がありましたので、併せて紹介します。すぐにはなくならないと思いますがLサイズサポーターはなくなり次第終了だそうです。
こんにちは、店員佐藤です。
「LinkBuds Open」の当店の店頭展示品が入荷しました。今週末から店頭展示をしていてご来店のお客様にお試しいただくことができるようになっています。
展示しているのはブラックカラーの「LinkBuds Open」とバイオレットカラーのフィッティングサポーターです。ケースの上下がわかりにくいので、ソニーストアでケースの上下で色を変えてオーダーするのがオススメですよ、という話をしていましたが、フィッティングサポーターも色つきと色無しで左右を分けて使うと左右を間違えないで使うことができます。
当店ではR側にフィッティングサポーターのパープルを装着して展示することにしました。
ちなみに、受注開始当初は圧倒的にブラックカラーのオーダーが多かったのですがその後、発売日が近づくにつれてホワイトのオーダーが激増。現在はほぼ半々くらいのオーダー割合になっています。
店頭展示はメーカーのヒーローカラーであるホワイトにしたかったのですが、オーダーがあまりにもブラックが多かったのブラックカラーを選択しています。フィッティングサポーターのカラーがパステル調のものになっているのでホワイトの方が色を合わせやすかったですかね。
さて、Android端末との接続ですが、最初の接続はイヤホンをケースから取り出すと自動で「Fast Pair」機能がはじまりペアリングされます。
で、このときのメッセージがどうも今月から変わっているみたいなんです。
ご覧のよなうなメッセージが表示されて「デバイスを探す」についての理由規定などの案内がされるようになっています。ソニーサイトに説明がないので自分なりに試してみたのですが「WH-1000XM5」「WF-1000XM5」「LinkBdus S」「LinkBuds Open」「LinkBuds Fit」「LinkBuds Speaker」が新しい「デバイスを探す」機能に対応しており、上記の様なメッセージが表示されるようになっています。
「WF-C510」は従来通り、こうした説明なく簡単にペアリングできるのと、「Float Run」はそもそもFast Pairに対応していないので「デバイスを探す」機能が利用できなくなっています。
これ、どういうことかというと、トラッカー機能を利用して他の個人の位置情報の追跡に使われないようにするための措置なんじゃないかと思います。
例えばですが、位置情報を追跡したい人に自分の「WF-C510」を渡して使わせてあげると言ってデバイスを持たせて、イヤホンを使うたびにその人がどこにいるのかの位置情報をつかむ、とかに使えないようにするためにしているんじゃないかと思います。
最初にペアリングした機種を「所有者」として認識するようになっていて、2台目のスマートフォンにペアリングすると上記の様なメッセージが表示されます。所有者にデバイスの共有依頼をされないと、現在地を特定できないようにしていて、ここで共有をすると位置情報を追跡されてしまう、ということになります。
こういうややこしいメッセージを表示することで、位置情報の追跡に使われる危険性を知らせているのかな?と思います。
このブラックの「LinkBuds S」はお店のGoogleアカウントのスマートフォンと先にペアリングしていて、あとから私個人のスマートフォンとペアリングしたところです。所有者にデバイスの共有をしないと「デバイスを探す」には出てきません。
また、自分で2回目のペアリングをしたときもこのメッセージが出てくることがあります。そのおかげでレビュー中に「デバイスを探す」の表示ができなかったりしたんですが、やっと謎がとけました。
ちなみに盗難防止になりそうなものですが、そう簡単にはいかないというか、あくまでプライバーシー保護が目的で盗難防止にはなっていない様子。
以前の所有者を削除することで、所有者扱いでのペアリングをすることは簡単にできます。接続時に「以前の所有者を削除する」を選択すると上記のメッセージが表示されて、まずはペア設定を削除されます。
続いて、イヤホンを初期状態にリセットする必要があるんですが、ソニーのワイヤレスイヤホンの場合は、イヤホンを本体に装着して蓋を開いた状態で、背面にあるペアリングボタンを約20秒の長押し。オレンジのボタンが点滅しはじめたら、5秒以内にボタンから手を離すことで初期化されます。
その後、最初のペアリングをすると「所有者」になることができます。
普通は1台のスマートフォンと1台のイヤホンで使うので、こういう面倒な話になることはないと思うのですが、なんせ、うちはレビューのために複数のスマートフォン、イヤホンを使い回しているので、こういうケースによくあうんです。
所有者からデバイス共有をすると違うアカウントの人でも「デバイスを探す」を共用することはできます。複数のスマートフォン、イヤホンをお使いの方は下記のヘルプガイドも参照してご利用ください。
★Google Pixelヘルプガイド「デバイスを探す機能でデバイスを共有、管理する」
10月2日のワイヤレスイヤホン本体のアップデートで上記の機能がイヤホン側に搭載されたようですので、LinkBuds Openのオーナーさん以外の方でWF-1000XM5やLinkBuds Sをお使いの方もペアリングし直しをしないといけないかもしれません。
本体リセットの上、お試しください。
なお、新機能として他には「付近を探す」ということもできるようになっています。レーダーみたいな感じで電波の強さから近くにモノがあるかどうかを見せてくれます。
音を鳴らす機能もついたので、ソファの隙間に落としてしまったワイヤレスイヤホンもこれで見つけられるかもしれません。(割と大きな音が鳴ります)
(画面左が新機能搭載のLinkBuds Openで、画面右は従来機能のみのWF-C510の画面です)
その他、最初の接続で「オーディオ機器の最新ソフトウェアが利用できます」という案内が表示されるので、こちらでアップデートをお願いします。ダウンロードに約40分かかります。インストールは5分程度です。
ダウンロードが開始されても進行状態がわからないと思います。その際は「システム」タブの中にある「ソフトウェアアップデート」の項目の設定ボタンをタップ。「アップデート状況」を開くと進行状況が表示されます。
40分のダウンロード時間、ずっとスマートフォンとイヤホンを接続していなくてはいけなくて、わりと時間がかかるのでイヤホンを使わないというタイミングでアップデートされるのがオススメです。
その後、LinkBuds Openの装着に挑戦することになります。外耳輪にフィッティングサポーターの角を引っ掛ける形で装着し、アプリに搭載されている「装着状態を確認する」機能を使って写真を撮って、正しく装着されているかをチェックが可能。
写真左の初代「LinkBuds」では対耳輪の下側で支えていましたが新型「LinkBuds Open」では対耳輪の上の方で支えるスタイルになっています。なので、対耳輪の内側に角の分を入れるのがこつなんですが、そもそも、対耳輪に届かないという方もいらっしゃるかも。
そうした方にはフィッティングサポーターのLサイズが用意されています。発売前の資料でLサイズの用意をする予定とは聞いていたのですが、LinkBuds Openのヘルプガイドにその掲載がありました。
準備する予定とのことだったので、本当に提供があるのかどうかわからなかったのですが、現在はヘルプガイドにも購入方法についての案内があります。
メールにて問い合わせいただき、その後、注文が確定するスタイルになっています。
Lサイズのサポーターが片側990円で送料が660円別途かかるため、2,640円で代引きにて購入可能です。当店店頭からでも取り寄せが可能で、その場合は送料はかかりません。
カラーもブラックとホワイトがあるようです。
なお、これらのパーツを取り寄せてしっかりと内容が分かってからご案内するつもりだったのですが「在庫がなくなり次第、販売を終了します。」とのことなので、早めにご案内します。すぐになくなることはないと思いますが、製品販売の末期にはなくなっているかもしれないですね。
Lサイズのフィッティングサポーターの詳細は後日、紹介いたします。
以上、「LinkBuds Open」の開梱レポートでした。
Androidユーザーさんで「デバイスを探す」で引っかかっている方の参考になると幸いです。
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