リニューアルした『Sound Connect』アプリの新機能
予告があった「Headphones Connect」のリニューアル公開が10月2日の未明にあったようで、朝からアップデートされて新アプリ「Sound Connect」に切り替わりました。
新アプリの様子を紹介します。
こんにちは、店員佐藤です。
10月2日はソニーヘッドホンでは大きな変動のあった1日でLinkBuds シリーズの新製品が3製品発表になり、午後になってからは「WF-1000XM5」「LinkBuds S」「WH-1000XM5」という既存製品のアップデートも行われています。
当店にはレビュー記事作成用に評価用の試用機である「LinkBuds Open」「LinkBuds Fit」「LinkBuds Speaker」も届いていて、スピーカー以外、それぞれ全部のアップデートが必要になりバックルームではアップデート大会になっていました。
各機種のアップデートについての案内はサイトで紹介されている通りなのですが「Auto Switch」というLinkBuds Speakerとの連携機能が早くも搭載されているのが大きな目玉で、それ以外にQuick AccessやLE Audioでの接続、「デバイスを探す」などのアップデートがあります。
なお、当店でも直面したのですが、複数のXperiaを使ってアップデートさせていたところ、機種によってはアップデートができないケースがあり、いろいろ試したところ、Xperia側にインストールされている「Sound Connect」にどうやら問題があることが判明。
解決策も見つかって、アプリの情報を開いて「ストレージとキャッシュ」からストレージとキャッシュの消去、削除をしてアプリを初期状態にすれば、アップデートはできるようになりました。
夜になってから「Sound Connect」アプリのアップデートがあり「11.0.0」→「11.0.1」になったので、これでアプリ側で問題が解決されている可能性もあるので、今後は問題は起こらない可能性もありますが、アップデートがうまく行かないという方はお試しになってみてください。
なお、これをやるとログなどの情報がすべて初期化されます。ストレージ消去をする前にアクティビディなどの情報をバックアップしておくことをオススメします。
アプリ「Sound Connect」のアップデートは自動アップデートにしている方は放っておくとアップデートされていると思います。
自動アップデートになっていない方はGoogle Play、App Storeなどでアプリの更新を開いて更新作業をします。
本体ソフトウェアのアップデートをしたいヘッドホンをスマートフォンにBluetooth接続すると画面下に「最新のソフトウェアの利用」を案内するバナーが表示されるため、ここを開き、開始すればソフトウェアのダウンロードとインストールが始まります。
ダウンロードには約40分ほどかかります。インストールは5分かからないくらいなんですが、途中、ボタン操作が1回必要になるので様子を見ながらアップデートしましょう。
こちらが新しくなった「Sound Connect」のホーム画面になります。接続しているイヤホンのカラーなどはもっているものと同じカラーになっているのと、新型モデルの「LinkBuds Open」や「LinkBuds Fit」の場合はアニメーションしてイヤホンが登場する仕掛けになっています。下から持ち上がってきて回転しながら収まる感じでデラックス感のある演出があるので、イヤホンを買い換えたときはお楽しみに。
「Auto Play」という機能が目立つところにありますので、これを試してみます。
Auto Playはスマートフォンを操作せずに、ヘッドホンを装着しただけ、もしくはアクションしただけで自動で音楽再生が始まる機能です。これを利用するためには超低電力のLE Bluetoothでの接続が必要になり、あらためてBluetoothの接続許可をしてきますので、すべて許可します。
再生出来るアプリは「Spotify」と「Endel」だけです。個人的にはradikoが対応してくれると一番ありがたいんですが、それはまだ実現していません。「Spotify」は無料で利用ができるので、ここでは「Spotify」に設定するのがオススメです。
あとは自動再生されるフックを自分で設定します。
「ウェア・トゥ・プレイ」というヘッドホンを装着するだけで音楽再生が始まる、というものは装着してから10秒くらいは時間がかかるんですが、短いジングルが鳴り、電源が起動したとき、スマートフォンとの接続ができたときでお知らせがあり、その後、音楽再生が自動で始まります。
その間、スマートフォンの操作は一切不要でなにもせずに音楽再生が始まります。無料で使っているとランダム再生になっていると思うので、好きな曲がかかるまで曲送りをしていくと良い感じで使えるかと思います。
なるほど、これはもうデフォルトでオンにしておいて良いかも。
「Auto Switch」はヘッドホンで再生していた音楽を、ヘッドホンを外しても自動で続きをスピーカーで再生してくれるという機能です。
結論から言うと、対応しているスピーカーは新発売の「LinkBuds Speaker」しかないので、当面は「LinkBuds Speaker」のオーナーさんのためだけの機能になります。
対応するヘッドホンは「WF-1000XM5」「LinkBuds S」「WH-1000XM5」という御三家と、新発売の「LinkBuds Open」「LinkBuds Fit」の合計5機種のみとなります。またウォークマン、一部のスマートフォンでは対応しないとのことです。
設定方法は対応イヤホンをペアリング。LinkBuds Speakerをペアリング。再びイヤホンをペアリングして連携設定をするという流れです。
一度、LinkBuds Speakerをペアリング設定してあれば、その後接続する対応イヤホンはいくつでも連携させることができます。
試してみると、あら不思議。イヤホンで聴いていた音源が、ヘッドホン収納後も、そのままLinkBuds Speakerで続きを再生してくれます。若干タイムラグはありますが、それほど長い時間ではなく、すぐにスピーカーから音楽が聞こえてきます。
ヘッドホンを外したら、そこで音楽再生は終了する、というのが身についているので、やや不思議感覚もあり、どこで音楽再生を止めれば良いんだ？とはなるのですが、LinkBuds Speakerの電源ボタンを押すことで音楽再生は終了させられます。
現状「LinkBuds Speaker」を買った人しか味わえない機能ですが、このためだけにLinkBuds Speakerを購入する、というのもありかも！？
その他、従来の「アクティビティ」についての項目は「ディスカバー」という名称で機能はそのまま残っています。リスニングヒストリーや、機器の再生ログなども引き継いでいるし、個人的にお気に入りの「バッジ」機能もそのまま。
こういうログ取りが大好きな人には安心のアップデートになっています。
あとは『新しいGoogleの「デバイスを探す」に対応しました (Classic Audio専用接続時のみ)。』ですが、4月にGoogleからオフラインでも位置を特定できる「Find My Device」ネットワークという技術の提供をはじめるとなっていました。
ソニーのヘッドホンもFind My Deviceネットワークに対応する予定というのが発表されていたのですが、それがようやく実現したということになると思います。
従来の「デバイスを探す」では、自分のデバイス同士の接続が最後にあった場所を記録してくれていて、それでなくしてしまったデバイスを探す手がかりにするんですが、「Find My Device」ネットワーク利用の場合は、他人のAndroidデバイスでもBluetoothの信号を元に、場所を特定してくれるとか。
日本でも5月からスタートしているらしいんですが、開放されているデバイスが限られているみたいで、今まで使えなかったんですけど、これで、ようやくソニーのワイヤレスイヤホンからFind My Deviceネットワークの利用が可能になるのかも。
お使いのAndroid端末の「オフラインのデバイスを探す」設定で利用が可能になりますので、こちらの設定変更もお忘れ無く。
以上、新アプリ「Sound Connect」のご案内でした。新型LinkBudsシリーズの開発も、この新アプリの利用を元に開発されているでしょうから、このアプリを存分に楽しむために、新シリーズの「LinkBuds」製品のご検討もいかがですか？
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