間もなく販売終了 SIMフリースマートフォン『Xperia PRO-I』の振り返りレビューレポート 2年前に買ったモデルのバッテリー劣化具合なども公開【入荷待ちステータスになりました】
4月10日に販売店向けに案内された「Xperia PRO-I」の出荷終了案内ですが、その後、複数の通販サイトで「在庫僅少」の案内があったり、一部のショップでは販売が終了しているようです。当店経由にてソニーストアでお買い上げくださっている方もいらっしゃって感謝するばかりですが、本日時点ではまだ販売中です。
私も2021年12月の発売日に購入させていただき永く使わせてもらってきました。1年半ほど使って現在は「Xperia 1 V」に乗り換えてしまったのですが、販売終了前に「Xperia PRO-I」について振り返りをしてみたいと思います。
※記事公開直後にソニーストアで「入荷待ち」ステータスになりました。注文ができない状態ですが、キャンセルなどが出れば受注が再開する可能性があります。それがオーダーできる最後のチャンスになるかと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
「Xperia PRO-I」はやや変わったモデルで、当時「Xperia 1 III」のソニーストアでのSIMフリーモデルが販売される際に、1型センサーを搭載したスペシャルモデルとして突如発表。「Xperia 1 II」発売時に「スマートフォンがついに10万円を超える価格になった」というのが話題になっていたときに、このモデルは198,000円というほぼ20万円に近い価格で登場。ビックリさせてもらいましたが、RX100シリーズと同じ1型センサーを採用したカメラ特価のスペシャルモデルという位置づけで発売されました。
私もそれに便乗して購入。それから1年半にわたりメイン機種として使っています。おかげで「Xperia 1 IV」の記事が非常に少なくなってしまい(^^;)、その反省からXperia 1 V登場時にはメイン機種をXperia 1 Vにして、現在はXperia PRO-Iはバックアップ用のスマートフォンとして自宅で大事に使わせてもらっています。
「Xperia PRO-I」を使っている時に一番嬉しかったのは、その「画質」なんですが、静止画も動画もサイバーショットRX100シリーズと同等、もしくはそれを超える映りなんじゃないかというのを体感させてもらっています。
さらに「Xperia PRO-I」ならではの便利さというと、静止画撮影の「Photograpy Pro」の搭載と「Videography Pro」という専用アプリの搭載。さらに、その2つのアプリをハードウェアキーで起動することができるので「写真を撮ろう」「動画を撮ろう」というときに、それぞれ専用ボタンを押せばアプリが起動する、というのが超便利でした。
シャッターボタンを兼ねるPhotography Proの呼び出しボタンは、他のXperiaシリーズにも搭載されているのですが「Videography Pro」用の動画起動ボタンがあるというのは「Xperia PRO-I」だけでした。
写真撮影時にアプリ「Photography Pro」を使っている最中でもビデオボタンを押せば「Videography Pro」にアプリが切り替わります。「Photography Pro」にも動画切り替えスイッチが画面上にあることはあるんですが、雨天時とかタッチパネルの反応が悪いときやグローブをしているときでも操作ができるというのは「Xperia PRO-I」ならでは。
やや大型のボディではありますが、サイバーショットRX100シリーズを持ち歩いているつもりであればスマートフォンを兼ねているわけですから全然苦にならず「Xperia PRO-I」を持って、富士山にも登ってきたし、東京マラソンも走ったし、2021年~2023年夏にかけて、私の一番の相棒でした。
レンズは16mm、24mm、50mmの3種類が使えて1型センサーを搭載しているのはもっとも多く使う24mmに採用されています。
正直、普段からデジタル一眼”α”を使っているので、それを超える画質とは言えないのですがレンズ性能をのぞきセンサーだけ見ると、かなりの高画質写真が撮れます。
これまで取材のバックアップカメラ(ブツ撮りや情景説明用の撮影、”α”が故障したときの予備カメラ)として、サイバーショットRX100シリーズを持ち歩くのが常になっていたのですが、Xperia PRO-Iが来てからはすっかりそれに置き換わってしまいました。
こちらは16mmでの撮影。当初は”α”とほぼ同じ操作性を実現するPhotograpy Proを使ってRAW撮影などもしていたのですが、普通にBASICモードで撮影した方が綺麗なんじゃないか?というのに気づいて、最近はXperia 1 Vもそうですが特殊な撮影でなければBASICモードで撮っています。
BASICモードだと重ね撮りなどもすべてXperiaの判断で処理してくれて、これがまた綺麗に仕上げてくれるんです。
1型センサーをフルに使っているわけではなく、クロップして使っているというのが不評だったりしましたが、ピクセルピッチ2.4μmというのは今でもXperia搭載センサーでは最大サイズです。Xperia 1 VとXperia 5 Vで採用されたExmor Tセンサーでもピクセルビニングで4ピクセルを一つにまとめたときのサイズが2.24μmとなっています。ほぼ同等とも言えますが、それだけ暗所に強いセンサーを3年も前に搭載していたわけです。
こうした明暗差のあるシーンでも威力を発揮。これは高尾山に行ったときの一コマ。
こちらは東京マラソン2021に参加したときにホテルから撮影した1枚です。さすがにフルマラソンでデジタル一眼”α”を担いでいくわけにはいかないので、マラソンの前後を含めてすべてXperia PRO-Iで撮影。
ちなみにマラソンの出場ゲートを通るときもスマートフォンを持っていく必要があるので本当に一心同体。
天の川撮影にも挑戦したことがありますが、ちゃんと映りました。あまり条件の良くないところだったのですが、今だったらもう少し上手く撮れるかなー。マニュアルフォーカスでピントを合わせるのが難しいんですが、ルーペ眼鏡とか持っていけば上手く行くかも。
突然のハプニング、というのもスマートフォン撮影は強い。このときは地獄谷野猿公苑で望遠レンズを装着して”α”での撮影をしていたのですが、すぐ目の前に子猿が来てくれて、とてもレンズ交換をしている場合ではなかったのでポケットのXperia PRO-Iで撮影。これもピクセルピッチ2.4μmの1型センサーで撮影ができるわけです。
Google フォトに貯まっている写真から「XQ-BE42」で検索した写真をいくつかピックアップしてみました。まー、良い感じの色で全部記録が残っているものですね。
Xperia PRO-Iを持って富士山にも登山してきました。このときは動画メイン。撮影はHDR撮影をしてきていて、地上3000mの高山で強い夏の日差しの中での動画撮影です。あのときの強烈な日差しをこのYouTube動画を見ると今でも当時のことを思い出せます。
こうした過酷な環境下での手軽な撮影というと、もうXperiaの右に出るものはないんじゃないかと思えます。
そして発売から2年ちょっと、実際には1年半ほどの使用期間だった「Xperia PRO-I」ですが、バッテリーの劣化具合については上記の通り。
「AccuBattery Pro」というアプリを購入当初からインストールしてバッテリーの充放電をずっと記録しています。バッテリー容量の推定容量なども出してくれるんですが、現在、バッテリーの推定容量は78%にまで減っているとのこと。
通常、フル充電を500回行うと最大容量は80%まで減るとのことなので、大体標準的な劣化具合になっているようです。このアプリを使うとフル充電ではなくちょい足し充電時もバッテリーへのダメージを計算してくれて累積でのダメージからバッテリーの充電サイクルを割り出してくれます。
あれれ? Xperiaって「いたわり充電」機能がついていて、その分、劣化が防げるんじゃなかったっけ?というところですが、それによりいたわって充電された分も計算に入れての充電サイクルになっているものと思われます。
ちなみに、私は「常時90%」に設定して使っていました。これで通勤途中にはずっと音楽を鳴らしつつ、ニュースを見たり動画を見たりゲームをしたりGPSログを取得したり、電波ログを取り続けているので、相当なダメージを与えながら使っていました。
かなり過酷な使い方をしていて、これなので、さすがXperiaだな、と、個人的には思っています。
今はバッテリー容量も減ってきているので「いたわり充電」は使わずに100%充電にしています。まだ性能的には時代遅れ感がまったくないので、どこかでバッテリー交換をお願いするつもりです。
そして、蛇足ながらXperia PRO-Iだからこそ!という使い方がこれでした。純正の「Xperia PRO-I Style Cover Leather ブラック」です。
ソニーストアのレビューを見ると、すぐにボロボロになるとか黒が剥げるとかいうコメントがあるんですが、これ、本革なんですよ。スマートフォンのケースとかで本革のものって聞いたことあります!?
これを気にせずラフに扱ってしまうと、確かに耐久性は低いし、水に弱いので濡らしたりするのも厳禁なんですが、ミンクオイルを使って手入れすると、革本来のツヤが出てきて良い感じになるんです。
とはいえ、毎日持ち歩くものなので、それなりにダメージは受けるもので、残念ながら、毎日持ち歩いて使う場合の耐久性は半年位かなー、というところでした。
写真左は1年使ったスタイルカバー、写真右は半年ほど使ったスタイルカバーです。購入当時のつやつや感はないのですが、確かに私もラフに持ち歩いて使っていましたからね。登山に使ったり、マラソンに使ったり。
そういうシチュエーションの時にはシリコンケースなどに着替えて使っていれば良かったと反省しつつ、最後にまだ販売しているので保存用をひとつ、購入しておこうかな。
なお、こちらの本革スタイルカバーですが、発売当時は8,800円だったものが、現在は4,950円に値下がりしています。お買い得です♪
なお、2年前に購入したウォークマン「NW-WM1ZM2/WM1AM2」用の本革ケースはご覧の通り、ピッカピカです。店頭展示しているものなので、持ち歩くことはほとんどなく、大事に飾ってある感じですが、毎月、ちゃんと手入れをしています。
今は革製品独特のツヤが出てきています。
ちなみに手入れはミンクオイルを2か月に一度くらいの割合で、手で塗り込んで2時間ほど放置。その後、クロスで余分なオイルを拭き取るということをしています。
今回の記事作成のためにミンクオイル塗り込みをしましたが、またツヤが戻ってきました。
こうして手入れが必要ですが「道具」として大事にできるスマートフォンは今までになかったかなぁ。
それとSIMトレーはSIMカード2枚にするかSIMカードとマイクロSDカード1枚ずつにするか排他利用ができます。Xperiaの第IV世代以降はeSIMに変わっていくのでSIMカードを2枚挿しできるのはXperia PRO-Iが最後のモデルになります。
私の様に、いくつものスマートフォンをレビューする必要があり、SIMカードを入れ替えて使える方が乗り換えが便利なので、とても助かっていました。(eSIMはキャリアによって半日程度乗り換えに時間がかかるので)
ということでとりとめのない話をしてしまいましたが、カメラとしてのハードウェアもよく出来ています。
新製品としての発売当時は198,000円で発売されていましたが、現在は値下げを繰り返して99,000円の販売価格になっています。これだけ特徴のあるモデルが半額です。
スマートフォンとして使って、次のモデルに乗り換えるときも「Xperia PRO-I」ならカメラとして手元に置いて使い続けることができるかと思います。
メーカーからの出荷は終了して在庫のみの販売となっています。今が新品を正規ルートで購入できる最後のチャンスになります。気になる方は今すぐオーダーをどうぞ。
※記事公開直後にソニーストアで「入荷待ち」ステータスになりました。注文ができない状態ですが、キャンセルなどが出れば受注が再開する可能性があります。それがオーダーできる最後のチャンスになるかと思います。
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia PRO-I |
ソニーストア価格: 99,000 円税込 |
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発売日 | 2021年12月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 36回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
【8,800円→4,950円にプライスダウンしています】
Xperia PRO-I Style Cover Leather XQZ-CLBE |
ソニーストア価格: 4,950円税込 |
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発売日 | 2021年12月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
【24,200円→19,800円にプライスダウンしています】
Vlog Monitor XQZ-IV01 |
ソニーストア価格: 19,800円税込 |
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発売日 | 2021年12月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 12回払いまで分割払手数料【0%】 |
【残念ながら12,901円→14,300円に価格改定しています】
ワイヤレスリモートコマンダー機能付 シューティンググリップ GP-VPT2BT |
ソニーストア価格: 14,300 円 税込 |
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発売日 | 2020年1月31日 | メーカー商品情報ペーこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭入特典 |
当店にて店頭展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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間もなく販売終了 SIMフリースマートフォン『Xperia PRO-I』の振り返りレビューレポート 2年前に買ったモデルのバッテリー劣化具合なども公開【入荷待ちステータスになりました】
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