ふたご座流星群 2023 寒中撮影会 Xperiaで生配信レポート
今年は月も出ていないということで絶好のコンディションでふたご座流星群撮影ができるということで、撮影会を企画。結果的にひとりでの撮影会にはなってしまったんですが、念願の流星群撮影の生配信ができましたので、そのレポートです。
こんにちは、店員佐藤です。
今年のふたご座流星群は見られましたか? 結果的に12月15日未明に最盛期を迎えたのですが関東では天気が悪く、前日の12月13日夜~12月14日未明が一番の見頃になりました。
当店でも撮影会を企画しており、今年は新月で条件も良かったため、なんとか富士山と一緒に撮影したい!ということで夏から田貫湖の下見をするなど、撮影場所の選定をしていたのですが、いくら準備をしても当日の天候不順にはかないません。
10月に当店店頭でおこなった「まちゃー」氏の「売れる風景写真セミナー」の中で紹介されていた「Windy」を使って、先週から雲の情報をずっとウォッチしていました。数日前から富士山の周りには雲が出る傾向になってきて、富士山方面はあきらめて房総半島に狙いを移し、それで撮影場所を前日まで検討していました。
ですが、前日になって諸事情により参加者さんが全員欠席することになり、房総半島も雲がかかる予報になってきたため、結局、近所の河川敷で撮影することになりました。
一度、ここで撮影してみたかった!という河川敷の公園があるので、そこを候補地にしていたのですが、当日行ってみると19時に閉門されることが判明。急遽、近所で一晩いられるところを探したところ、なんとか上手い具合に24時間いられるところを発見。
河川敷に3台のカメラを持ち込んで撮影してきました。
結果的に当日の天気ですが広く関東地方全域で雲がかぶることもなく明け方まで晴天が続いたようですが、私のうっかりミスで予備バッテリーを全部忘れてきてしまったことが現地で発覚。ホッカイロを忘れたり、ヘッドライトを忘れたり、今回は忘れ物だらけになってしまったんですが、それでも、今回、一番やってみたかった「YouTube 生配信」が出来たので良しとしたいと思います。
3セットのカメラを持って行っているのですが、YouTubeの生配信に使ったのはこちらのセットです。
今年発売になったばかりのフルサイズセンサー搭載Vlogcam「ZV-E1」に最強星景撮影レンズ「SEL14F18GM」を装着。音声はワイヤレスマイク「ECM-W2BT」を使って収録しています。
そこに新発売のモンスター級のスタミナ性能を誇るミニフラッグシップモデル「Xperia 5 V」を接続して、XperiaからYouTubeの生配信に挑戦してきました。
αの動画映像を、そんなカンタンにスマートフォンで生配信することができるの?というところですが、それがカンタンに出来てしまうんですよ。
まずは配信のために、通常であればソニー”α”のUSBストリーミング出力機能を使うところなんですが、カメラで録画しつつ、UVC変換した動画データをUSBで出力させると、撮影中のバッテリー給電ができないのと、発熱で高熱動画防止のため短時間で停止しやすくなるようで、それとは違う方法での配信を私はしています。
HDMI出力の映像信号をスマートフォンでも読み取ることができるUSB Type Cの映像信号に変換するUVCコンバーターを使って、ストリーミング用の信号をカメラでさせない方法です。
映像信号はHDMI出力のものを使うため、カメラのUSB端子が塞がらないので、カメラをUSB給電しながら撮影に使うことが可能。UVC変換をカメラ内でしないで済むので負荷も軽減されます。
UVCコンバーターで変換されたUSBからの映像信号はXperia 5 Vにインストールされている「外部モニター」アプリを使ってXperiaのディスプレイ表示をします。
これでXperiaを撮影時の映像モニターとして使える様になるのですが、モードを「ストリーミング」モードに切り替える事で、YouTubeへ入力された動画映像をアップロードすることができます。
設定もとてもカンタン。YouTubeアカウントをお持ちであれば、ストリーミング設定をYouTubeにして、自分のYouTubeアカウントを設定するだけ。
本来、YouTubeにスマートフォンからライブ配信をするためにはチャンネル登録者50名以上必要で、初めての配信の際は最大24時間かかる場合があるのですが、ソニーの「外部モニター」アプリを使うと、そうした最低限の条件に該当せず、すぐに配信ができるようになります。
あとはストリーミング設定の中でライブイベントの新規作成設定を行います。「イベント新規作成」を選ぶとライブ配信の名前などを入力することができるので、ここでタイトルを決定します。
作成した新規イベントをストリーミング設定の中で設定すれば、これでOKです。
「外部モニター」アプリをストリーミングモードにして、緑のストリーミングボタンを押すと、いきなり配信はスタートします。
なお、配信の際は画質などの設定もできるのですが、初めての長時間配信になるので、画質は720Pに落としています。
配信に使う通信回線ですが、特に変わったものはなく、普通に「povo 2.0」を使っています。普段は休眠している回線なんですけどここで1日データ使い放題で330円のコースをトッピング。
1日だけデータ使い放題にして配信を試してみます。
回線スピードは上記の通りでダウンロード70Mb/s、アップロード24.6Mb/sとなっています。接続されている基地局は5Gではなく転用5Gで、通信スピードは4G相当になっている、という案内でした。
これで準備万端。予定よりもやや早く19時から配信開始。
YouTubeのライブ配信ではチャット欄を使ってやりとりするんですが、配信中のXperiaでは画面切り替えができないので、もう1台、Xperia 1 Vを用意して、それでライブ配信のモニターをしながら、チャット欄のチェックも行っています。なので実質、2台のスマートフォンは必要になるかと思います。
ライブ配信したYoTubeがこちらです。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
特に、ご参加予定だったk-tuneさん、ヤマちゃんさん、ご協力に今回も感謝するばかりです。
配信は2時間40分で停止してしまっているのですが、特に私の方でなにか操作をした覚えはありません。カメラもスマートフォンもバッテリーはまだ充分残っているし、ストリーミング配信が止まってしまうような原因はなにもないので、考えられるのはXperia「外部モニター」アプリが自動的に160分の連続配信をすると停止してしまうとか、もしくはYouTube側の配信制限があるのかもしれません。
今年の3月には東京マラソン2023の沿道からの応援生配信をしたことがあるのですが、そのときはXperiaのカメラを使ってのストリーミング配信で、自動で1時間で配信が停止してしまう、という制約がありました。
なにかが引っかかっていたのかもしれません。どちらにせよ、持って行ったバッテリーはどのカメラも皆、ほぼ全部使い切るくらいの容量になっていたので、ちょうど良かったんですけどね。
配信は720/30Pでの配信だったのですが、2時間40分で使ったデータ量は6.84GBでした。Xperia 5 Vのバッテリーは満タン状態から38%まで減っています。
テストの時にわかったのですが「ZV-E1」が動画撮影&HDMI出力をバッテリー1本で約2時間。Xperia 5 Vがバッテリー50%使っていたので、大体想定通りのバッテリー消費でした。ZV-E1を給電しながら使えば、4時間のストリーミング配信がバッテリー性能的には可能です。
そして、今回の配信ではZV-E1の撮影データも配信しているのですが、これはZV-E1の設定で「HDMI情報表示:入」にしていたため、撮影データ、撮影ステータスなどが画面に映っています。
「HDMI情報表示:切」にすると、撮影データなどの情報はなく、記録画像のみのHDMI出力ができるので、本来はこの方がスマートなストリーミング配信ができるかと思います。
配信は最高画質で4Kまでできるそうなので、次の機会にはもっと画質を上げた配信にチャレンジしてみたいと思います。
音声収録は「ECM-W2BT」を使いました。ZV-E1のマルチインターフェースシューにレシーバーを装着して、ワイヤレスマイクは私の胸元につけて、それでナレーションしています。
「ECM-W2BT」のマイク感度はやや良すぎてしまって、アッテネーターを0dBにすると音が割れてしまいがちなもので、私は-10dBか、-20dBにして使っています。今回は-10dBの設定で収録しました。
今なら上位モデルの「ECM-W3」が発売されているので、これから購入されるなら絶対に「ECM-W3」がオススメです。LE Audioで使われているLC3コーデックで伝送しているらしく、音質がかなり向上しています。ショールームで試してみただけなんですけど、収納ケースで本体を充電出来るなど使い勝手もかなり良くなっています。価格が高いのだけがネックなんですが、ストリーミング配信は音質も命です。ウチもいつか買い直したいところです。
で、肝心の「ふたご座流星群」についてですが、ロケ地が悪かったですかねー。数年前に堂平山で最盛期に撮影会を開催したときは、それこそ1分間に10個くらいの流星が見えるくらいの大盛況ぶりだったのですが、埼玉県・和光市の荒川河川敷では約3時間で3個しか見つけられませんでした。(T_T)
都内の光害があるところだとこんなにも星も流星も観られなくなってしまうんですね。
それと、撮影時にはわかりませんでしたが、あとでタイムラプス動画にしてみると、うっすらとした雲が被っていて、これで天体をかなり隠してしまっていたのかも。ロケ地、大事ですね。次の機会があったら、やはり光害のないところ、標高の高いところでチャレンジしたいと思います。
生配信に使った「ZV-E1」で撮影した4K動画にも流星がひとつだけですが、映っていました。流星を動画でひとつだけ撮れたので、その記録と、今回の撮影時の空の様子をタイムラプスにまとめたものがこちらです。
1分44秒程度にまとめてありますので、こちらもご覧になってみてください。
以上、2023年の「ふたご座流星群」レポートでした。
星景撮影をしながらの生配信とか、割とカンタンにできますので、星撮り好きな方は是非一度チャレンジしてみてください。
また、機会があったら私も挑戦してみたいと思います。
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