12月14日(日)の夜は『ふたご座流星群』のピーク! 広角レンズ+αの出番です
毎年おなじみの話題になりますが、今週末の12月13日~15日にかけて「ふたご座流星群」の最盛期を迎えます。極大日は今回は12月14日(日)の17時とのことなので、日曜日の夜から月曜日の朝にかけてがもっとも流星が観られるチャンス!
広角レンズをお持ちの方はチャンスです!

こんにちは、店員佐藤です。
「ふたご座流星群」は1年でも最もたくさんの流星が見られる可能性のある流星群ということで、毎年話題になります。天気が悪いとなにごともなく過ぎてしまうのですが、月がない天候条件だと大騒ぎになります。
今年は月齢23.8ということで、面積比28.6%ほどの三日月状態。割と好条件の年になっています。
関東地方は今週土曜日から日曜日にかけては雨が降りますが、日曜日から月曜日にかけては晴天の予報となっています。
ベランダからの撮影などでもいくつかの流星が撮れるかもしれないですよ。
※以下は過去に撮影した「ふたご座流星群」の実例をもとにした撮影レポートです。今年のチャレンジにもそのまま応用できます。

こちらは3年前に自宅のベランダにて“α7S3”とSEL14F18GMを使ってレンズヒーターを装備した状態で夜の21時過ぎから1時半くらいまで撮影をしたときの記録です。
タイムラプス撮影をして動画で流星を記録することに挑戦しました。

撮影の設定ですが、撮影前に夜景撮影や星景撮影の際は暗いところでもフレーミングが確実に行える「ブライトモニタリング」機能を使えるようにしておくと便利です。
メニューから探しても「ブライトモニタリング」というのは見つかりません。カスタム設定でどこかのボタンに先に設定をしておく必要があります。撮影時のゴミ箱ボタンとかに設定しておくと便利です。

それと、絶対に使うのがマニュアルフォーカスでのピント合わせです。普段はAFしか使わない、という方も先に「AF-ON」ボタンとかにカスタムキーとして「ピント拡大」を設定しておくと良いと思います。
星空撮影が終わったら、また元の設定に戻しておくのも忘れずに。

マニュアルで星にピントを合わせるのですが、星が一番小さく見えるところにフォーカスを合わせればOKです。
カメラを上に向けているのでファインダーを覗くのが難しいケースもありますが、お年頃の方は老眼鏡なども用意しておいてモニターでピント合わせができるように準備しておくと良いと思います。

撮影のファイル形式ですが、私はJPEGとRAWで同時撮影しています。かなり露出を明るめにして撮影するのでRAWであとから現像することになるのと、JPEGは流れ星を探すときに使うので画像サイズは小さめでも良いので撮っておくと後がラクです。

長時間ノイズ低減も今回は切ります。長時間露光した際に同じ時間のシャッターを閉じたままで撮影してノイズを削除する機能なんですが、これを使うと撮影機会が半分になってしまいます。ノイズ低減よりも流星撮影の可能性を高めたいと思います。

撮影はインターバル撮影機能を使います。あらかじめ何秒間隔で何枚撮影するのかを設定しておくことで、レリーズを使わなくても長時間の撮影をさせることができます。

撮影設定は私はこんな感じ。
絞り開放でシャッタースピードは今回は5秒。ISO感度は許せるだけ上げたいところなんですが、さすが東京の夜空はかなり明るくてISO400までしかあげられませんでした。
これが山の方に行って光害がないところだとISO1600とかISO2000くらいまであげることが出来たりするんですが、それは本当に暗い夜空の場合です。感度を上げれば上げた方が流星がたくさん映る可能性があります。
シャッタースピードを2秒とかにするとISO感度はもっと上げられますが、そうすると後からの写真整理が大変なことになるので、今回はこれくらい。

インターバル撮影機能の設定をすると撮影間隔×撮影回数で正確な撮影時間が表示されます。5秒間隔で2000枚撮影すると3時間弱かかるそうです。
ちなみに“α7S3”のバッテリーですが、大体4時間くらいは撮影ができる感じ。それ以上長く撮影する場合は途中でストップしてバッテリーを交換するか、USB給電しながらの撮影を行うようにします。

ホワイトバランスは基本的には太陽光を使うらしいのですが、なんとなくイメージで夜空は青い方が良いかな?ということで4800Kで撮影。
あとは最後に、もう一度ピントのチェックをしたら撮影を開始します。

撮影した写真にはおそらくこんなものが映るはず。写真の左のモノは流星で線の両端が細くなっています。写真右のものは飛行機です。点々が見えますが、これは航空灯ですね。線の両端も細くなっていません。点々がなくて両端が細くない場合は人工衛星や宇宙ステーションの可能性があります。
それはそれでロマンを感じる被写体ですが、今回は流星狙いです。

これで今回は2500枚ほど撮影しました。全部の写真をチェックして一番大きく流星が映っていたモノがこちら。

本当は21時57分にもっと大きな流れ星が映っていたのですが、途中で途切れてしまっています。おそらくシャッタースピード5秒でのタイムラプス撮影で撮影の合間に流れていたんでしょうね。
これがあるのでむやみやたらとシャッタースピードを短くできないという。
映っていた20個ほどの流星をフォトショップで比較明合成してみました。天体は動いてしまっていて、その都度、流星の飛んでくる角度も変わってしまうのでバラバラの角度になってしまっていますが、天体ソフトを使って位置をちゃんと重ね合わせると放射状の流星になるはず。
赤道儀を使うと、重ね合わせをするだけで放射状の流星群の写真が再現できるのですが、それはまた別の機会にチャレンジします。
α7S IIIにてRAW撮影したデータをまとめて現像してタイムラプス動画にしたものがこちら。
Adobe Premiereの「エコー」というエフェクトを使って光跡を見えるようにしてみました。これだと流星がどれだけ流れていたのがわかりやすいですね。
素のタイムラプス映像だと流星は瞬間的にしか映らないのですが残像が見えるようにできました。
RAW現像はCapture Oneを使ってまとめて現像しています。

エコーのエフェクト設定は上記の感じです。(次回やるときの自分への備忘録です)動画編集はやるたびに新しいことが覚えられますね。
とりあえずの流星群撮影レポートでした。
SEL14F18GMで星景写真撮影に何度か行っていますが、こうして気合いを入れていないときに限って、撮影条件が良かったりするんですよね。
私は今回もチャレンジ予定。レンズは新発売の「SEL16F18G」を使ってみようと思っています。
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| 14mm超広角単焦点レンズ SEL14F18GM |
ソニーストア価格: 216,700 円税込 |
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| 発売日 | 2021年5月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 長期保証 サービス |
5年ワイド:20,900円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:11,000円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア価格: 136,400 円 税込 |
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| 発売日 | 2025年4月11日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 長期保証 サービス |
5年ワイド:14,300円 3年ワイド/5年ベーシック:7,700円 3年ベーシック: 無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭入特典 |
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ソニーストア価格: 526,900円 税込 |
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| 発売日 | 2020年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:45,100円 3年ワイド/5年ベーシック:23,100円 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
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