【レポート】新型コンパクトフルサイズ”α7C II”と”α7CR”のファインダー像の大きさをシミュレーションしてみました
昨夜発表になった”α7C II”と”α7CR”ですが、今週土曜日から実機展示がソニーストア店舗でスタートします。それまでは実機を見ることはできないんですけど、既存のカメラで、高倍率になったというファインダーの見え方についてシミュレーションができたので紹介したいと思います。
大げさではなく”α7 IV”並み、って言えそうです。
こんにちは、店員佐藤です。
昨夜プレスリリースがあった、”α7C II”と”α7CR”、そしてレンズのSEL1635GM2と、今回は大物がいっぺんに出てきた感じで当店でも大慌てです。
お得意様からのご購入宣言もいただいていますが、今シーズンは豪華?な店頭ノベルティの用意があります。来週水曜日から店頭にて予約オーダーの受付が始まりますが、是非ご利用ください。
さて、昨夜も新製品レポートで簡単に紹介しましたが、ファインダー倍率がアップして0.59倍→0.70倍になっています。
先週末に富士山・田貫湖で”α7C”を使わせてもらってきましたが、ここ最近の”α7R V”や”α1″などを使った後だと、”α7C”のファインダー像の小ささはちょっと気になるレベルでした。これが大きくなるとカメラとしての魅力もかなり上がるんじゃないか!?と、思えます。
歴代”α”のファインダー倍率とアイポイントを表にしたものがあるのでご覧いただくと。。。
ファインダー倍率 | アイポイント (最終光学面からの距離) |
アイポイント (接眼枠からの距離) |
|
α7C II | 0.70倍 | 22mm | 19.6mm |
α7C | 0.59倍 | 20mm | 17.5mm |
α6700 | 0.70倍 | 22mm | 19.4mm |
α7R V | 0.90倍 | 25mm | 21mm |
α7 IV | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
α1 | 0.90倍 | 25mm | 21mm |
α7S III | 0.90倍 | 25mm | 21mm |
α9 II | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
α7III | 0.78倍 | 23mm | 18.5mm |
α100 | 0.54倍 | 20mm | 16mm |
RX100M7 | 0.59倍 | 20mm | 17.5mm |
※APS-Cセンサーについては0.65をかけて35mm判換算の画角に補正しています。
こちらの表は、歴代”α”のファインダー倍率とアイポイントを表にしたものです。比較するとわかるんですが”α7C”のファインダーはサイバーショットRX100M7と同程度だったんです。ですが、比較するとソニーの初代デジタル一眼レフ”α100″よりは大きいし、歴代モデルで一番ファインダー像が小さかったのが”α550″の0.52倍よりも大きかったりはします。
ただ、こうした数値を見ても、どれくらいの差があるものなのかはちょっとイメージしにくいですね。ということで、ここで当店の秘密兵器が登場します。
ジャジャーン。サイバーショットRX0 IIです。24mm単焦点レンズを搭載する1インチセンサー採用のサイバーショットで、これが割と近接撮影が効くので、これをこのままファインダーに押しつけて撮影をすると、固定画角でファインダー像の比較撮影ができる、というわけです。
カメラのファインダーにこうして押しつけて撮影をします。
そのままだと像がやや小さめになるので、固定サイズで画像をトリミングしたものがこちらです。
まずは、こちらが現行の”α7C”のファインダー像です。これだけ見ていれば特に不満もないというか、元々、光学ファインダーを使っていた時はこれくらいのサイズだったんですよね。
ボディデザインのせいもあるかもしれませんが、飛び出す電子ビューファインダーを搭載するRX100M7と同じ倍率ながら、”α7C”の方が見やすい気がします。
そして、こちらは現行”α”では最大倍率になる0.90倍です。”α1″や”α7S III”、”α7R V”といったスペシャルモデルにのみ搭載されているEVFで、このファインダーをのぞくと誰しもが「デカ!」という感想しか出てこない、というファインダーです。
ファインダーをのぞくとまさに目の前全部ファインダー像という感じになるのですが、それがこの0.90倍になります。
“α7 IV”や、”α9II”などのモデルで搭載されているのがこちらの0.78倍のファインダーです。”α7 III”も0.78倍になっているので、これがソニー”α”のレギュラーサイズのEVFという感じでしょうか?
そして、こちらは新発売のAPS-Cセンサー搭載の”α6700″のファインダー像です。0.70倍というのは新発売の”α7C II”や”α7CR”と同じファインダー倍率になります。まだ実機は見ていませんが、これが”α7C II”のファインダー像のサイズになるはず。
なお、”α6700″はファインダーにアイピースが装着されていますが、”α7C II”と”α7CR”はアイピース装着はできません。”α7C”と同様にカメラファインダーをそのまま利用するだけというスタイルになります。
ファインダー像のサイズを並べて比較して見るとこんな感じになります。
こうして画像で比較したときのサイズの違いが感覚的には二乗にしたくらい違いを感じるものではあるんですが、”α7 IV”と比較しても遜色ないくらいの見え方になるのでは? ”α6700″のファインダーも非常に明るいEVFになっていて、それで解像感があがった感じがするんですが、おそらく”α7C II”と”α7CR”も同様の感じ方をすることと思います。
実機を触ることができる機会があったら、まず最初にこれを試したいところです。
その他、液晶モニターも”α7 III”→”α7 IV”の進化と同じ様に変更されています。3.0型でサイズは同じモノの、アスペクト比が変更されていて、新型モデル”α7C II”と”α7CR”は3:2の103万ドットモニターになっています。4:3の92万ドットモニターからたった10万ドットしか増えていない、と、思われるかもしれませんが写真撮影時に3:2アスペクト比の画像を表示する場合、当然、3:2ディスプレイの方が黒みがない映像表示ができます。4:3ディスプレイだと画面下部に黒みが出るため、そこに撮影データなどを表示していますが、画像自体のサイズは小さくなっているのがわかります。
こうして並べてみるとはっきりとわかると思いますが、映像の表示面積自体が広くなっています。微妙な違いではあるんですが、コンパクトボディの”α7C II”ならではの工夫です。
動画撮影時には16:9の画角になりますが、その場合もより16:9画角に近い3:2アスペクト比の方が表示面積が広くなります。
これにより液晶モニターの高さも若干小さくすることができ、そこで作られたスペースを利用してEVFの光学パーツを変更し、今回の0.70倍のファインダー搭載に成功したという、全てがつながっている進化というのが嬉しいですね。
“α7C”シリーズにはコンパクトなGレンズ3兄弟があるんですが、このレンズを装着しているときのスタイルが、どこかクラシカルで私は大好き。レンジファインダー風にレンズ軸からずれたところにあるファインダーをのぞくのも楽しいんですが、そのファインダー像が大きくなると、こうしたスタイルでの写真撮影も楽しくなるんだろうなー。
“α7C II”はボディのみで30万円前後、ズームレンズSEL2860付属のレンズキットが33万円前後での発売になる予定です。”α7CR”はボディのみで45万円の市場価格予想となっています。
ソニーストアでの予約販売は来週火曜日の9月6日(水)10時からスタート。ショールームでの展示は今週土曜日の9月2日からです。
当店は9月6日(水)9時30分より特別早朝営業を行います。ご出勤の前に予約オーダーを希望される方は是非、ご利用ください。
製品についての詳細情報は入り次第、当店ホームページ、blogにて逐次報告いたします。
デジタル一眼カメラ ILCE-7CM2 |
ソニーストア価格: 295,900 円~ |
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発売日 | 2023年10月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:29,700円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:15,400円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
デジタル一眼カメラ ILCE-7CR |
ソニーストア価格: 449,900 円 |
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発売日 | 2023年10月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:45,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:23,100円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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