【イベントレポート】春のシマリス撮影会 & ZV-E1でシマリスVlog撮影に挑戦
先週土曜日は埼玉県の見沼グリーンセンター「りすの家」にて”α”撮影会を開催しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
今回はそのイベントのレポートと、ZV-E1を私も少しだけ使わせてもらってきたのでその紹介です。新搭載の「ダイナミックアクティブ手振れ補正」を使うと、なんとAPS-Cレンズがほぼそのまま使えるみたいです。
こんにちは、店員佐藤です。
今回の撮影会では当店店頭展示しているカメラボディ、レンズを持ち出してご希望の方に実際に使っていただくということをしています。当初「SEL70200GM2」のリクエストだらけで参加される方がほぼ全員申し込まれる状態になっていたんですが、幸いにも今月、ソニーストアさんから1月29日までのオーダー分について出荷があったため、手元に到着したSEL70200GM2を持ってきたよ、という方が複数名いらして、なんとかなりました。
新発売のZV-E1をお買い上げで早速、SEL70200GM2を装着してシマリス撮影でシェイクダウンしている方もいらしたのですが、なにやらすごい装備にしていて、これどうなっているんですか!? と聞いてしまったり。
お店の方から機材の使いこなし術をお伝えするだけではなく、こうやってお客様から双方向で情報をいただけるのがとてもありがたいです。今年はこの調子で毎月撮影会を一度は開催していきたいところです。
さて、お客様からリクエストいただいた機材をカメラリュックに詰めて、毎回、大荷物で撮影会の会場に向かいます。イベントの様子を私も撮影したいので今回はVlogcamの「ZV-E10」をチョイス。APS-Cセンサー搭載のVlogcamなので、APS-Cレンズを2本ほどもって行って、これでイベントの様子を記録するつもりでいました。
ところが撮影会の途中で新発売の「ZV-E1」がフリーになったので、で、あれば、せっかくなので、ということで私も使わせてもらうのですが、あいにくAPS-Cレンズしか持ってきていません。ま、仕方が無いのですがAPS-Cサイズにセンサーをクロップして使うか、ということでZV-E1にSEL70350Gを装着して撮影してきました。
ですが、ちょっと待ってください。私は現地では気がついていなかったんですが、1210万画素センサー搭載の「ZV-E1」は4K撮影時には800万画素が必要になるためAPS-Cの4K撮影時のクロップはできないんでした。
APS-Cサイズにセンサーをクロップすると500万画素にしかならないため、4Kの改造度が維持できなくなります。なのであえて、こうした仕様にしているんだと思いますが、4K動画撮影モードにすると「APS-C S35 撮影」の項目がグレーアウトして「切」に固定されるようになっています。
ここが2400万画素以上ある他の”α”シリーズと違うところ。
APS-C専用レンズを装着してフルサイズセンサーで撮影すると画角が足りなくて「ケラレ」る事になるのですが、私はそれに気づかずに現地で撮影をしていました。どういうことかというと、それがこちらの機能を使っていた空なんです。
ZV-E1にはソニー”α”シリーズで初めて「手振れ補正アクティブモード」のさらにその上の「ダイナミックアクティブモード」を搭載。従来の補正域を広げたアクティブモードに加えて電子手振れ補正を行うことで、さらに強力な手振れ補正を行えるようになっています。
そのため、手振れ補正のための領域を広げていて、アクティブモードよりもさらに1段と画角が狭くなるのですが、その狭さがAPS-Cセンサーサイズくらいまで狭まっているようです。
「ダイナミックアクティブ手振れ補正」は動画撮影時にしか使えないので静止画撮影時にはその効果はないのですが、実際にZV-E1にSEL70350Gを装着して試してみます。
こちらは静止画撮影にして手振れ補正オフ。SEL70350Gのワイド端でシャッターを切ったモノです。うっすらとですが四隅が暗くなっているのがわかります。
テレ端いっぱいにズームするとこれはわかりやすいくらいケラレがでています。四隅が黒い縁で隠れてしまっているのと短辺のところもすべての映像が見えなくなっています。
これがフルサイズセンサーでAPS-C専用レンズをのぞいたときにほぼ全てのレンズで起こることになります。
ところが動画モードにして手振れ補正ダイナミックアクティブを使うと、ワイド端でもケラレが出ないどころか周辺光量落ちもなさそうです。
こちらはテレ端で、机の影が出ていますが下の隅をみると特に光量落ちがないのがわかります。なるほど、ダイナミックアクティブモードを使った手振れ補正前提だったら、こうしてAPS-Cレンズが普通に使えるかも。
ま、この状態でカメラをゆっくりと横方向にパンをしてみるとズズッと黒い影がでてくることがあるので万全ではありません。また周辺光量落ちがなくても周辺解像度が著しく落ちたり、歪みが出たりすることもあります。
メーカーの保証する動作ではないので仕方がないんですが、どうやらAPS-Cクロップが1.5倍だとすると、ダイナミックアクティブモードでは約1.4倍くらいの倍率で使っているようです。
なので、”α”レンズの中でもっとも小型軽量な「SEL20F28」なども動画撮影のダイナミックアクティブモード限定ですが、使えます。
フルサイズセンサー20mm画角で使えるのかというとそうではなくて、ここから手振れ補正のクロップがあるので大体28~30mm相当くらいでの35mm判換算画角になると思うのですが、それでも、このコンパクトさでスナップ動画撮影のレンズが使えるって楽しいかも。
新発売の「SELP1020G」でも試してみました。
こちらは写真撮影でのワイド端10mm撮影です。派手にこんなに大きくケラレがでています。さすがにこれは使い物にならないところ。
テレ端の20mmにしたところです。レンズの根元にあるディフューザーが狭く、このレンズはケラレが大きく出やすいようです。
ですが、動画+ダイナミックアクティブモードにすると10mmワイド端でこの通り。
20mmのテレ端でもケラレはありません。ちょっとカメラを動かして手振れ補正機能を使ってしまうと若干ケラレが出るのですが、それだったら10%くらいクロップして使えば良いかも。
ちなみに、APS-Cセンサーサイズくらいまで画角を切り取って撮影しているダイナミックアクティブモードのおかげで1210万画素センサーの真ん中の500万画素くらいしか使っていないんじゃ無いか? 動画撮影すると解像度が甘くなるのではないか?と、心配になるところですが、今回ZV-E1とSEL70350Gで撮影してきた動画を65型ブラビアで再生して映像チェックをしているのですが、解像度が落ちていたり、ハイビジョン画質みたいに感じることはまったくありませんでした。
全画素読み出しをした上で、超解像技術をつかっているのか?4K解像度のまま、細いシャープな線もちゃんと再現できています。ZV-E1、なかなかこれは良い感じかもしれません。
ということで、前半はZV-E10+SEL1020Gで撮影し、後半はZV-E1+SEL70350Gで撮影してきたイベント紹介Vlogがこちらです。
後半のシマリスアップシーンはほぼ全部ZV-E1+SEL70350Gでの撮影です。どのシーンをみてもケラレはないかと思いますし、全編4Kで撮影していますが解像度が落ちていると感じられるシーンもないかと思います。
ZV-E1は今までのカメラとちょっと操作性が違うので慣れが必要なところは多々あるんですが、一度、失敗して学習していけば、どの”α”シリーズよりも簡単操作で高品質な映像が撮れるカメラになるかもしれません。
あ、ちなみにオープニングシーンはZV-E1だけが装備している「シネマティックVlog」機能を使って撮影しました。カラーグレーディングの知識無しに、ほぼ完璧なシネマティック映像が撮れるのは感動しました。
そして、今回の撮影会にご参加くださった、超有名ブロガー「kozyさん」もZV-E1を使っていただき、早速、Vlog作品をアップロードしてくださっています。
ZV-E1を使ってみての感想なども紹介してくださっていますので、こちらも是非!
kozyチャンネル、赤丸急上昇中です。是非、チャンネル登録と「いいね!」をよろしくお願いします。
デジタル一眼カメラ Vlogcam ZV-E1 |
ソニーストア価格: 328,900円 税込~ |
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発売日 | 2023年4月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:33,000円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:16,500円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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【キャッシュバックキャンペーンの対象レンズのご紹介】
★ソニー「VLOGCAM ZV-E1購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーン 」
本体の発表と同時に「ZV-E1 購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーン」も発表になっています。
「ZV-E1」本体を購入し、新たに対象レンズを購入するとレンズ1本あたり1万円のキャッシュバックを行うというもので、7月18日までの期間中に何本買い足してもキャッシュバック対象になるとのこと。(同一モデルでの複数応募は不可)
Gマスターレンズなどの高価格帯レンズが多数ラインナップされていますので、こちらもお見逃しなく!
G レンズ 標準ズームレンズ SEL2070G |
ソニーストア価格: 184,800円 税込 |
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発売日 | 2023年2月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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5年ワイド:-18,700 円 3年ワイド/5年ベーシック: 9,900 円 3年ベーシック: 無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
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