発売から10年 HDDオーディオプレーヤー『HAP-Z1ES』が生産終了

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2013年発売のHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」がソニーストアにて入荷終了になり、メーカーにて生産終了になりました。

ソニーのハイレゾオーディオ製品の第1弾として登場した製品がこれでラインナップからなくなることになるのですが、実に10年もの長期にわたり販売されていました。

 

こんにちは、店員佐藤です。

ソニーのハイレゾオーディオ製品の第1弾として登場したのが「HAP-S1」や「HAP-Z1ES」でした。当時は「ハイレゾ」ってなんぞや!? SACDと違うの!?ということでショップ向けの勉強会も頻繁に行われていて、CDやMD、SACDに続く、新しいメディアを使ったオーディオの世界がやってくるのをワクワクしながら体験していた記憶があります。

また、普及が始まったばかりのスマートフォンやタブレットを使って操作するのも衝撃で、こうしたデバイスありきでオーディオ製品が開発されるようになったということにも驚きました。今では当たり前の話ですが、まだ当時はメディアは物理的なもので受け渡しするのが当たり前で、新しいオーディオフォーマットはオンラインで始まる、というのは新しかったですね。

★ソニープレスリリース 2013.9.26「ハイレゾリューション・オーディオ※1ファイル再生に対応のホームオーディオ商品全6機種発売」

HDDプレーヤーとしてはコンポスタイルの「HAP-S1」と「HAP-Z1ES」の2機種があり、発売後も度重なるアップデートで音質も良くなるし機能も上がるしで、製品がアップデートでパワーアップしていく体験も当時はまだ珍しかったかと思います。

「HAP-S1」は当店店頭でも展示していて、たくさんの方々に「ハイレゾオーディオ」の初体験を提供させてもらっていました。製品価格が20万円近くする「HAP-Z1ES」はそれほどたくさんの数が当店で販売されたわけではありませんでしたが、ご購入いただいたお客様からも好評をいただいていて、後継モデルが登場することもなく発売から10年経って、ここで生産終了になりました。

 

この10年の間に音楽メディアの流通形態も大きく変わってきて、今はストリーミングサービスの全盛期になっています。それでも、自分のオーディオライブラリーを持って定番楽曲はいつでも聴けるようにしておきたいところ。

ポータブルオーディオに主軸が移ってきている感はありますが、ホームオーディオの需要もまだあるかと思います。

今後、こうしてHDDなどに楽曲を貯めて、それを再生する機器としてはどんなものがあるのかというと。。。一例になりますが、今だとAVマルチアンプ「STR-AN1000」とメディアサーバーとして「nasne」を利用する、ということもできます。

「STR-AN1000」は3月18日に発売されたばかりのソニーの一番新しいAVマルチアンプです。7.1ch出力が可能で、8K映像や4K 120P映像にも対応する最新フォーマットが利用できるモデルです。

「nasne」は現在はソニーでの生産は終了しているのですが、Buffaloさんがモデルを継承して販売を続けているネットワークレコーダーです。NASとしてメディアサーバーの機能も搭載しているので、これをHDDの記録媒体として、ネットワーク経由でAVマルチアンプ「STR-AN1000」で鳴らす、ということができます。

 

こちらは「STR-AN1000」のホーム画面から「音楽をきく」に進んだ画面です。AVマルチアンプですのでアンプに接続した機器の音源を再生する機能も搭載しています。

メニューの中には「Spotify」や「360 Reality Audio」「USB」などもあるのですが「Chromecast Built in」というものもあります。

これはスマートフォンからLAN経由で送られてくる音楽データを再生する機能。

操作にはスマートフォンが必要になりますが、ソニーの無料アプリ「Music Center」を使うコトでSTR-AN1000のコントロールが出来る様になります。

「Music Center」は無料で配布されています。ソニーのオーディオ機器全般をコントロールすることができるアプリで「STR-AN1000」も対応しています。

「STR-AN1000」と連携してメニューを開くと「Home Network」というものがあるので、これを選択します。

ホームネットワーク内につながっているホームサーバーの一覧が見えるので、ここから「nasne」を選択。あとは「ミュージック」を選べば、メディアサーバーの中に収録している音楽ファイルが見つかるので、再生をするだけです。

これでネットワーク経由でnasneのHDDに収録されている音楽ファイルを「STR-AN1000」で再生することができます。

こちらは当店店頭の「STR-AN1000」とBRAVIAシアターのセットです。「STR-AN1000」は2chステレオ楽曲でもマルチスピーカーにしてサラウンドで再生することなどが可能。

対応するBRAVIAと連携して、BRAVIAのスピーカーをセンタースピーカーとして鳴らす機能もあります。そうした接続をしているときにテレビの電源を切ったらどうなるのか?という疑問があるかと思いますが、オーディオ再生の場合はどうやらBRAVIAのセンタースピーカーモードは使わないようです。フロント2chとサラウンドスピーカーがだけの再生で、テレビの電源を切っても音楽再生は続き、テレビセンタースピーカーは使っていないので音場に変化もありません。

なるほど、こういう働きをするので、スピーカー設定の際に、BRAVIAのセンタースピーカーモードと別に、センタースピーカー設置の項目があったんですねー。良く出来ています。

そんなわけで、写真ではわかりやすくするためにSTR-AN1000に接続したBRAVIAの映像を出画していますが、オーディオ再生の場合はテレビは必須ではありません。

 

複数の機器が必要にはなりますが、HAP-Z1ESの代わりに、こうして「STR-AN1000」を中心にしたシステムで組み直してみる、というのはいかがでしょうか?

STR-AN1000は当店店頭にて体験展示をしています。ご興味ある方はページ下部にある「試聴体験会申し込み」からご予約の上、ご来店ください。

 

マルチチャンネルAVレシーバー
STR-AN1000
ソニーストア価格:
121,000 税込
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発売日 2023年3月18日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:12,100円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:6,600円(税込)
3年ベーシック:無償
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【レビュー】S-センタースピーカー機能がまるで違う! 新型AVマルチアンプ『STR-AN1000】実機レポート

 


☆当店YouTubeチャンネルでも実機の様子をレポートしています

 

 

【レビュー】生まれ変わった『nasne』(バッファロー製)を設置しましたレポート

 

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