2023年4月6日

【Tips】Xperiaの電源ボタン5回押しで緊急SOS発信　あらかじめ動作設定とテストをオススメ

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Xperiaというか、Android OS 12以降の機能になるのですが、電源ボタン5回押しで緊急連絡が自動起動するのはご存じでしょうか？

Androidの機能として緊急時の通報機能があるのですが、詳しく調べてみると、これはかなり使える機能だというのがわかりました。Xperiaをお使いの方は必見のTipsです。

こんにちは、店員佐藤です。

先日、テレビの朝のニュースで昨年の秋以降、110番の誤発信が急増しており調べてみたところ、Android OS搭載のスマートフォンからの誤通報がほとんどだったんだそうです。原因はAndroid OS 12から搭載されている「緊急通報」機能だったそうで、デフォルトで電源ボタンを5回連続で押すと、自動で110番にかかるように設定されているからなんです。

試してみると、これで本当にすぐに110番通報になります。これが実際の緊急SOSの画面なんですが5秒後に110番へ電話がかかってしまうので、すぐに下にあるスライドスイッチでキャンセルする必要があります。

いやー、割と身近なところに地雷があるというか、そういえば私も昨年の話ですがスマートフォンに警察から電話がかかってきて、こちらから誤発信をしてしまっていたらしく、事件事故の可能性があるので、警察から折り返しで連絡がくるようになっているんだそうです。

間違えてかかってしまった場合は、すぐに電話を切るのではなく「誤ってかけてしまった」と話してほしいとのことでした。無意識だったんですがご迷惑をおかけしてすみませんでした。

ということで、この緊急通報について機能を調べてみます。

Android OS 12以降のスマートフォンということはソニーストアで販売している「Xperia 1 II」以降のモデルがすべて該当することになると思います。

設定メニューの中に「緊急情報と緊急通報」という項目があり、ここから緊急通報の初期設定ができるようになっています。なにも設定をしていないときは緊急通報先に110番が設定されているだけなんですが、自分であらかじめ初期設定をすることで他にもいろいろなことが同時に行えるようになります。

設定を最初から追って説明すると、まず最初に緊急サービスへの発信となっていて、これが110番に設定されています。なにがあっても110番はしたくない、という方はここで「通報しない」を設定しておけば、電源ボタン5回押しをしても通報はしないようにできます。

どういう事態を想定して緊急通報を使うかによるんですが、身近で想像ができるのは交通事故や電車内での急病人の発生などかとも思うので、ここを119番に設定しておくのもありかと思います。

ここでは事件、事故を想定して110番への緊急通報のままで設定していきます。

続いては緊急時のアクション設定で、ここからは自分で初期設定しないとアクションは起こりません。まずは緊急時に110番以外で自動でSMSを使って連絡することができるので、それを設定します。

ここで入力できるのは携帯電話の番号になっています。家族の携帯番号を設定するのがよいと思います。

発信する内容も自分で設定できるのですが、現在地の共有というのもできて、google mapで居場所を伝えることができます。110番に発信している裏で、SMSで上記のメッセージを送ることができます。

この緊急事態の共有をしているところで、上記左の画面が表示されるので、ここで必要であれば110番する、動画を撮影する、ということも可能。

さらに3つ目のアクションとして緊急動画の撮影機能を使うことができます。撮影した動画はそのままクラウドにバックアップされて、そのリンクを緊急連絡先に共有することまでできます。

飛行機に乗っているときに、たまたま隕石にぶつかって墜落しかけたときも、これで動画を残すことができるかもしれません。

この3つのアクションが緊急時に設定できる項目になります。デフォルトでは110番通報だけですが、機能を知っていて先に初期設定をしておくことで、これらの3つのアクションを同時に行うことが出来る様になります。

緊急通報の設定の他に「緊急情報の設定」というのもあり、ここで名前や血液型などの医療に関する情報を追加することもできます。これらの情報はスマートフォンのロックを解除しなくても見られるようなっているので、急に意識を失ってしまったとか、交通事故の際に役に立つかもしれません。

これもついでなので設定しておくとよいと思います。

さて、設定をした「緊急SOS」ですが、実際にはどんな感じで働くモノなのか事前に知っておいた方が良さそうです。

緊急SOS機能に「デモを試す」というのがあるので、これで実際の動作をテストできるものと思ったら、これは電源ボタン5回押しの練習だけで、カウントダウンする画面が見られるのみ。緊急SOS機能そのもののテストはできませんでした。

実際の動作をテストするときは「緊急サービスへの発信」だけをオフにすることができるので、それで本番同様の試験をしておくことができます。

これだと110番がかからないだけで、緊急連絡先へのSMS発信はあるし、動画撮影も行われます。どのくらいのタイミングで動画撮影が始まるのか、とか、緊急連絡先へどの程度の情報が行くのはを見ておく必要はあるかと思います。

あらかじめ、家族の連絡先に通報するようでしたら、そのご家族のいる前でテストしてみるのが良いでしょう。

ここではお店の店頭展示の端末を使って、私の携帯電話に緊急通報をするように設定してテストをしてみました。その動画がこちらです。

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結構大きな音でアラームが5秒間鳴ります。このアラームを止めることもできます。なにか相手を刺激するような可能性があるとかであれば、このアラームは切っておくこともできるし、なにかの抑止力として働かせるのであればアラームはそのままの方が良いでしょうね。

録画はすぐにスタートするし、緊急連絡先への通報も10秒かからないくらいでショートメッセージが行くのがわかります。

せっかくXperiaに搭載された新機能ですので、機会を作って初期設定をしておくことをオススメします。


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