【新商品】スマートフォンからの乗り換えに最高!『SEL2070G』発売前ソニーショップ 店頭セミナー

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2月10日発売の「SEL2070G」の発売前ソニーショップ店頭セミナーのblog版を公開いたします。昨夜、金曜日の夜にYouTubeチャンネルでご案内をさせていただきましたが、そのときに使ったチャートを利用してblogでも同様にご案内したいと思います。

「SEL2070G」がどんなレンズなのか、まだ当店でも実機は拝見していませんが関係各位からの情報を元にご案内いたします。

 

こんにちは、店員佐藤です。

Eマウントレンズとして71本目になる「SEL2070G」が発表になりました。NEX-5/3が発売された時はAPS-C対応のレンズは4本からスタート。2013年のα7シリーズ発表のときもフルサイズ対応レンズは4本からスタートしていたのですが、もはやGレンズブランドのフルサイズ対応のズームレンズだけでもこれだけの焦点距離をつなぐレンズがそろうようになりました。

もはや焦点距離的にカバーしなくてはいけない、足りていないゾーンはないのですが、今回の「SEL2070G」は新しい着眼点で開発されたレンズになります。

こちらはGレンズ、ツァイスレンズの標準ズーム域のレンズでカバーする焦点距離をグラフにしたものですが、20mmからスタートするズームレンズというのは今までありませんでした。

ほとんどの標準ズームレンズは24mmスタートとなっており、それよりも広角での撮影をする場合は16-35mmの広角ズームレンズを利用するか「SEL20F18G」という単焦点レンズを一緒に持ち歩いてレンズ交換をして撮影する方がほとんどだと思います。

そこに20mmスタートの標準ズームレンズを用意したのはこういう意図があるからのようです。

こちらは主だったスマートフォンの焦点距離を調べてみたものです。ちょっと前まではメインカメラとインカメラ(自撮り用)がひとつずつでしたが、現在の最新機種ではトリプルカメラ構成になっていて、超広角から広角、望遠まで撮影できる機種などが登場しています。

これらのスマートフォンからソニーのデジタル一眼“α”に乗り換えて、標準ズームレンズから使い始めると「あれ? スマートフォンみたいに広い画角が撮れないの?」という風になってしまいます。

標準ズームレンズの多くが24mmスタートになっていますが、スマートフォンでは「標準レンズ」の画角になってしまい、超広角ワイドの撮影ができないんですね。

そこで13mmとか16mmという超々広角ではありませんが、インカメラよりも広い画角の20mmスタートの標準ズームレンズが登場した、という感じなんだと思います。

今までの標準ズームレンズでの24mmよりも広い20mmの画角。たった4mmのちがいですが望遠域と違って広角での4mmの差はかなりあります。まだ実機は発売されていないので、ここ数年に撮影した単焦点レンズ「SEL20F18G」で撮影した写真をいくつか紹介させていただくと。。。

こちらは開業初日の高輪ゲートウェイ駅です。

工事中の歩道はそれほど幅は広くなく下がれるのもここまで。単焦点レンズを使い始める方にズームがついていなくて不便だけど望遠で撮影したいときは寄れば良いんですよ、というフレーズをよく使いますが、広角撮影の場合、これ以上下がれない、下がろうと思っても壁や柵がある、落っこちてしまう、などというシチュエーションがあり、そういうときはもうどう頑張ってもどうにもならないので広角レンズがどうしても必要になります。

駅舎全体を撮ろうとするとどうしても必要になる20mmの焦点距離でした。

こちらは羽田空港の第1ターミナルですが、こうした屋内の建物風景もそうで、天井を入れようとするとこの角度でしか撮影ができず、どうしても20mmの広角レンズが必要になるシーンです。

こうしたお店の店内や、室内なども広角レンズがあると助かるシーンです。24mmでは部屋の一部を切り取る感じの画角になってしまうところが、それよりも広いエリアが撮影できると部屋全体の雰囲気などが撮影できます。

あると便利だったのがテーマパークです。広い広いディズニーシーですが、アトラクションや室内では狭い空間があるし、こうして手前に被写体があると遠近感が強調されて、より広さを感じさせることができます。

こちらはSEL20F18Gで撮影したものですが24mm画角に切り取った写真です。デジタル一眼“α”をお使いの方には見慣れた24mmの標準ズームワイド端の画角で、スマートフォンをお使いの方には標準レンズでの撮影画角になります。

こちらが20mm画角のものになります。より広く、そして奥行き感が増す感じがあります。これが4mmの差。スマートフォンとデジタル一眼“α”の標準ズームレンズのワイド端で生じる差になります。

これを求めて単焦点レンズ「SEL20F18G」や「SEL1635Z」をお求めになっていた方がいらっしゃると思いますが、これで1本のズームレンズでカバーできる様になります。

Instagramに投稿するスクエアな構図でも差が出ます。左にある木の幹と、右にある建物が切れてしまうことで24mmではやや窮屈な構図になっていますが、20mmあればそれがしっかりと入れられる。それと奥に見える2本の木の奥行き感が代わり、やはりこちらでも広がり感と奥行き感が広がっています。

広角レンズが出ると「どうせ動画向けで、自撮りするからでしょう?」という言われ方をされてしまうこともあるんですが(^_-)、動画撮影の場合、広角でありがたいのは自撮りするときだけではありません。

風景撮影での広がりがあるところを動画撮影できるというのもありますし、被写体が動く場合、画角が広いので被写体を追い続けなくてもフィックスで構えて、画面の中を動いてもらうという撮り方もできるようになります。フレーミングをあまり動かさないで済むようになるというのは撮影者もラクだし、さらにそれを見る人も安定した構図で見られるようになります。

さらに、“α”最新機種には「手ぶれ補正アクティブ」という機能が搭載されています。これは従来の手ぶれ補正の補正幅を大幅に拡大して、手ぶれ補正量を増大させたもの。ソニーの純正レンズでだけ使える機能なんですが、手ぶれ補正量が多い分だけ、補正のためにあらかじめ大きくのりしろをとります。

そのため「手ぶれ補正アクティブ」を使うと画角が狭くなるデメリットもあります。大体の私の感覚ですが、24mmのレンズだと28mm相当、20mmだと24mm相当に焦点距離で単焦点レンズ1本分くらい画角が狭くなる感じ。

20mmスタートの「SEL2070G」だと、24mm本来の画角くらいで撮影ができるようになるかと思います。動画で広角レンズを使えると、こうしたメリットもあります。

さらに、手ぶれ補正とは別に「ブリージング補正」という機能もあるんですが「SEL2070G」はこちらも対応しています。

「ブリージング補正」というのはフォーカスが移動したときに画角が変わってしまう現象を補正する機能になります。動画向けのレンズというのは、そのブリージングというのがあまり出ないように設計されているんですが、それをさらにデジタルでも補正しようというのが「ブリージング補正」です。この機能を搭載しているボディはまだ少なく、対応しているレンズも少ないのですが「SEL2070G」はブリージング補正対応レンズとなっています。

ちなみにブリージング補正機能を搭載しているモデルが下記の5機種になります(2023年1月21日現在)

かなり対応機種は少ないんです。“α7 IV”と、“α7R V”が対応しているのみ。プロフェッショナル機ではFX30やFX6などが対応してはいるんですが、まだこんなに数えられるほどの少なさになっています。

一度味わってしまうと、もうこれなしには動画撮影ができないくらいの効果があるんですが、そもそもブリージングって何?という方も多いと思います。

ブリージングというのがどんなモノなのか、こちらのムービーをみると一発でおわかりになるかと思います。

↑こちらをご覧いただくと「フォーカスブリージング」というのがどんなものなのかが理解できるようになります。それを「ブリージング補正」により、完全にフォーカスブリージングがなくなった様子も見られます。

そして、↑こちらはブリージング補正を「切」にして撮影していた動画です。カメラは手ぶれ補正アクティブを使って手ぶれ補正をしているものを手持ちで撮影しているんですが、カメラは固定されているはずなのに、ズームが微妙に動いているように見えます。フォーカスが魚を追って微妙に動いてしまっているんですが、それに合わせて画角が微妙に動いてしまっていて、やや気持ちの悪い動画になっています。

フォーカスブリージングの失敗例というか、設定項目が見つけられなくて普通に撮ってきてしまった動画です。カメラは“α7 IV”で撮影しています。

こちらはちゃんとブリージング補正をONにして撮影してきた動画になります。“α7R V”とSEL70200GM2で撮影してきました。“α7R V”のAI被写体認識精度の高さもありフォーカスポイントがずれていないというのもありますが、被写体追従をしてフォーカスが移動しているところでも画角が変わることはありません。

腕もセンスもないもので、全然面白い動画撮影にはなっていませんが、普通にNHK BS4Kで放送されているような「普通に見られる動画」になっているかと思います。自分で撮ってきて自分で感動してしまいました。

ということで、一度「フォーカスブリージング」を知ってしまうと、自分で撮った動画でこれがあると我慢ならなくなってしまうと思います。(^_-)

これも「動画向け」に設計された機能とはなりますが、今はこうして動画撮影で優れた性能を発揮するレンズでないとユーザーさんも買わないですからね。

なお、こちらはフォーカスブリージング対応の他、主な機能を比較する表です。ソニーのフルサイズ対応の標準ズームレンズの仕様をピックアップして比較してみました。

レンズ内手ぶれ補正機能が内蔵されていない!?と、びっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、思えば最初に登場した“α7”シリーズの初代にはボディ内手ぶれ補正がありませんでしたが、“α7 II”以降はボディ内手ぶれ補正が搭載されたため、レンズに手ぶれ補正機能は必要なくなっています。

さらに言うと、望遠レンズでは効果が大きい手ぶれ補正機能ですが、広角レンズではそれほどでもありません。軽量化のため搭載は見送られたモノと思われます。

 

こちらは「SEL2070G」の各種機能の説明になります。

レンズ筒はズームしたときに伸びるんですか?というご質問をいただいていましたが伸びます。テレ側にしたときにレンズ前玉が伸びてきますが、SEL2470GM2ほどではありませんが、そこそこ伸びます。

動画撮影のためのパワーズームは搭載しなかったの?という声もありましたが、SELP1635Gでは倍率2倍程度でそれほど大きくズームしないこともあり、パワーズームを搭載していますが、20-70mmになると拡大率が大きくなるため、動画撮影では気になりませんが、静止画撮影のときにはズームにもたついた感じがでると予想されます。

APS-Cレンズですが「SELP18105G」という高倍率のパワーズームレンズがありますが、確かにこれは写真撮影の時にズームリングを回すと、ラグを感じられるほどの遅さがありました。ここは写真撮影を重視して、そして小型軽量化のためにパワーズームの搭載をみおくったものと思われます。

ズームリングにはロック機構はついていませんが、そもそも軽いレンズなので、持ち歩いているときに前玉が伸びてくるというのもないかと思います。

本体は樹脂製でフォーカスリングから先の部分はアルミ製となっています。

ズームリングと絞りリングがかなり近いため、段差をつけているのと、リングの幅を変えているので、操作を間違えるということもなさそうです。

レンズ構成をみると、特別変わった感じはありませんがEDガラスを前玉の大きなところで使っているのが特徴かもしれません。

これにより小型軽量コンパクトな広角レンズにもかかわらず、色収差などをしっかりと抑えた高画質レンズに仕上がっているモノと思われます。

ソニーさんの作例ページではこうした砂丘のカットなどがありますが、これも画面の隅をみると、画像が流れていることもなく端まで解像感の高い写真が撮れているのがわかります。

こちらのレモンのカットもかなり寄れているのがわかります。ライムの断面がかわり大きく写っていますが、この「SEL2070G」は近接撮影でもかなりの威力を発揮します。

ソニーの標準ズーム域のレンズと高倍率ズームレンズを加えて最短撮影距離と最大撮影倍率を表にしたものですが、最短撮影距離はテレ端で最短の0.25mになりずば抜けて寄れるズームレンズになっています。

最大撮影倍率も群を抜いています。

ワイド端ではなくテレ端で最短撮影距離が出るので、小物撮影、グルメ撮影でもなんでもこい!というレンズになっているかも。

実機はまだないので、写真合成になるのですが、SEL2470ZとSEL20F18Gの2本のレンズがまとめて「SEL2070G」になって、1本のレンズだけで同等の写真撮影、動画撮影ができるとなると、かなりの魅力です。

こちらは標準ズームレンズを並べてみたところです。SEL2470Zよりもわずかに大きくなりますが、SEL24105Gと比較すると一回り小さく、軽量なレンズになります。

望遠域は寄って撮るか、トリミングして対応するようにして、広角撮影を手にすることができる、となるとSEL24105Gよりも使い勝手のよい標準ズームレンズになりそうです。

広角撮影をするために「SEL20F18G」や「SEL1635Z」「SEL1635GM」を持ち歩いていた方は、ここは乗り換えのチャンスかも!?

これからソニーデジタル一眼“α”に乗り換える際には、選択できる標準ズームレンズが1本増えたことになります。スマートフォンからの乗り換えの際に一番違和感なく移れるのが「SEL2070G」になるかと思います。

是非、ご検討になってみてください。

ソニーストアでの予約販売開始は1月24日10時からです。

 

G レンズ 標準ズームレンズ
SEL2070G
ソニーストア価格:
184,800税込
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発売日 2023年2月10日 メーカー商品情報ページこちら
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【速報】3分で分かる! 標準ズームレンズの新基準 超広角域をカバーする新レンズ『SEL2070G』プレスリリース

 

 

 

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