【コラム】ソニー“α”新型ボディ キャッチコピーの歴史
今日はちょっと変わったネタをお届けです。
ソニーから一眼カメラ“α”ボディが発売されるたびに、とても魅力的なキャッチコピーが付きます。当店秘蔵の古いカタログなどを見ながら、歴代αボディのキャッチコピーを調べてみました。
2006年7月に発売された初代モデル“α100”のキャッチコピーは「目指したのは、誰もがいい写真を撮れること。」でした。ではα100からの15年のキャッチコピーの旅に出発です。
こんにちは、店員佐藤です。
キャッチコピーは当店調べのため、正式なキャッチコピーではない可能性もありますので、ご了承ください。
α100の発売後、1年経ったところで「中級機」と呼ばれるAPS-Cの上位機種“α700”が発売になりました。
2007年11月 α700「αの進化が、表現力を解き放つ」
α100で一眼デビューした方がこれで一気に乗り換えられた感があります。
2008年2月 α200「ちいさなボディに、シンプルな高性能」
2008年3月 α350「何気ない日常が、作品として完成する」
このタイミングでフレキシブル液晶が搭載されています。香椎由宇さんがイメージキャラクターを務められていたんですね。可愛いストラップがCMで使われていて、それがそのまま商品化されたりしていました。
サイトでは「あなたに+α」というキャッチでのコンテンツ展開もありましたね。懐かしー。
2008年7月 α300「もっと軽快に、毎日を素敵な写真に」
来ました。岡田准一さんがαのキャラクターに! ブランドのキャッチコピーには「僕らの一眼。」というものが採用されています。
2008年10月 α900 「αの頂点。ひとつの回答がここにある。」
フルサイズセンサー搭載の初代機がここに登場。αの頂点はこのあと、いくつも登場することになるので、後から振り返ってみても見事なキャッチコピーでした。
2009年6月 α230「手にした日から、とっておきの一枚を。」
2009年6月 α330 α380「やさしい、キレイ、わたしのはじめて一眼」
映画「おとなり」では岡田准一さんがプロカメラマンを演じて、α900や、VAIO type Aを使って仕事をする姿に憧れました。
映画の中で使われていたフォトフレームが、購入記念品になっていたこともありましたね。あのフレーム、欲しかったなー。
2009年11月 α550 「速さ、美しさ、想像以上。デジタル進化形一眼」
このモデルがおそらくソニーの「デジタル一眼レフ」として開発された最後のモデルになると思います。切り替え式で一眼レフのファインダー撮影と、液晶を使ったライブビュー撮影が可能になったモデルです。
ファインダーを覗かずに液晶モニターだけ見て撮るのが当時は斬新で岡田撮りとか呼んでいましたね。
2010年6月 NEX-5 NEX-3 「一眼クオリティーを、全ての人に。」
ついに登場しました。ソニーEマウントカメラ。無駄をそぎ落とした超軽量小型ボディに新開発のAPS-C Eマウントカメラを発表。ソニーミラーレス時代の到来です。
2010年9月 α55 α33 「世界初透過ミラー搭載、スピード一眼 誕生」
α550を経て、次の世代にはこれ。トゥルーセントミラーテクノロジーを使った一眼レフとミラーレスのハイブリッドになる新世代カメラが登場。
ボディが非常にコンパクトでした。後に手放してしまったんですがこのカメラは撮っておきたかったと、今更ながら後悔しています。
2011年6月 NEX-C3「日常にあふれる出会いを、APS-Cクオリティで」
北川景子さんはその後、ソニー製品全体のアンバサダーになっていきますが、この当時はNEX-3シリーズ担当。その後からサイバーショットなどデジタルイメージング全般を担当してからブラビアへ写っていきました。デジタルフォトフレームのカタログなどにも登場されていましたね。
2011年9月 NEX-5N 「洗練の一眼クオリティーで、心が動き出す」
2011年10月 α77 「想像を超えた革新性能で、一眼を変える」
2012年1月 NEX-7 「想いを解き放つ、かつてない一眼クオリティを。」
2012年4月 α57「一瞬をとらえる喜びをすべての人に」
2012年6月 α37 「小さく、軽く、速く。その一瞬を残すために。」
すみません、このあたりから、当店の秘蔵カレンダーのネタが切れます。全部をとっているわけではなく、古いものばかり残っている感じでした。
NEX-7は革新的な操作機能をもったモデルが特徴の思い出深いモデルなんですが、実機展示がソニーストア名古屋からスタートしたため、名古屋まで取材にお邪魔させてもらった思い出もあります。
2012年6月 NEX-F3「美しさにこだわるなら、ソニーのAPS-Cクオリティー」
カメラカタログが抜けているんですが、なぜか、北川景子さんが表紙になっているものだけは残っています。ソニーカタログの北川景子さんコレクションがそろっているかも。
2012年10月 α99 「The Reality Master」
フルサイズセンサー搭載のトゥルーセントミラーテクノロジーモデルも登場。当時はソニーグローバルサイトでα Clockという世界遺産コンテンツが展開されていて、いきなりα99の作品が登場したのを記憶しています。
2012年11月 NEX-5R「小さくても、何もあきらめない。」
2012年11月 NEX-6「撮るたびに、たた夢中になれる。洗練のクオリティがここにある。」
この頃は、毎日通勤バッグにNEX-5Rを入れて歩いてました。今思えば、なにをしに会社に通勤していたのか!?w
2013年3月 NEX-3N「美しく撮りたい、私の毎日。」
2013年8月 α58 「好奇心と、冒険しよう。」
2013年8月 α65 「撮りたい本能に、応える性能を。」
2013年9月 NEX-5T「心に響く、一瞬を求めて」
この頃からサイバーショットやαにNFCが搭載されるようになり、スマートフォンとタッチするだけで画像転送ができるようになります。
カメラで撮影した画像を超手軽に転送できるようになり、大きく使い勝手が向上するのですが、この後にさらに大きな進化があります。ソニー“α”の歴史を変えるモデルが登場します。それがこちら。
2013年12月 α7 α7R 「誰も作らなかったカメラ。」
これがもっとも有名なキャッチコピーではないか!?と、思えるほど印象に残っています。あえて、画像はティザー広告のものですが、フルサイズミラーレスカメラの登場でした。
これを機に、キヤノン、ニコンの2強時代にソニーががっつりと割って入ることになります。大革命でした。その後の活躍はご存じの通りです。
2014年2月 α5000 「気持ちが伝わる写真を撮ろう」
2014年3月 α6000 「はじける笑顔、瞬間キャッチ」
2014年6月 α7S 「まだ見ぬ光の領域で、新しい世界を描写する。」
2014年6月 α77 II 「求められたことへの回答」
2014年9月 α5100 「“かわいい瞬間”にタッチしよう。」
2014年10月 QX1 「スマートフォンとつながる新スタイルカメラ」
2015年8月 α7R2 「精緻に世界を描き出す、感性を揺さぶる解像力」
2015年10月 α7S2 「見たことのない光景を目撃するかつてない高感度性能」
2016年3月 α6300 「決定的瞬間を今その手に」
2016年11月 α99II 「スピードと解像度を追求したAマウントフラッグシップ一眼」
2016年12月 α6500 「決定的瞬間を確かに捉える、革新のオールラウンダー」
その後、11機種のキャッチコピーを並べてみましたが、α7シリーズが拡充し、NEXがα5000、α6000シリーズへ移行。その間にα77 II、α99 IIが発売になっているのですが、思えば、この2機種がAマウントカメラのラストモデルになりました。
2017年5月 α9 「光を捉え続ける」
AF番長のα9の登場も衝撃的でした。秒60回測距の秒20コマ連写。性能もさることながら価格も50万円に迫るモデルになっていて、これを買える人っているのか?と、思っていたら、普通のアマチュアカメラマンさんが次々と手にされるという、販売店の常識も覆すモデルになっていきます。
2017年11月 α7R3 「リアリティーが切り開く、新世界へ」
2018年3月 α7III 「妥協なき進化を遂げて、フルサイズミラーレスの新基準へ」
思えば、こうしたモデルごとの単品カタログがあるのはこの世代くらいまで。現在のα1や、α7Cなどは単品カタログがなく、今でも当店店頭では新製品ニュースをお渡ししています。
スマートフォンを使ったWEBカタログに主戦場が移ってしまいました。
2019年2月 α6400 「君の瞳、ずっと離さない、逃さない」
2019年9月 α7R4 「新4世代の革新が、ここから始まる」
2019年10月 α6100 「目の前の笑顔、その瞳、ずっと追いかける」
2019年11月 α6600 「この機動力で、一瞬に応える」
この頃からトラッキングAFの搭載が始まり、カメラの撮影手法も大きく変わっていきます。従来は中央でフォーカスを合わせて、シャッターボタン半押しでロックしておいて、構図を作るということをしていたものが、セレクターを使ったAFポイントの移動に変わり、さらに、現在はコンティニュアスAFでトラッキングAFのロックオンを使って被写体にフォーカスを合わせ続ける、という手法へ。
タッチパネル液晶の搭載により、セレクターも使わず、画面タッチで被写体を指定するというのが当たり前の時代に。
2019年11月 α9II 「革新的な高速撮影性能を備えるフルサイズミラーレス一眼カメラ」
2020年9月 α7S3 「映像クリエーターに、新しい力を。」
2020年10月 α7C 「もっと自由なフルサイズへ。」
本来は東京●●●●●●2020が開催されるはずだった時期でしたが、コロナウイルスの世界的な感染拡大により、ソニーαも発売時期などがシフトさせられたはず。
キャッチコピーも、ややシンプルなものになってきましたね。
2021年12月 FX6 「映像世界は、新たな領域へ」
直近で単品カタログがある最後のモデルがこちらのFX6です。業務用カメラに見えますが、YouTuberさんなどの放送局でもアマチュアでもない層が形成されつつあり、そうした方々をターゲットにしたモデルが登場し始めます。
2021年3月 α1 「THE ONE 新次元へ」
そして、史上売価88万円のフラッグシップモデル「α1」の登場です。あとからソニーαの歴史を振り返ったときに、これも歴史に残る1台になるのは間違いないですね。
2021年3月 FX3 「シネマの映像世界に、限りない自由を」
動画機能を強化する直近のシリーズですが、これもその最たる例というかモデル。当店ではあまり紹介ができていませんが、当店で今年だけ見るとα7S3と同じくらいの販売台数になっていました。
α7S3が秋口から品薄になっており、その需要を補っている感があります。
2021年9月 ZV-E10 「自在に、シネマティック。」
そして、一番新しい“α”がこちらのVlogcam「ZV-E10」です。独特の操作性で動画と静止画の切り替えが簡単な私も今、使っていて一番楽しいカメラですが、当面の間、ソニーストアでは受注停止になるようです。
以上、駆け足でソニーαの16年の歴史をキャッチコピーで振り返ってみました。
さて、次のモデルではどんな演出をしてくれるでしょうね。
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デジタル一眼カメラ α7R IV ILCE-7RM4A |
ソニーストア価格: 438,900円 税込 |
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発売日 | 2021年6月4日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:44,000円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:22,000円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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デジタル一眼カメラ 『α7III』 ILCE-7M3 |
ソニーストア価格: 252,868円 税込 |
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発売日 | 2018年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:25,300円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:13,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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