8Kブラビア『Z9H』ショールーム展示レポート
解像度だけではないソニーの「感じる美しさ」「8Kリアリティ体験」が2月7日からソニーショールーム/ソニーストア銀座で展示スタートしています。
早速、ショールームで拝見させていただいてきましたのでレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
連日、新型コロナウイルスのニュースが報じられていて、中国からのツーリストもかなり少なくなっているという話でした。春節も終わったこともあり、久々に銀座の街を通ってソニーショールーム/ソニーストア銀座さんへお邪魔させてもらってきたのですが、確かに銀座の街は人出が少ないかも。
当店からソニーショールーム/ソニーストア銀座までは徒歩15分ほどで移動できるのですが、ツーリストさんの姿は見られません。日本人だけだとこんなに人出って少ないのかな?と、思えます。
銀座や、ソニーショールーム/ソニーストア銀座へ遊びに行くのは今がチャンスかもしれません。
さて、2月7日にプレスリリースで発表になった8Kブラビア「Z9H」ですが、ソニーショールーム/ソニーストア銀座ではプレスリリース当日から展示がスタートしています。
ショールームの5Fにあがるエレベーターから降りると目の前に展示されているのが85型の8Kブラビア「Z9H」です。
先日まではここに65型のA9Gが展示されていたと思うのですが、85型は圧倒的な存在感です。
1月にラスベガスで開催された「Internasional CES」で海外モデルとして発表されていて、海外では85型と75型の2サイズでモデル展開をしていましたが、日本国内向けに発表されたのは85型モデルのみで、気になる価格はソニーストア価格で200万円というものでした。
サイズがサイズだけにそれなりの価格にはなると思っていましたが、さすがに私には手が届かないというか、当店の展示モデルとしてもちょっと難しい価格です。この価格の製品を購入するのにはかなりの決断が必要になりそうですが、他に選べる製品もないので「8K放送を高画質で観たい!」となると、これを選ばざるをえないというのもあります。
購入検討をしていて、当店のblog記事を参考にしよう、という方もそうそういらっしゃらないとは思いますので、冷静に製品としてどういう展示になっているのかレポートしていきたいと想います。
展示されている8Kブラビアのリモコンをお借りして、いろいろ自由に拝見させていただきました。メニュー構成などは2019年モデルのブラビアと同様で、直感的にサクサクと操作ができるAudoroid OSで動作します。
2019年モデルのブラビアと一部演出が違っていて、画質モードなどの詳細設定をするときに、こうしてアイコンでわかりやすいように説明が付くようになっています。
2020年モデルのブラビアHシリーズがすべてこうなるのか、8Kブラビア「Z9H」だけがこうしたリッチな設定画面になっているのかは不明ですが、なるほど、OS動作が軽くなっているので、こうした表示ができるようになっているのかもしれませんね。
モーションフローの説明などもわかりやすくなっています。
Z9シリーズの最大のウリどころは「バックライト分割制御」です。直下型バックライトの他のモデルはエリア分割していて複数のLEDライトを1組にして使っているのに対して、Z9シリーズではひとつひとつのLEDライトをすべて個別に制御しています。
海外サイトでLEDの部分駆動分割数を測定してレビューしているところがあるそうですが、ソニーのZ9シリーズは細かすぎて正確な数が測定できていないそうです。販売店にもそのLEDの数は非公表となっています。聞いている話だとパネルのサイズが大きければ大きいほど、LEDの数が増えるそうなので、75型モデルが存在すれば、かなりコスト的にはダウンする様に思えたんですが残念。
このバックライト分割制御を呼び出して、切り替えながら映像を観ているとその効果のほどがわかります。
さて、用意されているコンテンツですが、メーカーさんでいくつか用意があります。スタンドの中に収納されていてその姿はわからないのですが8K映像を送出できるHDDプレーヤーがあるようで、それがHDMI 4に入っていて、メーカーで制作した8Kデモ映像が観られます。
息をのむような高画質、というのはこういうのを言うんでしょうね。観たこともないようなものすごい映像が楽しめます。
SDテレビでは画面の高さの6倍、ハイビジョンテレビでは画面の高さの3倍、4Kテレビでは他面の高さの1.5倍が最適視聴距離という説明をしていましたが、これは人間の目でわかる解像度の限界なんだと思います。
ハイビジョンテレビのNHKでの開発話で「走査線の数を1080本以上に増やしても人間の目では判別がつけられなかった」という話がありますが、これはあくまで画面の高さの3倍離れたところからの話なんだろうな、という風に私は解釈しています。
なので、8Kテレビでは画面の高さの0.75倍の距離が最適視聴距離、ということになってしまうのですが、それでは映像全体が観られなくなります。
なので、最適視聴距離は4Kと同じで画面の高さの1.5倍で、あとは人間の目の解像度を超えたものを観ることになるのですが、音楽のハイレゾ音源と一緒で、人間の可聴域を超えた部分の音は聴けなくてもデータがリッチになることで聞き分けられる、目で感じる部分が得られる、というのが8Kテレビなんでしょうね。
NHKのイベントで観てきたコントラストの浅い、視野角の狭い、色域の狭い8Kテレビではそれは感じらませんでしたが、やっと本物の8K映像がやってきた気がします。(今までのイベントで使われてきた8Kテレビでは「8K放送ってこんなに色あせた映像なの?」と誤解を招くような逆効果展示だったとさえ思えます)
なかなかソニーから8Kテレビが発売になりませんでしたが、4Kを超える圧倒的な高画質で登場してきました
専用HDDプレーヤー以外に、8Kブラビア「Z9H」に接続された外付けHDDにも8K放送の映像がいくつか収録されています。
昨年末に放送されたラグビー日本代表の8K HDR、ハイライト番組や、紅白歌合戦などが入っていて、なに?そのときにはこのモデルは稼働していたのか!?と、思ってしまうところですが、RFキャプチャーという放送波そのものをそのまま記録することができる機械があるそうなので、それで記録していた放送を録画し直しているのかもしれません。
これこれ、4K放送でも1回だけ放送してくれたので、録画して4K BD-Rにして大事に私も録ってあるのですが、まさか、これの8K版がソニーショールーム/ソニーストア銀座で観られるとは!!
うわー、これ1時間の番組なんですが、最初から最後まで全部観たーい!
NHK紅白歌合戦も8Kで収録されています。4K放送については対応するBDレコーダーがあり、ディスクに書きだして保存する術がありますが、8K放送についてはまだそういった規格がないのでブラビアに接続されたHDDに記録するのみ。8K放送対応のBDレコーダーについてはまだ発売されていません。規格自体はあるそうですが、需要も少なく、また価格面でも相当なものになってしまうんでしょうね。従来の地デジ、4K放送のブラビアHDD録画でも、後からディスク書き出しなどはできないので、8K録画についても同様になると予想されます。
4時間30分の放送だった昨年の紅白歌合戦ですが8K録画だと容量はなんと162.7GBにもなるようです。現在発売されているBD-Rの4層ディスクでも書き出す事ができません。分割して前編と後編にしてディスクに書くようになります。1時間番組でも36.2GB。8K対応のBDレコーダーが登場したとしても、そのまま記録に残そうとするとディスク代が大変なことになりそう!?
そんなわけでBDレコーダーはまだ発売されていません。なので今年の夏に開催される東京オリンピックを8K映像で残したい、となると8Kブラビアの外付けHDDに記録するしかないんですよね。
このモデルで録画したデータはものすごく貴重な映像になると思います。
当店店頭では「オリンピックを4Kで観よう、残そう!」という話をしていましたが、もう8Kがやってきてしまいましたね。
USBメモリーには8Kのデモ映像や4K映像、静止画のデモ映像が入っています。「映画」というフォルダがありますが、こちらにはゴーストバスターズとパッセンジャーの4K映像が入っていました。
アップコンバートでどれくらいの映像が観られるか体験できます。
静止画の方は昨年9月に発売された“α7R4”の静止画データがずらりと並んでいます。
特筆モノはこちらの「シャープネス+5」のデモ映像です。もんのすごい解像度です。全体像と拡大したものと2枚の写真が用意されていますが、このピカピカの排気管にあるちょっとした傷などまで見つけられます。
これが展示用のバイクではなく、本当に走っているバイクなんだと思わせてくれる画質。
そして8Kの解像度を思い切り堪能できるのがこちらのテキストデータです。こうして引いた画でみると罫線にしか見えませんが、これ、全部文字です。
老眼鏡がないと読めないくらいの超小さな文字ですが、これが一文字一文字、全部解像していてちゃんと読めるようになっています。
PCのディスプレイとして使った場合、A4サイズの紙が一体、何枚分描写できるんでしょうね!?
狭額縁であまり気にならないかもしれませんが、枠などのデザインも今までのブラビアにはない新しいデザインのものになっています。
よく見ると画面上の部分は2段のメゾネットデザインになっています。
写真が上手く撮れなかったのですが、メゾネットの上の段にあるスリットの向こうにスピーカーが並んでいます。
こうした液晶テレビのスピーカーはデザイン上、フロントから見えない様に裏側に付いていたり、下向きに付いたりしているんですが、ブラビアZ9Hでは、この上段のスリットの奥に隠されていて、フロントにスピーカーが向いている形状になっています。
指向性が高い高域の音もこうしてユーザーに向いていて、しっかりと音像定位させる工夫がされています。
テレビリモコンはヘッド部分のボタンが一部変更になっていて「TSUTAYA」のボタンが入りました。(写真左が2019年モデル、写真右がZ9H)なくなってしまったのは「アプリ」のボタンです。
「Z9H」もソニーストアで購入すれば配送設置付きでの購入となりますが、通常のモデルとは違い事前に「下見」が入るそうです。重量もサイズもビッグなモデルになりますので設置場所の強度と、運搬ルートのチェックがあるものと思われます。
以上、ソニーストアの展示レポートでした。
■ソニーストアで8Kブラビアを購入するメリット
メーカー直販のソニーストアでは強力な保証サービスを用意して販売をしています。
通常のメーカー保証1年が3年ベーシック保証という3年に延長されたものになっているのが初期状態で、さらに有料でソニーストアの保証をアップグレードすることが可能。
5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、アップグレードして3年ワイド保証と5年ワイド保証を付けると落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれます。言うなれば動産保険の様な保証サービスになっています。
さらに「Z9H」では長期保証5年<ワイド>または、長期保証5年<ベーシック>選択時のみ「長期保証6年目」が選択できるようになっています。
長期保証5年<ワイド>選択時のみ、+20,000円で長期保証+1年<6年目ワイド>を、長期保証5年<ベーシック>選択時のみ、+10,000円で長期保証+1年<6年目ベーシック>をお選びいただけます 。
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発売日 | 2020年3月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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