【レビュー】ビジュアルヘッドセット『Xperia View』の週末レポート
先週より店頭にて発売前特別先行展示を行っている「Xperia View」ですが、週末に自宅へ持ち帰って時間をかけていろいろ遊ばせてもらいました。
まだまだ見たりないんですが、開梱時にはちょっとわからなかったことなどが試せたので追加してレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
Xperia 1 III、およびXperia 1 IIをディスプレイとして使うVRヘッドセット「Xperia View」を先週からお客様に体験していただいています。
ほぼ皆さん口を揃えておっしゃるのは「解像度の高さはすごい」という話。私もPSVRくらいしかVRゴーグルを装着したことがないのですが、360度の動画を一部だけ拡大して視聴する、というのがVRゴーグルで、元の素材が8Kであること、そしてXperia 1 IIIの4Kディスプレイを使っている事で、今までにない、少なくともPSVRよりもはるかに解像度の高い映像が楽しめる、というのがXperia Viewの一番のウリになります。
逆にウイークポイントな話をすると「見た目よりも重く感じる」「目先の方に重量がかかる」という話もいただいています。
調べて見るとPSVRが600gで、Xperia Viewもほぼ同じくらい。実測でスマートフォンXperia 1 IIIと合わせて585gあります。見た目に軽そうなVRゴーグルに見えるんですが、185gあるスマートフォン自体の重力がかかってきます。
で、これは私も反省点なんですが、ヘッドバンドをちゃんと長さ調節しないといけないみたいで、これを中途半端に調整すると重く感じるみたいです。
ヘッドバンドは形状が工夫されていて、こうして後頭部を2本のバンドで支えているため下側のバンドが頭の下にちゃんと回らないとずれやすく、重さを感じるようになるみたいです。
頭頂部のバンドはそれほどきつく(短く)せず、左右のバンドでまずは位置をしっかりと合わせることが必要で、ちゃんと長さ調整をすると割と良い感じになります。
鼻先に重量がかかる場合は貼付調整ができるので当たる部分をずらしてあげると良いみたいです。ちゃんとした装着ができるようになるのにはちょっと時間をかけて調整する必要がありそうです。
それと長時間使っているとゴーグルの中が曇ってくることがあるんですが、レンズ部はアルコール厳禁です。曇り止めの多くがアルコールを使っているものが多く、プラスチックレンズを曇らせてしまう原因になるので、こうしたものは使わないように説明されています。
お店で使っている時は私も曇りがちだったんですけど、今回、自宅で試しているときはほとんど曇ることはありません。なんでしょうね? 室温の違いとかがあるのかも。曇りをとめる方法はなにか見つけたいところです。
なお、店頭での体験用に用意したフェイスマスクですが、これは自分しか使わない、という環境でも良いかも。ぺったりと顔に装着するため皮脂がゴーグルにつきやすいんですけど、フェースマスクがあると手入れがかなりしやすくなります。
永く衛生的にも使えますので、こういうのも用意されるとよいかと思います。
さて、今回、自宅で使うにあたり、超便利だったのがこちらです。PlayStation 4のコントローラー、デュアルショック4です。
Xperia Viewのアプリが、デュアルショック4に対応しているというので、自宅で使っているPS4のコントローラーの予備をXperia 1 IIIとペアリングして使ってみました。
Xperia Viewアプリで使うデュアルショック4ですが、機器接続はXperia 1 IIIの「設定」>「機器接続」>「接続の設定」>「ゲームコントローラー」から行います。
これでXperia Viewアプリを使うと、ほぼ全ての動作をデュアルショック4で行えます。青天の霹靂というか、これでボリューム操作やスキップ再生、コンテンツ送りまで、なんでもかんでもできます。もちろんメニューの呼び出し、機能選択、決定、戻るも操作できます。
VRヘッドセットをして視界を奪われていて、さらにスマートフォンをゴーグルの中に入れてしまい操作がハードウェアキーだけになってタッチパネル操作ができない不自由な世界にいるときに、これは劇的に操作性を改善してくれます。
PS5が発売になり、多くのご家庭でPS4のコントローラーが余っていると思う?のですが、有効活用できるのと、Xperia Viewの操作を使い慣れていない最初にこそあると便利です。
この操作性で専用アプリが快適に使えるのは目からうろこでした。
となると、個人的には一番やってみたかった、自分で作る360度VRビデオライブラリー作りも、より力が入ってくるところ。
前回はリコーの「THETA SC2」を3万円で買ってきて、撮影した360度VR動画をなんとかGoogle Photoを使って再生することまではできたのですが、Xperia Viewの純正アプリに表示させるコトができない。単純に撮ってきたファイルは読み込めるけど、自分で編集した動画ファイルを認識させることができない、というところまでいっていましたが、認識させる方法がわかりました。
この英数字のファイルは撮ってきたVR動画をそのまま見ているところ。「VR彩湖」となっているのは、自分でAdobe Premiere Proを使って編集した動画です。見事、Xperia Viewの純正アプリに表示させるコトができるようになりました。
360VR動画ファイルの編集は簡単で、通常の4K動画とさほど変わりはありません。カット編集やBGMを付ける作業はまったく一緒です。動画ファイル自体は4Kの3840×2160ドットの映像でこれを2:1画角で編集します。
書き出しの際に「VRビデオとして処理」というところにチェックを入れれば、これだけでVR動画として書きだしてくれるんですが、ちょっと設定が足りませんでした。
エンコード設定のところでプロファイルを「ハイ」にレベルを「5.2」にする必要があります。グレーアウトしている場合はチェックボックスを外せばOKです。
あとはビットレートはかなり高めにしておいた方が良いです。なんせ360度の映像を5~6倍に拡大して見るような感じになるのでビットレートは100Mbps程度にはしておいた方がよいみたいです。
これで書き出したファイルをXperia 1 IIIの「Movie」フォルダにでも入れておけば、Xperia Viewのプレーヤーアプリのリストに表示されます。やりました、これでデュアルショック4を使ったコントローラー操作で簡単に視聴することができます。
ちなみに、こちらのリコー「THETA SC2」ですが、撮影のこつも分かりました。手振れ補正もついているし、撮影後に天頂補正ができるので、それほど垂直とかブレは気にせずに撮影できます。歩きながらでもラフに撮れるんですが、気にしなくてはいけないのは「正面」です。
「THETA SC2」本体の操作ボタンもなにもない面がありますが、これがVR動画の正面になります。走ったり、歩いたり移動するときはこの正面を進行方向に向けて撮影するのが鉄則です。
こちらは操作ボタンのある背面になるんですが、この向きで歩きながら撮影すれば良い感じのVR動画になります。
家の人には「フワちゃんみたい」とか言われてますが、これでドンドンVRビデオライブラリーを作って、Xperia Viewで見てみたいですね。
この書き出し方をマスターすれば、リコー「THETA SC2」撮影→「Adobe Premiere Pro」編集→「Xperia View」視聴の流れが作れますよ。
さて、Xperia Viewアプリ以外の動作が保証されているアプリは「DMM VR動画」アプリと「360Channel」アプリの2種類になります。YouTubeでもVR動画の配信を行っていますがYouTubeアプリは非対応アプリとなっていますのでご注意ください。
さて、DMM動画は私も未体験です。DMM動画のホームページから、昔「艦これ」をやったときに作ったDMMのアカウントを思い出してログインし、いろいろ動画を探してみたら、あるはあるは、VR動画のサンプル無料作品が山の様に見つかります。
VR動画をスマートフォンで見るためにはDMM動画のアプリではなく「DMM VR動画」アプリをインストールする必要があるのですが、「DMM VR動画」アプリはGoogle Playにはありません。DMMのサイトからインストールする必要があるので、ちょっと注意です。
流れとしてはブラウザでDMM動画のホームページで作品探しをして、ライブラリーに観たい作品を加えて行き「DMM VR動画」アプリでそのリストに従って高画質動画のダウンロード&視聴をする、というスタイルです。
先に自分のライブラリーに登録するんですが、あまりにも多いので70個くらいまでで辞めてしまいました。そのほとんどが女の子とのおしゃべりを楽しむ系みたいな動画で、なるほど、こういう需要が多いんですね。
中にはツーリングカーのレースや、全日本ラリーの車内映像とかがありとんでもないぶっとぴ映像が見られたりもします。
0円で購入してライブラリーに加えたあとは、動画をダウンロードすることで高画質素材が手に入ります。
BMWのツーリングカーをピットの中から拝見しましたが、いやー、リアルですね。こうしたレーシングカーってハンドルの回転角が一般車とは全然違うみたいで、ちょっとハンドルを切っただけでは角度があまり変わらないんですね。こういう質感みたいなのはなかなか感じられないですよ。
再生項目やセンター位置の調整の際は自分の視線で操作をします。自分の視点の真ん中に赤い点が灯るので、これを操作したいメニューに重ねて数秒待つとコマンド入力ができるようになっています。
せっかく用意したデュアルショック4ですが、操作ができるのはXperia Viewのプレーヤーアプリだけみたいです。
いやー、しかしタイトル数がすごいあるので、無料のサンプルを見るだけでも時間がかかりますね。有料になりますが。360VRのネイチャー系の映像とかも880円とかであるので、これはまた次回、チャレンジして観たいと思います。ホラー系も多いみたいで、そういうのが好きな向きにはたまらなさそうです。
こちらは「360Channel」で、用意されている動画はすべてVR動画みたいですね。こちらもものすごいライブラリーで、自分の知らないところでこんな世界が広がっていたとは、という感じ。
こちらも無料の動画はいくらでもあります。普通に再生するとスマートフォンの画面を使った360度VR映像になるのですが、ここで画面をタップすると画面右上にVRのロゴが出るので、これをオンにするとVRゴーグル用の映像になります。
この画面状態でVRゴーグルを装着するということになるみたいです。ちなみにこのたき火の映像は川のほとりで1時間、ただたき火が燃えているという360度VR映像です。
おお、これは冬のベランダにストープとか用意して見てみたいかも!?
そして、こちらはYouTubeアプリです。非対応アプリとなっています。360度動画とか検索するとジェットコースターのVR動画などが出てきます。これも再生すると360Channel同様にVRマークが出るのでタップするとVRゴーグル用の2画面表示になります。
画角も360Channelと同じ様に見えるんですが、なにか不具合があって非対応アプリという扱いになっているんだと思います。実際に見てもさほど不自然さはないんですが、画角の違いとかなんですかね?
見るとわかりますが360ChannnelとYouTubeではこうして黒枠が出ます。DMM VR動画は全面になっているのですが、これで視界がやや広くなる感じはあります。
なお、こちらは11月19日のXperia Viewの発売日に公開されるそうですが、乃木坂46のオリジナルVRコンテンツがXperia Viewユーザーに公開になります。
Xperia 1 III、もしくはXperia 1 IIでコンテンツページにアクセスし、Xperia Viewの製品に同梱のキャンペーンコードを入力するとダウンロードしてVR視聴ができるとなっています。
8K HDRの超高画質360度VRが楽しめるチャンスです。これも楽しみ。
以上、休日に過ごした「Xperia View」とのレポートでした。
まずはDMM VR動画などで、VRの世界の映像作品を楽しんで、次はリコー「THETA SC2」で自作VR遊びなんていかがでしょう? リコー「THETA SC2」で撮影した映像も編集しない撮って出しのものであればXperia 1 IIIにインストールしたアプリだけで完結しているし、今までとは違ったVRライブラリーを自分で作ることができそうです。
Xperai 1 IIオーナーさん、もしくは11月19日発売のSIMフリー「Xperia 1 III」の予約オーダーをして到着をお待ちの方は、ついでにXperia Viewも一緒にいかがでしょう?
Xperia Viewの予約販売と同時にキャンペーンも発表になっており、「Xperia View」と「Xperia 1 III」もしくは「Xperia 1 II」を同時に購入すると1万円のキャッシュバックが受けられます。29,700円のXperia Viewが実質19,700円になる計算。
キャンペーン期間は2021年10月26日~2022年1月10日までとなりますので、ぜひこの機会にご検討下さい。
ビジュアルヘッドセット Xperia View XQZ-VG01A |
ソニーストア価格: 29,700 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
実機を店頭展示しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
■同時購入でお得!キャンペーン対象Xperia
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 III XQ-BC42 |
ソニーストア価格: 159,500 円税込 |
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発売日 | 2021年11月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン 発売記念10,000円キャッシュバック(~1/10) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント 実機を店頭展示しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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