2019年8月8日

光学30倍ズームのサイバーショット『DSC-HX99』で撮る『尾瀬ツアー2019』

tecstaff カメラ, サイバーショットサイバーショット, 野鳥撮影, DSC-HX99, 720mm, 高倍率ズーム 0 Comments

先週末に開催した当店の撮影イベントのレポート記事第3弾です。今度は光学30倍ズームレンズ搭載のサイバーショット「DSC-HX99」の紹介です。

1インチセンサー搭載のRXシリーズが高画質を売りにしているモデルで、ミニ”α”的な扱いになっていますが、こちらは720mmもの超望遠ズームレンズがウリのモデルです。こういう山歩きのスナップ撮影にはもってこいのカメラで、今回はレポート記事の記録をこのカメラに頼ってみました。

尾瀬の旅を振り返りつつ「DSC-HX99」の紹介をしたいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。

今回持っていったカメラは、“α7R3”＋SEL24F14GMのセットとサイバーショット「DSC-HX99」でした。“α”は広角単焦点レンズだけしか持って行っていないので望遠撮影がなにも出来なくなるところなんですが、そこをサイバーショットでカバーです。

DSC-RX100M6という200mmまでの望遠撮影ができるモデルもありますが、HX99は720mmです。DSC-RX10M4をポケットサイズにしたようなカメラになります。

2018年11月に発売されたモデルで、私は今年の3月に購入しました。使ってみるとたくさんのメリットも感じます。

まずは、このコンパクトサイズのカメラにもかかわらず、RAW撮影ができること。RAWというのはセンサーが受光した信号をほぼそのまま記録するモードです。JPEGデータにする前の映像信号を持っているため、あとからの調整幅がとても大きく、より画質の良い写真を現像生成することができます。

発売当時はまだRAW現像ソフトが対応をしていなくてRAWで撮っても現像することができなかったのですが、今は、Caputre OneでもImaging Edgeでも現像可能です。

DSC-HX99　F3.5　1/60　ISO80　焦点距離4.2mm（35mm判換算24mm相当）

こういう記念写真のシーンなどでは、RAW撮影ができるとかなり助かります。みんな集合して撮影を待っているところなので、設定をそんなに追い込むことはできません。露出さえ合っていればあとからRAW現像で露出やホワイトバランスはいくらでも調整ができます。

DSC-HX99　F8.0　1/50　ISO100　焦点距離7.8mm（35mm判換算48mm相当）　露出補正：-1.0EV

鳩待峠から山の鼻へ下りていく道中に迎える日の出のシーンでも、今回はすごい速いペースで降りて行かれていたので、時間をとっての撮影ができませんでした。これも後から現像するから絞るだけ絞って、あとは露出さえ合っていればOK！　ということで早撮りしたものをあとから現像しています。

DSC-HX99でもこんな写真が撮れるんです。

DSC-HX99　F4.5　1/400　ISO80　焦点距離4.2mm（35mm判換算24mm相当）

泣き所はISOが3200までしか使えないことで、暗いシーンではシャッタースピードが上げられません。デジタル一眼“α”と比べてしまうと全然ダメダメなんですが、その昔のフィルムカメラと比べたら、このサイズでこの自由度は驚異的です。

明るいシーン専用の屋外カメラとして使うなら問題なし。（ちなみに夜の宴会シーンではHX99ではなくて、予備でRX100M3を持ってきているので、そっちを使っています。）

DSC-HX99　F6.4　1/250　ISO400　焦点距離118mm（35mm判換算720mm相当）　露出補正：-0.7EV

夏の尾瀬に来たら夏の高山植物も探したいところ。こちらはオゼコウホネです。池塘のやや離れたところで見つけて720mmズームで撮影しました。

作品としてキレイに撮りたいならSEL200600Gとか持ってこれれば良いのですが、とても山歩きに2kgもあるレンズは持ってこられません。(^_-)

DSC-HX99　F5.6　1/250　ISO80　焦点距離30.3mm（35mm判換算192mm相当）

こちらはヒツジクサです。これも今回は咲いているものは2輪しか見つけられませんでした。ずーっと気にして歩いていたので見つけられてラッキーです。

DSC-HX99　F3.5　1/60　ISO80　焦点距離4.2mm（35mm判換算24mm相当）　露出補正：-1.3EV

24mmから720mmまで使える超高倍率ズームレンズを搭載しているわけですが、最短撮影距離についてはやや癖があります。焦点距離50mm相当まではものすごい寄れるのですが、そのあとは最短撮影距離がぐっと長くなります。

自分で目測ではかったものがこちら。

80mm相当付近までは寄った撮影ができるのですが、400mm以上の超望遠域に入ると最短撮影距離は3m弱になります。全然寄れないレンズになってしまうので、この仕組みを覚えておく必要があります。

食事シーンでのグルメ撮影などで使えるのは50mm～80mm相当までです。これを知らないと使いにくいカメラになってしまうんですが、覚えておけば使いこなすコツをひとつ理解したことになります。

DSC-HX99　F6.4　1/250　ISO160　焦点距離118mm（35mm判換算720mm相当）

こちらは山小屋の前でみつけたキセキレイです。山の中なのに、水が多い尾瀬では水生昆虫を餌にするキセキレイも姿を見せてくれるみたいです。

これは一緒に参加してくださったプロカメラマンのよしプーさんに撮ってもらった1枚です。さすがプロというか、虫の顔までばっちり鮮明に撮れています。撮影データが書かれている写真はすべてFlickrにアップロードしてあるので、クリックするとオリジナルの写真をご覧になることができます。

虫の顔までばっちり映っているのでびっくりです。

DSC-HX99　F6.3　1/250　ISO125　焦点距離112.9mm（35mm判換算688mm相当）

こちらはタヒバリです。

尾瀬ヶ原の湿原を歩いていると湿原からピヨピヨと鳴き声があちこちで聞こえてきて、目を凝らすと野鳥が枝にとまっているのが見つけられます。栄養がない高層湿原で大きく木が育たないため低木しかないのですが、おかげで野鳥探しが楽なんです。

ちなみに、これが24mm画角で撮影したところです。真正面に見える木までの距離は20mくらいあるんですかね。ここから鳴き声が聞こえてきます。

こちらは焦点距離200mm相当にズームしたところです。DSC-RX100M6やDSC-RX100M7だとここまで寄ることができます。超解像ズームを使えば400mmまで行けるのですが、RAW撮影だと超解像ズームとかデジタルズームは使えません。

DSC-HX99ならRAW撮影でも720mm相当までズームできます。

DSC-HX99　F6.4　1/250　ISO100　焦点距離118mm（35mm判換算720mm相当）

こちらが720mm相当までズームしたところです。超解像ズームを使えば1440mmまで行けるところですが、RAWで撮っておいて、あとからPicture OneのRAW現像でクラリティやストラクチャを使えば、エッジを立たせてトリミングができます。

そして、これもDSC-HX99を使うことの大きなメリットのひとつですが、なんと、XAVC S 4Kの動画撮影ができます。こうして超望遠ズーム撮影をしてシャッターを切った後に、まだ鳥さんがそこにいてくれたら、迷わず動画RECボタンを押すんです。

これで4K野鳥図鑑が簡単に撮れます。野鳥の場合、鳴き声もこれで録画できます。私みたいな初心者バードウォッチャーにはありがたいことこの上ありません。

DSC-HX99　F6.3　1/250　ISO800　焦点距離80.8mm（35mm判換算500mm相当）

最後はイワツバメです。山の鼻にある至仏山荘の軒下に巣を作っていてイワツバメマンションが出来ていました。

ちなみに720mmの超望遠ズームってものすごく画角が狭くて、広角側から狙ってズームしていかないと被写体を見失うこと山のごとしなんです。

見えている画角に被写体を導入するのがすごく難しいところなんですが、ズームアシスト機能という非常に使いやすいお助け機能が搭載されています。

どこかのボタンにアサインして使うんですが、望遠ズーム中に、例えばセンターボタンを押すと、一気に広角側にズームを戻してくれて、今、どこを狙っているのか周りを見せてくれるんです。

これで方向修正をして、アサインしたボタンを離すと、再び720mmズームをしてくれるという機能。ズームレバーを使うのと違って最高スピードでズームを操作してくれるので簡単に被写体が探しができます。

これも“α”＋SEL200600Gではできないことのひとつです。

飛び道具としてすごく便利なカメラなんです。

DSC-HX99　F4.5　1/200　ISO80　焦点距離10.5mm（35mm判換算66mm相当）

その他、注意点としては記録メディアがmicro SDカードになっているため、レギュラーサイズのSDカードが使えません。PCに画像を取り込むときはマイクロUSBケーブルを使うと便利だと思います。

スマートフォンへの転送の際はNFCを使ってWi-Fiで飛ばす事ができるので、簡単にスマートフォンへ画像を取り込むことができます。それを使って、今回の尾瀬道中ではジャンジャンHX99の画像をXperiaからInstagram投稿をするつもりだったのですが。。。あいかわらず、尾瀬はほとんどのエリアで電波がつかめませんでした。(^_-)

山小屋にはフリーWi-Fiが届いているので小屋についてからは写真をある程度アップロードできたのですが、ま、これくらいのオフラインライフもたまにはいいですね。

夏の旅行の前に、こんな便利ズーム搭載のサイバーショットを手にされてみてはいかがですか？

■カメラ購入前に！ソニーストアおすすめサービス

ソニーストアでサイバーショットを購入してみようか？という方に、ソニーストアで購入することのメリットをご案内したいと思います。

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さらにソニーストアではメーカー直販ならではのかなり強力な保証サービスを付けて購入する事ができます。

まず通常のメーカー保証は1年ですが、ソニーストアでは「3年ベーシック保証」というメーカー保証が最初から3年に延長されたものが付いてきます。

そしてそこから有料でソニーストアの保証をさらにアップグレードすることが可能。

5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、魅力なのはこちらではなく、3年ワイド保証と5年ワイド保証になります。ワイド保証は落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれる動産保険の様な保証サービスです。

たとえば撮影時に誤って手を滑らせて落下させ、外傷が出来てしまった場合はメーカー保証もベーシック保証も効きませんが、ワイド保証ならそれが無料で直してもらえます。免責金額などの設定もありません。無料で修理してもらえます。

盗難や、日本海溝に水没させてしまうなど、本体がなくなってしまった場合は補償されませんが、これが魅力でソニーストアでソニー製品を購入される方はかなり多くいらっしゃいます。

こうしたワイド保険が3年で本体価格の5%、5年で本体価格の10％で用意されています。是非、こちらに入って購入していただきたいところ。カメラ本体もそうですが高額なレンズもワイド保証に入れて購入できるのがソニーストア最大の魅力なんです。

初めてソニーストアをご利用になる方は保証のアップグレード料金を払ってワイド保障にすることになりますが、実は当店店頭で購入いただくと、3年ワイド保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。

店頭クーポンは残念ながらレンズが対象外になりますが、レンズと一緒にカメラボディを購入したいという方は店頭にお越しになるとよりお得にすることが出来ます。

■テックスタッフ店頭購入特典

☆テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。

時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ！


デジタルスチルカメラ DSC-HX99		ソニーストア価格： 93,500円税込

発売日	2018年11月9日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	5年ワイド：6,600円 3年ワイド/5年ベーシック：3,300円 3年ベーシック：無償
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テックスタッフ店頭ご利用特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

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発売日	2018年10月20日	メーカー商品情報ペーこちら
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