テックスタッフ 平成最後の【楽しい時間】成田空港 撮影会レポート
先週の土曜日は撮影会開催のため店舗営業をお休みさせていただきました。
当店の平成最後の『楽しい時間』イベントということで、成田空港周辺での旅客機撮影会を開催しました。撮影会の様子をレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
2019年もなんとか月に一度は撮影会開催を目指しています。4月は成田空港での旅客機撮影会です。この時期になぜ成田空港かと言えば、間もなく就航するANAの新型機A380のウミガメ塗装機「フライング・ホヌ」が成田空港にいるからにほかなりません。
ただ、ANAの機体整備工場の前に駐機していることが多いフライング・ホヌはターミナルビルからでは撮影が難しく、成田空港の外にある公園から狙う必要があります。
空港の外まで歩くといってもすごい距離があります。なんせ滑走路の全長は4kmもあります。歩いていたら移動だけで1時間~2時間かかります。どうしても車が必要ということで、今回は成田空港営業所のレンタカーを借りて、これで周辺を回ろう、という作戦です。
こちらが今回の私の作戦マップです。成田空港周辺に飛行機の撮影ができる公園は主に4~5か所あるのですが、やみくもにこれらを回っても効率よく旅客機は撮れません。
飛行機ならではの事情がそこにはあるのです。
鉄道であれば時刻表を見て、あとは撮影地を検討するだけなのですが飛行機の場合は風向きによって離着陸の向きが変わってくるんです。向かい風に向かって飛行機は進むので、南風であれば北から南に進み、北風であれば南から北へ飛びます。
さらにフライトの離着陸を調べてみると午前9時半~11時半までは出発便が集中していて、午後は13時~16時に到着便が多いことが判明。最大で15時台には30分に22本の出発便があるので2分に1本以上のペースで着陸便を見ることができるわけです。
着陸便を見るときは滑走路の風下側、離陸便を見るなら滑走路の風上側の撮影ポイントを利用するのが吉なんです。
さらに「東峰神社」というB滑走路の南側直下に位置する神社があり、ここに来ると悶絶するくらい近い飛行機撮影ができます。ここは着陸便が多い時間帯でさらに北風運用になっているときに行くのがベストです。
さらにさらに、10時50分ごろにはシンガポール航空のA380の離陸があったり、15時20分ごろにタイ航空のA380の着陸があったり、一日に3本しかないA380の成田便を撮りたい!というのがあります。
A380の機体の大きさは迫力ありますからね。
ということで、調べると調べるほどいろいろな撮りどころが出てきてしまい、スケジュールをどうやって組めばいいのかわからなくっていくのですが、実際にスケジュールを組むのに使うのが「Flightradar24」というアプリです。無料で使えます。
まずは事前に天気予報で成田空港の天気予報を調べておき、このときは天気もそうですが風向きをチェック。朝は東からの風ににあっていますが午後からは南風主体になっています。
おそらく南風運用で1日使われるはずなので、それを念頭に当日は「Flightradar24」を使って実際の離着陸の様子をみます。
「Flightradar24」は全世界の旅客機の発着情報が登録されていて、空港周辺にいる飛行機のアイコンをタップするとどこからどこに飛ぶ飛行機で、リアルタイムに高度とスピードまで表示されます。
フライングホヌの居場所を検索するときは検索窓に「ja381a」の入力すると、その時点でのフライトの予定が表示されます。まだ正式就航していないフライング・ホヌは習熟飛行を繰り返していて、関空と成田空港を行ったり来たりしている様子。撮影会の2日前にはホノルルまでの往復をしていたみたいですが、さて、この日はどんな様子でしょう。実際にフライトが始まるまで予定がでないのでこれは運なんです。
一番多いフライトは朝一番で関空へ行って、午後早い時間に成田に帰ってくるので、うまくすれば飛行シーンが見られるかも、というところです。
「Flightradar24」を使って、成田空港の到着便、出発便を一覧で表示することもできます。これでその日の出発便と到着便の本数を数えていた、というわけです。
アプリひとつあれば、こうして予定が立てやすくなります。
ということで、南風運用で予定を立てていたのですが、実際に成田空港に集まってみたら北風運用になっていました。
予定ではシンガポール航空のA380の離陸シーンを撮るべく、さくらの丘公園に行くつもりだったのですが、急遽予定変更です。北風運用ならば最初に絶対に東峰神社へ行くべし!です。
いきなりのド迫力撮影になるのですが、持ってきていただいた広角レンズを使えるのはここだけです。移動中に広角レンズにつけかえてもらって到着したらすぐに撮影開始です。
集合場所の第2ターミナルビルからも近いしすぐに撮影が始められました。シンガポール航空のA380は残念ながら撮り逃してしまいましたが、結果、北風のチャンスはこの時だけでした。ラッキーです。
ご参加くださった方々のInstagramがこちらです。
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テックスタッフさんのイベントで成田空港周辺で飛行機撮影開始!まずは東峰神社にて。 #飛行機 #東峰神社 #成田空港 #sonyshoptecstaff #sonyshop #tecstaff
撮影しているとあまりの近さにだんだん腰を落としていく様が面白かったですね♪
着陸機は超大型機以外は基本的にB滑走路に着陸するようでジャンジャンやってきます。このまま1日中撮っていられそうなんですが、皆さんの体力の消耗も考えて?30分ほどで切り上げて移動します。
その後、北風運用のうちに離陸シーンをさくらの山公園からも撮ってみようと、いそいで移動するのですが、この移動中に風向きが変わり南風運用になります。さくらの山公園についたら飛行機がみな逆向きに離着陸を始めたので、そのまま移動して空港の南側「ひこうきの丘公園」に移動します。
こうやって予定をすぐに変更できるのがレンタカー移動の良いところです。
「ひこうきの丘公園」は2016年にできた新しい公園です。A滑走路の南端に位置するところで、ANAの機体整備工場近くなので駐機しているフライング・ホヌが良い角度で見られるのですが、フライング・ホヌは朝イチで関空に飛び立っていました。
ここで離陸機が多いうちに出発便を撮影です。
「ひこうきの丘公園」に新しいモニュメントが作られています。幸せの鐘を鳴らせるようなスポットができるみたいで、この日は絶賛工事中でした。
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ひこうきの丘公園にて撮影。ちょっと距離ありますが、離陸時の撮影も可能。 #ひこうきの丘公園 #飛行機 #sonyshop #sonyshop_tecstaff #tecstaff
「ひこうきの丘」はA滑走路の南端にいるので南風運用の際には離陸便が見られます。重たい機体ほど近くを飛んでくれるのですが軽い飛行機だとここに来るまでに高度を思い切り上げてしまうんですよね。
その後、第3撮影地になる「さくらの丘公園」へ移動。さすがに桜はほぼ終わっているのですが、わずかに残っている菜の花や八重桜などを重ねて飛行機を撮影します。
人数が多いので、バラバラになって撮影ポイントを探すのですが、最終的に一番良さそうなところへ皆さん、集まってくる流れができていましたね。
第4撮影地は「さくらの山公園」です。ここはレストランや売店、屋台が出ています。時間的にも11時半~12時半は飛行機の便数も減るので、ここで我々もランチにします。
土曜日ということで人もいっぱいだね~、なんて言っていたのですが、どうやらフライングホヌが13時40分すぎに到着するということで、続々と人が集まっていたようです。我々が来た時も駐車場は遠いところまでいかないと停められなかったのですが、荷物をとりに戻ってみたら、もう満車で停めるところがなくなっていました。
滑走路が見えるフェンス際は人でいっぱいだったのでみんなで場所取り。でも、一か所にかたまると同じ写真しか撮れないし、せっかくのロケーションです。みんなでいろんな写真を撮ってみよう!ということでばらけていただきました。
こんな風に鯉のぼりと一緒のところ、とかも探すんですが、うーん、ちょっと飛行機が小さくなりますね。フライングホヌの到着まで1時間ほどあるので、その間の撮影はすべて練習A撮影になってしまいました。
ということで、無事にフライングホヌ撮影に全員成功。私もフライングホヌが実際に飛んでいるところを見るのはこれが初めてです。
就航前に着陸シーンが見られてうれしい! ウミガメの顔もばっちり見られました。
こちらはjunさんのインスタです。私が撮ったHX99のカットで左にいらっしゃる方がjunさんで、まさにこの瞬間に撮影されたカットですね♪
kazuさんは確かフェンスのところで撮影されていたと思うのですがウミガメの顔もばっちり撮られましたね。“α7Ⅲ”だったら動物瞳AFが効いたのかどうか気になるところですw
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あまりよくわかってないですが、フライングホヌの撮影に成功! たくさんの人が集まってました。 #フライングホヌ #飛行機 #さくらの山公園 #sonyshop_tecstaff #tecstaff
私はこういう、ここ一番、という撮影に弱くてよく失敗をするのですが、さすが皆さんばっちり撮影されていますね。
途中合流されたKさんもblogでこちらの「フライングホヌ」フォトをご披露になっています。
☆K様 So-net blog「昨日のお散歩、さくらの山&成田空港第一ターミナル編」
第5撮影地です。ロケハンをしていないのですがB滑走路が間近で見られるという「十余三東雲の丘」です。ここは公園というよりも展望台しかないところでした。
しかもフェンスが微妙に高い。脚立があるといいのですが、なくてもなんとか撮れるという微妙な高さです。あと10cm低ければ不自由ないんですが。
B滑走路の着陸便は確かに間近で見られるのですが、東峰神社みたいな危険な近さ感に慣れてしまっているとあまり感動がないかも!?
風も強かったので、ここは様子を見てすぐに撤収になりました。
第6撮影地は再び「さくらの山公園」です。
先ほどと同じ場所で狙うのではなく、M木さんのおすすめで公園の北側斜面へ行き、到着便の顔を狙うことに。
タイ航空のA380の着陸をここで撮れました。
Aclubさんお疲れさまでした。北海道では見られないA380を堪能できましたね!
予定ではこれで撮影会は終了のはずだったのですが、そういえば先ほどフライングホヌが着陸しているので、ANAの格納庫前に行けば駐機しているフライングホヌが見られるのでは?というアイデアが。
延長戦で、再び「ひこうきの丘」公園に出発。
第7撮影地です。「ひこうきの丘」駐車場に車を停めさせてもらって、滑走路沿いの道をちょっと戻ると地形的にフェンスが一段へこんでいるところがあるので、そこからフライングホヌを撮影。
なるほど、ここに来ると飛行機の顔が見えるしフェンスもかからないしばっちりですね。今日2回目のフライングホヌが見られました。
ひこうきの丘公園に戻ると、工事中だった幸せの鐘の設置が終わったようで業者さんが撤収している最中でした。
まだ除幕されていませんが、設置完了直後にここで我々が世界最初の記念写真撮影をさせていただいています。ハートマークの向こうにフライングホヌがいるというおめでたい記念写真です。ラッキー♪
ということで、以上、成田空港第1ターミナルビルで皆さんを下ろして、私はレンタカー返却へ行ってきました。
空港に戻ってくると、第一ターミナルの中央ビル屋上展望デッキで、まだ撮影会延長戦を開催していました。
第8撮影地です。ここで17時30分到着予定のエミレーツ航空のA380撮影に挑戦。
きたきた、来ました。今日3機目のA380撮影に成功。
さらにそのあとに、タイ航空のA380が出発するシーンも撮影して、これで本日の撮影会は完全終了になりました。
朝10時から皆様、お疲れさまでした。
今回の撮影会の様子を動画でまとめたものがこちらです。4K対応の自動編集ソフト「Fastcut」を使っています。自動編集機能を使ってかなり楽に作成しています。
フライングホヌのブルーカラーの機体が今回は撮影できましたが、この後、グリーンとオレンジの2機が追加になります。次はグリーンのフライングホヌを撮影しに行きたいですねー。
さて、今回の撮影会レポートなんですが、レポートしようと思ったら大ピンチに陥っていたんです。
私はドライバー兼、撮影プランナーに徹底していて、今回はデジタル一眼“α”は持っていなくて、手持ちのサイバーショット「DSC-HX99」だけでの撮影だったんです。
しかも4K動画撮影に徹してしまっていて、写真があまりないというか、肝心の飛行機撮影シーンはまったく写真がないという状態になっていました。
ですが、サイバーショット「DSC-HX99」って便利ですねー。
撮影した4K動画から、あとで静止画写真を書き出す機能が搭載されているんです。今回はわかりやすく、動画から切り出した写真はすべて16:9のままで掲載しています。
Instagramにもカメラから切り出した写真をXperiaに転送して使っているのですが、これがなかなか便利。
撮影した4K動画からここぞというベストタイミングをあとから切り出すことができるので、構図が全部最高のものになっています。HX99を動画主体で撮影しての写真切り出しってありですね。
今回、こうして動画主体で撮影していますが、この動画を使って、お客様の作品と合わせたビデオ作品を編集してみようと思っています。
今週の土曜日、平成最後の当店の土曜日営業にて14時から動画編集セミナーを開催するのですが、いすみ鉄道撮影会のときと、今回の成田空港撮影会の分と合わせて2本の動画編集をその場で行いたいと思います。
撮影会にご参加くださった皆様、写真作品をお持ちよりいただけると助かります。
今回の動画セミナーでは「ストーリー性のある動画編集」を目指したいと思います。いろいろ詰め込むのですが、今回は編集技法の解説がほとんどなく「Fastcut」の超シンプル編集で済みますので、多分、これでいけると思います。
是非、おつきあいくださいませ。
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