【レビュー】スポーツタイプの左右独立ワイヤレスヘッドホン『WF-SP700N』展示レポート
昨日プレスリリースで発表された新型のノイズキャンセリング機能搭載左右独立ワイヤレスヘッドホン「WF-SP700N」が今日からソニーショールーム/ソニーストア銀座にて展示開始になっています。
aiboの限定店頭販売イベントのおかげで開店初日のイベント状態くらいの賑わいの中、実機の様子を拝見させてもらってきましたのでレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
今日になって「Xperia Ear Duo」まで発表になってしまい、左右独立ワイヤレスヘッドホンがソニーだけでも3機種から選べる様になりました。
- 音に没入、アクティブサウンドコントロール搭載の「WF-1000X」(24,880円)
- スポーツ向け、重低音サウンドの「WF-SP700N」(22,880円)
- スマートフォン特化 スマート機能搭載「Xperia Ear Duo」(29,880円)
今回は、この大注目のスポーツタイプの「WF-SP700N」に力を入れてレポートしたいと思います。
■「WF-SP700N」実機レビュー
さて、4色のカラーバリエーションを用意した「WF-SP700N」ですが、派手派手な原色カラーではなくややシックというかマットな感じになっていますね。
本体カラーだけではなくケースも同色で用意されているところも嬉しいポイントです。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座の5Fフロアには、今回の新型ワイヤレスヘッドホンの展示テーブルを用意していて、ここにはショーケースに入った「WF-SP700N」が展示されています。
ここの奥にバーカウンターみたいになった試聴コーナーがあるのですが、ここで実機の試聴をすることができます。
ブラックカラーは他のお客様が試聴されていたため、その他の3色のカラーを撮影用に一度にお借りして撮影させてもらいました。
ケースの蓋にはニコちゃんマーク風の顔をしていますが、左右の矢印はシールになっていて動作を覚えたら剥がして使ってね、ということになっています。
フタはご覧のように左右に回転させて開きます。印鑑ケースみたいな「WF-1000X」のケースと違い、こちらは指輪のケースみたいですね。
ケースを開くとヘッドホン本体がこの様に収納されています。向かって右に右側のイヤホン、左側に左のイヤホンが入っています。取り出した側のヘッドホンを耳につければ左右を間違えることはありません。
ヘッドホン本体のスタミナは3時間、ケースに戻すことで再充電されケース側に6時間分の電力量があるのでケースに入れた状態で満タン充電すると合計で9時間使える、というのはWF-1000Xと同様です。
本体とケースには3ポイントの接点があり、ケースにスポッと入れると自動で充電されるしっくみになっています。WF-1000Xではケースにはめてから「カチッ」という感触があるまで押し込まないと充電が始まらないのですが、WF-SP700Nではそういうカチッという感触はなくモコッという感じでケースに収めるとうまく充電が始まっている感じ。
こちらの方が「充電したつもりだったのに充電されていなかった」はないかも。
充電が始まるとこうしてイヤホンの丸い溝のところにあるレッドLEDが点灯します。これで充電しているかどうかを視覚で確認することもできます。
私は特に「好きな色」というのがないので、製品毎にマッチしたカラーのものを選択して購入するのですが、こちらのヘッドホンだったら、やはり「イエロー」を選びたくなります。(最近、この色を選ぶことが多い気がします)
なんかスポーティーな感じが一番します。
こちらはホワイトモデル。どこかふわふわした感じがしてこちらのカラーも良いですね。
こちらはピンクということになっていますが、イメージはアズキ、でしょうか。ショッキングピンクみたいなカラーではないので大人の女性でも選べそう。
イヤーハンガーとイヤーチップは別々になっています。イヤーハンガーは向きがあるのですが、簡単に回転しないように中に溝が掘られています。
イヤーチップを外してみると、この音の導管の部分、普通だったら先端にイコライザーが装着されているものなんですが、なにもありません。そのまま中がのぞけて振動板が見える仕組みになっています。
イコライザーで中高音のバランスを取ると聞いているので、WF-1000Xはそうしたバランスまで調整されていて、それよりもWF-SP700Nは音のパワーで勝負!というモデルなのかも。
イヤホン部分にはひとつだけボタンが装備されています。左右それぞれに役割が分担されていて、左耳のボタンがノイズキャンセリング→アンビエント(外音取り込み)→切りを繰り返します。ダブルタップするとクイックサウンド設定をしたモードに切り替え。
右のボタンでは曲の再生停止や送り、戻しなどを行います。単純操作なので、これは簡単に覚えられます。
スマートフォンアプリの「Sony │ Headphones Connect」を使ってWF-SP700Nの動作設定をしていきます。
先日の「WF-1000X」でレポートしましたがAndroid OS 8.0を搭載しているXperiaではオーディオコーデックのAACが選択できるようになりました。
☆当店blog 2018.4.6「左右独立ワイヤレスイヤホン『WF-1000X』の遅延の話」
接続優先モードだと「SBC」での接続になりますが音質優先モードにすると「AAC」での接続ができます。WF-1000Xで試した限りでは、音質優先モードでもAACで接続すると安定して使えます。
おそらく、これらのBluetooth通信についてはWF-1000Xと同じ仕様になっていると思いますので、WF-SP700Nも是非、音質優先モードのAACで利用されることをオススメ。(OS 8.0未満ですとAAC接続ができない機種もあるかと思います。そういう際は接続優先のSBCが安定しているかと個人的には思います)
クイックサウンド設定は左イヤホンのボタンをダブルクリックで切り替えできる音質設定です。どんなモードで聞きたいのかをアプリ上で設定しておきます。デフォルトだと外音取り込み+Excitedという音質モードで鳴ります。
イコライザー「Excited」の設定は上記の通りです。CLEAR BASSが+8になって高域がかなり持ち上がっているので、いわゆる「ドンシャリ」的な音にしてくれるんですが、これが外音取り込み時にはかなり良い感じで聞こえるはず。
というのも、ウォークマンNW-WS623もそうなんですが、音楽の方はしっかりした音質で聞かせてくれるのですが、外音取り込みの音はヘッドホンに付いている小さなマイクで拾ったチープな音しかしないんです。
まるで映画を観ているときにBGMは壮大な音質で鳴らしているのに、人の声は電話で話している様なバーチャルな音声に聞こえる感じっていうとイメージがわくでしょうか? そういう仮想と現実が反転した世界の音が聞けて、スポーツをしているときにそういう非日常を味わえる良い感じがするんです。
そういうのにはこの設定がかなり向いている気がします。
ちなみに、こうした「Bass Boost」とか、WF-SP700Nはすごい効きますね。さすがEXTRA BASSサウンドです。
左右独立ワイヤレスヘッドホンの泣き所というか、パワー感みたいなものがやや物足りないのですが、それをEXTRA BASSで補ってくれている感じ。
AACコーデックだとこうしたイコライザーも反映してくれるのが嬉しいですね。
動画再生も試してみました。
WF-1000Xの時同様、左耳だけで使うと遅延はほとんどなくなります。両耳で使うと。。。残念ながら左右独立ワイヤレスヘッドホンの宿命で見るに堪えない遅延になるのですが、それdめおAACコーデックだったらSBCの半分くらいですみます。このあたりの事情はWF-1000Xと同じみたいです。
ということで、低域のパワフル感はWF-1000Xよりもかなりあります。普段使いにしても全然OKな音質だと思います。ノイキャン+「Bass Boost」と、外音取り込み+「Excited」の音響設定切り替えで使うと、なかなか楽しそうです。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット WF-SP700N |
ソニーストア価格: 22,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
延長保証 | 5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 ※紛失あんしんサービス:1,000円 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
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☆当店blog 2018.4.10「スポーツモデルのワイヤレスヘッドホン『WF-SP700N』他3モデルプレスリリース 」
■「WI-SP600N」実機レビュー
続いては「WI-SP600N」の紹介です。こちらは18,880円のビハインドネックタイプのBluetoothイヤホンになります。
カラーは4色展開でブラック、ホワイト、イエロー、ピンクと、WF-SP700Nと同様です。
イヤホン部分を見ると、形状的にもWF-SP700Nとほぼ同様で、そのままネックバンドタイプにしたイメージです。
WF-SP700Nとの違いは他にもあって、操作部が用意されている点です。
左耳サイドにご覧のコントロールボックスが用意されています。電源を入れたりノイズキャンセリングの設定をしたり、音楽の再生停止をしたりするのはWF-SP700Nでも可能なのですが、左右独立ワイヤレスヘッドホンではどうしても出来ないことがこちらはできます。
ボリュームコントロールです。
WF-SP700Nでは音量のコントロールはスマートフォン本体を操作するしかないんです。こちらのWI-SP600Nならスマートフォン、もしくはウォークマンを完全にポケットの中に入れたままで操作ができるというわけです。
ただ、装着してその場でピョンピョンしてみたりしたのですが、このコントロールボックスはやや負担がかかるというか、これくらいは普通なんでしょうけど完全左右独立ヘッドホンの試用をした後だとちょっと気になります。
左右独立ヘッドホンで「イヤホンがポロッと取れたりしないですか?」と、心配される方がいらっしゃいますが、こちらのコード付きのモノの方がポロッと取れやすいように思えます。
ヘッドホンのスタイルもほぼSP700Nと一緒です。イコライザーはこちらも省かれています。音質も同様でEXTRA BASSのおかげでイコライザーで低域の音を上げるとズンズンきます。パワフルに鳴ります。
アプリでコントロールできるのも一緒です。OSをアップデートしたXperia XZならAACコーデックで使えます。
AACコーデックでの接続ならステレオ再生しても遅延はほとんどありません。
個人的にはたった4,000円の違いだったら左右独立ワイヤレスの方が使い勝手は快適に思えるのですが。。。普段使いで動画を見ることが多いとかいう方だと、こちらの方が良いかも。
また、WF-SP700Nでは充電や持ち運びにどうしても充電ケースの持ち運びが必要なのですが、SP600Nなら自分で電源が切れるので単体で持ち運んでポケットに丸めてぽいっと入れて置くこともできます。
荷物やバックを持ち歩けないランニング中はこれはかなりのメリット。あとスタミナ性能が6時間あるのでフルマラソンのお供にできるのもでかいですね。
ソニーストアでは18,880円(税別)にて、4月28日発売予定で先行予約販売を開始しています。延長保証やワイド保証の設定がなく、こちらのモデルはメーカー保証1年のみとなりますのでご注意ください。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット WI-SP600N |
ソニーストア価格: 18,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
■「WI-SP500」実機レビュー
最後はノイズキャンセリング機能を搭載しない開放型のビハインドネックタイプヘッドホンで「WI-SP500」です。
スポーツタイプのBluetoothヘッドホンの入門機ですね。
こうして上位機種から順々に聞いていくと、音質的に劣って聞こえてしまうのは仕方がなく、こちらはEXTRA BASSモデルでもないので、まず重低音が鳴らない。中高音もやや安っぽい音に聞こえてしまうのですが、これ、単体で聞く分にはそういうのは感じないんでしょうね。
バランスはちゃんと取れた音がします。
開放型というヘッドホンですが、ちょっとユニークなイヤーチップが付いています。ヘッドホン自体は昔のイヤホン形状なんですが、そこに耳の形に合わせたイヤーチップを被せて使います。
これにより外音取り込み機能などはないのですが、外の音が聞こえやすくなる、という感じです。
デジタルノイキャンとかではないので、外の音が聞こえるということは音漏れもしているはず。通勤電車で使うとシャカシャカした音がちょっと気になるかもしれません。
ストア価格は8,880円(税抜)で、こちらも4月28日発売予定となっています。こちらのモデルもワイド保証、延長保証の設定はありません。
ワイヤレスステレオヘッドセット WI-SP500 |
ソニーストア価格: 8,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
以上、ソニーショールーム/ソニーストア銀座の展示レポートでした。次回は実際にランニングに試用してみた感じをレポートしたいと思います。
☆ソニープレスリリース『ノイズキャンセリングと防滴性能を両立した『WF-SP700N』などスポーツ向けヘッドホン発売』