スポーツモデルのワイヤレスヘッドホン『WF-SP700N』他3モデルプレスリリース
ソニーからスポーツタイプのワイヤレスヘッドホン3モデルが発表になりました。
昨年秋に発売されて大ヒットしている「WF-1000X」に続く左右独立型ヘッドホンの第2弾として「WF-SP700N」も登場。SPシリーズとして発売になります。
発表されたSPシリーズ3モデルの特徴をまとめてご案内します。
☆ソニープレスリリース『ノイズキャンセリングと防滴性能を両立した『WF-SP700N』などスポーツ向けヘッドホン発売』
こんにちは、店員佐藤です。
左右独立型ヘッドホンのスポーツタイプが早くも登場しました。防水性能を搭載した廉価版ではなくノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能も搭載、さらにEXTRA BASSの音質と新機能「クイックサウンドセッティング」も利用ができるようになったモデルとして「WF-SP700N」が登場。
ビハインドネックタイプモデルとして「WI-SP600N」「WI-SP500」も同時発表になりました。
早速ですが各モデルの違いをまとめたものが下記になります。
■新製品SPシリーズ比較表
WF-SP700N | WF-SP600N | WI-SP500 | |
発売日 | 2018.4.28 | 2018.4.28 | 2018.4.28 |
ストア価格(税抜) | 22,880円 | 18,880円 | 8,880円 |
仕様 | 左右独立型 | ビハインド ネックタイプ |
ビハインド ネックタイプ |
バッテリー | 3時間 (ケース2回充電可) |
6時間 | 8時間 |
充電時間 | 本体:約2時間 ケース:約3時間 |
約1.5時間 | 約2時間 |
ノイズ キャンセリング |
● | ● | – |
外音 コントロール |
アンビエント サウンドモード |
アンビエント サウンドモード |
開放型 |
Headphones Connect 対応 |
● | ● | – |
クイックサウンド セッティング機能 |
● | ● | – |
防滴 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
その他 | EXTRABASS | EXTRABASS | 13.5㎜ ダイナミック ドライバー |
・
注目はやはり左右独立型ヘッドホンの「WF-SP700N」になるかと思います。私もそうですがWF-1000Xに防滴機能がついたスポーツタイプというのはかなり興味津々です。どんな違いがあるんでしょう。
まずは「WF-SP700N」がどんなモデルなのか詳細をみてみたいと思います。
■左右独立型ヘッドホン「WF-SP700N」
まずはカラーバリエーションですが、ブラックの他にピンク、イエロー、ホワイトの4色展開をしています。「WF-1000X」のブラックとゴールドだけの2色からすると、個性的なカラーが選びやすくなっています。
こちらが同梱品です。長細いケースだったWF-1000Xの充電ケースでしたが、WF-SP700Nでは丸っこいケースにデザインを変更。ボディカラーに合わせて充電ケースのカラーも変わります。
バッテリーはヘッドホン単体で3時間使えるとなっています。フルマラソンにもしも使われるようであれば3時間以内にゴールしないといけないというと、相当なアスリートさんになってしまいます。一般的には4~6時間ほどかけて完走するので、フルマラソンに使うのにはちょっと向かないモデル、ということになりそう。普段のトレーニング用であれば3時間もあれば問題はないと思います。
ケースに6時間分の充電電力量があり、ケースに入れることで満充電が2回可能。スポーツ利用だけではなく通勤時に使うのも良いかと思います。このあたりの性能はWF-1000Xと同じになります。
ノイズキャンセリング機能と「アンビエントサウンドモード」も搭載。アンビエントサウンドモードというのはいわゆる外音取り込みの機能で、ヘッドホン本体についているマイクで拾った音声を音楽に混ぜて聞かせてくれます。
WF-1000Xの場合は、通勤時の電車の中で電車のアナウンスを聴くために使ったりしますが、ランニングの際は別で、走行中の周囲の音の聞き取りに使います。
☆当店blog 2017.7.17「ウォークマン『NW-WS623』試用レビューレポート 」
ウォークマン「NW-WS623」にも、この外音取り込み機能というのはついています。たまにランニングの際に利用しているのですが、これを使う時は普通の道路を走ることが多いルートの時に使っています。
耳元にマイクがあるのでバイノーラル録音しているのと同じ様な状況になり、音の立体感がすごいんです。ライニング中に外音取り込みをすると、走行中の自動車のタイヤの風切り音がよく聞こえて、左右前後の位置関係までしっかりと判別できます。
これにはかなり感動しました。これが左右独立型ヘッドホンでも可能になるというのは、かなりの魅力になると思います。
また、ウォークマンとは違ってスマートフォンと連携をさせることが前提になるWF-SP700Nでは、GoogleアシスタントやSiriの起動にも利用ができるとのこと。
ジョギング中って割とヒマなのでいろんな事を考えながら走るんですが、そういうときに「あ、あれってどうだったっけ?」を音声検索で簡単に調べられるというのは、すごく嬉しくないですか? 私は基本的に道路ではなく河川敷を走ることが多いので、独り言をブツブツ言っていてもOKな環境でいることが多いんです。
これもいいですねー。
そして「WF-SP700N」で初めて可能になる機能がこちら。「クイックサウンドセッティング」です。
「WF-1000X」ではスマートフォンがユーザーの状況を見て自動でノイズキャンセリング、外音取り込みの状態を変更する「アクティブ サウンド コントロール」という機能が搭載されていますが、これが「WF-SP700N」には搭載されていません。
その代わりに「クイックサウンドセッティング」を使って、手動で外音コントロールやグラフィックイコライザーなどをあらかじめ設定したモードにしておくことで、希望の音声モードに一発変更をする、というわけです。
例えば、普段の通勤使いの時は「ノイズキャンセリング」+「リラックス」モードにしておき、クイックサウンド設定に「外音取り込みノーマル」+「Excited」などとしておくと、ランニングの時だけクイックサウンドを呼び出し(ノイキャンボタンの2度押し)て、外音を聞きつつ、運動に向いた低音ズンズンモードで音を鳴らす、などということができます。
スマートフォンからこれらの設定を行うのですが、アプリは共通して「Sony Headphones Connect」を使います。各モデルでのアプリの動作状況は下記の様な違いになります。
■アプリ「Sony Headphones Connect」で利用可能な機能一覧
機能 | WF-SP700N WF-SP600N |
WH-1000XM2 |
WI-1000X |
WF-1000X |
WH-H900N |
アダプティブ サウンド コントロール |
– | ● | ● | ● | – |
外音 コントロール |
● 3種モード切替のみ |
● | ● | ● 3種モード切替のみ |
● 3種モード切替のみ |
NC オプティマイザー |
– | ● | ● 大気圧最適化のみ |
– | – |
サウンド ポジション コントロール |
– | ● | ● | – | – |
サウンド(VPT) | ● | ● | ● | – | ● |
イコライザー | ● | ● | ● | ● | |
音質モード | ● | ● | ● | ● | ● |
DSEE-HX | – | ● | ● | – | ● |
バイブレー ション機能 |
– | – | ● | – | – |
クイック サウンド セッティング |
● | – | – | – | – |
・
なかなか特徴的なモデルになっていますね。完全独立型ヘッドホンだと、入力音声をハイレゾ相当に変換する「DSEE HX」などが利用できないのですが、そもそもスポーツ時にはハイレゾである必要もそう、ないですしね。
そうそう、WF-1000Xを使っていてよく聞かれるのですが「ポロッと落ちてしまうことはないですか?」という心配ですが、これ、全然落ちないですよ。イヤホンを使ってて、ポロッと外れてしまうときって、大体、コードを引っ張られたときとかだと思います。そもそもコードがついていないので外れることがないんです。
ですが、左右のヘッドホンがコードでつながっていないので、なくしちゃうという心配をされる方も多いんですが、それに対応するサービスをソニーストアが用意しました。
★ソニーストア「左右独立型ヘッドホン紛失あんしんサービス」のご案内はこちらから
「紛失あんしんサービス」です。
利用の際は1年保証で1000円の料金がかかるのですが、これで片方をなくしたときに5,000円でシステム全体を交換してくれるそうです。(サービス期間1年のうちにご利用は1回まで)
というのも、この左右独立型ヘッドホンなんですが、ユーザー側にペアリングするための手段がないもので、片方をなくすとメーカーさんにケースを含む全てのパーツを送って、ペアリング済みの設置と交換をしてもらうということをするんです。
片方のイヤホンを無くした場合で1万円の料金設定になっているのですが、これをサービス加入者さんは5,000円にしてくれるそうです。個人的にはなくす心配はないと思っているのですが、心配性の方はどうぞ♪
「WF-SP700N」は、4月28日発売でソニーストアにて22,880円(税別)にて先行予約販売を開始しています。
まだ実機を触れたわけではないのですが、WF-1000Xと共通部品は多そうなので安心してオススメができます。
コードがない世界というのはすごい便利ですよ。特に運動時だと完全コードレスなら上着を着たり脱いだりするときにも取り回しに気を使わないで済むのが超楽になると思います。
ジョギングに、レースに是非!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット WF-SP700N |
ソニーストア価格: 22,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
延長保証 | 5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 ※紛失あんしんサービス:1,000円 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
■ビハインドネックタイプ「WI-SP600N」
ビハイドネックタイプとして「WI-SP600N」も登場しています。こちらのモデルは「WF-SP700N」の左右独立型ヘッドホンを従来のネックバンド型にしたようなモデルとなっています。
スタミナ性能が6時間になっているので、これならフルマラソンにも利用が可能。防水性能やアプリHeadPhones Connectと連携する機能も同じ。設定した音声設定にする「クイックサウンド」機能にも搭載しています。
スタミナ性能以外での違いは、本体に操作部があるのでスマートフォンが無くても音量操作ができる点などがあります。これで価格差が4,000円しかないのであれば「WF-SP700N」を個人的には強く推したいところなんですが、スタミナ性能などのメリットは大きいですからね。
あとは通勤時に使う普段使いのヘッドホンとしても利用されるようであれば、実は大きな違いがあって、左右独立型ヘッドホンではないので音声の遅延はかなり小さめ。
SBCとAACコーデックに対応しているので、AACコーデックで使えば動画視聴の際も音声の遅れはほとんど気にしないで良いかと思います。(左右独立型ヘッドホンの泣き所が動画視聴、ゲームプレイの時の音声の遅延なんです。)
また、WF-SP700Nの様にケースに入れる必要がないので、ポケットにくしゃっと丸めてしまっておけるのもメリットかも。
ソニーストアでは18,880円(税別)にて、4月28日発売予定で先行予約販売を開始しています。延長保証やワイド保証の設定がなく、こちらのモデルはメーカー保証1年のみとなりますのでご注意ください。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット WI-SP600N |
ソニーストア価格: 18,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
■ビハインドネックタイプ「WI-SP500」
「WI-SP500」もビハインドネックタイプのイヤホンになります。
「WI-SP600N」と比べてノイズキャンセリングやクイックサウンド機能、アプリHeadPhones Connectと連携はありませんが、開放型で周囲の音が聞き取りやすいため、音楽をBGM感覚で楽しんだり、周囲の状況に気を配りながらトレーニングしたりする際に便利です。
バッテリーは8時間とロングスタミナなのも特徴。防水性能を搭載し、スマートフォンのボイスアシスタントの呼び出しやハンズフリー通話にも対応しています。
イヤーチップは耳に合わせた形状で、突起状の滑りにくい形状になっています。これによって激しい運動でも外れにくい高い装着性を実現しています。
ストア価格は8,880円(税抜)で、こちらも4月28日発売予定となっています。こちらのモデルもワイド保証、延長保証の設定はありません。
ワイヤレスステレオヘッドセット WI-SP500 |
ソニーストア価格: 8,880円+税 |
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発売日 | 2018年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | |||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | ||||
テックスタッフ 店頭入特典 |
スプリングフェア・ゴールド記念品プレゼント中 |
これらのモデルの実機は明日、4月11日(水)よりソニーショールーム/ソニーストア銀座にて発売前特別先行展示が行われます。実機の様子はまた後日レポートします。
☆ソニープレスリリース『ノイズキャンセリングと防滴性能を両立した『WF-SP700N』などスポーツ向けヘッドホン発売』