『VAIO Tap 21』のメモリー増設とストレージ換装

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こんにちは、店員佐藤です。

先月、衝撃的な価格でアウトレットに登場して、あっという間に完売してしまったデスクトップPCの「VAIO Tap 21」なんですが、当店のお客様にもかなりのオーダーをいただいています。

Core i5に4GBメモリー、HDD 500GBと非力なスペックながら59,800円は超お買い得です。メモリー増設とストレージ換装って出来るの?というご相談をいただいているので、実際に当店のVAIO Tap 21で試してみました。

モデルは店員ヨネちゃんのお仕事マシンなんですが、彼女が夏休みのウチに改造してしまいます。

 

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当店にあるVAIO Tap 21は、Core i7に8GBメモリー、HDD 500GBという仕様なので、今回のアウトレットモデルとは内容が違うのですが、ハードウェア的にはまったく同じ仕様です。

分解前にデータをすべてバックアップしておき、リカバリーBDも作っておきました。HDDがクラッシュしても大丈夫な状態にしておいて、まずは広いテーブルにVAIO Tap 21をうつぶせにして置きます。

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ボディ背面上部に排熱スリットがあるのですが、ここをよく見ると2カ所、プラスチックパーツで埋められているところがあります。それを背面から向かって左側からマイナスドライバーでこじってパーツを取ります。

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取ってみるとそこに隠しネジがあるんです。スリットの2カ所にあり、VAIO Tap 21はこの2本のネジだけで止まっていることになります。

このネジをはずしたら液晶パネルを本体からはがします。

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気をつければマイナスドライバーでこじっても大丈夫ですが、一カ所うかせてから、あとは指でパキパキとはずしていきます。おそらく6~8カ所くらいがツメでとまっているだけですので、上半分を外すつもりでパキパキ、と端からはがしていきます。

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途中まではがしていくと、画面全体がバコっと外れるのでご注意を。

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液晶パネルがはがれるとご覧の様になります。場所があまりないので、本体側はこのまま立てた状態で作業をするのですが、本当はネジとか飛ばないように寝かせた方がよいはず。

場所があったら寝かせて作業をします。

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VAIO Tap 21はデスクトップPCではありますがバッテリーを内蔵しています。そのバッテリーの電源供給を切るためのスイッチがあるので、これをオフにします。

ノートPCだとバッテリーを外して作業するのですが、VAIO Tap 21はバッテリーをはずせないですからね。

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今回増設するメモリーは赤いところ。ストレージは黄色いところに装着されています。

アウトレットモデルも同様になっていると思いますがメモリーカードスロットは2スロットのうち一つだけしか使っていなくて、ストレージはヨネちゃんVAIOと同じになっているはずです。

で、ここに新たに購入した16GBのメモリーと500GBのSSDを装着します。

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購入したのがこちらのパッケージです。当店で購入したものはメモリーが13,524円で、SSDが22,980円でした。合計で36,504円。本体価格の59,800円と足すとちょうど税込みで10万円くらいになりますね。

 

 

まずはメモリー増設からしていきます。

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パッケージから取り出した増設メモリーがこちら。静電気に弱く、冬場は気をつけなければいけないのですが、夏はまず静電気で壊れることはないかな。

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メモリースロットの両脇にツメで支えられているので、まずは最初からついているものをはずして、同様に2枚挿していきます。スロットの切り欠きの向きに注意すれば正しい向きで装着できるはず。

VAIO Tap 21のケーブルが1本メモリースロットにかかる位置にあるんですが、これはプラグ部分を持って抜けば簡単に向けます。コードを持って抜かないようにだけ注意してください。

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メモリーが装着出来たらケーブルを元に戻して完成。

続いては右隣のストレージ換装です。

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HDDはシャーシに装着された状態で4カ所でネジ止めされています。上部についているHDDのケーブルを抜いて、4カ所のネジをはずしてパーツを取り出します。

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さらにHDDを固定している4カ所のネジをはずしてHDDをシャーシからはずします。

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SSDも同じサイズで作られていて、同じ場所にネジがあいています。

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今と同じ作業でシャーシに取り付けて、それからVAIOに取り付けます。

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見た目に変わりませんが、これがSSDです。

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VAIO本体に装着して、ケーブルを元に戻せば、これで完成です。

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なお、これは本体と液晶パネルをくっつけているツメです。↑こちらの写真は液晶パネル側です。

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こちらはVAIOの本体側です。見てわかるとおりツメでくっついていますが折り返しみたいなところはないので引っ張れば外れるし、押し込めばはまるように出来ています。

こういう構造を知っておくと、液晶パネルはがしと装着も力のいれ具合がわかると思います。

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液晶パネルを装着する前に最初にオフにしておいた電源スイッチをオンにするのを忘れずに。

これを忘れると全部組み立てあげた後で、もう一度本体を分解する必要がでてきてしまいます。(私はそれをやりました。)

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液晶パネルを本体にはめ込む作業は思ったよりもラクです。ご覧の状態にして、上から液晶パネルのはじっこをギュッギュッと押し込んであげれば、気持ち良いくらいパコパコとはまっていってくれます。

これでハードウェア的には増設は終了。

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電源をつないで、あとはソフトウェア的に元に戻すだけになります。リカバリーはソニー製VAIOは楽ちんですよ。電源ボタンの代わりに「ASSIST」ボタンを押すだけで良いんです。

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通常のリカバリーでは内蔵のHDDからリカバリーデータを使って初期化するのですが、今回はHDDを取り替えてしまっているので、本体内にリカバリーデータがありません。なので、外部メディアにリカバリーデータを記録しておく必要がるのですが、VAIO Tap 21は25GBのBD-Rが1枚あればOKです。

これをドライブに入れて接続しておきます。(VAIO Tap 21にはBDドライブは付属していません。別途ご用意ください。)

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メモリー増設、ストレージ換装がうまく行っていれば、ASSISTボタン一発で、VAIO Careのレスキューモードが起動してきます。

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ここからはリカバリー作業に入って、BDからWindowsのインストールを指示に従って進めていくだけになります。

 

以上、VAIO Tap 21のメモリー増設、ストレージ換装作業でした。メモリーはともかく、HDDからSSDの換装は威力ありますからね。

夏休み明けに喜んでくれると良いなぁ。

 

【8月2日以降、販売は再開していません。販売再開時には当店blogにて、またお知らせする予定です。】

 

 

SVT2122SBJ1.jpg VAIO Tap 21
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