超広角ズームレンズ『SEL1224G』開梱レポート
今までの”α”レンズのラインナップで、今までに無い12mmという超ワイド画角の撮影を可能にする超広角ズームレンズ「SEL1124G」が本日発売になりました。
当店での展示も本日より解禁になっています。早速、開梱&試し撮りをしてきましたのでレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
7月発売予定だった「SEL1224G」が無事に七夕様の今日、出荷開始になりました。今までにない画角ということで星景写真を撮られる方や、建物撮影に利用するレンズとして高い人気が出そうなレンズ。
作例をみても12mmの広角撮影で隅っこまで桁違いのシャープさが味わえそうなレンズで個人的にも大注目でした。本日は金曜日と言うことでご来店のお客様も多いのですが、その隙間を縫って?開梱レポートをお届けします。
まずは比較したいレンズの筆頭が同じF4通しで使える広角ズームレンズ「SEL1635Z」ですね。サイズはほぼ一緒です。
重量もSEL1635Zの552gに対して、SEL1224Gが565gです。持ち歩くのにほぼ同じサイズのレンズなんです。
大きな違いはSEL1365ZはこうしてMCプロテクターやNDフィルター、PLフィルターなどが装着出来るのに対して、SEL1224Gはこうしたプロテクターや、フィルターが使えない点。
SEL1224Gの前玉はこうして球形になって飛び出ていて、レンズフードも本体と一体型になっているため取り外しができない仕様になっています。
レンズの全長はズームを使っても変わりませんが、大きく突出した前玉は前後します。機構をみるとフィルターの装着は難しいことがわかると思います。
NDフィルターが使えないと動画撮影などのときに不便ですし、花火撮影の際には花火の塵が降ってくるためMCプロテクターは必須と聞いています。そういう際は「SEL1635Z」もしくは今度発売される「SEL1635GM」などに利点があるかもしれません。
こちらは専用のレンズキャップです。レンズフードごとカバーしてくれて、向きも特に意識せずにロックしてくれます。やや厚みがあるのでズボンのポケットにしまうのはちょっと無理があります。これはカメラバッグにしまうタイプのレンズキャップになりそうです。
ということで、まずはファーストショットです。いつもより当店テックスタッフ店内が広く見えます。このままSEL1224Gと”α7R2″を持って外に出て行きます。
まずはこれが24mmの画角です。標準ズームレンズ「SEL2470Z」などでのワイド端になるのがこの画角です。交差点の反対側から日テレタワーを撮ってみました。まぁ、これだけ入れば普通にフレーミングができるので問題はないんですが、さらに広角にしてみると。。。
16mmです。SEL1635Zなどの広角ズームレンズだと、この画角が使えます。SEL1635Zの利点はこのワイド端から35mmまでが使える点。35mmの画角であれば、ちょっと気になるモノがあったときにも寄って撮影すれば標準レンズ的に使えます。
今度発売される「SEL1635Z」であればF2.8での撮影ができるわけで35mm単焦点風の撮影もワイドズームレンズ1本で済みます。広角を撮りながら、普通の撮影もできます。SEL1224Gだとそうはいかず、こうした広角専門レンズになるところが違うわけです。
12mmの画角がこちらです。すごい。歪み無くどこもびっしりとまっすぐ写ります。しかも端をみても画が流れていません。
新橋から東京駅へ移動してきました。丸の内側の駅舎の特徴ある天井です。ここはいつきても真上を写真に撮っている人がいます。
私も撮ってみます。
これが24mmでの撮影。あれ? 24mmってこんなに画角が狭かったっけ?
16mmです。お二階の手すりが全部見えました。
12mmです。2Fのバルコニーの床まで見える様になります。スマートフォンで撮っているのはこの中央部分だけなんでしょうね。
ということで、センターではなく柱のところまで移動して上をのぞいてみます。ちょっと距離を作ったので24mmでもこれくらい写ります。こういう撮り方をした方が良いような気がします。
16mmで撮影するとさらに駅舎の天井全体が見えてきます。
“α7R2″+SEL1224G 1/60 F4.0 ISO500
12mmだとこれです。こういうときは単焦点レンズの時に言う「必要な時は寄って、広く撮りたいときは後ろに下がって撮る」なんてことはできません。広角撮影の場合は後ろに引きようがない場所で撮影することが多く、こうなると物理的にレンズの力でどうにかしてもらうしかないんです。
建物撮影でもSEL1224Gは力を発揮しますよ。
ディズニーランドのミートミッキーとか、行きたくなってきました。
KITTEに来ました。24mmで撮影するとこちら。
16mmだと、ほぼ全体が写るようになります。今まではこれで満足していたのですが。。。
12mmの威力はすごいですね。たった4mm違うだけで写真がこんなに変わります。破壊力抜群です。
“α7R2″+SEL1224G 1/60 F11.0 ISO250
こうした広角レンズは逆光耐性が弱いのですが、このレンズも光源を中に入れるとちょっと難しくなります。一番目立たなくなるところを探しつつ撮ってきましたが、それでもゴーストがちょっとだけ出てしまいました。
こういうのは工夫しながら使わないとですね。
国際フォーラムに来ました。太田道灌さんがいらしたので、失礼して24mmで撮影。
ちょっと寄って16mmで撮影。
12mmだとこんなに寄れます。しかも柱がバッチリ全部入りました。今までにない画角を探すことができます。
24mmです。こういうシーンも後ろに下がりようがないので物理的にどうにかするしかありません。ソニーの”α”の場合は裏技的にスイングパノラマを使う、という方法もあるんですが、動体があったらアウトですからね。
16mmです。うーん、24mmと16mmの差も大きいですね。24mmだと天井の一部という感じでしたが16mmだと全体を撮っている感があります。
12mmにすると、魚眼的な画角で入るのですが、魚眼みたいな大きな歪みはありません。
7Fにあがって、ソニーさんの作例にあるところと同じポイントでSEL1224Gの撮影をしてみます。
“α7R2″+SEL1224G F8.0 1/60 ISO200
と、ここで時間切れ。お店にお客様がご来店になっているとの連絡があり、急いで新橋に戻ってきました。
【追記】
こちらは閉店後、帰宅時に撮ってきた七夕の夜空の写真です。
“α7S2″+SEL1224G F4.0 2秒 ISO1600
東京の空はやはり厳しくて、空は晴れてはいるんですが肉眼ではほとんど星を見つけることはできません。それでも”α7S2″を使って撮ってみるとうっすらとではありますが星が見つけられます。
天体アプリを使って割り出してみるとこんな感じです。
夏の大三角形というだけあって、かなりこの三角形は大きいみたいです。SEL1224Gの12mm画角のおかげで全部1枚に収めることができました。
今年はおりひめさんとひこぼしさんは出会うことが出来たみたいです。
以上「SEL1224G」のファーストインプレッションでした。
今日から当店テックスタッフ店頭でも実機展示をしています。ご興味ある方は是非、試し撮りをどうぞ! ドコモさんの10%ポイントバックキャンペーンも開催していますし、買うなら今です!
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1224G |
ソニーストア価格: 199,630 円+税 |
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発売日 | 2017年7月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:20,000円 3年ワイド/5年ベーシック:10,000円 3年ベーシック:無償 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
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☆当店blog 2017.7.4「ソニーストアでのレンズ購入前に『αあんしんプログラム』」
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【このレンズの話の続きはこちらにて】
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