『SEL1224G』他新レンズが初公開『PHOTO NEXT』イベントレポート
6月20日と21日にパシフィコ横浜で開催されている「PHOTO NEXT」にソニーが2回目の出展をしています。”α”新レンズの「SEL1224G」「SEL100400GM」「SEL1635GM」の3本のレンズがハンズオンコーナーに初展示されるということで、朝一番でお邪魔してきました。
こんにちは、店員佐藤です。
PHOTO NEXTは主にブライダルフォトをはじめとするお仕事をメインにした写真関連の展示会です。昨年、ソニーは初めてブースを構えていて今回で2度目になります。昨年は「ザ・テレビジョン」などでアイドルの写真を撮られる諸永氏が登壇し、機動力のある”α”システムを使ってのモデル撮影のノウハウをトークされていたのが印象的でしたが、今年はなんといっても「SEL1224G」「SEL100400GM」「SEL1635GM」の3本の”α”レンズが初展示。
まだショールームでも展示されていないレンズの初公開となりました。確認したところこのイベントでのハンズオンでメモリーカードを入れての撮影データの持ち帰りもOKとのことで、すでに最終仕様のレンズが展示されています。
こちらがおそらくトップバッターで発売されるであろう7月発売予定の超ワイドズームレンズ「SEL1224G」です。他社の同性能のレンズに比べて重量は半分ほど。ソニーの”α”レンズのラインナップでも最も焦点距離の短い新しい領域のレンズということで、お客様の注目度も一番多いレンズとなっています。
レンズフードは最初から本体に装着されており、MCプロテクターやNDフィルターなどは装着ができないタイプのレンズとなります。
メーカー希望小売価格は220,000円(税別)でソニーストアでの販売価格は198,880円前後となると予想されます。
標準ズームレンズの広角側の24mmとか、広角ズームレンズの16mmよりもさらにワイドな12mm。数値上はたったの4mmの違いになりますが、この4mmの差は非常に大きな物になります。「SEL1224G」を実際に装着して撮影させてもらってきたデータがあるので見てみましょう。
まずはこれがテレ端になる24mmの画角です。
ややワイド側にして16mmの画角がこちら。天井がほぼすべて見えてきました。
ワイド端の12mmだと壁までガッチリ入ります。この4mmの差がすごく大きい。しかも、このレンズ、端に行っても収差がなくバッチリ像が流れずにシャープに映ります。天井が歪曲しているのでわかりにくいのですがカメラ本体側の歪曲補正と合わせてどこまでもまっすぐな直線が表現できます。
50mmの単焦点レンズであれば、大きくしたければ寄って、広く写したいなら離れて撮る、ということができますが、こういう超広角域になると寄ったり引いたりしてどうなることはありません。こういう広い画が欲しいときはレンズの力を借りる以外に方法は無く、このレンズがなくては撮れないシーンが撮れるようになります。
絞りF22にしたときの光彩はこんな感じです。
昨日の熱気球からの写真撮影もそうですが星空撮影、建物撮影などで威力を発揮してくれそう。
建物撮影。。。そうだ、ソニーさんのブース自体が建物でしたね。ということでブースの近景を撮ってみましたが、吸い込まれそうなほどのまっすぐさです。
7月発売予定となっていますので、こちらのレンズは間もなく受注開始になるのではないでしょうか? 当店店頭でのお客様の反応を見ていると、このレンズが今回はもっとも熾烈な争奪戦になるような気がします。
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1224G |
ソニーストア価格: 199,630 円+税 |
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発売日 | 2017年7月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:20,000円 3年ワイド/5年ベーシック:10,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
送料無料 ソニー提携カード決済で3%オフ 残価設定クレジット 手数料0%キャンペーン(~7/31) 24回分割払手数料0%キャンペーン(~7/31) |
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店頭購入 特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
※6月23日に受注開始しました
☆デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ『SEL1224G』商品情報ページはこちらから
★ ソニー α Universe「FE 12-24mm F4 G Debut」
☆ソニーUSA「SEL1224G」製品情報ページはこちらから
☆ソニーグローバル Photo Gallery「SEL1224G」作例はこちらから
☆当店blog 17.6.19「”α7 II”で撮る那須旅行と熱気球」
☆当店blog 17.5.20「『SEL1018』と”α7R2″で『SEL1224G』の撮影シミュレーション」
こちらも広角ズームレンズですが全域絞りF2.8を実現する16-35mmの「SEL1635GM」です。G Masterレンズの広角ズームで、これにて「大三元」がフルサイズEマウントレンズでも完成します。
Aマウントレンズでは872gだった重量が680gに軽量化できていて逆光耐性の強さも特徴というレンズです。
テレ端の35mmで撮影したところ。そうそう、SEL1635Zもそうなんですが、このレンズを装着しているときに広角ではない寄ったシーンを撮影しようとしたときも35mmが使えると標準レンズっぽい撮り方ができるんです。広角レンズ1本だけで旅行に行くのとか冒険に思えるかもしれませんが、それがそうでもなく、いざと言うときは一歩前に寄ることでなんとでもなります。
16mm側で撮影したところです。F2.8まで開けるので星の撮影などでもシャッタースピードを短くすることができそう。16mmの画角でも20秒とか30秒開くと星は流れてしまいますからね。ISO感度を上げずに絞りを開いて光量を増やすことができます。
絞りF22に絞ったところです。こちらも光彩が出ています。
「SEL1635GM」はメーカー希望小売価格295,000円(税別)となっており、ソニーストアの販売価格は265,880円前後となることが予想されます。このレンズのみ8月発売予定となっているのですが、お盆休みに間に合うように出荷されると良いですね。
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1635GM |
ソニーストア価格: 267,500円+税 |
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発売日 | 2017年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:27,000円 3年ワイド/5年ベーシック:14,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
送料無料 ソニー提携カード決済で3%オフ) |
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店頭購入 特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
※7/14受注開始しました
☆デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ『SEL1635GM』商品情報ページはこちらから
★ ソニー α Universe『FE 16-35mm F2.8 GM Debut』
☆ソニーUSA「SEL1635GM」製品情報ページはこちらから
☆ソニーグローバル Photo Gallery「SEL1635GM」作例はこちらから
☆当店blog 17.5.19「3分でわかる『SEL1635GM』『SEL1224G』日本国内向けプレスリリース」
7月発売予定の望遠ズームレンズ「SEL100400GM」も一般向けには初公開となります。クローズドのプロサポート会員向けのイベントでは初めて公開になるはずで、新発売のプロフェッショナルボディ”α9″に装着されて展示されています。
秒20コマの連写撮影が可能になる組み合わせです。
レンズに非球面レンズを使っていないため輪線ボケは出ません。1.4倍と2倍のテレコンバーターも一緒に展示されています。
このレンズにはズームリングのトルクを替える機能が搭載されていてズームを固くすることも緩くすることも自分で調整ができます。一番固い状態にしてレンズを下向きにしてもズームレンズが繰り出されないかどうか試してきましたが、ズッ、ズッと揺するとやはり繰り出されてしまいます。ロック機構ではないので仕方がないですね。
7月発売予定でメーカー希望小売価格は320,000円(税別)となっています。ソニーストアの価格は288,880円前後になると予想されます。
こちらのレンズもまだ今のところは受注開始日などのアナウンスはありません。最新情報が入ってきましたらお知らせしたいと思います。
デジタル一眼カメラα Eマウント用レンズ Gマスター 超望遠ズームレンズ SEL100400GM |
ソニーストア価格: 290,380 円+税 |
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発売日 | 2017年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:30,000円 3年ワイド/5年ベーシック:15,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
送料無料 ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
※7/14受注開始しました
☆当店blog 17.4.21「Eマウント初の超望遠ズームレンズ『SEL100400GM』国内向けプレスリリース」
さて、ハンズオンコーナー以外のソニーブースも紹介したいと思います。CP+などの展示と違って、もっと具体的にプロカメラマンの方に個別の機能を知ってもらうべく、割と展示スペースはゆったりしていて説明員の方との対話をできる空間にしてくれている感じ。
こちらはProfotoのストロボシステムを使ってブライダルフォトをαで撮影できるコーナーです。
自然光で撮影するのがほとんどのアマチュアカメラマンとプロの一番の違いはこうして多灯ストロボを使っての撮影をできることかも。モデルさん撮影とかにいきなり挑戦するのでは無く、ブツ撮りから挑戦してみると良いかも、
プロフェッショナルセミナーは最初の鈴木知子さんのものだけ拝聴させてもらってきました。
ウェディングフォトのお話でしたが、結婚する二人の仲睦まじい写真ではなく、想い出の品とか結婚式当日に使われるブーケや花嫁さんの手袋、エンゲージリングなどを前もって借りておいてイメージ撮影しておくという手法を説明され、ちょうど先ほど思ったブツ撮りのストロボ撮影についてお話を聞けました。
セミナーに参加してアンケートに答えるとプロサポートのシールがはいったノベルティがもらえます。
お、これはSDカードケースですか。なかなか良さそうですね。予備のSDカードを2枚くらい入れてカメラバッグに忍ばせておくことにします。
そして、CDブースを出て通路側にある入口からこちらの「GIN-ICHI」さんのブースにお邪魔します。昨年はプロサポートの部屋として使っていたそうですが、今年はGIN-ICHIさんがブースを利用しており、ここにスチル&ムービーのαプロセレクションとして、αで利用が出来る撮影機材の展示が大々的に行われています。
他社製のマウントアダプターがここにズラッと並び、αで手持ちの他社メーカー製レンズをなんでも装着して試すことが可能。
動画撮影と言えばSHOGUN。こちらもATOMOSさんの機材を始めズラッと面白そうなアクセサリーが展示されています。
こういう機材を用意して、上野のパンダの赤ちゃんを撮りに行ってみたいなー。
新発売のスライダーなどもあります。平行するスライダーと違って調整ポイントがいくつもあり首を振りながらのスライドが調整可能。価格は10万円をちょっと切るくらいですが、いろいろ面白いモノを紹介してくれます。
ソニー”α”誕生から11年になりますが、まだまだプロカメラマンとのお付き合いは始まったばかりで、こうして積極的なアプローチをしてさらなる信頼性を勝ち取りたい、という姿勢が感じられる展示でした。
プロ向けの展示会という雰囲気ですが一般の方も普通に入ることができます。入場登録のところにはちゃんと「一般・学生」というカードもありましたし、ご都合がつく方は是非、明日横浜まで遊びにいってみてください。
☆ソニープレスリリース『プロフェッショナル向けフォトビジネスフェア「PHOTONEXT2017」に出展』
☆フォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT」公式ホームページはこちらから
☆当店blog 17.6.14「フォトビジネスフェア『PHOTONEXT2017』に”α”新レンズが登場」
☆当店blog 16.6.21「ソニー”α”が初出展『PHOTO NEXT』イベントレポート」
gigo
2017年6月20日 @ PM 8:41
大井ではお世話になりました。
フォトネクストはブライダルフォトのショーではありません。
銀塩時代からカメラショーと写真用品ショーの二つがあって前者がCP+,後者がPHOTONEXTになりました。
カメラと用品の区別は昔はきっちり線が引けたのですが最近は曖昧になり両方出品する会社も珍しくなくなってはいますが現像、焼き付けなどの暗室用品からミニラボにと変遷は有るものの写真用品という点では一貫しています。いまの稼ぎ頭はPhotobookでしょうか。
店員佐藤
2017年6月25日 @ PM 11:19
♪gigoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ご指摘いただきました表現については修正させて
いただきました。
フォトブックの展示は私も拝見させてもらってきました。
その質もさることながら演出方法など魅力的なものが
とても多く勉強になりました。