ソニー『IFA 2016』出展についてのニュースリリースまとめ
こんにちは、店員佐藤です。
先ほど、20時すぎにドイツ・ベルリンにて平井CEOが登壇してのIFA 2016プレカンファレンスが行われました。
全部英語で話されていて字幕も出ないため、まったく意味がわからずに画像だけ眺めていたのですが、終了後に日本向けのニュースリリースが出て、やっと意味がわかりました。
☆ソニーニュースリリース「IFA 2016出展について モバイル、オーディオなどの新商品を紹介」
手抜きですが、まだ詳細がわかっていませんので、こちらで内容をご覧いただければ幸いです。
ざっくりとソニーUKへのリンク紹介をしていきます。
※初出の際、ポンドをユーロで計算していました。日本円の計算がかなり安くなってしまっていました。お詫びして訂正いたします。
☆ソニーUK Signature シリーズ デザインのコンテンツ
こちらは本日発表になった「Signature」シリーズという新しいソニーのオーディオのブランドというかシリーズのデザインについて紹介されているページ。
Youtubeで公開されているヨーロッパ向けのムービーですが音声は日本語なのでこれはイメージがわかりやすいです。究極の音楽体験を提供できるプレーヤーとヘッドホン、アンプを制作しました、となってます。
☆AV Watch「オーディオに見るソニーの成熟。新ヘッドフォンアンプに唸る。ウォークマンはポータブルを超えた?」
☆IT media『黄金色に輝く「ウォークマン」も――ソニーの新フラグシップライン「Signature Series」』
一番の注目はこちらのウォークマン「NW-WM1Z」です。導電性を高めるために無酸素銅に金メッキをしたシャーシを採用。内部のケーブルにZX1では太いケーブルを採用したりして話題になって今氏がWM1Zでは4本編みのキンバーケーブルを使っているというのが読めます。
今年の春ごろにメーカー共通でバランス入出力の端子を策定しており、バランス出力の標準プラグである4.4mmの5極プラグと、通常のステレオミニ端子が搭載されています。ついにウォークマン単体でバランス出力ができるようになりました。
本体メモリーは256GBで、重量はなんと455g。FLAC 192kHz/24bitの再生で26時間、DSD 11.2MHzで11時間の連続再生ができます。バランス接続時にはDSDファイルをネイティブで再生できるそうです。ZX1の時に「ウォークマンでDSDネイティブ再生出来るようにならないんですか?」と、企画の方にうかがったところ、ウォークマンが大変なことになるって言われたんですが、そうか、これが大変な事になったウォークマンなんですね。
3299ユーロは約382,000円です。本当にこんな価格で発売されるんでしょうか? 発売されるんだろうなぁ。
NW-WM1Aというモデルも登場。こちらはアルミニウムシャーシでメモリーが128GB。こちらはキンバーケーブルは見えず純度の高い銅線を使っているようです。
全面タッチパネルはNW-WM1Zと共通に見えます。Androidの文字がどこにもないので、おそらくは新しいUIが採用されていると思われます。
重量は267gとなっていてWM1Zの無酸素銅シャーシがいかに重たいモノなのかがわかります。
こちらは1299ユーロですので約150,000円です。これがNW-ZX2の後継モデルということになりそう。
開発者佐藤浩朗氏のトークは日本語なので海外のPVですが、すべて内容がわかります。この方がウォークマンZX1の発売につながる「自分でウォークマンを改造していた」という方。ZX1のヒットがあり、そのままZX2、WM1Zと昇華していったのがわかります。
持ち歩けるギリギリのサイズで、今作れる最高のウォークマンがNW-WM1Zとなっています。
☆AV Watch『ソニー、銅筐体の最上位ウォークマン「NW-WM1Z」は3,300ユーロ。4.4mmバランス出力』
☆Phile Web『<IFA>ソニー、ウォークマン最上位「WM1」。4.4φバランス端子搭載、上位機は3,300ユーロ』
☆Phile Web『<IFA>試聴レポ有:ソニー開発者に聞く“ウォークマン”新フラグシップ「WM1」誕生の背景』
☆Phile Web『<IFA>超高級ウォークマン、3,300ユーロの「WM1Z」を動画レポート』
☆Stereo Sound ONLINE『ソニーの超高級ウォークマン & ヘッドホン。あくまでも”音質”のため』
こちらもプレミアムヘッドホン「MDR-Z1R」。4.4mmのバランス標準プラグ対応で純銅のシルバーコーティングコードが付属。再生帯域は4Hz~12万Hzです。2249ユーロは日本円で260,000円。
振動板に使っているマグネシウムドームは30ミクロンという世界最薄でいて、サイズはヘッドホンとしては世界最大級の大きさを実現。ハウジングの内側にはパルプ材料とするレゾナンスフリーハウジングを採用、形状は
平行面が出ないように工夫され、今、考えられる最高の音を出せるヘッドホンになっているとのこと。
こんなにヘッドホンが高額になるなんて、というよりは、このクラスのヘッドホンを今までソニーさんは手を出していなかっただけで、この世界にいよいよ参入してきた、というところなのかも。
☆AV Watch『ソニー、ヘッドフォンオーディオを革新「Signature Series」。最上位ヘッドフォン、超弩級アンプ』
☆Phile Web『<IFA>ソニー、最高級ヘッドホン「MDR-Z1R」。120kHz対応の密閉型、2,200ユーロ』
ヘッドホンアップの「TA-ZH1ES」です。XLR端子からアンバランスのステレオ端子、ステレオミニ端子、そしてバランス入力のミニ端子と新しい4.4mmバランス端子が見えます。
ヘッドホンアンプですが型番は通常のアンプの型番「TA-」で始まっています。これはポータブルタイプではないですね。
アナログの音をデジタルで作る「デジタルアナログハイブリッドアンプ」の話が印象的。ヘッドホンアンプでも振動に気を遣いまくっているところも、やはりこれはアンプなんだな、と思わせてくれます。
2099ユーロは約243,000円になります。
☆Phile Web『<IFA>ソニー、据置型ヘッドホンアンプ「TA-ZH1ES」。デジタル+アナログのハイブリッド型』
☆Phile Web『<IFA>動画でチェック!ソニーの据置型ヘッドホンアンプ「TA-ZH1ES」』
そして、こちらは日本のプレスリリースにはありませんし、ソニーUKでもリンクがつながっていないのですが、PHA-2Aというポータブルアンプも用意があるようです。みたところ4.4mmのバランス出力とステレオミニの両方を搭載しているように見えます。
価格などは不明です。
日本のプレスリリースではハイレゾ対応のNW-A30シリーズも展示されるとあります。3.1インチタッチパネルスクリーンを搭載するとなっているのでNW-WM1Aと同じUIになっているのかも。NW-ZX100のスクリーンが3インチなので新型のA30はボディが相当小さくなりそうです。
ウォークマンは今年、大きなモデルチェンジをすることになりますね。
☆AV Watch『ソニー、DSD対応、タッチパネルになった新ウォークマン「A30」』
☆Phile Web『<IFA>ソニー、新ウォークマン「NW-A35」。タッチ操作対応、DSD再生も可能』
☆Phile Web『<IFA>新ウォークマンA30シリーズを動画でチェック!』
MDR-1000Xは有線接続のときはハイレゾになるノイズキャンセリングヘッドホン。外部の音声を聞き取れるような仕組みを用意しているみたいです。
☆Phile Web『<IFA>ソニー、ワイヤレス+NCヘッドホン最上位機「MDR-1000X」』
そのほか、Xperia XZとXperia X Conpactも発表になりトリプルイメージセンシング技術を搭載しているとのこと。動画撮影時には5軸手ぶれ補正を採用するなどカメラ機能の進化はすごいですね。
☆ケータイWatch『ソニー、フラッグシップモデルの「Xperia XZ」を発表』
☆IT Pro『ソニーモバイルが「Xperia XZ」と「X Compact」を発表、フラッグシップとコンパクト』
☆IT media『ソニー、コンセプトプロトタイプ「T」を明らかに』
☆ASCII.jp『最上級ウォークマンやXperiaが登場のソニー発表会、ラストワンインチがキーワード』
以上、駆け足でしたがIFA 2016のレポートでした。詳細はまた日本で正式なプレスリリースが出たときにお知らせしたいと思います。
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☆ソニーUK公式ホームページ「IFA 2016」特設コンテンツはこちらから