ワイヤレスヘッドホン『MDR-1RBT』開梱レポート
本日より出荷が始まったワイヤレスヘッドホンの「MDR-1RBT」が当店にも到着しました。
早速、開梱レポートをお届けするんですが、この製品は豪華なおもてなしパッケージになっています。今日帰ってから製品が到着していて、開封を楽しみにしてらっしゃる方は後日、このblogエントリーはご覧ください。
ご購入を迷っている方、ご興味ある方は是非、ご覧くださいませ。
こちらはソニーストアさんから送られてきた箱です。サイズはかなりの大きさでヘッドホンなのに、こんな大きな箱で届いちゃうの!?と、朝一番でのサプライズでした。
黒い化粧箱をさらにプリントが入った紙で巻かれていて、上部には吊り下げのためのフックもるし、どうやってこれを開封すれば良いんだろう?と、悩まれると思います。
なんのことはなく、ちょっとずつ箱を横にずらして行けば無傷で開封が可能でした。
箱の中はご覧の通り。ヘッドホンを使ったらまたこの箱に戻しておいた方が良い様な、なんか宝石箱みたいな包まれ方です。
同梱品は上記の通り。専用のキャリングポーチもついていて、それに取説類、充電用のマイクロUSBケーブル、ステレオミニのケーブル(1.5m)が入っています。
この秋発売になったプレミアムヘッドホンシリーズはノーマルな「MDR-1R」と、Bluetoothヘッドホンの「MDR-1RBT」と、ノイズキャンセリングヘッドホンの「MDR-1RNC」の3タイプです。
当店で購入したのはBluetoothヘッドホンの「MDR-1RBT」です。内蔵バッテリーで駆動させるんですが、スタミナ性能は最大約30時間。充電にはPCからの充電で約6時間かかるそうです。
1時間の充電をすれば5時間くらいは使える計算になります。まずは充電、充電。
その間に取扱説明書をチェックしていきます。
Bluetooth接続により音声の伝送だけではなくコントロールも可能。またマイクが内蔵されているので、スマートフォン、携帯電話との接続の際は通話もできるそうです。
それぞれ、操作ボタンの説明があります。
実際にヘッドホンを装着するとこれらのボタンを見ることができなくなりますので、今のウチにこうして眺めておいてボタンの位置を覚えておきます。そんな事をしなくても使い始めると不思議なモノで意識せずに利用ができるようになるんですけどね。
こちらは付属のステレオミニプラグのコードになります。長さは1.5mありました。L字型とストレートになっていて、L字側をウォークマンなり再生機器につなぐようです。
ケーブルの接続場所は充電用のマイクロUSBケーブルの隣になります。
ケーブルは片出しになり、こうしてプレーヤーとケーブル接続をすることでステレオヘッドホン「MDR-1R」と同等の音を鳴らしてくれます。銀座ソニービルショールームで聞き比べをしてきたときは、このケーブル接続にすることによって「MDR-1R」と「MDR-1RBT」とでまったく同じ音が鳴っているように聞こえました。
これがだめ押しというか、MDR-1RBTがひとつあれば有線接続でMDR-1R気分も味わえる1台2役モデルになるわけで、それが決め手で「MDR-1RBT」が欲しくなってしまったんです。
ドライバーユニットは後継40mmの広帯域HDドライバーユニットを搭載し、これも「MDR-1R」と「MDR-1RBT」で共通のものが使われています。
振動板には「液晶ポリマーフィルム」という特殊な素材が使われていて、これが内部損失の多い振動板としては理想的な特性を持っているらしく、特定の周波数が鳴りやすくなるようなクセがないと聞いています。
で、あればそういう特殊素材を大量生産するようにしてコストを下げれば、いずれ普及価格帯のヘッドホンにも搭載されるようになるのでは?と、うかがったら「液晶ポリマーフィルム」というものが非常に珍しいモノで、研究所で実験のためにだけ使うような材料で大量に生産するようなものではないらしい、と聞いていたんですが、昨年のMDR-EX1000、MDR-Z1000に続いて今回は「MDR-1R」シリーズ用にも使われたみたいです。
こちらは付属のキャリングポーチです。赤いソニーのタグがちょっとおしゃれ。
持ち運び用、もしくは部屋で使う収納ケースとして利用ができます。ヘッドホンをすっぽりと包み込むサイズで、ウォークマンFシリーズと並べるとこんなサイズ感になります。
あとは説明書を読んでいて気になったのがここ。Bluetoothの内蔵アンテナなんですが、左耳のキャビネットの中にあるんだそうです。
Bluetooth通信は見通し10mの通信が可能、となっていますが、電波を通しにくいモノがあるととたんに通信距離が短くなります。身近にある一番影響を受けやすい障害物は自分の体です。
2.4GHzという高い周波数は直線的に電波が飛び、遮蔽物に弱いんだと思います。以前、Bluetoothのヘッドセットを初めて買ったときに実験してみたらペンダントトップが体の前にあり、おしりのポケットにウォークマンを入れていたら、それだけで音が途切れるようになったことがあります。
ヘッドホンの左にアンテナが入っているというのは貴重な情報です。ウォークマンを持ち歩くときはなるべく体の左側のポケットに入れるか、バッグなども左に来るように掛けた方が通信状態は有利になると思います。
なお、ヘッドホンの左
右の見分け方ですが、ハンガーのジョイント部、内側に記載されています。ちょっと見つけにくいのですが、これで最初は見分けてください。
慣れてくると外装のソニーのロゴの位置、スイッチの位置で見分けはつくようになると思います。
【追記】
お客様からご連絡をいただきました。ハウジングを保持するアームの部分で左にだけポッチがあるので、親指で触るとすぐにわかるようにデザインされているそうです。
くまにぃさん、ご連絡ありがとうございました。
イヤーパッドも低反発のウレタンフォームを立体的に裁断しているとかでフィット感の向上、音漏れの軽減、重低音域の再現に力を発揮するんだとか。
というところで、多少Bluetooth通信用の電力も充電できたでしょうから、試聴してみましょう。
最初に聴く曲を何にしようかと、迷ったんですが、今だったらやはりレコードデビュー50周年を10月5日に迎えたビートルズのアルバムを聴かないと♪
液晶ポリマーフィルムの音は私にも違いがわかります。音の鳴り方がとてもナチュラルに感じられて、聞き慣れた自分の手持ちのヘッドホンってどこか独特の鳴りがあったのに、液晶ポリマーフィルムではそれがなくなり、本来の音質が聞こえてくるような気がします。
レコーディングしている環境に自分がいるわけではないんで、どれが本来の音なのかは自分ではわかりませんが、アコースティック楽器の場合は身近で聞く機会がいくらでもあるわけで、それに近い音を楽しませてくれます。
聞き慣れた自分の手持ちの定番の楽曲も、液晶ポリマーフィルム振動板で聞くと全部違って聞こえます。今日のところはビートルズ、そして明日からはこれがやりたかったんですが、サザンオールスターズを全部これで聞き直そうと思って、昨夜はせっせとウォークマンにビートルズとサザンの曲を入れていました。(^_^)v
これからしばらく、通勤タイムが楽しみです。
Bluetooth通信での接続にすると再生可能帯域が4~80000Hzだったものが20~20000Hzに狭まるモノの、それって元々のCDの音はカバーしている帯域なわけで数値的にはそれほど音に違いを感じるモノではないはずなんですが。。。ショールームではこれが数段の違いになって聞こえてしまっていたんです。
でも、実際に自分のいる部屋の環境で自分で音を鳴らしてみると、あれ? そんなに差がないような。。。Bluetooth通信をしているもののMDR-1RBTに搭載されているのはデジタルアンプのS-Masterで、こうして静かな環境で聞き比べてみると数段の差って感じではないですね。
違いは1段くらいかな?(^_^;) あ、でも音のつながりというか滑らかさみたいなのはウォークマンZで再生した方が上の様な気がします。
モニターヘッドホンとしてこうして機器同士の聞き比べをしてみるのも楽しいかも。
私の耳はふしあなですので、音質の表現はアテにしない方がよいのですが、違いはこうしてカンタンに聞き比べることができるレベルです。このヘッドホンは、しばらく音楽の楽しみ方を数段引き上げてくれそうです。
さて、予告編ではないんですが、明日はこんな製品もやってきているので、こちらの試聴にも使ってみようと思います。ヘッドホンアンプの「PHA-1」との組み合わせでハイレゾ音源にも挑戦してみます。
さぁ、帰りの通勤では有線接続とBluetoothとどっちを試してみようかな!
★ソニーストア Bluetooth機能搭載プレミアムヘッドホン「MDR-1RBT」はこちらから
☆当店blog 12.10.20「販売開始した『MDR-1R』シリーズの当店オーダーレポート」
☆当店blog 12.10.19「プレミアムヘッドホン『MDR-1シリーズ』先行予約販売開始」
☆当店blog 12.8.31「『MDR-1』シリーズ ショールーム展示レポート」
☆当店blog 12.8.30「『MDR-1』シリーズが日本でも発表!」
☆当店blog 12.8.30「ソニー・ヨーロッパにて『MDR-1R』発表」
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pooh2000gt
2012年10月25日 @ AM 3:08
こういう類いにあまり興味なかったのですが、スゴく気になってます。両方楽しめるBluetoothモデル、良いですね。
店員佐藤
2012年10月25日 @ AM 7:26
♪pooh2000gtさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
普段、インナーイヤーヘッドホンばかり使っているので
オーバーヘッドタイプというだけでも新鮮に感じられて
ちょっと表現がオーバーだったかもしれません。(^_^;)
大事に使わせていただこうと思います。
dig
2012年10月26日 @ AM 1:00
Bluetoothモデルは SONY がプリントなんですよね?
店員佐藤
2012年10月26日 @ PM 7:17
♪digさん、こんにちは。
カタログでチェックしてみると確かにSONYロゴが
Bluetoothモデルだけ印刷になっていて、あとは
バッジがついていますね。
なんでしょう、もしかしてBluetooth通信に
影響があるパーツだったりしますかね?
たけだ
2012年10月29日 @ AM 9:53
あぁ、NCBTがあればなぁ・・・。
Z1000と同じ位の値段になってしまいますかね?
店員佐藤
2012年10月29日 @ PM 7:28
♪たけださん、こんにちは。
欲しいですね。MDR-1RNCBTで全部載せ。
音質的にそこまでの妥協はできないモデル
なのかもしれませんが。(^_^;)