自分遺産「飛鳥II 豪華客船クルーズの旅」
blogエントリーはどこまで長文になっても、人は読んでくれるのか?をテーマに始めた(ウソTM)自分遺産エントリーですが、そういえば忘れていました。
HDR-HC3レビューの記事で、画像紹介とかはしていましたが、旅の様子をあまり紹介していませんでしたね。
このエントリーでは裏話満載で、豪華客船「飛鳥II」のモニタークルーズの旅をご紹介したいと思います。これから書き始めるわけですが、先ほどの「山崎蒸留所」は約100枚の写真を用意してエントリーを書き始めています。今回は130枚の写真を手元に用意して、頑張ってみたいと思います。
さっきよりも長いので、そこのところをご了承の上「続きを読む」ボタンを覚悟してクリックしてください。m(_ _)m
まずは、この旅のお供をご紹介。入社3ヶ月目の店員コトー君です。入社して3ヶ月でいきなり豪華客船飛鳥IIに乗れるなんて、うらやましいぞ。私なんて17年かかって、ようやく乗船するんだから、ちょっとは遠慮しろ!ってなにを遠慮するのかわかりませんが、この旅は発売されたばかりのハイビジョンハンディカム「HDR-HC3」のレビューを兼ねての1泊旅行。
私の人生最大の目標である、定年後に豪華客船で世界一周旅行!をちょっと早めに1日だけ下見にお邪魔させてもらうってわけです。
ちなみに店員コトー君が写っているココなんですが、神戸市内のとあるデパートの屋上のイタリアンレストラン。これが大失敗だったんです。
まぁ、パンが自慢のお店らしく、自由に食べたいだけパンを食べさせてもらえるとかはいいんですよ。
頼んだ料理もまぁ、そこそこおしゃれな感じですし、これから始まる豪華客船の旅を思い描くには良いチョイスですよね。
何が失敗したかって言うのは。。。それは後ほど明らかになってきます。
ちなみに、ハイビジョンハンディカムの発売は06年3月3日でした。この旅行は3月4日にスタートしているんですが、あと2日発売が早ければ、こんな神戸までくることはなかったんです。
3月2日に横浜、3月3日に名古屋港を出発しており、3月1日発売とかだったら、横浜から乗ることができたんですが、3/3発売だったばかりに、こうして神戸まで来る羽目になっているわけです。(しかも、キャンセル待ちでようやく乗船できた事情もあったりします。)
山崎蒸留所もそうですが、こうして発売されたばかりの製品のレビューを絡めようとすると、ホント、毎回綱渡りになってしまいます。まぁ、こうして2回とも成功したからハッピーなんですけどね。
なので、せっかく神戸まで来させてもらったわけですし、神戸の市内観光もしていくか、って感じ。ガイドマップは「たびまる神戸」がありますので、これでまんま、観光コースを歩くわけですが、ここは人気スポットナンバー3の旧居留地。
東京で言うところの銀座と青山を足した様な感じで、古くて新しい町並みがひろがります。珍しい建物が多くて、こうしてビデオカメラでも撮りどころがいっぱいあるんですが、とあるブランドショップでは撮影しないように注意されたりもしました。
なるべく人が写らないように注意しているんですが、なんか、ドンドン難しくなってきますよね。プライバシーの問題とか。
大体、旧居留地の雰囲気もつかめたんですが、うん、なんか横浜みたいな感じもあるんですね。
なんて思っていたら、中華街も発見。大きさは横浜の1/3くらいとのことですが、なんだよ、こんなところがあるんだったら、さっき、ご飯とか食べるんじゃなかった。中華街で食事したかったです。。。と言っても、さっきはさっきで、もう一歩も歩けないくらい腹ぺこだったし、仕方がないですね。とほほ。。。
この旧居留地から海に向かって行くと、川を越えて。。。あ、あれは!!
飛鳥が見えてきましたよ!! っつーか、なんかサイズが遠近法を無視したような想像を超えたサイズなんですけど。。。
このあと、見えているんですがどうやって行ったらいいのかわからず、結局タクシーを使って行く羽目になりました。
さすがに行き先は「飛鳥II」とは言えないので、「中突堤」までと言いましたが。
ということで、防波堤にたったらまずは記念撮影です。なんかサイズがよくわかりませんよね。比較するモノがないと写真でスケール感を出すのは難しいんですよね。
ということで、こんな感じで多少わかるでしょうか?画面中央ほんのちょい左付近に黒い点が見えると思うんですが、これが人の頭です。しかもかなり頭のでかい人です。
こういうサイズなんですよ。
まぁ、なにはともあれ、私なんて始発で自宅を出発しており、それでギリギリ間に合う飛行機に羽田から乗り、なんとか飛鳥IIにご対面できたんです。
万歳三唱でもしておきましょう。後からハイビジョン映像の静止画切り出しができるので、HDR-HC3で記念撮影をするときは、こんな風にアクションする必要があるのかな???
飛鳥IIのすぐ近くには神戸ポートタワーという、神戸の街を一望できる施設とかがありますので、ここにも登ってみましょうか。
見下ろしてみると、このスケール感がわかりますか? となりにホテルが建っているんですが、飛鳥IIはその2倍くらいの大きさになるんです。そう、下から見ていると船ではなく建物って感じなんですよね。
ズームを使って拡大してみると、かすかにプールとかも見えますねぇ。早く乗ってみたいなぁ。。。
ちなみに、ちょっと珍しいモノとかも発見。これ、連凧をあげている人なんですが、考えてみたらたこをあげているのを上空から見る機会なんて滅多にありません。うーん、もっと高く上がらないかなぁ。
ふむふむ、飛鳥IIの対岸も防波堤になっていて人が歩いていますね。
まだ、乗船時間までかなりありますので、向かいにある「モザイク」という防波堤というか遊びスポットまで行って、飛鳥IIを反対側から撮影して遊びましょう。
ちなみに、この「モザイク」が神戸の人気スポットナンバー2なんだそうです。お台場を小さくしたようなノリのところってイメージですかね。
モザイクエリアまでは歩いて15分くらいでしょうか。どこからでも飛鳥IIが見えるので、良い角度を探してふらふら歩いていきます。
まぁ、とにかくサイズが巨大すぎてわかりづらいもので、こうして飛鳥IIの前を船が横切っているときはチャンスなんですよね。
引いてみると、こんなにサイズが違います。みたいな。
なお、港の中にはあちこちに遊覧船の発着場があるんですが、アナウンスを聞いていると「今日は特別に飛鳥IIの近くを運行できますよ」とか言っているみたい。神戸の港は飛鳥IIのおかげで、かなりにぎわっているみたいですね。
ということで、その飛鳥IIの近くを航行する遊覧船です。私たち、これから、アレに乗船できるんですよ。いいでしょ!!
ということで、そろそろ乗船の時間です。ターミナルから乗り込みます。空港にある様なボーディングブリッジで中に乗り込むと。。。
こんな吹き抜けのロビーがいきなり目の前に広がります。おいおい、これ、本当に船の中?
見上げれば、こんなステンドグラスもあるし。
なんかお店も見えるし、街ですよ。街。
普通のホテルと違って出入り口がないんですが、このロビー風のところにフロントというか、案内所がありました。壁をみると主要都市の時間を表示する時計がいくつもあったり、ホテルと飛行機をあわせたかの様な雰囲気なんですね。
とりあえず、ホテルに着いたときの様にまずは自分の部屋に荷物を置きに行きます。エレベーターもこんな感じで、船の中を感じさせませんよね。
で、客室フロアなんですが、これみてください。永遠と続く客室の廊下の長いこと長いこと。船の先端から最後尾までずーっとつながっている廊下なので、こんなスゴイ景色になってしまうんです。
乗客は満タン状態で約720名とか言っていたので、2名1室で360部屋くらいあるんですかね。壮観です。
で、案内された部屋がここ。さすがに船内ホテルですから、十分な広さではなくビジネスホテル並の広さって感じですね。
ですが、装備はさすがに豪華。なんか大理石風の洗面台とかになってますよ。
アメニティグッズも飛鳥IIのロゴが入っていて、装備自体はやはり高級ホテルな感じになっています。
お茶とかも用意されているのがなんかほっとします。ちなみにコンセントはこのポット用のものしか用意されていません。私たちはたこ足用のコンセントとかを持って行っていなくて、非常に困りました。
コンセントを分岐させるものも持ち歩かないと、ハンディカム、サイバーショット、VAIOの充電が満足にできないんです。次からは注意しましょう。(T_T)
それと、今回のクルーズの予定表。ショーや食事、イベントの案内がまとめてたくさん掲載されています。まずはこれをチェックしないといけないわけですね。
あ、飛鳥のロゴが入ったスリッパを発見。おみやげ代わりに使わないでもらってかえろっと。(小市民です)
テレビも良くできていて、全部有線放送みたいなものなんですが、チャンネルによっては時間、船のインフォメーションをずっとしているチャンネルとか、GPSで船の位置を表示しているチャンネルなどもあります。船長さんがご挨拶しているチャンネル、船の説明をしているチャンネルなどもあり、こういうところはまさに豪華ホテルの設備って感じですね。
さて、荷物を置いたら、早速、船内探検の旅に出発です。中は12階建ての建物のイメージで5階がメインデッキというあの甲板があるところ。4階以下は従業員エリアになって、5~10階に客室があり、5Fにはホテルでいうところのフロントやお店などが集中。6Fにもお店、娯楽施設などが集中。あとは上の11階以上のところにフィットネスセンター、レストラン、プール、大浴場などがあります。
この位置関係がさっぱりわからなくて、まずは屋上、というか一番上のフロアに向かってしまうわけです。
いま、こうして写真を見ると天気も良いし、ちょっと肌寒いだろうけど、ちょっと入ってみたら?って気になりますでしょ?だけど、この日はほんとに寒くて、だって、2月が過ぎてからたった4日くらいですよ。
プールは絵的にめちゃくちゃ綺麗ですけど、入れませんって。
あ、ちょっとずれてしまいました。手前にはジャグジーとかも見えます。日本では冬ですが、南半球へのクルーズとかだったら、すぐにここに飛び込んでしまうこととかできるんでしょうね。
さて、そのまま、最上階のデッキを1周です。飛鳥では11階くらいに相当する部分から下を見下ろすと、まさに高層ビルからの眺めです。
さっきまで飛鳥IIを見上げていたモザイクですが、反対側からの眺めが楽しめるのがなんか不思議。
さっき登った神戸ポートタワーもこんなに近いところにあります。
あそこはさっき二人で記念写真(記念動画)を撮影した場所。反対からみるとこんな感じになるわけですね。いま、この瞬間も飛鳥IIと記念写真を撮っている人がいますが、知らず知らずのうちにその人の記念写真に私も映り込んでしまっているんですねぇ。とりあえずピースとかしておきます。
しかし、天気がよくて良かった。。。天気予報ではかなり寒いし、崩れるって予報だったんですけど、天気が崩れるのがちょっと遅れているみたいです。ただ、本当に寒い。。。
ちょっと中に入りましょう。
なぜか「冬のソナタ」のテーマソングが館内に流れているんですが、ここは最上階のレストランです。
軽食を用意してくれているというので、ハンバーガーをいただくんですが、ここで最初の衝撃がやってきます。
なにが衝撃って、食べ物がほぼ全部ただ。無料で食べられるんです。
アルコールや炭酸飲料は有料で、お寿司屋さんなど一部有料のお店もあるんですが、基本的にレストランへやってきて用意してあるモノを注文すると、なんでも無料でもらえるんです。特にルームナンバーとかを告げる必要もなく、伝票をもらうこともなく、支払い済みのバイキングレストランで食事をしている感じ。
考えてみたら、普通のホテルと違って宿泊客しか船内にいない計算になるわけで、クルーズ料金には期間中のすべての食事代金も含まれているわけで、これが実際に味わってみると、スンゴイ、常識はずれな環境ということに気づかされます。
まだ、この時はハンバーガーをおごってもらえた!くらいにしか思っていませんが、食事を重ねるたびに、それをドンドン実感です。
さて、船内探索の途中ですが、出航の時間が来たようです。こういうところが普通ではないんですが、音楽とか基本的に生演奏なんですよ。こういう風景って私はディズニーランド以外で見たことがないんですけど。。。
そういえば、最初に船に入ってきたときもロビーの上で、この方達が演奏をしていたなぁ。
船内では、基本的にアルコールが有料と聞いていましたが、この出航のセレモニーでは無料でシャンパンが振る舞われています。後から聞いた話ですが、世界一周ツアーでは、2日にいっぺんくらいの割合でパーティーが開かれており、結局、無料でお酒も楽しめるらしいですよ。
私は食いしん坊だから言うわけではなく、食事の心配を一切しないで済む世界で生活できるのって、今までの旅行にはありませんでした。さすが究極の旅行です。
メインデッキではこうして、紙テープも配られます。この配っているお姉さん、あとで登場しますので、覚えておいてください。
店員コトー君がうれしそうにテープをもらってきました。こういうイベントごとはせっかくですから全参加です。さぁ、投げてみましょう。
私も挑戦したんですが、元高校球児のコトー君でも見送りの方にテープを渡すことはできませんでした。ちょっと、この神戸の港では見送りの方達と距離がありすぎて、映画のようにはうまく行きませんでした。
見送りの方もたくさんいらっしゃいますが、たった1泊だけの旅行です。旅行者のお見送り、というよりも飛鳥IIの出航の様子を見に来られた観光の方達ってことなんでしょうね。
ちなみに、世界一周の旅に出航したときの盛り上がりはこれの比ではなかったそうです。
うわぁ、こういうシーンって映画でしか見たことがありませんでしたが、自分たち見送られてみると、見ず知らずの方達が見送ってくれているとはいえ、感動するモノですねぇ。
今度、デカプリオ主演の「タイタニック」のDVDでも、もう一度見て、感動して見なきゃ。
タグボートに引かれ、岸から少しずつ離れ始めました。海面から下に、どれくらい潜っているのか聞いたら、下は約7mほど水面に隠れているんだそうです。
さっきまで建物にしか見えなかった飛鳥IIが動き始めました。不思議な感覚です。まるでマンションが動いているみたい。ハウルの動く城の50倍くらいはすごいぞ。
なお、ほんの少しですが、手すりをつかんでいると揺れを感じます。ディーゼルエンジンのグググッって感じが伝わってくるんですが、足からはそういう揺れは伝わってこないものなんですね。
メインデッキを半周して船の反対側にくると、タグボートがみられました。飛鳥IIは頭からターミナルに着岸していますので、就航するときは後退しながら岸から離れ、さらに向きも180度反転するって動作をいっぺんに行います。
ゆっくり、ゆっくりターミナルが遠くなっていきます。ワンナイトクルーズで明日の朝には同じところに戻ってきますが、しばし、お別れです。
しかし、こんなに大きなモノが動くんですねぇ。船なんだから当たり前なんですが、この大きさからいって、ものすごい運動エネルギーが使われているはず。なんか信じられない風景をみています。
さて、もっとゆっくり出航の様子と、暮れゆく空を眺めていたいんですが、17時から夕食の予定です。(早いんですよ。。。)17時と19時の2階の夕食スタート時間が設定されているんですが、運悪く私たちは早い時間の夕食になってしまったので、ここでメインデッキとお別れ。船内に入ります。
レストランのオープンがちょっと遅れているみたいなので、ロビーをふらふら。あ、ここでもピアノ曲が流れているんですけど、当然の様に生演奏でした。なんか映画タイタニックとか、海の上のピアニストを見ているみたいです。
窓の風景とか、普通の海辺のホテルみたいなんですが、違うのはこの海の風景が動いていること。どこかのご夫婦がソファに座って窓の景色を楽しんでいますが、ゆっくり神戸の港の風景が流れていきます。
こんな景色を、私もできれば妻と楽しんでみたいなぁ。
そういえば、すでに海の上を進み始めているんですけど、揺れとかは全然感じられません。乗り物酔いの薬とか必要かな?とか思っていたんですが、全く必要はありませんね。
まだ瀬戸内海で外海に出ているわけではありませんが、揺れは全く感じることがなく、快適そのもの。若干違和感があるというか「あれ?今揺れた?」みたいな、震度1くらいの地震があったような気がする、って状態がずーっと続いているような気もします。
ただ、それも、一晩たったら体が慣れてしまい、まったく感じなくなってしまうんですけどね。
この日は風があったんですけど、波はほとんどありませんでした。波の高い日だと、やはりもうちょっと揺れを感じることはある、とのことでした。
さて、夕飯をレストランでいただきます。例によって特にカードとか部屋番号を伝える必要もなく、席に着いたらコース料理でよいかどうか聞かれ、コースで良いと言えば、そのまま食事がスタートです。(ここで余計なことを言うと、有料の料理とかを選択することができるみたいです)
まずはオードブル。なんだろう?ワカサギかなんかの魚からスタートです。
スープは空豆のもの。ちなみに、この料理なんですが、世界一周旅行の時は1度として同じメニューがでることはないんだそうです。食材とかものすごい量を積載しているんでしょうね。
2つめのお料理もさなか料理。うーん、何を食べているんだかわかりません。最初のお品書きの写真を撮っておくんだった。。。せっかくのお料理なのに、もったいない。。。
これはサラダです。4つのドレッシングから選んでかけてもらいます。
で、さすがにたった一度の夕食コースですし、ここは思い切ってワインでも頼んでしまえ!っていうことでオリジナルの「アスカワイン」をお願いしたんですが、これ、ボトルで1本1,200円です。
ホテルのお酒、って聞くと、それだけでバカ高い印象があるんですが、実はアルコールの値段もかなり低価格。ホテルの値段ではなく、居酒屋感覚の値段です。
なので、アルコールも実は有料となってはいても、度を超して飲まないように、という意味を込めているくらいのもので、そんなに高くないんですよね。
そして、メインディッシュです。仔牛のステーキでした。外側のフォーク、ナイフから使っていって、これが最後のフォーク、ナイフセットの番でした。テーブルマナーを全く知らないので、ガチャガチャと音を立てないようにだけ気をつけて食べていました。
途中、隣のテーブルにお誕生日の方がいらしたようで、さっきの音楽バンドがきて、間近で歌を楽しめるハプニングとかもありました。
ラストはデザート。
そういえば、ドレスコードが発動されており、このレストラン、男性は皆さんスーツ姿。女性も綺麗に着飾った方ばかりです。カジュアルな格好をしている人が全然いないのが、ディスニーランドとかとの一番大きな違いかも!?
こんな格好をして食事をするのは新婚旅行の時のツアーの夕飯のとき、いらいだなぁ。。。
さて、食事が終わったらいったん、自分の部屋で落ち着きます。写真は私たちが泊まった部屋のベランダの風景です。一応私たちが泊まった部屋ってランク的には下から2番目くらいのところ。
大きく分けるとベランダなしの部屋、ベランダありの部屋、ちょっと広くなったCスイート、かなり広くなった飛鳥スイート、それと、船内に4室しかないロイヤルスイートとなっています。
客室は2名一室になっていて、一人で参加する場合も一室使う場合は2名分の料金がかかるみたい。なので、06年の世界一周クルーズで行くと一番安い部屋で340万円となっていますが、二人での参加料金680万円が最低料金ってことになりますね。
なお、私たちが泊まらせてもらったベランダ付きのデラックスで一人500万円。二人で1,000万円です。ベランダなしの部屋も見せてもらいましたが、部屋の広さにそれほど差はないものの、ベランダの有無は気分的にかなり違うかも。専用デッキがあるような感じになりますからね。
Cスイートだと、突然部屋の広さが2倍くらいになる感じなんですが、料金もぐっとアップして一人720万円。二人で1440万円。
ロイヤルスイートになると一人1600万円、二人で3200万円。110日間の旅行にかける旅行費用なんですが、価格はほとんどマンションの価格になっていますね。
私は頑張って、まずはベランダなしの二人分で680万円を定年までに貯金しなきゃ!! ちょっと考えるとこの旅行代金もスゴイ価格に思えますが、こうして一度乗船させてもらったら、これに飲み食い代はほぼ全部含まれているわけで、これ以外にかかるお金ってあまりないことを考えると、それほど高い感じもしないってのが正直なところです。
だって、340万円で110日ですよ。1日3万円で、これに食事代金と宿泊代金が含まれている上、なんと交通費もこれに入っているんですから!!
★世界一周クルーズの料金表は飛鳥IIのオフィシャルページでご覧いただけます。
GPSを見てみると、順調のわが「飛鳥II」は航海を進めているみたいです。紀伊半島と四国の間を抜けて、太平洋まで本当に航海してくれています。
さて、では、船内探検のパート2に出かけてみましょう。
まぁ、ちょっと一部だけの紹介ですが、ここはカードゲームを楽しむ部屋。他のお客様のプライバシーに充分配慮するようにお達しが出ていますので、なんかさっきから無人の船と思えるくらい人影がないんですが、本当はあちこちに一杯、お客様がいらっしゃいます。人が写っていない写真だけ選んでいるので、寂しい感じになっていますが、その点もご了承くださいませ。
本当はカジノとかもあったんですが使える映像がなかったので、すみません、ウノのカードテーブルです。
ここは図書館の本棚。ここも撮影制限で、ここくらいしか映せません。地球の歩き方が全巻そろっているところとかは、さすが世界一周クルーズが用意されている船ですよね。
日本一周クルーズもあるので、主だった都市の旅行ガイドとかもあります。
ここは会議室みたいなところ。社員研修などに船を使う場合があるそうで、そういう時はこんな部屋を利用するんだそうです。こんな豪華客船で研修を行うだなんて、どんな会社さんなんでしょうね!!
ここはコンピュータルームです。航海中はパソコン教室などを行うそうで、いろいろ学習してくることができるんですね。奥に3台インターネットにつながるパソコンが用意されており、衛星回線を利用して航海中もインターネットができるんだそうです。
ただし、WEB利用は有料で、10分1,000円だそうです。ものすごい高額なもので、思う存分インターネットができる環境ではないですし、ここからblog更新をしよう!なんて思ったら、1回の航海で何十万かかることやら。。。(1日60分インターネット接続を利用したら、それだけで66万ほどかかる計算です。)
なお、衛星を利用しているのでタイムラグがかなりあります。リンクをクリックしてから反応するまで数秒かかり、ダウンロードがはじまるとだらだらだらと、ページが更新されていく感じです。ブラウザも専用ソフトが起動するだけで、普通にIEは使えません。自分のパソコンを持っていって接続することもできません。正直、WEB環境についてはあまり期待しない方がよいかも。。。ビジネスホテルのインターネットルーム程度だとイメージすると良いかもしれません。
ただ、専任のスタッフが常駐しているのでパソコンに詳しくない、初心者の方にはこの方が親切なんでしょうね。
ここは最上階にあるロビーです。ステージもあるので、ここでバンド演奏を楽しんだりすることもあるとか。この日も9時くらいからステージが予定されているみたいですが、ちょっと早い時間に回っているのでまだ誰もいませんね。
ここはダンスができるバー。出航までに社交ダンスとか習っておくと、こういう夜の時間が毎晩楽しくなるのかも。ちょっと頭の中にメモっておきます。
他にもたくさんのバーがあります。バーはたくさんあるんですが、おそらく、普通のバーと違うのは船内が全部禁煙になっている店。たばこを吸われる方には「シガーバー」という、これまた立派な部屋があるんですが、そこだけだと思います。たばこが吸えるところ。
あとは全部が完全禁煙なので、実はノンスモーカーにはとても空気の綺麗なレストラン、バーだらけだったりします。
なかなか健康に良さそうな生活が送れそうですよ。
6階まで降りていくと、おみやげショップからなにから、いろんなお店があるんですが、中にはこんな宝石店もあります。値段をみると。。。ええ!1140万円!?
これが1千万円以上するネックレスのトップです。こんなものまで販売しているなんて、やっぱり私には別世界みたいですね。
このあと、ギャラクシーラウンジという、最上階、最先端のしかも一番前の席で飲むことに。ここでアルコールをお願いするんですが、おつまみとかはサービス。お酒の値段も特に高いこともありません。
見上げるとプラネタリウム風に星の演出があったりします。昼間だと目の前に広い海が見えるんですよね。
飛鳥IIの最上階のバーでウイスキーを飲める様になるなんて、1ヶ月前に一体誰が想像したでしょう。(^_^;)
ちなみに、ここは12時半まで。12時半で、船内のほとんどの施設がお休みにはいります。
海外の豪華客船クルーズだと夜遅くまで営業をしているというか、そもそも夕飯が始まるのが遅く、20時頃から食事がスタートし、夜中遅くまでショーなどが続くそうです。で、朝は普通にスタートするそうで、体力のある欧米人向けのスケジュールになっているんですって。
それが日本の「飛鳥II」では日本人向けのスケジュールで動くので、体力的にもかなり優しいみたいですね。
ということで、ここで夜食でも食べようか、ってことでレストランに移動すると、こんな風にきつねそばとかが用意されています。
当然、これもただで食べられます。要するに、あいてるレストランに飛び込めば、こうしていつでも、なにかしらおなかに入れることができるわけで、後から請求も来ないという、夢の環境なわけです。
すごいなぁ。。。やはり、ここは夢の空間ですよ。
この後、夜の3時頃まで部屋のみが続き、翌朝は5時半起床でした。寝るなんてもったいない!!
朝、6時頃の風景。奥に見えるのは紀伊半島です。もう太平洋まで行ってUターンしてきました。なにかの漁船が漁をしているのも見えます。
だんだん夜が明けてきました。この日の日の出時間は6:47です。船内テレビのインフォメーションで案内されていました。で、そのちょっと前の6:30集合で「ウォーク・ア・マイル」というイベントがあるんだそうです。
朝、30分ほど1周440mのメインデッキを歩いて体を温めましょう!ってことなんでしょうけど、私は2時間半ほどしか寝ていません。っていうか寒すぎです。
ですが、飲んでいる最中に、盛り上がってこれも参加しよう!!ってことになってしまったので、後には引けません。まだ夜明け前なんですが、メインデッキに集合です。ちなみにドレスコードを守っているので、コートの下は正装です。
ルールがわかっていなかったんですが、こういう時は当然ジャージとかでも良かったんでしょうね。
集合場所の船尾につきました。空に微妙な色がついており、景色がとても綺麗です。それと寒いです。
出航してすぐに夜になってしまったため、気がつきませんでしたが船尾に見える航跡とかも綺麗ですねぇ。
船尾部分を見上げてみたところ。まだ空が暗いのと、船の照明がまだついているので、ちょっと幻想的な感じです。船の夜景がどんなものなのか遠目に見てみたかったなぁ。
準備運動をしながら待っていると、おお!
日の出です。ついつい、今年1年の世界平和とかを祈ってしまいました。こういう日の出の瞬間とかは飛鳥IIの船体とかもオレンジ色に染まり、今しか撮れないチャンス的な瞬間でもありますよね。
もう、大浴場とかもオープンしていますが、お風呂に入っている場合ではありません。ウォーク・ア・マイルでメインデッキを回りながら素敵な景色をこの目に焼き付けていきます。
インストラクターさんに案内してもらいながら、メインデッキ4周の旅に出発。ちなみに、このインストラクターさん、昨日、店員コトー君に紙テープを渡してくれた女性です。
あとからハイビジョン・ハンディカムの映像を編集していて気がつきました。こういう人との出会いの瞬間が記録できるのもハンディカムの利点ですよね。
こんな色の空を見ながらの散歩。超寒いんですけど、超気持ち良いですね。
で、このオレンジ色の光を受けているウチに、またまた船内探索第3弾の旅。
今度は船尾部の方をグルグル回ってみます。これ、エンジンの排気部、煙突の脇にある飛鳥IIの看板。巨大な看板なんですが、外から見ると見つけるのも大変なくらいの小型サイズに見えるんですよね。不思議です。
船尾部のデッキにはこうしてチェアが用意されています。暖かい気候の地域へのクルーズならここで日光浴をされる人もいるんでしょうね。客室の最後尾部の扉から出てこられますので、私がクルーズ旅行に参加したら、ここを一番最初に利用したいかも。
ここで、本を読みながら1日海を見てスゴしてみたいなぁ。
実はずーっと船内を探検しているモノで気づいたんですが、夜中にこのプールの水が全部なくなっていました。で、夜の2時頃に清掃をしていて、それからまた水を張ったみたいですね。
デッキチェアも夜中は片付けられていたのに、また朝になって並べ直してあります。今回はテストクルーズということで、従業員の訓練も兼ねていると聞いていますから、こうしてプールに入ることができなくても、整備のシミュレーションとかをされているんですね。
で、よく見ると湯気がたっています。実は温水を張っているそうで、その気になればプールに入れそうな感じ! ただ、看板で調整中となっていますので、こういうところでルールは無視できません。
一応、水着も持ってきていたりするんですが、うーん、あと一歩のところでしたね。
さて、すっかり陽もあがってきました。レストランへ行って、朝食を楽しませていただきます。
朝食はビュッフェスタイル。ここも特に朝食クーポンとかがあるわけではないので、レストランへ行っていきなりお皿をとって料理を持って、適当な席について食事が始まります。
洋食のレストランと和食のレストランがあるんですが、実はここで和食のレストランに行きたかった。。。思い起こせば昨日からお米を全然食べていません。日本食が恋しい。。。あの神戸でのお昼ご飯はやはり中華街に行きたかった。。。
特に朝食クーポンがあるわけでもないので、この後、和食レストランに言ってもう一度朝食を食べることもできるんですが、さすがにそれをやってしまうと、かなり旅行中に太ってしまいそう。っていうか、そんなにいっぱい食べられませんって。
さて、朝食が終わると、もう神戸港に入港するようなタイミングになってきます。最後の大イベント、着岸シーンを最上階デッキから見学してみましょう。
さぁ、もう神戸の街が見えてきましたよ。右の方にあるポートアイランドに向けてゆっくりと船が港に入っていきます。
岸が近くなってくると、こうして艦橋の脇に張り出した船長デッキに船長が登場します。
あとでテレビで知ったんですが、この飛鳥IIには二人の船長さんがいらっしゃって、3ヶ月交代で勤務されるんだそうです。世界一周クルーズには別の船長さんが乗船されていました。
タグボートも出てきて、これからゆっくりと接岸します。
ほんのちょっとだけ空きを作って、そこからの着岸はロープを使って寄せて行くみたい。このロープもビッグサイズなんですが。。。
ご覧の通り、リーダーをつかんだらそれを引っかけるためにロープを引っ張るんですが、四輪駆動車がロープを引いていきます。接岸に要する時間は30分くらいですかね。
飛行機だと一瞬で着陸してしまいますが、大型客船だとそれがゆっくりと楽しめる感じ。世界一周クルーズだとしばらく長い航海の後に、上陸する楽しみが加わるわけですから、このワクワク感は数十倍はあるんでしょうねぇ。
以上がたった一晩だけでしたが「飛鳥II 神戸ワンナイト テストクルーズ」での私たちの旅でした。
この後、ちょっと特別にスイートルームの様子なども拝見させてもらっています。
私たちが泊まったデラックスルームはほとんどビジネスホテルって感じの間取りだったんですが、スイートルームの方はこんなにスペースがゆったりとしていて、普通のリゾートホテル並の広さがあるんですね。
なんかサイズもアメリカンサイズになっていて、家具がどれもちょっと大きめな感じになっています。写真で見るよりは実物は広めに思えるかも。
また、スイートルームだと、こんな風にシャンペンとかも用意されています。ウェルカムドリンクとかもレストランに用意されているんですが、スイートの方達はまず、自分の部屋でお祝いができるんだなぁ。
ちなみにスイートルームにはソニーのスゴ録が入っていました。録画もできるみたいなので、GPSチャンネルとか録画しておくとおみやげになるのかも。。。
ということで、下船。短い船の旅は、本当に終わってしまいました。
その後は神戸の観光用の循環バスに乗って、人気スポットナンバーワンの「異人館街」へ出発。
街と山の間の坂に、珍しい洋館がたくさん建っており、そこを徒歩で巡ることができます。
こんな狭い道を登ったり、降りたり。。。港町なので、たくさんの外国要人がこの地に家を建てていたそうで、外国気分満点。結構歩けるし、これはデートスポットにはいいですねぇ。
ただ、これらの洋館なんですが、どこも中に入ろうとすると有料。中に入れなくても建物の外観だけ楽しめればいいや、とか思っていたんですが有名なうろこの館とかは高い垣根で囲まれていて、とにかくお金を払わないと姿を見ることもできず、結構お金のかかるスポットになっています。
観光地ですから仕方がありませんね。
ただ、数館をセットにしたセット券なども販売しており、店員コトー君が交渉をしてみたら、値引きしてもらうことも可能だったそうです。値段はあってないようなものみたいなので、次回、もっと体力がある時に挑戦してみたいと思います。
最後は三宮まで戻ってきて、焼き肉ランチです。やっとお米が食べられましたぁ。重ね重ね、最初の神戸ランチを和食にしておけば。。。あと、今朝の朝食というか飛鳥の和食ってどんなものだったのか、思いが残るなぁ。
まぁ、楽しみは本番までとっておかないといけませんね。
このあと、新神戸の駅まで移動。
ここから新幹線で帰ってきて、飛鳥IIの神戸ワンナイトクルーズは終了するのでした。
なんか食べ物の話ばかりになってしまいますが、やはり一番の衝撃は、一度乗船してしまえば飲み食いの心配が全然なくなってしまうこと。また、撮影禁止で紹介ができませんでしたが、夜のショーなども入場は無料です。
お客さんは満室で700人くらいなんですが、従業員の数も300人以上乗っています。お客さん二人につき、一人の従業員さんですからね。
旅行代金の絶対金額が高いのですが、日数とサービスの内容を考えると決して高くないというか、よく考えてみるとこの値段でよくやっていけるなぁ、というくらいの安さなんですよね。
なかなかのぞくことのできない世界で、滅多にできない経験もできました。いつか、妻にも同じ経験をさせてあげることができるかなぁ。。。
以上、おわりです。
長いエントリーにおつきあいくださった皆様、ありがとうございました。(このエントリーを作るのに1日かかりでした。今週末に届いた開梱商品の数々は来週のエントリーでちょっとずつご紹介いたします。)
モリチャン
2006年4月23日 @ PM 5:43
楽しみにしていました!
スケールの大きさは予想していましたが、半端ではありませんねぇ。
食事もサービスの一部なんて、うらやましすぎ!
そうそう、写真のサイズも今頃気がつきましたが16:9ですか?
かっちょいいです。いただいちゃいましょう。
K
2006年4月23日 @ PM 8:41
おじゃまします
飛鳥Ⅱ、サスガに大きいですね。船内の様子やクルーズ中の出来事の様子もこれからいろいろ紹介してもらえそうですね。楽しみにしています。
店員佐藤
2006年4月23日 @ PM 9:44
♪モリチャンさん、こんばんわ。
いつかやろうと思っていたんですが、ずーっと
飛鳥IIの写真を持ち歩くばかりでアップロード
していませんでした。
写真はこちらもハイビジョンハンディカムHDR-HC3から
抜き出した、16:9の静止画です。blogエントリーに
こういうワイド画角はなんかぴったりあうというか
扱いやすいですよね。
これらの映像はハイビジョン映像で動画編集して
いますので、いつか、新事務所にお越しになった際に
ハイビジョン映像でお楽しみください。
店員佐藤
2006年4月23日 @ PM 9:46
♪Kさん、こんばんわ。
なんせ、たった一晩だけのテストクルーズなので
全部は収め切れていないのですが、今のウチに
覚えていることを全部書き込んでおきます。
blogって備忘録にもなりますよね!
akoustam
2006年4月24日 @ AM 2:21
出た~ハイビジョンハンディカムの得意技、静止画切り出しを大活用したエントリーですね。
僕のベトナムの時もそうでしたが、この「後から自由に切り出し」ができるおかげで、撮影の時には思う存分動画撮影に集中できるんですよね。だからblogに静止画をあげようとすると、「あれもいい」「これも外せない」と写真だらけになってしまうんですが(^^;)
それにしても僕の67枚をはるかに超える130枚の写真による記事、飛鳥IIを存分に堪能させて頂きました。
店員佐藤
2006年4月24日 @ AM 9:56
♪akoustamさん、おはようございます。
元祖ハイビジョンハンディカム静止画切り出しアーティストの
akoustamさんからコメントがいただけるなんて嬉しい!
師匠のアジア自転車旅行記blog、とくにメコン川クルーズを
見てから、これを自分でもやってみたくて仕方がなかった
んですが、ようやく実現できました。
メコン川クルーズ
http://blog.so-net.ne.jp/its_a/2006-01-23-1
でもakoustamさんがされていた解像度500ドット位の方が
迫力もありますね。次にやるときは、もうちょっと解像度を
高めたいと思います。
ワイド画角だと、blogの場合、縦の長さをちょっと詰めることが
できるので、読みやすい感じになりますね。
しかし、これ作るの時間がかかりました、休み休みやって
いましたが、24時間かけて完成です。これをベトナムの
現地でやられたakoustamさんってやっぱりスゴイ。。。