激闘!Vistaアップグレード!その1

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今日は朝から、自分で買ったXP搭載モデルVAIO type LにWindows Vistaをアップグレードインストールしています。


で、いまだかつて、ここまで大変なアップグレードインストールってなかったのでは!?と言うほどの、ものすごい事になっているので、その一部始終を、ここでご紹介したいと思います。


題して「激闘!Vistaアップグレード」です!!





さて、用意したのは先日のエントリーでご紹介したとおり、ソニーさんから5,000円でVistaアップグレードのサプリメントディスクを購入しており、それと別途Windows Vista Home Premiumを購入。


VAIOのVistaサプリメントディスクはご覧通り、DVD-ROMで3枚組という大作キットになっています。



説明によるとアップグレード方法には2通りあり、従来のXPからVistaへアップグレードインストールする方法と、クリーンインストールと言って、最初からVAIOのHDDを初期化してVistaから入れてしまう方法が紹介されています。


今回はWindows XPをインストールした状態のVAIO type Lを用意して、これをVistaへアップグレードする方法を試してみたいと思います。



これがWindows XP状態のtype Lのプログラムメニュー。アナログチューナー搭載の「VGC-LA90S」なんですが、このマシンも魅力あふれるソニーオリジナルソフトの山です。中でも肝心なのはAV統合ソフトの「Do VAIO」があったり、VAIOインフォTVという、type Tのワンセグもどきで画面の右端にテレビ画面、情報表示をしてくれるソフトウェアもあるし、あとはスクリーンセーバー代わりに使って情報表示に便利な「Life Flow」なんて機能もあるんです。


Vistaにすることで、これらの機能がどうなっちゃうのかが、今回のアップグレードインストールの注目点。Vistaにすることによって、VAIOの便利機能がスポイルされてしまうなら、XPのまま使うってのもありですからね。




さて、ではこのちょっと厚めの取扱説明書を見ながら作業を進めていきましょう。


トラブルが起こらないように、一応、VAIO type Lは先週のウチにXPをリカバリーインストールしておいたんですが、ここでいきなり失敗が発覚。




サプリメントディスクの取扱説明書には「Cドライブを40GB以上でパーティションを作ってください」とのこと。


純正のままだと、Cドライブは約30GBという設定になっています。なんだよ、このパーティション変更があるなら、従来使っていたままでのアップグレードは出来ないじゃないですか。(^_^;)


まぁ、今回はテストインストールで、明日にはクリーンインストールもためすので、とりあえず、このCドライブ30GBのままで、アップグレードしてしまいましょう。




えーと、それで次にやることは。。。



電源以外の接続されている線という線を全部はずします。テレビチューナーも有線LANもはずして、さらにtype Lの場合、ワイヤレスLAN機能も搭載しているので、これもスイッチをオフにすると。




そして、ノートンインターネットセキュリティや、指紋認証のセキュリティ機能などを先にアンインストールするそうです。type Lにはセキュリティ機能は搭載されていませんので無視。ノートンインターネットセキュリティをアンインストールします。




そして、これがちょっとわかりにくいんですが、スタートアップフォルダに入っている、自動起動のソフトウェアから「VAIO Action Setup(サーバー)」のショートカットを削除するんだそうです。


これでアップグレードの準備が終了。




サプリメントディスクの「1」をディスクドライブに挿入します。




サプリメントディスクを入れると、ここからアプリケーションリカバリーというのを行います。まだOSはXPの状態なんですが、ここで不具合の起こりそうなソフトウェアを先に入れ替えてしまうってことなのかな?




で、そのサプリメントディスクによるアプリケーションインストールが済むと、またまたプログラムの削除をします。


取扱説明書に沿って、言われたとおりにやるんですが、ややこしいですねぇ。




で、他にもアンインストールソフトが仕込まれており、最後にこれで指定ソフトのアンインストールをプログラムにやってもらいます。


なんか、スゴいことになってますねぇ。




で、お次はようやく、買ってきたWindows Vistaの登場。取扱説明書の指示に従って、Vista OSのディスクを入れます。




ここからは普通のWindows Vistaのインストールですね。アップグレードインストールの場合、ここで数時間かかる場合があります、ってことなんですが。。。




おお、本当に時間がかかる!! 数時間までいきませんでしたが、1時間10分かかりました。インストールが終わるまでに。




ということで、ノーマルな感じのVistaマシンにまずはセットアップ終了。まだインターネットにつなげていませんのでアップデートソフトなども入っていません。




で、インターネットに接続する前に、サプリメントディスクの「2」を今度は使います。




またまた、アプリケーションリカバリーです。何度もここで再起動をします。


私のVAIO type Lなんですが、一体、今日は何回再起動することになるんでしょうか!?




サプリメントディスク「2」のインストールが終わったところで、HDD容量をチェック。Cドライブは30GBのところ、残り10GBになっています。なるほど初期状態ですでに20GBも消費しているんですねぇ。だったらパーティションで40GBというのは本当に必要な容量みたいです。




さて、その次にする作業は。。。BIOSのアップデートですって!


なんかソフトウェアのアンインストール、OSのインストール、ソフトのアップグレードに続き、BIOSのアップデートまでやるだなんて、なんかパソコンで考えられる作業をすべてやらされているような感じです。


そう、これはアップグレード作業なんてものではなく、マイクロソフトとの闘いなのかも!!


だって、11時にアップグレード作業をはじめて、この時点ですでに15時です。ちょっと放っておいた時間もあるかもしれませんが、仕事をしながらしっかり様子を見て、今日は最優先で作業をしているんですよ!


よぉし!負けるか! Vistaなんかに!!




と、独り言を言いながら、BIOSアップデートを完了。




で、まだまだ長い道のりが待っています。次はドライバのインストールです。このVAIOサプリメントディスクは、type L専用とかにはなっていなくて、Vista ケーパブル PC全機種共通の取扱説明書になっています。


なので、このドライバインストールは自分でどれを入れる必要があるのか、探しながらの作業を強いられます。これ、パソコン初心者の方にはちょっと無理そうな気が。。。


えーと、type Lの場合は該当するのは2ヶ所ですね。Felica機能と、オーディオドライバを手動で入れる必要があるようです。




最もドライバインストール作業自体は簡単。デバマネとか開く必要もなく、プログラムの起動だけで作業が可能。


で、これが終わると、一応、Vistaのアップグレードインストール作業は終了したことになります。




プログラムの一覧を見てみるんですが。。。うーん、Do VAIOはやはりしっかりと無くなっているし、私が楽しみにしていたVAIOインフォTVもなんか無くなってしまっているみたい。。。


うわぁ。。。ちょっとダメージでかいなぁ。。。




試しにキーボードについているS3ボタンを押してみると。。。VAIOインフォTVの代わりに電卓とかが起動しました。(T_T)


うわぁ、いやだぁ! こんなのVAIOじゃないよ!!




と、嘆いてもしかたがありません。ワイヤレスLANのスイッチを入れて、インターネットに接続しようとしたら。。。あ、こういう設定はそのまま残っているんですね。WEPキーの入力とかしなくても、そのままワイヤレスLANにつながりました。


で、インターネットに接続された瞬間から、Windows Vistaがアップデートソフトの自動ダウンロードを始めます。はい、ではここからは普通のアップデート作業です。





ノートンインターネットセキュリティ2007もサプリメントディスクに入っていて、3ヶ月無料試用ができるようになっています。ラッキー。


で、それらのセットアップが終わったら、続いてVAIO Updateです。


これで、なにか新しいソフトウェアがインストールされないかなぁ。。。なんて思っていると、ありました、ありました。イメージコンバータ3がインストールされています。あとはおなじみのVAIO Media 6.0のアップデートと、SonicStage CP 4.3などのアップデート。。。


なるほど、やはり新型type Lご自慢の「エモーショナルプレーヤー」とかの最新ソフトまではもらえないんですねぇ。。。(T_T)



で、Do VAIOもなくなってしまっているため、テレビ機能はVista付属のWindows Media Centerを使うことになります。


Do VAIOとの排他利用でどちらかを選択できるとかにしてもらえるなら、私は迷わず使い慣れているDo VAIOを残したい所なんですが、こればかりはどうしょうもないようですね。


うーん、Windows Media Centerを使わないといけないのかぁ。。。なんかへこみます。




あ、ちなみに嬉しいこともひとつあって、Vista RC1版を入れて試した時は解像度を落とさないとWindows Aeroの透明枠機能が使えなかったんですが、正式版ではご覧のとおり、ちゃんと枠が透明になるのを、1680×1050ドットの高解像度のままで実現してくれていました。


嬉しい!(^_^)v




ということで、このままでは単なるWindows Vistaマシン。VAIOらしさがほとんどなく、VAIO Mediaが入っていることくらいしか、ないなぁ。。。だったら、XPのままで使おうかなぁ。。。なんて思っていたんですが、ここでちょっと新発見。


まだ、Vista VAIOのセットアップは終わっていないんです。




VAIOの公式ホームページにある「サポート」ページから、type Lの機種別情報画面に入ってみると、サプリメントディスクを使ったVistaアップグレード向けのプログラムということで、なんと。。。




はい、ここに「VAIO インフォ TV」のVista対応版Ver.1.5が用意されています!! やったぁ!!


で、なんかその「VAIO インフォ TV」関連に4つものソフトウェアをインストールする旨、書かれているんですが、これひとつにまとめられなかったんでしょうか? まぁ、いいか。とりあえず、この4つのソフトをダウンロードして順番にインストールします。


(ちなみに、これらの項目はVAIO Update 3にも案内されていません。知っている人しか利用できないって仕組みなんでしょうか?)




これらの隠れアップデートを行うと。。。は、VAIOインフォTVがプログラムに登録されています!!


ちゃんとVAIOインフォTVも起動してくれて、画面右隅にテレビ表示をしてくれています。



しかも、この「VAIOインフォTV」の設定画面をみると、新型type Lのエモーショナルプレーヤーのエンジン部分ともいえる「VAIOコンテンツ解析マネージャー」もインストールされています。


おいおい、CM情報取得とかダイジェスト再生、テロップ再生とかの項目もあるじゃないですか!? もしかして、これを使うとCM切り分けとかやってくれるわけ? とか思っていじくり回すんですが、どうやらこのコンテンツマネージャーのテレビ番組情報取得機能だけ利用していて「VAIOインフォTV」の番組情報表示だけ行っている模様。


なんだ、やっぱり新機能の「エモーショナルプレーヤー」まではついてこないのかぁ。。。でも、新型VAIO type Lも工場出荷時にはエモーショナルプレーヤーはインストールされていなくて、VAIO Update 3を使って、あとからアップデートインストールをしているんですよね。


旧型VAIO type Lにもエモーショナルプレーヤー、VAIOビデオエクスプロラーの提供とかしてくれませんかねぇ。。。でないと、結局、テレビ録画にテレビ王国が利用できません。




ということで、VAIO type LのVistaアップグレードインストールは一応、終わりました。


「エモーショナルプレーヤー」などがインストールできるなら、Vistaアップグレードをやってもいいんですが、これだと、XPのままで使っていた方が良いかなぁ。。。でも、Vistaの透明ウインドウとか使いたいし、悩みどころだなぁ。。。


明日はVista OSのクリーンインストールも試してみたいと思います。


 


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