ビデオレコーディングクレードル『VRC-NW10』速報レポート
お昼頃、当店にウォークマン・オプションの新製品、ビデオレコーディングクレードルの「VRC-NW10」が到着しました。早速、開梱&セッティング&検証をしているところです。
が、今のところ、望み通りのことがほぼ全て出来てしまっているので、途中経過をちょっとだけレポートです。
ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」はウォークマンにテレビから取り込んだ映像・音声をファイル変換して記録してくれるエンコーダーになります。こうしたウォークマンのクレードルって大体プラスチックのカツンカツンという音がしそうな、言い方が悪いんですがスタイルは良い物のちょっと安っぽいつくりになっているものが多いところ、さすがこれは19,800円もするだけあって、史上最強に高級感のあるしっとりしたクレードルになっています。
で、いろいろなボタンが並んでいる様に見えますが、はっきりいって操作はめちゃめちゃ簡単です。「REC/STOP」のボタンがありますが、これを押せば録画がスタート、停止するだけと思ってもらって構いません。
予約録画の際はテレビ側の操作をすることになり「シンクロ録画」機能を搭載しているブラビアなどでは予約録画が可能。それ以外のテレビでははっきり言って手動録画でしか録画はできません。それじゃ、使い物にならないじゃん、ってところなんですが。。。
そうなんですよ。デジタルレコーダーと組み合わせると、またこれがちょっと違う話になるんです。要はダビング感覚になりますがデジタルレコーダーで録画したテレビ番組をウォークマンに移せるようになると、二度手間にはなりますが、予約録画した番組をウォークマンに移すことができるようになります。
当店にあるのはちょっと昔懐かしい機種になってしまいますが、ソニーのスゴ録の「RDZ-D97A」というモデル。PSPへのおでかけ転送を初めて搭載したモデル(デジタル放送としては)になりますが、ご存じの通り、ウォークマンへのダビング機能などは搭載されていません。
デジタル放送ではコピーガードががんじがらめで縛られており、デジタルレコーダー機種からデジタル録画されないように作られており、一度録画したものはアナログ信号でもコピーはできないものと思っておりました。このウォークマン録画の場合もデジタルレコーダーからのデジタル機器への録画になるので、当然制限されるモノと持っていたんですけど。。。
テレビとの接続は今回は試していません。接続すれば録画できることはわかっていますので、とりあえず、こちらはパス。
RDZ-D97Aとの接続をして、まずは放送されている地デジの番組を録画。。。お、うまく録画できました。テレビだけでなくビデオからの放送波も録画はできるみたいですね。
で、肝心の一度録画されたコピーワンスのデジタル放送の録画なんですが。。。
あっけなく、できてしまいました。これはRDZ-D97Aを使ってデジタルWOWOWで放送されていた映画「スパイダーマン2」のワンシーンになるんですが、はい、特になんの制限もなく録画できちゃっていますよ。
使っているウォークマンは「NW-A829」という、この春登場の新型ウォークマンで、やはりこの春新発売のBDレコーダー「BDZ-A70」にも対応しています。このモデルはコピー制御のかかったデジタル信号を再生できる現段階では唯一の機種。ちょっと仕様が違うモデルともいえるわけで、A820シリーズで録画できるのは当然といえば、当然か。。。
では、従来機種ではどうかというと。。。
まずは、昨年秋発売のウォークマンNW-A919で検証。。。できました。こちらもデジタルWOWOWで放送された「スターウォーズ・エピソード3」の冒頭部分を試してみたんですが、A829と同様にそのままあっさりと録画可能。
この瞬間、デジタル放送の持ち歩きをするにはウォークマンNW-A820でないとできない、という思いこみはなくなりました。A910シリーズもOKです。ということは同世代のNW-S710、S610シリーズも大丈夫なはず。
残るは。。。
はい、私も使っている初代ビデオ対応ウォークマンのNW-A800シリーズです。こちらも試してみるわけですが。。。はい、あっさりと成功。私が大事にプロテクトして残している「僕らの音楽3」に出演したaikoの回の放送分をウォークマンに転送して観ることができるようになったんです!
大好きなaikoの回の放送なんですが、うっかり自宅での録画ができず、おまかせ録画で録れた会社のスゴ録のこの映像が宝物になってしまっていて、せっかくのハイビジョン映像。ブルーレイに書き出すこともできず、DVD-Rに移すにも画質が落ちるのが我慢できず、HDDの中で永久保存版になっていたんですが、こうしてウォークマンで外に持ち出すことに成功。う、うれしい。。。(T_T)
ということで、まだまだ細かい話はあって、ビットレートによる画質の違い、録画方法、録画時間の制限等、いろんな話があるんですが、それは明日配信予定の次号のメルマガの中でご案内したいと思います。なんせ、これができるのはRDZ-D97Aだけ、という可能性もあるので(ま、普通に考えたらそんなことはないんですが)、一応、今夜自宅に持ち帰ってブルーレイディスクレコーダーの「BDZ-X90」を使っての検証もしてからのレビューレポートにしたいと思います。
いやぁ、しかし、このビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」ですが、コピーガードでがんじがらめの制限の中にあって、一筋の光明みたいな製品になっていますね。
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【追記】
当店メールマガジンは5月9日夕方配信を行いました。VRC-NW10については9日朝より「入荷待ち:予約可」ステータスに。12日朝時点での確認で「予約不可」ステータスへ移行しているのを確認しています。出荷がはじまった途端の大ブレイク。。。使い勝手の口コミでの伝播で突然ブレイクしたとしか思えません。(^_^;) これはしばらく入手困難状況になりそうです。