誰も教えなかった自分流写真の方法
通勤途中にある大きな本屋さんがどんどんなくなってしまい、立ち読みしながら本を探すということができなくなり、アマゾンさんでの購入ばかりになっているんですが、久々に休み前に本屋さんへ寄って、こんな本を見つけて買ってきました。
「誰も教えなかった自分流写真の方法」という本です。
丹野 清志さんという方の本で、立ち読みしてパッと目を通したところで、なにか自分で共感できることが多くて、それで買ってきました。発行日は2012年8月20日で価格は1,500円(税別)になっています。
中身は72の項目に分かれているんですが、それぞれがエッセイ的になっていて、写真作例を数点用意してほとんどが1ページで読み切れるくらいの文章で写真について語っています。
帰ってきてから読み返してみたらフィルム時代の写真と比べると。。。という話が多いんですが、まぁ、まだ今のデジタル写真を語る上ではフィルム写真の事を語らないといけないんですかね。フィルムをベースにして今のデジタル写真がある、というスタンスではあるんですが、どちらが良いのかということについては特に触れていなくて、それぞれ良さがあるんだから、好きな方で撮れば良いんじゃないの?という話になっています。
共感できたのは『「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』と言われるが理屈抜きでバンバン撮ればいい」とか「何かがないと写真にならないということはない 被写体は近所にいろいろ転がっている」「何を撮ったらいいのか迷っている人は『芸術作品』を意識しすぎです」とかの話。
「旅の写真を撮るか、旅で撮るか 旅の途中に写真がある」というのも、同じ考え。なんとなく自分で感じていた事を明文化してもらった心地よさがあり、斜め読みしてから買って、帰ってきてから興味のあるところだけ先に読んで、今日は頭から全部読み始めているところです。
上手い写真の撮り方ってあるんでしょうけど、それよりはもっと楽しくシャッターが切れるようになったらなぁ、という本になっています。
カメラをいじり始めたときにすぐに言われたのが「日の丸構図」の話。この本にも「被写体を画面中央から外すと良いと言われてるか画面に変化をつければいいものでもない」という話があり、撮ったものすべてが日の丸構図なのはまずいけど、画面の真ん中に被写体があるものはすべて良くないと決めつけるモノでもないとなっています。
山の存在感を出すためにど真ん中に写すのがベストということもあるし、作例の下のものは背景をまとめたらたまたま被写体が中央から外れた、という写真だったりするんだそうです。
なんか、カラーマーカーでチェックを入れたい言葉がいっぱいある本。こういうのを読むと、またカメラを持って外に出てみよう、という気になります。
ということで、今日のお昼頃から避暑のために近所のスーパーへお出かけ。
花を撮るときもこれは背景をまとめるために、中央から被写体をはずしています。
途中、前にすんでいたマンションに立ち寄り、そのときに駐車場に植えていたユッカの木が大きくなっているのを見に立ち寄りました。隣のゴミ置き場の建物よりも高くなっていますが、これ、いただいた時は30cmくらいの木だったんです。
高さは3m以上になってしまいました。すごい成長力です。
その後、スーパーへ寄って今週の食材を買って帰宅。
線路際を歩いていると、有楽町線の7000系の電車をたまたま発見。この電車にはまだ社内に扇風機がついています。私が社会人になったときはまだ営団地下鉄では冷房化率60%とかやっていて、夏に電車に乗るときは冷房車なのかどうなのかがすごく気になっていたんでした。
新型車両の10000系ばかり目にするようになってきましたが、もうじき引退になってしまうのかな? そうすると、この写真も貴重なものになるのかも。
今日の夕焼けです。久しぶりに富士山が見えたのでぱちり。
特に芸術的な写真はなにもないんですが、2012年の夏の1日の写真がこれでそろいました。
九州の方々は先週から大変なことになってしまっているようでお見舞い申し上げます。
関東も明日、明後日は猛暑日になりそうです。無理な外出は控えましょう。。。と、言いつつ、ウチは妻が風邪をもらってきてしまっているみたいで2日間、ダウンしています。明日は冷房を効かせて自宅で休養かな。
ということで、今日のゆるーい写真日記でした。そうそう、この本の中にも「ゆるかわ写真」の解説があります。
オールマイティな本になっていて、しばらくはこの本が私の写真の先生になりそうです。