【これを読めば全てわかる!】世界初の可変式望遠レンズ搭載!SIMフリー、デュアルSIM仕様の5Gスマートフォン『Xperia 1 III』総まとめレビュー
5G対応のフラグシップスマートフォン「Xperia 1 III」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子、実際に”Xperia 1 III”を使用したレビューなどをご覧いただけます。
3.「Xperia 1 III」のソニーストア版とキャリア版の違い
5.「Xperia 1 III」で使う「rakuten 5G」
■Xperia 1 IIIの機能まとめ
「Xperia 1 III」は世界初の可変式望遠レンズを新搭載した、5Gフラッグシップスマートフォンです。アスペクト比21:9、6.5インチのシネマワイドディスプレイには、世界で初めてリフレッシュレート120Hz駆動の4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載しています。
ソニーストアのSIMフリーXperiaは、キャリア版が自社電波回線でしか使えないように対応周波数を減らしているのに対して、ほぼ全部の周波数に対応していたり、デュアルSIMに対応していたりなどストアならではのメリットが多数あります。
- 快適な操作環境を実現する次世代高速通信5Gに対応した高速CPU
- 高速CPU Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform、RAM 12GB/ROM 512GBの大容量メモリを搭載
- SIMフリー対応かつ幅広い対応バンドで自分に合った回線プランを選んで利用可能
- デュアルSIM搭載で通信プランの切り替えが可能
- 新たに4つの焦点距離を備えたレンズを搭載。望遠レンズは世界で初めて焦点距離の切り替えが可能なペリスコープ構造を採用
- AIが人物や動物など被写体の瞳を自動で検出して正確にピントを合わせる瞳AF
- 人物や動物はもちろん、無生物もタップ一つで狙った被写体を追いかけ続けるリアルタイムトラッキングを初搭載
- 世界初の4K 120Hz HDR対応の21:9シネマワイドディスプレイ
- 8K 360°の映像を対角120度の広い視野角で視聴可能なXperia Viewに対応
- ソニーの360立体音響技術を駆使した、新たな音楽体験360 Reality Audio認定スマートフォン
- ストリーミングサービスなどの音源を立体的なサウンドに変換する360 Spatial Sound搭載
- 最大音圧がXperia 1 II比で約40%向上
- ゲーマーのために開発した新機能「ゲームエンハンサー」搭載
- Xperia史上最大の4500mAhバッテリーと、独自の充電最適化&いたわり充電搭載
- 最短30分で約50%の急速充電が可能
- ソニー・ピクチャーズと連携して誕生したコンテンツサービス「BRAVIA CORE for XPERIA」
■ポイントとなる機能
■世界初の可変式望遠レンズとαのエンジニアが開発した高いAF性能
リアカメラには、焦点距離16mm(F2.2)の超広角レンズ、24mm(F1.7)の広角レンズに加えて、高いAF性能を備える世界初の可変式望遠レンズを新搭載。
1つのレンズで70mm(F2.3)と105mm(F2.8)の2つの焦点距離を備え、より被写体にクローズアップした撮影ができるなど、構図の自由度がさらに広がります。全てのレンズに有効画素数約1220万画素のイメージセンサーを採用するほか、被写体までの距離を瞬時に測定する3D iToFセンサーも搭載します。
■撮影の構図の自由度をさらに広げる4つの焦点距離
リアカメラ全てにZEISSレンズを採用し、階調、色再現、透明感、立体感、ぼけ味など、被写体の微細な質感までを忠実に再現。さらに、Tコーティングにより、画質低下の原因ともなるフレアやゴーストを最小限に抑え、クリアな描写を実現します。
■105mmの望遠レンズでも動く被写体を捉えて離さず、鮮明に切り取る高速・高精度・高追従なAF性能
ソニーのデジタル一眼カメラαで培った技術や、全てのレンズへのデュアルフォトダイオードセンサー採用により、焦点距離105mmの望遠レンズでも高速・高精度・高追従なコンティニュアスAFを実現します。
また、AIを用いて動体を高精度に追従し続ける「リアルタイムトラッキング」を新搭載。フォーカスを合わせ続けたい任意の被写体を画面上でタッチするだけで、色、模様、距離情報などから物体認識をして被写体を高精度に自動追尾し続けるので、撮影対象のフレーミングに集中しやすくなります。
さらに、最大60回/秒のAF/AE演算を行い、即時に瞳情報を検出してフォーカスを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF」により、動いている子どもや動物の撮影などにおいても、瞳にピントの合った躍動感ある写真を撮影できます。
■最高20コマ/秒のAF/AE追従高速連写
AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写も、画像処理アルゴリズムの進化により、連写撮影中に画像を複数枚重ね合わせることでノイズの低減を実現。室内などの薄暗い場所における高速連写でも、決定的な瞬間をより明るく鮮明に切り取ります。また、3D iToFセンサーが薄暗い環境下でも被写体までの距離を検知し、フォーカスを合わせやすくします。
■ソニー独自の画像処理エンジンやAIを活用した高画質撮影
有効画素数約1220万画素の1/1.7”大判センサー採用により、多くの光を取り込める大きなピクセルピッチ(1.8µm)を実現。画像処理エンジンBIONZ X for mobileのノイズ低減処理などとの組み合わせにより、夜景などの暗所でも明るくノイズの少ない高精細な写真を撮影できます。
また、ソニー独自のAIを活用し、デジタルズーム時の画質劣化を補正する「AI超解像ズーム」を新搭載。遠くの被写体撮影時も美しい写真を残せます。
■光学式+電子式のハイブリッド手ブレ補正で、動画も鮮明に
動画撮影においては、高速な読み出しができるイメージセンサーとソニー独自のアルゴリズムを使うことで光学式手ブレ補正を強化した「FlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正」を搭載。暗所での歩きながらの動画撮影時も、より手ブレを抑えた撮影が可能です。
■AF性能を最大限に引き出し、本格的な撮影を可能にする「Photography Pro」
「Photography Pro」には、ソニーのデジタル一眼カメラαの使い勝手を踏襲した「プログラムオート(P)」「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル露出(M)」「メモリーリコール(MR)」「オート(AUTO)」のモードダイヤルを搭載し、本格的な撮影を可能にします。
また、画質劣化を最小限に抑えて自由な加工を楽しめるRAWフォーマットでの記録にも対応します。加えて、一般的なスマートフォンのカメラ機能のように、画面上のシャッターボタンを操作して撮影する「ベーシック(BASIC)」モードを新搭載。「ベーシック」モードでは、他モードと同様に高いAF性能や高機能を生かしながら、より簡単な操作で気軽に撮影を楽しめます。
■クリエイターのニーズを反映したシネマ撮影専用機能
21:9アスペクト比で映画のような質感や色表現でクリエイティブな撮影体験を楽しめる「Cinematography Pro」では、4K HDR 120fpsのスローモーション撮影を実現。24fpsでの撮影時に5倍のスローモーション撮影が可能となり、シネマティックな映像表現の幅が広がります。
また、ソニー独自開発の音源分離技術で、録音時に風雑音のみを除去する「インテリジェントウィンドフィルター」を搭載し、低ノイズのクリアな録音を可能にします。
■世界初の4K 120Hz HDR対応有機ELディスプレイ
6.5インチ、アスペクト比21:9のシネマワイドディスプレイには、世界で初めてリフレッシュレート120Hz駆動の4K HDR対応有機ELディスプレイ(3840×1644ピクセル)を搭載。高精細で残像が少ないなめらかな画面表示を実現します。
また、映像制作の基準器として使われているソニーのマスターモニターを手掛ける部門が監修した色設定「クリエイターモード」を搭載。10bitカラー相当の高い階調表現による映像美に加えて、UHD(Ultra HD)の放送規格 ITU-R BT.2020の色域や、10bit信号に対応した独自開発の画像処理により、映像制作者の意図した色表現を再現します。
さらに、ブラビアで培った高画質化技術X1 for mobileにより、SDR映像コンテンツをHDR相当の画質で美しく表示する「HDRリマスター」を搭載し、インターネット上の映像も高精細に視聴可能です。出荷時にはディスプレイの色ずれを補正することで優れた白の均一性、安定性を実現しています。
■迫力ある立体的な音場による視聴体験
本機が対応する立体音響技術「Dolby Atmos」には、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと協業した独自のチューニングを実装し、音の定位感や立体感を忠実に再現します。
さらに、スピーカーをフロント側に左右均等に配置し、立体感ある音場を実現するフルステージステレオスピーカーを搭載。音響構造が進化した新しいスピーカーの搭載により最大音圧が約40%向上したほか、低音性能の向上や筐体振動を抑えたクリアな定位の実現により臨場感や迫力が増し、映画などの対応コンテンツにおいて、より一層没入感ある映像視聴を楽しめます。
■クリエイターの意図を忠実に再現したオーディオチューニングと、立体的な音場を実現する新たな音楽体験
ソニー・ミュージックエンタテインメントとの協業により、ボーカルや楽器の音の定位感、その場にいるかのようなリアルな空気感など、クリエイターの制作意図を忠実に再現するソニー独自のオーディオチューニングを実装。
また、本機は、ソニーの「360立体音響技術」を活用した新たな音楽体験「360 Reality Audio」の認定スマートフォンです。独自のハードウェアデコード処理に加えてスピーカーのバーチャライザーを新規開発し、世界で初めてヘッドホンだけでなくXperia本体のスピーカーでも「360 Reality Audio」を楽しめます。
さらに、新たに「360 Spatial Sound(サンロクマルスペイシャルサウンド)」に対応し、音楽ストリーミングサービスなどの通常のステレオ音源から、臨場感ある立体的な音場を疑似的に作り出すことが可能です。アーティストと同じ空間にいるかのような、全方位から音に包まれる新たな音楽体験を、多くの曲でより身近に楽しめます。
■様々な音源を高音質に変換する「DSEE Ultimate」と高音質を楽しむ充実機能
ソニー独自のAI技術を用いた「DSEE Ultimate」を搭載。音楽ストリーミングサービスなどの様々な音源をハイレゾリューション・オーディオ相当の高音質に変換し、圧縮により失われた高音域や微細な音を高精度に再現します。
さらに、本機に搭載する「DSEE Ultimate」では、CD音質相当音源(44.1kHzおよび48kHz/16bit)のアップスケーリング性能が向上しています。有線ヘッドホンだけでなくワイヤレスヘッドホンにも対応します。
このほか、有線ヘッドホン使用時の最大音圧が約40%向上し、大音量再生時の歪みを軽減することで高音質かつ迫力ある音楽体験を届けます。
■120Hzディスプレイを生かした高いパフォーマンスやアシスト機能による、勝てるゲーム体験
アスペクト比21:9のディスプレイによりゲームコンテンツの表示領域が大きく広がるほか、リフレッシュレート120Hz駆動ディスプレイとゲームプレイのためにチューニングされた240Hzの残像低減技術により、動きの速いゲームコンテンツもくっきりなめらかに映し出し、没入感あるゲーム体験を実現します。
さらに、240Hzのタッチスキャンレートや、高速タッチレスポンスにより、俊敏な操作が必要なゲームでも指の動きを素早く正確に読み取り、意図した操作を可能にします。
また、Qualcomm Snapdragon Elite Gamingとのコラボレーションにより独自のチューニングを実装し、アスペクト比21:9 と120Hzに対応したモバイル向けファーストパーソン・シューティングゲームを体験できる「Call of Duty :Mobile」を、より快適にプレイできます。
■勝てるゲーム体験をアシストし、決定的な一瞬も確実に記録する進化したゲームエンハンサー
勝てるゲーム体験をアシストする専用機能を備えた「ゲームエンハンサー」を搭載。充電器を繋ぎながらのゲームプレイ時でも端末高温化によるパフォーマンスの低下やバッテリーの劣化を抑える「HS30パワーコントロール」などの機能を備えます。
また、新搭載する「L-γレイザー」を使えば、黒や灰色など、ゲーム内の暗い部分を明るく表示することができるので、隠れている敵や障害物を見つけやすくなります。さらに、帯域ごとの音量調節が可能な「オーディオイコライザー」も新搭載し、敵の足音や銃声など、勝つために必要な特定の音を際立たせることも可能です。加えて、ボイスチャットマイクの最適化により、ボイスチャット時の雑音を除去してクリアな声を届けます。
■動きの速いゲームも、最大120fpsのなめらかな映像で記録可能
ゲームプレイをシェアするための録画機能においては、120Hz駆動ディスプレイの搭載に合わせて、なめらかなハイフレームレートの録画が可能です。さらに、ボタンを押した約30秒前から録画される「RTレコード」機能も新搭載し、決定的な瞬間も録り逃しません。
■高いパフォーマンスとミリ波帯にも対応する高速で快適な通信性能
Qualcomm社製の最新プラットフォーム Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platformの搭載により、CPUが約25%、GPUが約35%高速化。また、12GB(RAM)により動作速度や処理能力が向上しています。さらに、256GB・512GB(ROM)の内蔵メモリーと最大1TBのmicroSDXC対応により大容量データを保存可能です。
5Gのミリ波帯、sub6の通信に対応し、撮影した大容量映像データの高速伝送や4Kコンテンツの高速ストリーミング再生が行えます。
ソニーのディープラーニング技術によって無線環境の変化を予測し、自動で4G/5G、Wi-Fiを最適に切り替える「スマートコネクティビティ」が進化。Wi-Fiアクセスポイント接続前にネットワーク品質を予測することで、不安定なWi-Fi接続を回避できるようになり、より快適な通信環境を保ちます。
■大容量、急速充電、長寿命を実現したバッテリー
4500mAhの大容量バッテリーを搭載。最短30分で約50%の急速充電が可能なほか、Xperia独自の充電最適化技術と「いたわり充電」により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減し、3年使っても劣化しにくいバッテリーの長寿命化を実現します。
さらに電池消費を抑えて電池持ちをよくする「STAMINAモード」や、ワイヤレス給電規格Qi、他のスマートフォンやワイヤレス充電対応のヘッドホンなどへの「おすそ分け充電」にも対応。
また、充電しながらのゲーム体験をより快適にする熱抑制機能搭載。ゲーム時に使用される電力のみバッテリーを介さず給電するため、充電による熱発生を抑制します。
■本格感ある精巧で上質なデザイン
本体は長さ約165mm、幅約 71mmへ小型化を実現。メタルフレームと背面ガラスによる高級感あるデザインです。メタルフレームにはマットな処理を施し、背面ガラスには溶け込む光によって表情を美しく変えるフロスト仕上げを採用しています。指紋が目立ちにくい上、きめ細やかで触り心地が良く、所有欲を満たす質感を体現しています。
カラーはフロストブラック、フロストグレー、フロストパープルの3色を展開します。
ディスプレイには、高強度で耐スクラッチ性が向上したCorning Gorilla Glass Victus を採用しているほか、水回りなどシーンを問わず安心して日常使い可能な防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)性能を備えます。
■使い勝手が向上したサポートツール
約6.5インチ、アスペクト比21:9の大画面を生かした、一覧性の高い二画面同時表示を可能にする「21:9マルチウィンドウ」がさらに進化。
表示中のアプリウィンドウの上に、もうひとつのウィンドウを重ねて表示可能な「ポップアップウィンドウ」機能を追加し、よりスムーズなマルチタスクをサポートします。全画面で動画視聴やSNSを閲覧しながら、手軽にチャット返信ができるなど、より快適な操作を実現します。
また、ソニー製ワイヤレスヘッドホンをお使いの際に素早く簡単に設定変更を行えるよう、サイドセンスメニュー上で専用アプリ「Sony | Headphones Connect」の一部機能の操作が可能になっています。
そして、Xperiaに限らず、他社製のスマートフォンから乗り換える際にも写真や動画などを有線/無線で簡単にデータ転送可能なXperia Transfer 2を搭載します。
■「Xperia 1 III」のソニーストア版とキャリア版の違い
まずはソニーストアのSIMフリースマートフォン「Xperia 1 III」のキャリア版との違いですが、SIMカードスロットが違っています。通常のキャリア版はSIMカードとマイクロSDカードのトレーになっていますが、ソニーストアのSIMフリーモデルではSIMカードとマイクロSDの排他スロットがひとつついていて、SIMカード2枚か、SIMカード+マイクロSDカードの搭載ができます。
SIMカードを2枚差しておくと、通話とSMSは2回線で待ち受けを行い、データ通信については自分で切り替えをして利用することになります。
メインを楽天モバイルにしておき、通信エリアが使い物にならないときだけサブ回線のpovoをトッピングして使う、とか、サブ回線に月額980円の「LINEMO」を使うとか、いう使い方ができます。
メイン回線をahamoにしておいて、もうひとつ持ちたいあまり仲良くない人用に教えた電場番号を楽天モバイルにしておき、時間によって電話に出ない、なんて使い方もできます。
こちらは各社から発売されているキャリア版の「Xperia 1 III」とソニーストアのSIMフリーモデルの対応周波数の一覧です。
Xperia 1 III | SO-51B | SOG03 | A101SO | XQ-BC42 | ||
docomo | au | SoftBank | ソニーストア SIMフリー |
|||
ドコモ、ソフバンの メインバンド |
Band 1 | 2.1GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天のメインバンド | Band 3 | 1.7GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソフバンの プラチナバンド |
Band 8 | 900MHz | 〇 | 〇 | ||
Band 11 | 1.5GHz | 〇 | 〇 | |||
auのメインバンド | Band18 /26 |
800MHz | 〇 | 〇 | ||
ドコモの プラチナバンド |
Band19 | 800MHz | 〇 | 〇 | ||
Band 21 | 1.5GHz | 〇 | 〇 | |||
各社プラチナバンド | Band28 | 700MHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Band 41 | 2.5GHz | 〇 | 〇 | |||
Band 42 | 3.5GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
5G | n3 | 1.7GHz | 〇 | 〇 | ||
n28 | 700MHz | 〇 | 〇 | 〇 | ||
n77 | 3.4GHz | 〇 | 〇 | 〇 | ||
n78 | 3.7GHz | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
n79 | 4.5GHz | 〇 | 〇 | |||
ミリ波 | n257 | 28GHz | 〇 | 〇 |
.
上記の通り、キャリア版が自社電波回線でしか使えないように対応周波数を減らしているのに対して、ソニーストアのSIMフリーモデルはほぼ全部対応です。4Gのバンド11が非対応なのはau、ソフトバンク回線を使う場合に不利になりますが、ドコモ回線であれば問題なし。
5G通信のミリ波がキャリア版では対応しているんですが、SIMフリーモデルはこれが非対応となっています。ただミリ波は極端に周波数が高く短距離での通信しかできないと聞いています。スタジアムなどの施設内での利用がメインになると、そういうところでの利用が少ない人にはあまり関係ないかも。
聞くところによるとキャリア側はミリ波対応を希望していて、メーカー側はまだエリアの狭いミリ波対応にするよりはコストダウンを図りたい、という思惑があるみたいです。卵が先か鶏が先かと同じで、キャリアはミリ波普及のため端末もエリアも増やしたいんでしょうけど、普及はまだ先になるかと思います。
ドコモ回線を使っても、au回線を使っても、ソフトバンク回線を使っても、不自由なく使えるのはソニーストアのSIMフリーモデルだけです。(au回線、ソフトバンク回線ではバンド11が使えないので若干エリアが狭くなりますが)
ちなみに楽天モバイルの5G通信については、先代のXperia 1 II、5 IIでは非対応だったものが、Xperia 1 IIIで対応するようになりました。二子多摩川へ行くと楽天モバイルの5G通信ができるようになります。
こちらは本日時点のnPerfによる楽天モバイル回線のカバレッジマップです。二子多摩川以外にも、ピンポイントではありますが、埼玉の大宮、川口、戸田駅の周辺にほんのちょっとだけスポット的に5Gエリアがあります。
現時点ではものすごい少ない楽天モバイルの5Gスポットですが、ソニーのSIMフリーモデルは5G通信でもキャリアにかかわらず広く使えます。
■「Xperia 1 III」実機の様子
左から「フロストグリーン」「フロストブラック」「フロストシルバー」「フロストパープル」です。
Xperia 1 IIでは各キャリアで光沢カラーボディで販売し、ソニーストアだけシックなフロストブラックを限定色として販売していたのですが、マット仕上げのフロストカラーが人気になったようで、今回は全色フロストカラーになっています。
「フロストグリーン」は今まで発売がなく、ソニーストアのSIMフリーモデルの限定カラーとなっています。
グリーンカラーのボディってちょっと珍しい感じがしますが、ソニー製品にはグリーンカラーを使ったモデルは割と多く、現行モデルのウォークマンやワイヤレススピーカーなどでもカラーの用意があります。
当店のオーダーレポートでも「フロストグリーン」が大人気で、今のところ、ダントツの1番人気になっています。人とはちょっと違ったカラーモデルで限定という言葉にどうしても惹かれてしまいます。
こちらは「フロストパープル」です。ソニーでパープルとかバイオレットを使うと、やはり思い出されるのはVAIO。そのせいもあってか、こちらも人気が高く、現時点での当店経由でのXperia 1 IIIのオーダーでは2番人気になっています。Xperia 1 の時の光沢パープルカラーとはかなり感じが違い、シックで落ち着いたパープルが特徴です。
ということでXperia 1、Xperia 1 II、Xperia 1 IIIを並べてみました。サイズはほぼ一緒。
このボディを初めて触る人は必ず「うわ、長い」と驚かれるんですが、使っていると1時間くらいで慣れます。「でかい」という感じはなく握りは従来のスマートフォンと同じくらいの幅なので、大きさ感がなく、ただ長い感じ。
画面が広くなり情報量が増えるため、ブラウザを使って文章を読むときも一度に一気に文章が読めるため閲覧が楽になります。
そして「Xperia 1 III」とか「Xperia PRO-I」に乗り換えを検討中の方で、実際、どれくらいプロセッサーとかの性能が上がっているの?というお問い合わせをいただくのですが、PCと違って動画のレンダリングをするわけでもなく、操作がなんとなく安定しているとか、動作はなんか速いみたい、という言い方しかできないんですよね。
実際に昨年春に買った「Xperia 1」と比較すると、動作はキビキビしている感じはするんですが、普段使いのスマートフォンにしているわけではない(普段使いのスマートフォンにはGPSログ系のアプリをわんさか入れている)ので、そういうのもわかりません。
ということで、ちょっと調べてみたところ、スマートフォンにもCPUのベンチマークアプリなるものが用意されているそうで、ある程度はこれで数値的にわかりそうです。
個人的にもXperia 1からの乗り換えで、どれくらい性能がアップしているものなのか気になり、テストしてみました。
Xperia 1 IIIもXperia PRO-Iもカメラ機能、ワイヤレス充電機能をのぞくと性能的には同等のモデルとうかがっています。Xperia 1 IIと、Xperia 5 IIも同様で、それらの機種の違いを比較して見ると確かに誤差の範囲くらいの数値の違いでした。
「GeekBench 5」というアプリを今回は使いましたが、CPUとグラフィックのベンチをそれぞれ出せるようなんですが、今回はCPUベンチのみ試しています。
その結果がこちら。Xperia 1 の前に使っていた「Xperia XZ1」から比較しています。
仕様と一緒にまとめたものがこちらです。
XZ1 docomo |
Xperia 1 au |
Xperia 5 II | Xperia 1 II | Xperia 1 III | PRO-I | |
Single-Core | 279 | 719 | 886 | 844 | 1114 | 1128 |
Multi-Core | 1236 | 2555 | 3253 | 3219 | 3437 | 3581 |
CPU | MSM8998 | SnapDragon 855 |
SnapDragon 865 |
SnapDragon 865 |
SnapDragon 888 |
SnapDragon 888 |
RAM | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB | 12GB | 12GB |
ROM | 64GB | 64GB | 256GB | 256GB | 512GB | 512GB |
バッテリー容量 | 2700mAh | 3200mAh | 4000mAh | 4000mAh | 4500mAh | 4500mAh |
.
私はXperia XZ1の前に初めてUSB type Cを搭載したXperia XZを使っていました。RAM3GB→4GBになっただけで、Windows PCで言うところのディスクスワップがなくなった感じでスカスカ使える様になったのを覚えています。RAM容量が大きければ大きいほど同時に起動できるアプリの数が増えて、安定性も高まる傾向にあります。
こうして仕様比較するとII世代からIII世代への進化はあまり大きくないように思えていたんですが、ベンチマークの数値を見ると、割と大きく処理能力が高まっているのがわかります。
Xperia 1 から見るとRAM容量なんて倍に増えてますしね。
そして、注目の望遠レンズを試してみようと思います。それと、個人的に一番気になるのがトラッキングAFです!
外観上も望遠レンズのところが奥まったいかにもいつもと違うレンズというデザインに見えてしびれますね。
ボディサイドにあるシャッターボタンを押すと「Photography Pro」アプリが起動します。アプリというと語弊があるというか、これは単なるアプリではなくカメラ機能と連動して設計をしているのでハードウェアの一部みたいなアプリになるんだそうです。
なので、このアプリがXperia 1 III以外のモデルで使えるようにはなりません。
撮影モードが従来と変わっていて、通常のカメラアプリと「Photography Pro」アプリではなく、今回は一体化されたとのこと。「Photography Pro」のベーシックモードが従来カメラアプリで動画もカバー。AUTO、プログラムモードなどを使うとデジタル一眼αのUIで使えるようになります。
起動したカメラ画面がこちら。
起動すると「BASIC」モードで起動するようになっていて、とっさの撮影はいつもこれ、という使い方になっています。設定で前回終了したモードを呼び出す、ということもできます。使い慣れている方だといちいちBASICモードからスタートするよりも前回のモードが呼び出せた方が良いでしょうね。
こちらがPモードです。撮影画角もデジタル一眼っぽく縦横比「3:2」画角にしてみました。
撮影ボタンが画面内にありませんが、ボディ枠についているシャッターボタンを使って撮影する様になっています。露出補正が大きなメーターになっているなど、使いやすく、αに近い感覚で撮影ができます。
レンズ交換・・・というか、ズームは切り替えで16、24、70、105mmが使えて、さらに電子ズームを使うことができます。ボリュームキーがズームレバーになっています。
こちらが最大ズームの300mmです。最短撮影距離が異常に短く、自分で測ってみたところ約28cmくらいまで寄れます。
すごい大写しができます。
トラッキングAFもタッチするだけで使えました。おなじみのターゲット枠が表示されて、図形を覚えて追従してくれます。
コンティニュアスAFでトラッキングAFが使えてしまうと、もう、これは最新モデルのαですよ。
なるほど、これで被写体を決めてあげればフレーミングや露出に集中できます。ピント合わせをカメラに全部任せられるので撮影が超ラクになります。
さらに、16mmの超ワイド画角も利用可能。これがあるので、取材のときもワイドズームレンズを持って行かなくなってしまいました。建物外観、ブース外観、室内全景カットのためだけに大きな広角レンズを持ち歩くんですが、説明用の重要なカットでなければXperia 1の撮影で十分。
シャッタースピード優先での撮影もできるので、これで星景撮影に挑戦してみたいところ。
と、いうことで実写です。最初は16mmから。アクションカムみたいなものなので、ゆがみ補正をかなりしているはずですが、自然に見えます。
こちらがXperia 1 IIIの標準レンズ、ミラーレス一眼では広角レンズになる画角24mm相当のレンズです。やや広角になるレンズですが、スマートフォンではこれくらいが標準域になりますね。
ぐっと寄って、こちらは70mmです。先代のXperia 1 IIもここまでは寄れました。メーカーさんの公式発表はありませんが、Xperia 1 IIでは他社製センサーを搭載していたものが、Xperia 1 IIIではExmor Rのソニー製センサーが搭載されているという噂です。
Xperia PRO-Iだと、これが50mmになります。そういえば最初のXperia 1では52mmでした。極端に望遠にするよりもポートレート撮影を主眼にしているんでしょうね。
レンズを切り替えて105mm相当まで望遠できました。
最初の16mm画角と比較すると、ここまで寄れるのか!というズーム力。ここからさらに超解像ズームが使えるのですが、望遠撮影だけではなく、マクロ撮影的な事も可能です。
こうした望遠撮影については「Xperia 1 III」でしかできません。1インチセンサー搭載の「Xperia PRO-I」でもできないことです。
こちらはサイバーショットDSC-RX100M7とサイバーショット「DSC-HX90」です。RX100M7は1インチセンサー搭載で絞りF2.8から使える高画質モデル。HX90は30倍ズーム搭載で720mmまでの望遠撮影ができるモンスターコンデジです。720mmまで撮れるんですが、ISO感度は3200までしか上がらず、暗所での撮影にはとことん弱い一面もあります。
便利ズームを考えると「Xperia 1 III」の圧勝なんですよね。
「Xperia PRO-I」でフルサイズセンサーが使えるのは24mmレンズ部分のみ。1インチセンサーでズーム機能が使えるわけではないので、考え方としては24mm単焦点レンズ搭載のサイバーショット「RX0」をそのまま内蔵したスマートフォン、という見方もできるわけです。
■『Xperia 1 III』で使う「rakuten 5G」
「楽天モバイル」の5G通信にXperia 1 IIIとXperia PRO-Iが対応しています。
ちなみに、ソニーのSIMフリースマートフォン「Xperia 1 III」「Xperia PRO-I」「Xperia 5 II」は全てデュアルSIM仕様になっています。SIMカードを差し込むためのSIMトレーには通常はSIMカード1枚とマイクロSDカードを入れるようになっていますが、SDカードの代わりに2枚目のSIMカードを挿すことができます。
楽天モバイルとドコモ(ahamo)のSIMを同時に挿して、2つの電話番号をもつことが可能。
データ通信についても設定画面を開くとどちらのSIMカードを使ってデータ通信をするのか、選択できるようになっています。通話やSMSについては向こうからかかってくるものについては両対応できて、通話は使うたびに選択するか、かけるときはSIM1、SIM2のどちらにするかを設定することもできます。
データ通信は自分で設定をした方で通信をするのですが、切替は設定画面から上記の形で選択するだけ。2つのSIMカードにはそれぞれデータ使用量の警告と制限をかけられます。
通信量が毎月1GB以下なら無料で利用できる楽天モバイルの場合は、データ警告を950MBくらいにしておいて、データ使用量制限を990MBにしておけば、自動で無料枠の中だけの通信にしておくことができます。
ドコモのSIMカードをメインで使ってギガホライトなどの契約で月3GBまでにしたい、というときはドコモのSIMにデータ使用量の制限をかけておき、そっちで制限がかかったら楽天モバイルに自分でデータ通信を切り替えて使う、なんてことも可能です。
さて、肝心の楽天モバイルについてですが、少し前までまでは楽天モバイルの5G通信エリアは二子玉川にしかなく、楽天社員さんのための通信サービスといってもいいほどでしたが、現在、5Gエリアマップをみると、都内のあちこちにいろいろ点在して広がってきています。
ドコモやauと比較するとまだまだな部分はありますが、まだサービスを開始してそれほど経っていないのに、これはすごいですね。
「nPerf」というアプリに入っている「アクティブマッピング」という機能を使うと、自分がいる地点で通信している信号強度から5G通信をしているのか、4G通信をしているのかがわかり、それを地図に記録していってくれます。
スマートフォンの一番上にあるタスクバーのところにあるアンテナマークが「5G」になっていても、実際に5G通信をしているわけではなく、近くに5Gのアンテナ電波がありますよ、という4Gでのガイド通信も5Gと表示してしまうことがあるそうです。
この「nPerf」を使えば、5G通信をちゃんとできているかどうか判別ができるのと記録が残ります。nPerfをバックグラウンドで走らせながら、5G表示になるところを探すわけです。
中銀カプセルタワー前で最大243Mbps、平均217Mbpsでの通信ができました。この紫色のポイントが5G通信の出来るところになります。駅からはちょっと離れていますが、大きなファイルのやりとりをするなら郵便局の近くで行うと、高速通信できる可能性がありますね。
楽天5G電波探しの結果がこちらです。私が記録してきたnPerfのカバレッジマップに、楽天モバイルの5Gエリアを重ねて表示してみました。黄色いところがSub6対応エリアで、ブルーグレーのところがミリ波エリアです。現時点ではミリ波エリアを探してSub6の5G通信をテストしてみると楽天5Gが捕まえやすいかも。
BAND3の1500Mhz帯ひとつしか使えない楽天モバイルは、今後も電波エリア的に不利になることが続くように思えましたが、こうして5G通信の普及に伴い、そうした不利な点も段々少なくなってくるのかもしれません。
ドコモの5G通信も今年の春の段階ではピンポイントでしか通信できなかったのですが、10月くらいからは我が家もすっぽりと5Gエリアに入っていて、自宅リビングで5G表示になりっぱなしになっています。新橋のお店は外にいると5G表示なんですけど店内に入ると4Gになるんですが、こちらも時間の問題でしょうか?
■Xperia 1 III 作例(店員が撮影してきています)
★当店blog 2021.11.12「【レビュー】まもなく発売になるSIMフリー『Xperia 1 III』で写真散歩
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東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。「Xperia PRO-I」を店頭にてお買い上げの方には店頭ご利用特典がございますので、ぜひご利用下さい。詳細は上記リンクにて。
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Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 III XQ-BC42 |
ソニーストア価格: 149,600 円税込 |
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発売日 | 2021年11月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン 発売記念10,000円キャッシュバック(~1/10) 機能体験クーポンプレゼント(~1/10) Xperia View 10,000円キャッシュバック(~1/10) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント 実機を店頭展示しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
ビジュアルヘッドセット Xperia View XQZ-VG01 |
ソニーストア価格: 29,700 円税込 |
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発売日 | 2021年11月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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ソニー提携カード決済で3%オフ |