Windows 8の疑似スタートボタンの話

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そろそろ1月も後半にさしかかってきました。VAIO春モデルの発表がいつになるのかやきもきしながら待っているところなんですが、その前にあれです。Windows 8のアップグレード特別価格のキャンペーンがそろそろ終わるんじゃなかったでしたっけ?

というタイムリーなところで、Windows 7からWindows 8に乗り換えて最初にぶつかる問題、スタートボタンがなくなってしまうことについて、また新しい解決方法を見つけてきましたので紹介したいと思います。

 

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こういうキャンペーンっていつまでもやってそうでいて、すぐに終わりがやってくるものですね。今回はマイクロソフトさんがアップグレード価格をキャンペーンで極端に安く提供をしてくれています。

通常のWindows 7マシンからのアップグレードを1月31日までは3,300円(ダウンロード版)ですることができるキャンペーンを行っていて、これが間もなく終了します。私もこのキャンペーンを利用して2台のWindows 7搭載VAIOをWindows 8にアップグレードしました。

これとは別に2012年6月2日以降2013年1月31日までに対象モデルのWindows 7搭載VAIOを購入されている方は1,200円でWindows 8を購入する事ができるキャンペーンも行ってます。

くわしくはこちらで案内されていますが、こちらもPC本体の購入期間は1月31日までとなっているんです。(OSのダウンロード購入は2月28日まで)

 

そろそろWindows 8へのアップグレードを行うかどうかのジャッジをしないといけないところに来ているわけです。

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なお、闇雲にOSをアップグレードしてよいかどうかはまた別の話で、モデルによっては機能が削除されてしまうケースもあります。VAIOホームページにそれらのアップデート項目についての詳細について解説があるので、そちらも必ずチェックをしてお考えになってください。

 

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さて、私の自宅のメインPC、2010年製の「VAIO Fシリーズ」ですが、当然これもタッチパネルではありません。マウス操作だけの通常のPCなんですが、Windows 8にアップグレードして1ヶ月。現在は普通に使っています。

Windows 7からWindows 8にアップグレードして一番の違いはなんと言ってもスタートメニューががらっと変わることです。キーボードの左下方向にあるWindowsロゴが印字されたWindows ボタンを押すと、今までは画面左下からスタートメニューがずらっと出て来ていましたが、Windows 8では、これがタイル状になったアプリ画面になります。

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今まで左下に小さくまとまって表示されていたプログラム一覧が画面全体に大きく広がって、今までとはかなり見た目に違った印象になります。

初めてWindows 8のプレビュー版を見たときは、これは使いにくそう、と、私も思っていましたが使っているうちに特にこれでも問題がないというか慣れてきてしまし、そうするとメリットの方が大きいことに気がつきます。

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メリットは以前もご案内したことがありますが、このアプリ画面で設定したメールやtwitterなどのSNSサービスなどが、マイクロソフトアカウントにWEB経由で保存され、別のマシンに同じマイクロソフトアカウントでアクセスすると、別のPCで設定した各種アカウント情報がそのまま利用できるようになること。

☆当店blog 12.11.29「2台目のWindows 8搭載VAIOを買ってみよう!」 

自宅のVAIO Fも、モバイル用のVAIO Pも、会社でデモ用に使っているVAIO Duo 11も、VAIO Tap 20も、VAIO Eシリーズも、どれも全部自分のマイクロソフトアカウントでログインしているんですが、twitterもskypeもメールも設定を必要とせずログインするだけで利用ができます。

それどころかデスクトップモードの壁紙やタイルモードの背景カラーも同期されていて、いかにもクラウド!という感じが利用できるんです。まだ仕事用のメインマシンVAIO ZがWindows 7のままですが、プライベートで利用するVAIOは全部Windows 8にしてしまいました。

自前のマシンにはタッチパネルモデルはないんですけど、問題なし!

 

タイル画面を見て、まず思うのは「こんなにボタンが大きいと選ぶのが大変」とか思われるかもしれませんが、マウスにスクロールホイールがあればそういうのも感じません。

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タイル画面になっているところで、スクロールホイールを回すと、タイル画面が横スクロールしてくれるので、大量のアプリをインストールしている場合も意外とサクサクプログラムを見つけることができます。

あまり私はプログラム一覧を出すためのスタートボタンとか必要があるように思えなくなってきました。

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ちなみに、Windows 8搭載VAIOの場合「VAIO Gate」というプログラムが用意されていて、Win7時代とは違って↑画面の様な左下から縦方向に開くランチャーソフトになっています。

登録するプログラムは自分で選択しなくてはいけないんですが、VAIOのWindows 8モデルを購入した場合はこれを使う事でWindows 7気分で利用をすることもできます。

で、今回の方法はこれとは別です。

Windows 7マシンを自分でWindows 8にアップグレードした場合、最新のVAIO Gateを使う事ができないんですが、Windows 8のOSの機能だけでもスタートボタン風のメニューを作ることができます。

その手順をイチから説明したいと思います。

 

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まずはスタートメニューからタスク画面を出します。ここでどのプログラムでも良いのですが、たとえばVAIOのオリジナルソフトウェアを一つ選んで右クリックします。

画面下からメニューが開くんですがここで「ファイルの場所を開く」というのをクリックしてみてください。

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するとデスクトップモードに移って、エクスプローラーで、そのアプリのショートカットが収納されているフォルダが開きます。

Windows 8からスタートメニューはなくなってしまいましたが、プログラムフォルダの中にはまだ今まで通りのプログラムの階層が残っていて、それをみることが
できるんです。

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ここではその収納場所をコピーします。

「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」というのが収納場所です。これをコピーしておきます。

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続いてはデスクトップモードの画面下のタスクバーを右クリックします。表示されるメニューから「ツールバー」>「新規ツールバー」を選びます。

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ここでタスクバーに表示するフォルダーを指定することができるんですが、先ほどコピーしたスタートメニューが入っているプログラムフォルダーの場所を記載します。これで「フォルダーの選択」をすると、スタートメニューに入っているプログラムフォルダーのショートカットがタスクバーにできるんです。

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これがそのショートカットを開いてみたところ。タスクバーの一番右側にきてしまっているので、変なところからメニューが開いてしまっていますが、これも直せます。

タスクバーを右クリックして「タスクバーを固定する」となっているチェックボックスを外し、それでプログラムメニューをタスクバーの一番左に持って行くわけです。

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そして再びタスクバーを固定すると、ほら、どうでしょう? Windows 7のすべてのプログラムを開いたのと同じような状態がこれで作れました。特になにも特別なプログラムをインストールする必要もなく設定だけでこういうことができるんです。

プログラムメニューが出ないと不安、と言う方はお試しになってみてください。特に不便な点もないので、私もこの設定を使ってたまにプログラムを呼び出したりしています。

変な不具合も出ないので、これ、便利です。

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あとはこれでもだめ、と言う方は「Classic Shell」をはじめとする、スタートボタンをWindows 8で実現するためのフリーウェアがいくつも登場していますので、それらを使えば、ほぼWindows 7と同じ操作感覚で利用ができるようになります。

私も一時的に使ったことがあるんですが、これを入れてしまうと本当にWindows 7みたいな動作になってしまいせっかくの新しいOSの気分が味わえなくなってしまうもので、私はすぐにアンインストールしてしまいました。

 

Windows 8は今までで一番見た目の変化が大きいWindows OSですが、新しい機能を見つけてワクワクする気分も今までで一番たくさんあるOSでもあると思います。

 

あとはいくつかのショートカットを覚えておけば、いざというときに安心!ということで、当店blogでも最初にショートカットの案内をしたことがありますが、実際にはそれほどショートカットキーは使ってません。

慣れてくるとマウス操作、タップの操作の方がやはり早いんです。

でも二つだけ、これだけは覚えて置いた方がよい、というのがあるのでご案内しておくと。。。

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「Windows」キー+「E」キー・・・新しいエクスプローラー画面がひらきます。

これは覚えておくと便利です。タスクバーにフォルダを開くアイコンはあるんですが、一つ開くとあとはそのフォルダーのショートカットになってしまいます。AというフォルダからBというフォルダにファイルをコピーしたい、というときに二つのフォルダを開く必要があるんですが、それ、どうやっていいのか最初は迷うんです。

そういうときに「Windows」キー+「E」キーを押せば、それだけで新しいエクスプローラー画面が開くので、これですぐにフォルダー間のコピーができるようになります。

これは覚えて置くと意外と便利です。

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あとは「Windows」キー+「X」キーです。

コントロールパネル他、コマンドプロンプト、デバイスマネージャーなど、Windowsマシンを使うにあたりすぐにアクセスしたくなる設定系のメニューが開きます。デスクトップ画面の左下にマウスを持って行って右クリックでも、このメニューが開きます。

なにか不具合があったときに、これらにすぐにアクセスができる、という風に覚えておくだけで、なんか安心してWindowsが操作できるようになる気がします。使用頻度は低いんですが、これも覚えておくと安心なおまじないみたいなショートカットキーです。

 

まだまだ、これから春モデルでWindows 8に乗り換えられる方も大勢いらっしゃるでしょうし、このギリギリのタイミングでWindows 7からWindows 8への乗り換えを検討されている方もいらっしゃると思います。 

使ってみるとすぐに慣れてしまうOSとも言えると思います。やはりタッチパネル前提になっているOSなので、できることならタッチパネル搭載VAIOでのWindows 8デビューをオススメしたいんですが、タッチパネルのないモデルでもWindows 8は楽しく使えると思います。

OSのアップグレード、是非、今月中のマイクロソフトさんおお得なキャンペーンがあるうちにご検討ください。

 

☆当店blog 12.10.11「5分くらいでわかるWindows 8搭載『VAIO』店員レポート」
※ソニーさんで受けてきたWindows 8セミナーの話をそのまま掲載。これでWindows 8をすぐに操作することが出来るようになります!

★当店blog 12.12.26「Windows 8の『PCをリフレッシュ』にご注意」 
☆当店blog 12.11.29「2台目のWindows 8搭載VAIOを買ってみよう!」
 
☆当店blog 12.11.22「VAIO PをWindows 8にアップグレードしました」

 

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☆当店blog 12.12.13「タッチパネル搭載のVAIO Eシリーズ14型プレミアムモデル開梱レポート」 

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☆当店blog 12.12.5「テーブルトップPC『VAIO Tap 20』開梱レポート」 

 

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