AVCHDの編集に挑戦!
「VAIO OWNER MADE フェア」開催まであと2日。急ピッチでコンテンツを用意しています。
なんか文化祭みたいな感じなんですが、SXRDリアプロで画質の違いがわかりやすいシーンを用意してみたり(スターウォーズ・プラネタリウムがあるのでそれだけでも万全なんですが、さらにパワーアップ中)、DSDミュージックの音源を用意したり(今回はTOKUさんのジャズです。)、そして、もうひとつ、目玉としてAVCHDフォーマットを採用したHDDハイビジョンハンディカム「HDR-SR1」のデモムービー作成もしないといけません。
今日は、その「HDR-SR1」の編集に挑戦中です。
まだ使い始めて5日しか経っていない、ハイビジョンハンディカム「HDR-SR1」ですが、大体の使い方は理解してきました。
要はこれ、コンセプトがかなり「カンタンに使える!」ってのに振っていて、付属ソフトウェアを含めて、いじってみると扱いがスンゴク楽! こういう仕組みを考えてしまうエンジニアの方を拍手で絶賛したくなるというか、もうこれ以上簡単な作りには出来ないだろう!って思えるくらいのモデル。
「HDD ハンディカム ユーティリティ」なるソフトウェアがついてくるんですが、確かにこれで、USB接続した「HDR-SR1」から「ディスク作成」ボタン一発でAVCHDディスクが出来てしまうし、実際にやってみるとコレなら楽にメディア保存ができますよ。
良くできてるなぁ。。。これ。
今のところ作成した「AVCHDディスク」を再生できるのがパソコンしかありませんが、このディスク、11月になればPS3で再生ができるようになるし、来年発売になるであろう、ソニーのブルーレイレコーダーでも再生ができるようになります。もうちょい待てば、かなり便利さが享受できそうです。
で、一方、この「HDR-SR1」のハイビジョン映像に「テロップを入れたい!」とか「BGMをかぶせたい」とか言い出すと、これがまた何も出来ないんです。
で、今回は飛行場ロケをしてヘリコプターにも乗ってきてしまったくらいのスペシャルロケをやっているわけですし、これをどうにかわかりやすく、要は何のモードで録画したものなのか、見やすく編集しておきたいんですよ。で、画面の右上にでもスーパーで何のモードで撮影したモノなのか表示しておきたかったりします。
ということで。。。
買ってきました。「アドビ プレミア エレメンツ 2.0」を!!
思い立ったら吉日なんです。
展示機種に「VAIO type R」とか「VAIO type A(編集ソフト付き)」があれば、最初からプレインストールされているので、必要がないんですが、AVCHDフォーマットのビデオ編集をするのにゼロから始めると何が必要なのか、ちょっと順を追ってご説明しましょう。
まずはこの「アドビ プレミア エレメンツ 2.0」が必要なんです。最新版というかこの秋にモデルチェンジしてプレミア エレメンツが3.0にバージョンアップして新発売されているんですが、後述する理由により、現時点ではこの2.0を購入する必要があります。
間もなく店頭も3.0に全部入れ替わってしまうところですが、今なら、この無償アップグレードパッケージが販売されていますので、後日、最新版がただで手に入ります。
言っておきますが「HDR-SR1」ユーザーの方は今日、速攻でプレミア エレメンツの2.0を買っておくことをお勧めします。
で、その後述する理由というのが、このアドビ プレミアだけではAVCHDは編集できないってことです。このアドビ プレミア エレメンツ2.0に加えて、ソニーのハイビジョンハンディカムの映像を編集するためのプラグインが必要になります。
プラグインというのは追加ソフトって意味で、VAIOソフトウェアの「VAIO Edit Components Ver.6.1」と言うソフトウェアが必要になります。これはVAIOソフトウェアセレクションだけの販売なので、VAIOユーザーでないと購入できないんですね。
ちなみにtype Rや、type Aにはこのソフトウェアが搭載されています。無償アップグレードで手に入ります。
★「VAIO Edit Components Ver.6.1」ダウンロード価格5.985円
※現在はPremiere Elements 3.0対応の「VAIO Edit Componetnts Ver.6.2」が販売中です。
で、今までのHDVハンディカムであればこのソフトウェアだけで、プレミアでのハイビジョン編集が可能になったんですが、「HDR-SR1」はなんせAVCHDフォーマットになっています。しかも音声がドルビーデジタルの5.1chと来たもんだ。
あまり私も今まで大騒ぎしていませんでしたが、そういえば「HDR-UX1」と「HDR-SR1」って、ハイビジョン+5.1chサラウンドが楽しめる、初めてのハイビジョン・ハンディカムなんですね。
で、そのAVCHDフォーマットと5.1chドルビーデジタル音声を利用できるようにするために「ライセンス購入」をする必要があります。
なんかプラグインソフトのためのさらなるプラグインみたいな感じなんですが、「VAIO Edit Components Ver.6.1」には最初からこのAVCHDと、5.1chドルビーデジタルの音声を扱うソフトは入っているんですよ。で、そのソフトを使えるようにするためにライセンスが必要になると。そういうコトになっています。
そのライセンス購入がこちら。
★AVC/H.264ライセンス for VAIO Edit Components Ver.6.2 販売価格1,490円
★Dolby Digitalライセンス for VAIO Edit Components Ver.6.2 販売価格525円
うーん、なんかややこしい!!って感じですが、これはそういうものなんでしょう。ちなみにこの「VAIO Edit Components Ver.6.1」の対応ソフトが今のところエレメンツ2.0だけとなっているので、それでエレメンツ2.0が必要だったわけです。おそらく近日中に3.0のサポートもしてくれるんでしょうけど、もしも動かなかったら、ソニーさんが対応してくれるようになるまで、編集ができなくなってしまうので、無償バージョンアップ版が市場に流れている今がチャンスってわけです。
アドビプレミアエレメンツ2.0はグレードアップ版で購入すれば大体1万円ちょっとくらい。それに「VAIO Edit Components Ver.6.1」のソフト、ライセンス料が合計で8,000円必要になるってわけです。
【追記 2007.6.7】
現在はエレメンツ3.0用に「VAIO Edit Components」もVer.6.2へバージョンアップしています。
では、早速インストールしてみましょう。
まずは、アドビ プレミア エレメンツ2.0のインストール。夏にソニースタイルさんからお借りした「VAIO type A」で利用させてもらいましたが、ビデオ編集にはやはりコイツが一番です!!
続いて、5,985円の「VAIO Edit Components Ver.6.1」をインストール。
さらにAVCHDとドルビーデジタルのライセンスキーを入力。このライセンス購入ですが、ソフトウェアをダウンロード購入するわけではなく、購入後に届くソニースタイルさんからのメールに「解除キー」というのが必要。
左がライセンスキー入力前で、右が入力後です。ライセンス状況が全部○になったので、これでようやく準備が完了です。
ということで、まっさらのプレミア エレメンツ 2.0で、プロキシファイルを作りながら、編集開始。詳しい話はまた別の機会にしたいと思います。
夕方から編集をはじめて、先ほど編集が終わったところがこれ。単純にカット編集をして、テロップを入れて、BGMをかぶせただけ。前半がAVCHDの各画質モードの比較になっていて、最後がHDVとAVCHDの見比べになっています。
うん、3時間くらいで編集したにしては上出来。
あとはムービーを書き出すわけですが。。。15分くらいのムービーなんですが、HDVフォーマットに書き出すのに、約2時間かかるそうです。まぁ、ほとんど全部のシーンにテロップをかぶせてしまっていますから、仕方がありませんね。
ちなみに、最終的にHDVとAVCHDとどっちに書き出せば良いのか?って問題もあって、一応両方とも作ってみる予定。HDVは一旦HDR-HC3のテープに入れて、そのあと、ハイビジョン・スゴ録に映します。
AVCHDはHDR-SR1に書き戻して、直接SXRDリアプロにHDMI経由で出力って感じですね。
早く、完成品をSXRDで見たいんですけど、今日はこのままレンダリングさせて帰宅します。明日の出社の楽しみです!!
HDDハイビジョン・ハンディカム「HDR-SR1」のご案内はこちらから
しかし、最初はAVCHDの編集準備が面倒で、途方に暮れていたんですが、やってみると、今度はこれで最強編集環境が揃ったことになるわけで、ちょっと楽しくなりました。
こうなってくると、もっとハイスペックなプロセッサーを搭載したVAIOが欲しくなりますね。
かつぽん
2006年9月27日 @ PM 10:42
VAIO Edit Componentsまでのお話は、先日のSDC2006での
ブルーレイ編集セミナーで教えてもらっていました。
あのときは元ソースにHDR-HC3を使っていtましたし、
ピアノブラックのTypeAで編集していたのでアレでしたが、
UX1はSR1の素材をAやR以外のPCで扱うには、
これだけの作業が必要になるんですね・・・
また1つ、佐藤さんのところのBLOGで
完全保存版のエントリーが出来ちゃいましたよ!!
K
2006年9月27日 @ PM 10:49
おじゃまします
私も先日のBDセミナーでHVでの動画編集の入り口に立たせていただき、興味がでていたところにこの記事、Niceです。写真も面白いけど、動画も面白そう。けど何撮ろうかな(^^;)。
店員佐藤
2006年9月27日 @ PM 11:55
♪かつぽんさん、こんばんわ。
ブルーレイセミナーの時のtype Aですが、快適に動きましたでしょ?
確かCore Duoの一番速いスペックのものが搭載されていたと
思います。Core Duo T2600の2.16GHzですよね。私も使わせて
もらっていたんですが、今回のtype L に搭載されているCPUが
Core Duo T2300の1.66GHz。はっきり言って、動作の感じが
雲泥の差です。
ハイビジョン編集というかAVCHDの編集だとここまでパワーを
消費するのか!?ってのを味わいまくっています。
今度のVOMフェアで、実際に編集画面をお見せしますが
これいじり比べると、デスクトップマシンでも高速プロセッサーが
絶対に欲しくなりますよ。
なかなかそういう部分までまとめて書くことができなくて
いつもこうしてコメント欄に追記してしまうんですが。。。(^_^;)
店員佐藤
2006年9月27日 @ PM 11:59
♪Kさん、こんばんわ。
デジタル一眼と一緒で、ハイビジョンハンディカムは
ビデオカメラのデジタル一眼です。何を撮っても最初のウチは
あまりの高画質さに感動しまくってしまうんですよね。
で、写真にはなくてハイビジョンにあるモノが編集。
自分の好きな曲とかを使ってBGV作りとかをしてみると
楽しめるかもしれませんよ。是非、土曜日に今日の編集作品を
ご覧になってみてください。
選曲があまりにもあまりなもので、ボスに編集途中のものを
見せたら、笑われてしまいました。(^_^;)
なかぽん
2006年9月28日 @ AM 12:10
こうなってくると、Core 2 Duoの出番って感じがしますけど(エンコードに関しても速い)デスクトップの方はなかなか出てきませんね…
クロックが下がっているのでPentium Dより遅く感じそうなものですが、実際はかなり速いです。
アプリケーションの動きも違うように感じられます。
発熱量も抑えられていい感じなだけに採用して欲しいものです。
floss
2006年9月28日 @ AM 5:10
そうか!そうですね! アドビのプレミアでハイビジョン編集をするためのプラグインは対応がプレミア2だけですもんね。3が出てしまうと、とりあえず対応できず、の期間に入るんですよね。おお、今のうちにプレミア2を買っておかねば・・・と思ったんですが、うちの非力なVAIOtypeFでは、ハイビジョン編集は現実的にはちょっと無理だなぁとおもっていますので、せめてコア2デュオのCPUのVAIOを購入してから、ハイビジョン編集の世界に足を踏み入れたいなぁと思っています!
店員佐藤さんがうらやましい・・・(*^_^*)
店員佐藤
2006年9月28日 @ AM 10:16
♪なかぽんさん、おはようございます。
一応、type L 19型にCore 2 Duo T5600(1.83GHz)の
オプションがあるんですが、肝心のtype Rがまだ
Pentium Dとかなんですよね。来週のCEATEC JAPANに
期待です。
しかし、これほどプロセッサーのパワーが不足している!
って思えるコンテンツもイマドキなかなかないですよね。
ハイビジョン編集作業はVAIOの買い換えの起爆剤に
なりまくる可能性がプンプンします。
店員佐藤
2006年9月28日 @ AM 10:19
♪ふろすさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
まじめな話、自宅にtype L 19型を買おう!とか思って
いたんですけど、これで完全に躊躇してしまいました。
もちっとパワーのあるPCにしておかないと、ハイビジョン
編集で泣きをみること必至って感じに思えます。
HDDハイビジョンハンディカムのレポートはまた後日
メルマガで行いますが、ハイビジョン編集について
私が現時点で考える、最強のハンディカムっぽいです。
ただ、編集環境が揃っていないとなぁ。。
ろひろ
2007年3月31日 @ AM 10:06
この記事には、「最終的にHDVとAVCHDとどっちに書き出せば良いのか?って問題もあって、一応両方とも作ってみる予定。」とありますが、AVCHDを読み込めても、AVCHDには、書き出せないのではないでしょうか?(HDVに書き込めても)だから、せっかくハンディカムで、DVD1枚分のAVCHDであっても、このソフトで編集するとHDVのファイルサイズでないとハイビジョンで保存できず、私は、これでは満足できないと思います。編集してもAVCHDで書き出しができる方法をご存知でしたら教えてください。
店員佐藤
2007年4月1日 @ PM 9:22
♪ろひろさん、こんばんわ。
このあと、両方のフォーマットで書き出しを行っています。
HDVは記事にあるとおり、テープ書き出しを行いそれを
スゴ録にダビングしてデモにつかいました。
AVCHDはHDR-SR1に書き戻して、そこからの出力で
デモにしています。ディスクに書き出すようでしたら
再度HDR-SR1からAVCHDディスクを作成すれば
できそうですね。(すでに機器が手元にないので
テストはできませんが。)