関東の満開桜を追いかけて α7 Vで巡る熊谷・長瀞・羊山公園・赤城南面千本桜

関東の桜が満開になったタイミングで、2日間に分けて春の絶景を巡ってきました。熊谷桜堤、長瀞のSL、羊山公園の芝桜、そして赤城南面千本桜まで、α7 Vで撮影した作例をまとめています。
菜の花と桜が重なるこの時期ならではの風景と、実際にどう撮ったのかもあわせてご紹介します。

こんにちは、店員佐藤です。
先月、マラソン大会に出場したのですが、そのときに応援にきてくださったお客様がいらして、応援のお礼に車を出して桜撮影にお招きしました。というか、私も一緒に撮影を楽しませてください、というノリだったんですが、おかげで、とても良いところをめぐってくることができました。
最初に向かったのは熊谷の桜堤です。早朝集合でなんと朝の7時過ぎには現地で撮影をしているという。まー、確かに桜は早朝に撮影すると光が斜光になっていて影が付きやすいのと、朝日のオレンジが花につくので、色が出やすくなります。まずは、ここで1時間ほど撮影。

熊谷桜堤は荒川の土手に菜の花と、どこまでも続く桜並木が有名。朝の7時過ぎにも関わらず、すでに大勢の方がいらしていましたが、昼間になるともっと混むんでしょうね。
しかし、朝6時にオープンで駐車料金がかかるはずだった駐車場は無料開放されていました。前日までが桜祭りで、この日は日曜日なんですが、すでにお祭りは終わっているみたいです。まだ、桜は満開なのに、なにかお得な気分です。

ほぼ一直線に続く桜堤になりますが、土手の上から、下からと場所を変えるといろいろな桜の表情が楽しめます。
■菜の花に浮かぶ春のひとひら
α7 V+SEL2470GM2 F6.3 1/80 ISO320 焦点距離70mm
今回も桜撮影のメインレンズはソニーのG Masterブランドのズームレンズ「SEL2470GM2」です。
この写真は、手前の桜にしっかり寄って撮っています。背景の菜の花をどう見せるかがポイントだったので、絞りリングを操作しながらファインダーでボケ具合を確認して、一番印象に残りそうなところに合わせました。黄色の面がふわっと広がる感じが出たところでシャッターを切っています。
SEL2470GM2は最短撮影距離がかなり短くなっているので、こういう花の撮影でも思い切って寄れるのがいいところです。桜の質感をしっかり出しつつ、背景の菜の花を大きくぼかして春らしい雰囲気を出す、という狙いで撮った1枚です。
■黄色い絨毯の向こうに咲く桜並木
α7 V+SEL2470GM2 F2.8 1/800 ISO100 焦点距離70mm
これは手前の菜の花をしっかりぼかして、奥の桜並木を見せたくて撮っています。なので絞りは開放のF2.8に設定して、あえて前ボケを大きく作るようにしています。
菜の花畑の中にカメラをぐっと入れて、ファインダーを覗きながら「どこまでぼかすと気持ちいいか」を探りつつ位置を調整しています。結果として、手前はふわっとした黄色の面になって、その奥に桜の並木と人の気配が見えてくる構図になりました。
奥の桜だけを見せるのではなく、手前のボケをクッションにして奥へ視線が流れていくようなイメージで撮っています。F2.8の開放を使うことで、春のやわらかい空気感も一緒に表現できたかな、という1枚です。
熊谷での撮影に満足したら、次は長瀞へ移動しました。11時40分頃、長瀞にSLがやってくるということで、それに合わせて移動しています。
本当はここへくる前に「児玉千本桜」という撮影スポットにも立ち寄る予定だったのですが、それよりもSLの撮影場所を早めにいって見つけよう、ということで9時過ぎに到着。
撮影場所探しを始めます。
上長瀞駅の駐車場が1日530円で駐車できるので、そこに車を止めて駅の前後を散策。沿線のあちこちに桜が咲いているので、どこにしようか、汽車が来る前にロケハンをします。
最終的にはこちらのたくさんのカメラマンさんがいるところのやや上流側で撮影することになりました。我々が来た時にはもう場所取りをされていたのですが、何時間前からいらしてるんでしょうね。
秩父鉄道は20分に1回くらいの割合でやってくるので、それでイメージを作ります。
■春を駆け抜ける蒸気機関車
α7 V+SEL2470GM2 F2.8 1/640 ISO100 焦点距離24mm
このカットは本当に一発勝負なので、事前にかなりシミュレーションして臨んでいます。(逃したら4時間後に反対からくる車両を撮影することになります)
フォーカスはα7VのAI被写体認識に任せて「車・列車」モードを使用しています。こういう場面で自分で追い込むよりも、カメラに任せた方が安定するので、ここは割り切っています。
レンズはSEL2470GM2を使っていて、最初はテレ端で構えておき、汽車が近づいてきたタイミングで一気にワイド端へズームしながら2カット押しています。構図としては、桜と煙と車体のバランスが一番きれいに入る位置を狙っています。
連写は秒15コマに設定しています。ゆっくり走るSLなので秒30コマまでは必要なく、その分データ量とセレクトの負担を抑える意図です。あとから見返して、煙の形や桜の入り方が一番いいカットを選んでいます。
毎回緊張するシーンですが、こうして段取りを決めておくと、現場では余計な迷いがなくなって結果が安定してきます。
長瀞での撮影が終わったら、秩父駅近くの道の駅へ移動。ここで秩父名物の豚の味噌漬け丼と、おっきりこみうどんでランチです。豚の味噌漬けは、定番のお土産です。
食事が終わったら羊山公園へ移動。よく週末から芝桜のお祭りが始まるのですが、この日はまだ無料開放されています。駐車場も入場料も無料なんですが、出店はすでに全開状態で営業していました。
芝桜の様子はこちら。一部、満開状態になっていますが、全体にはまだまだ、あと1週間くらいすると色が濃くなりそうです。
ですが、桜の方がこの日が満開状態ラスト的な感じで、来週末まではもたないだろうな、という感じでした。
こちらは秩父のキャラクターなのか、ポテくまくんのおうちです。
中をのぞいたらポテくまくんが、秩父名物のみそポテトを作っていました。棚の上には秘伝のたれが置いてあります。
■山を望む春のパレット
α7 V+SEL2470GM2 F8.0 1/60 ISO100 焦点距離24mm
芝桜が一番きれいに咲いているエリアを探して、そこを前景にしながら、奥に桜と武甲山が入る位置を選んでいます。色の密度が一番出る場所から構図を組んでいるので、手前のピンクの広がりが効いてきます。
天気は少し難しくて、雨を含んだ雲が出てきてしまっていますが、これはこれで山の存在感は強く出るので、そのまま活かしています。完全な快晴とは違う雰囲気ですが、武甲山の質感はむしろこちらの方が出ています。
風景として全体をしっかり見せたかったので、絞りはF8に設定しています。手前の芝桜から奥の山まできちんと解像させる意図です。SEL2470GM2は絞りリングで直接F値を操作できるので、こういう場面でも迷わず確実に設定できるのが良いところです。
■足元に広がるピンクの絨毯
α7 V+SEL2470GM2 F2.8 1/250 ISO100 焦点距離70mm
芝桜の中でも手前にしっかり花がまとまっているところを選んで、そこにピントを置いています。奥はあえてぼかして、色のグラデーションで広がりを見せる構図にしています。
このカットは絞りを開け気味にして、手前の花の立体感を強調しています。近づいて撮ることで一つ一つの花の存在感を出しつつ、奥に向かってふわっと溶けていく感じを狙っています。
背景には人の気配も少し入っていますが、ボケていることで主張しすぎず、「春の賑わい」としてちょうどよいアクセントになっています。全体を見せるカットとは違って、こういう寄りの一枚も混ぜると、撮影のバリエーションが出てきます。
羊山公園の撮影後はすぐに帰路についたのですが、休日の秩父からの帰り道は渋滞は避けられず、少し時間をかけて帰ることになりました。そして、翌日の月曜日も晴天だったので、今度はひとりで出かけます。まだ、行ったことのないところへ桜撮影ドライブしてきました。
行先は「赤城南面千本桜」というところで、群馬県の赤城山のふもとにあります。相当有名なところみたいで目的地の1km手前くらいから大渋滞。渋滞が始まってすぐのところに農家さんがやっている駐車場があったので、そこに車を入れて歩いたんですが、この日はこれが大正解でした。この駐車場待ちの列ですけど、進みが遅くて歩いた方が全然早い! 私が行ったタイミングではこれだけで時間を30分以上得した気分です。(駐車料金は一律1,000円でした。地元の方の話だと、前は500円だったけど、本家が値上げしたら、周りも全部1,000円になったそうです)
「赤城南面千本桜」は縦長の公園で全体が丘陵になっている感じ。長方形の中をジグザクとした散歩道がくねっていて、そこに全部桜が植わっている感じ。縦長の公園を下からみると右側に1本の道が通っていて、そこも桜並木になっていて、桜だらけの公園になっています。確かにこれなら千本以上の桜がありそうです。
公園の中央には菜の花畑があります。前日も熊谷の桜堤でたっぷりと菜の花を見てきましたが、ここはアイランドキッチン風に菜の花畑の周りをぐるっと一周できるようになっていて、外周に桜が植えられています。なので、菜の花畑をぐるっと回りながら「菜の花と桜」の撮影ができる、という非常にフォトジェニックな作りになっています。
■青空と菜の花、満開の赤城南面千本桜
α7 V+SEL2470GM2 F2.8 1/1250 ISO100 焦点距離24mm
到着したときは空一面が雲に覆われていたんですが、時間とともに南側から徐々に青空が見えてきました。空の変化を見ながら待って、雲の形が整ってきたタイミングで撮影しています。
菜の花畑は北側から構えていて、手前いっぱいに黄色を広げつつ、奥に桜並木と空を重ねる構図にしています。青空だけでなく、少し雲が残っていることで立体感も出てくれました。
NDフィルターを使っているので、空の青と菜の花の黄色がしっかり乗ってくれていて、見た目に近い印象で色を出せています。順光の強い光でもコントラストが暴れすぎず、落ち着いた描写になっています。
さらに、雲の階調もしっかり残っていて、こういう明暗差のあるシーンではα7Vのダイナミックレンジの広さが効いていると感じます。白飛びさせずに空のニュアンスまで残せるのは、このカメラの強みだと思います。
■桜に包まれる春の空
α7 V+SEL16F18G F8.0 1/500 ISO100
16mm単焦点レンズでの撮影です。SEL16F18Gは超小型軽量で、24mmでは収まりきらない場面でもサッと交換して対応できるのが大きなメリットです。実際、16-35mmを持って行っても使うのはワイド端の16mmだけということが多いので、このレンズにすることで装備をかなりコンパクトにできます。
このカットは菜の花畑の西側から構えていて、頭上にかぶってくる桜の枝を活かしながら、空と菜の花を一気に取り込んでいます。16mmならではの画角で、上下の広がりと奥行きをしっかり出せました。
広角でも主役が散らないように、桜の枝でフレームを作りつつ、中央に抜ける空を意識して構図を決めています。こういうシーンでは、16mmの気持ちよさがそのまま画になる感じがあります。今、私のお気に入りレンズの1本です。
縦長の公園の右側には公園の丘陵の一番上まで直線的に移動できる道が通っています。頭上はずっと桜が重なっていて、1kmくらいの長さの桜並木になっています。
で、ここでやってみたかったことがあるので、ずっと上を見ながら歩きます。
あ、ありました!
こ、これです!
ん、なんだか、わかりませんか? 桜並木の隙間からハートマークが見えませんか? あ、そうですか、見えませんか。((+_+))
これだけの桜並木なので、どこかにハート側の抜けがあるだろうと探してみたんですけど、これが限界でした。
探してみてわかったんですが、コツは大きく抜けている場所を探して、そういうところが見つかったら、片目をつぶって、片目だけで抜けている穴を前後左右に移動して、ハートの形になるところを探す、という感じです。
小さなハートマークを見つけても、それは写真だと遠めにハートには見えません。できるだけ大きめの穴を探して、それがなんとかハート型に見える角度を探す、という感じです。ま-、このままだとハートには見えないので、少しレタッチしたものがこちらです。
■桜トンネルの一本道
α7 V+SEL16F18G F2.0 1/6400 ISO100
Lightroomで枝を少し整理して、ハートっぽく見えるようにしてみました。
それでも、ちょっとハートとして見るのは難しいですかね。
※ちなみにこのblogの1枚目の写真もLightroomで枝を整理しています。
↑参考イメージとしてAIで作成した図がこちら
写真としてはやりすぎなんですが、これくらいやらないとハート型には見えないようです。また、チャンスがあったら探してみようと思います。
最後は「小夜戸・大畑花桃街道」というところへ立ち寄ってきました。こちらは駐車料金や入場料は無料。広場以外にもこうして路駐して散策されている方が多いようです。
ここは桜ではなく花桃が道沿いに咲いていて、見所は一か所とかではなく、集落全体がお花だらけ、という感じになっています。
ここも人が少ない良いところでした。桜撮影ではないですが、バリエーションの一つとして、覚えておこうと思います。
さて、今回の撮影はこちらのα7 VとSEL2470GM2、SEL16F18Gの組み合わせで撮ってきました。これに加えてあとはNDフィルターと、予備バッテリーを1本だけなんですけど、α7 Vのバッテリーのもちはかなり良いですね。1日撮っても70%くらいまでしか減らなかったし、被写体認識機能もばっちりだし。
今年はこのカメラで写真遠足に行くのが楽しみです!
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| 発売日 | 2025年12月19日 | メーカー商品情報はこちら | |
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My Sony登録で10%OFF 提携カードで3%OFF ラッキー抽選会対象商品 |
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