3Dヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T1』with『nasne』

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発売からもうすぐ2週間。試験勉強も終わったので、ようやく自宅にネットワークレコーダー「nasne」を持って帰って、自宅のホームネットワークに接続しました。

私がやりたかったこともこれで実現。私がnasneでやりたかったのはこれです。3Dヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」と「nasne」のプライベートシアター構築でした! どんなものなのかをちょっとだけレポートしたいと思います。

 

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さて、持って帰ったnasneですが、一応、会社でセットアップをしているので会社でキチンと電源を落として、自宅へ持って帰り、自宅でもDHCPがある(IPアドレスを勝手に振り分けてくれるルーターがいるので、LANにつなぐだけで使える環境という意味です。)のでコンセントからLAN、アンテナ、電源をつなぐだけでセッティング終了。

この手のネットワーク製品は別にリビングに置いておく必要はなくて、寝室でも納屋にでもLAN回線とアンテナが届いていればそこに設置して良いのですが、なんとなく、私は自分の目に見えるところにおいて「ふふん、うちにはNASがあるんだもんね。」という気分が味わいたくて、リビングに置いています。

一番棚の隅っこでVAIOの「HS1」という2006年に登場したVAIOブランドのNASと一緒に並べています。まだ実験していないんですが、音楽ファイルをネットワークストレージに置きたいんですけど、私のライブラリーのほとんどがATRACファイルなんです。VAIO「HS1」はATRAC対応なんですが、nasneはATRAC非対応ということになっているので、音楽ファイルだけHS1。写真、動画はnasneという区分けにして利用する予定。

nasneを使うのは私一人だけですので、2台目、3台目のnasneを置くよりは、つぎは2TBのHDDを買いたいと思います。

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nasneのセッティングが一番簡単なのはおそらくPS3に、nasneパッケージに入っている「torne」をインストールしてセッティングする方法だと思いますが、ここはあえて「VAIO TV with nasne」をダウンロードしてVAIOから設定します。

会社にはBSデジタルの信号がきていないため地上デジタルだけで運用していたんですが、こうして自宅のBSデジタル放送がある環境に持ち込むと、自動でBSデジタルを受信してくれるみたいですね。「VAIO TV with nasne」で番組表を見たらすでにBSデジタル放送の番組表が表示されました。

特にトラブルなし。

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こちらのPCは我が家のDEN(3畳くらいの狭い部屋)に置いてあるA3プリンターと、プリンターサーバー代わりに使っている初代VAIO type Lです。

懐かしいですよね。これ、発売は2006年くらいだったかな? Windows XPからVistaにアップグレードして、さらにそこからWindows 7にしています。

「VAIO TV with nasne」ですが、動作保証をしているのはWindows 7がプリインストールしているVAIOのみ(Atomプロセッサー、シングルコアプロセッサー搭載モデルをのぞく)、ということになっていますが、Windows 7へアップグレードしたVAIOでも利用はできるみたいです。

噂によるとディスプレイ解像度でVAIOかどうかを認識するらしく、現行のVAIOシリーズで設定のある解像度にしてインストールをするとうまくいくんだとか。このVAIO type Lは1600×1050ドットという16:9画角ではないモデルなんですが、それでも上手くいきました。

こんな古いモデルでも放送している番組が普通にスムーズに見られたのは感動。ここでテレビを見ることは多分ないと思うんですが。。。あ、年賀状を刷るときはここに入り浸るので、そういう時に暇つぶしにテレビが見られるかな?

nasneに2台目のVAIOの接続完了。

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続いてはPS3です。我が家のPS3はブラビアには接続していなくて、これもリビングの隅っこにある棚に置かれています。ここにnasne同梱の付属ソフトウェア「torne」をインストールして、PS3からもnasneにアクセスできるようにしました。

で、このPS3が接続されているのはとなりのメディアボックスです。なにがつながっているかというと。。。

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3Dヘッドマウントディスプレイの「HMZ-T1」というわけです。

我が家では「HMZ-T1」はPS3専用の表示ディスプレイ扱いになっていて、これでPS3の出力する映像を全部楽しんでいるというか、逆を言うとHMZ-T1で見る映像はすべてPS3に頼っています。

PS3で3Dのブルーレイディスクソフトを再生して楽しんでいて「ハリーポッター 死の秘宝」を見たり、あとは「トロン・レガシー」も3Dで見たかなぁ。

☆当店blog 11.11.28「『HMZ-T1』で観る「ハリーポッター 死の秘宝 Part1&2」」 

もっと映画ソフトを3Dで楽しむつもりでいたんですが、レンタルで3D作品がなかなか扱われないモノで、あまり映画を見ることはありませんでした。

それよりはPS3のゲームをやることの方が多く、利用した時間を通算すると2割が映画ソフト、8割がPS3のゲームソフトって感じだと思います。

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ゲームソフトというのもそんなにできる時間はないので限られているんですが、遊んでいるのは3Dソフトの鉄板ゲーム「グランツーリスモ5」と、こちらも3Dに対応しているんですが「みんなのGOLF 5」など。他にも探してみると3D対応ソフトはたくさんあるので、現時点で3Dソフトを探すならPS3のゲームが一番充実しているんじゃないですかね。

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ちなみにHMZ-T1の利点は多いですよ。

利点として挙げられるのは。。。

・昼でも夜でも暗い劇場風のところで映画、ゲームに没入できる。
・場所を取らない。
・左右のクロストークが一切無い、完璧な3D映像が楽しめる。
・750インチの映像がたったの59,800円で手に入る。

というところ。確か20m離れた750インチのスクリーンを見ている感覚で設計しているとのことでしたが、そう思って見ると確かにそうなります。意識を集中すると目の前に小さな有機ELパネルがあってレンズのおかげで遠くに見えている感じなんだな、というのはわかるんですが、それはバーチャルサラウンドと一緒。

こっちからそういう気持ちで見に行くと、そういう風に見えるモノなんです。 

逆にデメリットを挙げてみると。。。

・やや重い。私の場合はがんばっても1時間半くらいでおでこが痛くなります。
・上映中に飲食ができない。(無駄な間食を防げるのでメリットとも言えます。)
・装着中は映像も音もすべて囲まれてしまうので、周りで何が起こっ
ているのかわからない

と、言ったところ。

有機ELパネルは720P相当とのことで、フルHDではありません。なので解像感はフルハイビジョンのブラビアには劣ることになるんですが、3Dに関して言えばクロストークがない方がメリットは大きいと思います。個人的にはあまりそこにはこだわりはありません。

それよりもなんせ重い。ソファはリクライニングするので、上を向いて装着してなるべくおでこに負担がかからないようにするんですが、それでもおでこのところのヘッドパットにかかる重さが長時間経つとグーッときちゃうんです。

これだけどうにかなればなぁ。。。

 

コストパフォーマンスは最高です。ソニーストアでの購入ができないので、当店blogでは全然、紹介をしていませんが、この製品の使用頻度は高いです。

そこにnasneがやってきたわけで、これからさらに使用頻度があがりそう。

というのも。。。

 

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ついでなので、ちょっとこちらも紹介したいんですが、我が家のリビングの主役、ブラビアX1です。2008年モデルですが、このモデルもすでにDLNA対応モデルになっていて、ブラビアからネットワーク越しにnasneに接続ができます。

最初、表示がでないので、どうしたのかと思ったら接続サーバー設定がめいっぱいになってしまっていました。DLNAサーバーとして利用しないVAIOなどの設定を外せばnasneもDLNAサーバーに加えることができました。

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これがビデオ列に登場した「nasne」のロゴです。リアル茄子出現システムにより、アイコンの種類をブルーに変えてみました。

ブラビアからもnasneに直接アクセス可能。

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ブラビアからもnasneの動画を見ることができました。ただ、我が家の場合、ネットワークのどこかにボトルネックがあるみたいでスムーズに映像が流れませんでした。もしかするとどこかに10BASE-Tとかのハブがあるのかな? 帰ってから原因を探して直すようにしたいと思うんですが、こうしてnasneの映像もブラビアで再生することができることがわかりました。

【追記】

ブラビアX1はnasneとのDLNA接続に対応していないことが判明しました。利用できるのは2009年発売のブラビアW5、F5以降のモデルになるようです。詳しくはこちらにて。

これでBDレコーダーで同時に2番組までの録画。あとはいざというときにnasneで3番組目の録画をすることができます。

現行のBDレコーダーの補完にもなります。

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そして、これが一番の魅力。

昨夜から5夜連続で民放さん5局がリレー形式でBSデジタル放送で3D放送をしてくれています。たまたま、その放送直前に知ったので、1日目のBS朝日さんが担当する開会式の模様からnasneで録画ができました。

これは永久保存版かも!

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昨日は開会式の他、体操内村選手の床などを見ることができたんですが、3Dだと質感が違うというか、物体の重さが伝わってくる感じでハイビジョンとはまた違った質感を味わえます。

ロンドンオリンピック全体を収録した映像になっているので日本人選手とかあまり見られないのかな?と、思っていたんですがしっかりと日本向けに編集されているみたいです。昨日から5日間連続での放送です。今週は毎日これが楽しめると思うとうれしー!

 

なお、BSデジタル放送の3Dはご覧の通り、サイドバイサイド方式と言って、画面を2分割して左右に映像を分けて放送します。

3D対応テレビではこれを受信して、画面全体に映るように横に引き延ばして見せてくれます。個人的な感想ではあるんですが、3D映画ソフトのBDよりもこのサイドバイサイドの方がクロストークと言って、左右の映像の影みたいなものが3Dテレビだと見えやすくなる気がします。

これもHMZ-T1だとクロストークが完全に消えます。また、サイドバイサイド方式だと横方向の解像度を半分にしている計算になるので、フルHD解像度が必要ないとも言える方式。BSデジタル放送のサイドバイサイド方式はHMZ-T1にすごく向いていると思うんですよね。

 

今回の3Dオリンピック放送が終わっても、レギュラーで「THE 世界遺産」の3D版が毎週放送されているのと「3D☆3D(サンデーサンデー)」という番組もBSデジタル放送で放送されています。

地上デジタル放送では3D放送がないんですが、これは国の方針でそういう風に決められているみたいです。3D放送を見るならBSデジタル放送です。

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ということで、話がやや長くなってしまいましたが、ブラビア+BDレコーダーというメインのAVシステムがある上に、さらに別途、HMZ-T1+PS3+nasneがあると、こんなことができるよ、という紹介でした。

PS3+torneに興味がなかったのは、BSデジタル放送の受信ができないのもあったんですが、それに加えて、録画した番組をディスクに書き出して人にあげたい、というときにその方法がなかったところ。nasneの場合は手持ちのVAIOですぐにBDやDVDに番組書き出しができる、というのも大きなメリットです。

いやぁ、これで理想のAVシステムができあがっちゃいました。nasneが発売されてほんとに良かった。。。

 

☆当店blog 12.8.30「ソニーヨーロッパにて3Dヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T2』発表」 

☆ソニーヨーロッパ「The all-new, totally enhanced cinema and gaming experience–the Personal 3D Viewer」 

 

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