【レビュー】腕がなくても野鳥が撮れた!α7 Vで“ずるい”野鳥撮影に挑戦

新発売のデジタル一眼カメラ「α7 V」を使って野鳥撮影に挑戦してきました。望遠レンズの「SEL200600G」を装着して、AI被写体認識+秒30コマ+プリ撮影機能を使ったある意味“ずるい”野鳥撮影です。
撮影テクニックのない私でもこれなら野鳥撮影OK! その様子をレポートします。

こんにちは、店員佐藤です。
埼玉県にある北本自然観察公園に行ってきました。毎週月曜日が定休日なんですが、公園の中にはいつでも入ることが可能。無料の駐車場もあり、野鳥撮影にはもってこいの場所です。
平日なら空いてるし、若干でも野鳥撮影の人がいた方が、野鳥が見つけやすい(教えてもらえる)ので、本当にガラガラだったらどうしよう?とか、思っていたんですけど、行ってみたら駐車場はほぼ満車状態でした。
野鳥シーズンということもあり、人気のスポットになっているんですね。

公園内には「埼玉県自然学習センター」があります。ここが月曜日定休で9時~17時に営業しています。営業中は公園内でお手洗いが使えます。(お休みの時は駐車場にあるお手洗いが利用可能)

「埼玉県自然学習センター」では、公園内の自然について多数の展示物があります。こちらには「この時期に出会える生きものたち」ということで、冬ならではの野鳥や動物、昆虫、植物の写真が掲示されています。ここの写真だけ撮って帰れば、撮影した野鳥の名前を調べる手間がかなり減ります。(と、言っても、今はAIが簡単に判別してくれますが)

公園内で見られた動物などの名前が地図に手書きで書かれているのも自然学習センターならではです。左の方にある「ツグミ」のイラストをちょうど係りの方が書いているところを目撃したんですが、すごい数のマジックを使っていました。30~40本くらいあったかも。

さて、ここからが本題です。新型カメラ「α7 V」にはAIを使った被写体認識機能が搭載されています。α7R Vに始まり、α1 II、α9 III、α7C II、α7CR、ZV-E1などに搭載され、一番最後にスタンダードモデルのα7 Vに搭載されています。ZV-E1がα7S IIIの後継と考えると、これが最後のAI被写体認識搭載カメラです。
最後に搭載されたモデルだけあって、「被写体認識オート」も搭載されています。

「被写体認識オート」にしておけば、人物でも、動物、鳥、昆虫、飛行機、車、列車などをすべて認識するようになるので、それでいいじゃないか!と、思えるところですが、カメラが被写体を認識したときに「むむ?これはなんの被写体だっけ?」と考える時間ができてしまうため、野鳥しか撮らない、というときは「鳥」だけに絞った方が、被写体の検出が早くなるんだとか。
そして、12月にはソニーフェア in 池袋で、山田芳文先生の野鳥風景写真セミナーが開催され、私もセミナーを拝聴させていただきました。CP+のソニースペシャルセミナーにも登壇されていて、全体の流れ的には同じ話をされているんですが、CP+の時と違って質疑応答の時間がたっぷりあるので、疑問に思っていたことがすべて質問できます。ものすごい、野鳥撮影の理解が深まった気がします。
広角レンズで野鳥を撮影してしまう山田芳文先生ですが、その秘密はリモート撮影です。野鳥の動きを観察して、カモフラージュしたカメラを仕込んで、それを離れたところからリモート撮影をする、というテクニックを使われていて、私も真似してみたいんですけど、それはもう少し、野鳥の知識が増えてから。
今は焦点距離の長いレンズで遠くから野鳥撮影にチャレンジです。

山田芳文先生は、αの被写体認識で鳥の認識部位については「瞳」しか使わない、というお話をされていたそうで、私も試してみたんですが、なるほど、リモート撮影で野鳥がやってくるのを待っているスタイルの場合は「瞳」だけの設定で大丈夫なんですけど、距離があり離れたところから、小さな被写体として野鳥を狙う際は認識率が下がりそう。
普通に「瞳/頭/体」の設定で今回は撮影しています。

野鳥がうまく見つけられない!というときは認識感度の調整ができます。ここで認識感度を高くすれば、野鳥を見つけやすくなります。半面、岩とか草とかで野鳥に見えてしまう図形があったときに、そっちに行ってしまう可能性もあるので、その場の状況次第で調整して使われるとよいと思います。

で、これらの話はすべて写真撮影の場合の設定です。動画撮影時には鳥認識についての詳細設定はできなくなっています。
静止画と動画で調整できる項目が違ってきますのでご注意を。

ここからは撮ってきた写真をご覧いただこうと思うのですが、α7 V本体での再生時に「フォーカス枠表示」という設定ができます。これを使うと画像再生時にどこでAFを合わせたのかが緑の枠で表示されるようになります。
これをキャプチャーできると良いんですけど、背面モニターとファインダーでの表示の時だけしか使えなくて、HDMI出力からキャプチャーした画像にはフォーカス枠は表示されません。
なにか、うまく表示できる方法がないかと思ったら、なんと、RAW出力した画像をImaging Edge Viewで表示したときにフォーカス枠表示ができるんです。

こんな感じです。AI被写体認識で、こんな感じでフォーカスを合わせている状態でシャッターを切っているんです。
RAW撮影したこの写真を現像&トリミングしたものが下記です。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/1000 ISO4000 焦点距離600mm
こちらは「ルリビタキ」です。オスは体が青色になるんですが、この色になるまで3年かかるとのこと。こちらは立派なブルーカラーなので3歳以上のルリビタキですね。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/2000 ISO1250 焦点距離600mm
ジョウビタキの雄です。冬鳥で積雪のない地方で越冬する野鳥です。地面で餌探しをしていたところで反転して飛び立つところです。

α7 VのAI被写体認識ではこんな風に体を認識してフォーカスを追っていました。被写体が小さく、頭や瞳が見つけられないときも、こうして体にフォーカスを合わせてくれます。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/2000 ISO2500 焦点距離600mm
モズです。一番小さな猛禽類でくちばしの先がかぎ状になっています。
目の周りにブラックラインが入っているので、瞳とか見つけにくそうなものなんですが。。。

「α7 V」はちゃんと瞳を認識してAFを合わせてくれていました。
さすがですねー。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/2000 ISO2500 焦点距離600mm
「シジュウカラ」です。街中でも見られるスズメの次に多いんじゃないか?という野鳥。

瞳の図形を探しているんじゃなくて体のシルエットを認識して、それで頭部と瞳の位置を推定しているんでしょうね。でなければ、この体の色模様で瞳を見つけるのは至難の業です。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/2000 ISO1000 焦点距離600mm
「タシギ」です。これも冬鳥で本州で越冬するそうです。
三羽で一緒になって地面を一生懸命掘り起こしていました。この長いくちばしで餌を掘り返しているみたいです。

ちゃんと瞳でAFを追っていました。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/2000 ISO2500 焦点距離600mm
ジョウビタキの雌です。少し条件の悪いところで枝が重なりまくっている中にいるんですけど、α7 VのDMF機能により、オートフォーカス中でもフォーカスリングをちょちょっと触って野鳥の姿が見られるところにフォーカスを持っていくと、AI被写体認識が働いて、ロックオン状態にしてくれます。

逆光状態で、かなり条件が悪かったんですけど、ちゃんと瞳を見つけてくれていました。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/1000 ISO4000 焦点距離600mm
再び、ルリビタキです。プリ撮影機能を使って、飛び立った後にシャッターを切っているんですが、時間をさかのぼって、シャッターを切る0.5秒前のカットを記録してくれていました。

これもちゃんと瞳を見つけてくれていました。

α7 V+SEL200600G F6.3 1/1000 ISO1250 焦点距離594mm
最後のルリビタキです。
これも逆光状態でかなり輝度差があるところなんですけど、α7 Vの14ビットRAW+16ストップのダイナミックレンジのおかげで、体が白飛びせずに模様が残っています。
α7 Vのすごさがわかる1枚です。

撮影時の未現像の画像はこちらです。首もとなどは白飛びしてしまっているようにしか見えないんですが、ここから救い出せました。
動画撮影もしてきているので、簡単にXperiaで編集したものがこちらです。
見ると笑っちゃうくらいルリビタキ他のテイクオフシーンが連発で見られます。みんな、なぜか私が動画撮影を始めると、すぐに飛んでいってしまうんですよね。
録画ボタンを押した瞬間に私が強い殺気を発しているのかも!?

ということで、予定よりも到着が遅くなり撮影時間短めだったんですが、野鳥探し&野鳥撮影を楽しみ、持って行ったお弁当(サンドイッチ)とコーヒーで昼休みをしつつ、鳥の声をたくさん聴いてきました。
最高のお休みでした。
そして、またまた蛇足なんですが、近くに新しい道の駅ができていました。「道の駅 べに花の郷おけがわ」というところです。15時ちょうどくらいに通りかかり、せっかくなので立ち寄ってみたんですが、なにやら大行列ができていました。

なんの列なのかわからないままに、とりあえず並んでみたんですが、それが「オッケー桶川 生ドーナツ」というものでした。
なんでも9時、11時、13時、15時にできたての生ドーナツの販売があるそうで、それに並んでいるとのこと。

私もなんとか3個だけゲットしてきたんですが、速攻で完売になっていました。大人気なんですね、生ドーナツ。
帰ってからいただきましたが、なるほど、もっちもちのドーナツ、美味しいですね。北本自然観察公園に車でお出かけの際はお時間を合わせて立ち寄られると良い買い物ができると思います。
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| デジタル一眼カメラ α7 V ILCE-7M5 |
ソニーストア価格: 416,900円 税込 |
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| 発売日 | 2025年12月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
| 延長保証 | 5年ワイド:41,800円 3年ワイド/5年ベーシック:20,900円 3年ベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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| テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
αセンサークリーニング無料サービス ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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