SIMフリースマートフォン『Xperia 1 VI』のeSIMに登録した「LINEMOベストプラン」の話
ソニーストアで購入できる「SIMフリースマートフォン」はどこのキャリアでも契約が可能。eSIMを搭載しているので郵送でSIMカードを送ってもらう必要も無く、最短でその日のうちにリアルタイムに通信契約をすることもできます。
今回は通信量10GBでも月額990円という(キャンペーン期間中だけなので9月末まで)「LINEMO ベストプラン」を契約してみました。新型モデル「Xperia 1 VI」での設定などを紹介します。
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーストアでSIMフリーモデルが大々的に販売スタートしたのが2020年で、そこでかなりの数の方がキャリアからSIMフリーモデルに移行されたと思います。最新機種を求めるアーリーアダプターな方も昨年の「Xperia 1 V」のときにキャリアモデルからたったの1か月という時差しかないことで、どっとSIMフリーモデルに移行されていると思います。
ですが、店頭でXperiaのご案内をしていると、まだまだ「キャリアモデルからSIMフリーモデルに引っ越すのって心配で」とか「キャリアモデルならショップで面倒を見てもらえるけどSIMフリーモデルは面倒そうで」という方がいらっしゃいます。
今回の「Xpeira 1 VI」でキャリアモデルからSIMフリーモデルに引っ越された方が店頭でも多数いらっしゃるんですが、まだまだ、SIMフリーモデルが難しそうに思える方はいらっしゃると思います。
楽天モバイルが登場してから、私はドコモのahamoも契約したし、auのpovo 2.0も契約しているし、ソフトバンクのLINEMOや、楽天モバイルも使った事があります。一度経験してしまうとさほど大変なことではないし、今は「〇年契約しないと違約金が発生する」とかいうのもないので「夏休み期間中だけ通信量が増えそうだから、なにか対策したい!」とかいうことも可能。
それにぴったりのサービスがソフトバンクさんから出ているんですよ。それが6月に新しい料金プランを発表した「LINEMO ベストプラン」です。
LINEを中心に生きているという方は、LINEMOだったらLINEの通信量はノーカウント。さらに9月末までの期間限定ですが1か月10GBまで基本料金だけで使わせてくれるそうです。通常のプランは3GBで990円なので楽天モバイルと同じなんですけど9月末までは大盤振る舞いです。
メインの回線契約がそれほど通信量が大きくない方も、この機会にLINEMO ベストプランに加入すると加入した翌月から9月末まで10GB通信で月額990円です。
SIMフリースマートフォンでのLINEMOの契約ですが、Wi-Fi環境があればXperia 1 VI本体だけで契約が可能。通常のナノSIMカードと「eSIM」に対応しているXperia 1 VIであれば、SIMカードの方にはいつものメイン回線のSIMカードを挿して、サブ回線をeSIMに設定するのがおすすめ。
eSIMはダウンロードだけで使えるSIMなので、郵送でSIMカードを送ってもらったりする必要もなく、最短で申込当日に回線開通させることもできます。
では、申込をしてみたいと思います。
LINEMOを検索して申込みボタンから進んでいけば、あとは必要なことを選択するように言ってくるので、それに従って入力していきます。
重要なのは電話番号を引っ越しするのか、新しい番号で契約するのかです。新しい番号での契約なら簡単にスカスカと進められます。
プラン選択ではミニプランが3GBで990円、スマホプランが20GBで2,728円です。サブ回線として使うのに3GBで990円というのは選びやすいですね。
その他のオプションがいくつも用意されていて、5分以内の通話が無料になるのは7か月までのキャンペーン。この夏だけ使う回線として使うのであればこれは申し込んでおいて良いかも。8か月後からは月額550円がかかるので要注意です。
留守電パックが月額220円なんですけど、緊急時だけ使えれば良い、ということであればXperiaには「Xperia伝言メモ」が搭載されています。Xperiaの設定だけで無料で留守電機能が使えるので使用頻度が少ないようであればXperiaの設定で乗り切ることもできます。
無料で使える留守録機能「Xperia伝言メモ」の紹介はこちら
「持ち込み端末保証」という動産保険的な保証サービスも用意されていて月額715円で利用が可能。ソニーストアのXperiaケアプランなら年額で550円なので、そちらの方がおトクかも。
申し込むサービスが決まったら、個人情報を入力していきます。この手のサービスでは絶対にあるんですが本人確認のための身分証明書の撮影などがあります。Xperiaで申込をしているのであれば、内蔵カメラでこれらの撮影ができるので楽ちんです。
これで申込が終了すると、さて、どうやってeSIMに機能を持たせるんだ?と謎になるのですが、ちゃんとメールでフォローされていて、そちらに従って操作していけば大丈夫です。
ただし、LINEMOの場合は24時間営業ではありません。18時を回って申込をすると翌朝10時以降にならないと回線の開通がありません。時間内であれば即日開通も可能。
私は営業時間が終わってからの作業だったので、翌日にこの続きを行いました。
翌朝、メールの指示に従って作業を続けます。まずはLINEMOの開通のためのアプリが用意されているのでこちらをダウンロードします。
アプリに従って作業をしていくとeSIMにデータがダウンロードされるので、自分でインストールするとかする必要はありません。従来のSIMカードのデータが上書きされてしまう、とかいうこともないので、メイン回線のSIMカードがあるようでしたら、それは挿しっぱなしでも大丈夫です。
接続テストをして開通したら、これでLINEMOのスタートアプリは必要ありません。
ahamoやpovoでは専用のアプリを使って残りの通信量のチェックや契約手続きをしますが、LINEMOはなんと、LINEを使ってそれらのサービスを利用することになっているんです。さすがLINEMO!
なお、LINEMOの会員情報はソフトバンクIDで管理するので、そちらの登録も途中でしています。ソフトバンクIDは自分で好きな文字列にすることができます。ユーザーさんがそれほど多くないのか?割と短い文字列でユーザー登録ができました。任意のIDにすぐに変更しておくのがオススメです。
あとはXperiaの設定画面から「ネットワークとインターネット」を開くとeSIMにはいったLINEMOが観られます。ここからモバイル通信のデータ量のチェックや、データ使用量の警告などの設定ができます。月々10GBまで使えますが、9GBに達したらお知らせがでるようにしておこう、などはXperiaの設定で可能です。
ということで、早速、通勤途中に「SONY PICTURES CORE」を使って4K HDRの映画「バッドボーイズ」を楽しんでみたのですが、このコンテンツはすごいことになっています。データ量を見ると10~15Mbpsくらいで映像をダウンロードしているみたいで通勤片道30分くらい視聴しただけで、もう2.84GBとか使ってしまいました。
普通はダウンロードしてからみるものなんですが、まー、10GBまで使えるんだったらいっか、ということでやってしまったんですけど、失敗しています。>私
月々10GBまで使うようにするには「LINEMO ベストプラン 発売記念キャンペーン」にエントリーをしなくてはいけなかったらしく、これを6月中に行うのを忘れていたんです。
キャンペーンページの下の方に黒いボタンで「エントリーする」というのがあるんですが、ここから申込をしておく必要があったとのこと。7月になってから申し込んだので、これで適用されるのは8月からになってしまいました。
まー、仕方がありません。7月は既存のドコモ回線とpovoで乗り切ります。
なお、こちらはLINEからLINEMOの利用料金のチェックをしているところです。お友達登録したLINEMOから「かんたん確認」をタップして、オススメされた1GB 550円の追加購入を申し込んだところです。
キャンペーンが適用されていると、これが無料で10GBまで追加できるらしいんですが、きっちりと500円(税別)が請求されてしまいました。
来月から利用させていただきます。(>_<)
なお、Xperia 1 VIはデュアルSIM仕様になっていてナノSIMカードを1枚物理的に挿して使うことができるのと、ダウンロードして使うeSIMの2つの回線を同時利用することができます。
同時利用と言ってもモバイルデータ通信については一つだけ指定して使うことになります。電話の着信とSMSの受信についてはいつでも両方を受信可能。電話の発信時、SMSの送信時は自分でキャリアを選んで送信することができます。
モバイルデータの利用については「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」から使いたいキャリアを選んで「モバイルデータ」のスイッチをオンにして切り替えます。
Xperia 1 VIには「データSIM自動切替」機能が搭載されていて圏外時、もしくは指定の速度基準値を下回るときにデータSIMを切り替える設定をすることも可能です。
さて、ここからは蛇足ですがソフトバンクの「LINEMO」がどの程度の通信速度なのか検証。
そもそも私はドコモ一筋だったのに昨年春頃からパケ詰まりが始まって、電波はつながっているのにデータが流れない、というのを通勤時に味わっています。そこで楽天モバイル→povo 2.0に引越をしています。
特にひどいのが京浜東北線の荒川橋梁です。川口駅~赤羽駅間で荒川を渡るんですが、ここがひどい。YouTube見てても途切れるし、通信できなくなる状況になっていました。(一度切れるとなかなか通信が復帰しなかったり) その後も田端駅から日暮里駅間も通信状況は芳しくなく、ドコモよりも楽天モバイルの方が通信状況が良かったりしました。
あれから1年経つんですけど、どうなっているのかな? それとソフトバンク回線も評判が良さそうなので、自転車で荒川橋梁まで調べに行ってきました。
ちなみに、↑こちらは埼玉県の和光市から東京・新木場まで続く荒川サイクリングロード(約35km)を電測したところ。「nPerf」というアプリを使って走行中にバックグランドでドコモのahamo回線、auのpovo 2.0回線、ソフトバンクのLINEMO回線をそれぞれXperia 1 VI、1 V、PRO-Iで計測してきました。
通信速度などの計測はできないのですが、下のブラフをみるとわかるんですが、ソフトバンクは紫色の5Gで接続されているエリアが47%もあります。
電車と違ってサイクリングロードなのでこのルートでスマートフォンを使い続ける人はいないと思いますが、河川敷での通信環境が一番進んでいるのがソフトバンクかも。
赤のところは「4G+」となっていて、4G通信を束ねて通信できているエリアになります。これもソフトバンクが一番多く、ソフトバンク、なかなかこれは良いんじゃないですか!?(荒川の河川敷では)
荒川橋梁の赤羽駅側の河川敷をウロウロしてみました。測定ポイントをみるとこの荒川橋梁のあたりをピンポイントで皆さん5G対応させてくれているみたいで、あちこちに紫のピンが立っています。
インターネットの速度テストをしてみると、ピンポイントではありますが土手の上で計測したらドコモさんが一番スピードが速いみたいです。
あくまで参考データで実際には満員電車でたくさんの人が乗っているところで川の上という電波の薄いところを通るので点ではなく線で測らないといけないので状況は違ってくると思うんですけど、そういえば、auのpovoでもパケ詰まりというか電波の途切れが増えてきているんですよね。
povoの電波状況が悪くなってきていると言うよりは、やはりユーザーさんの多くが大量の通信をしているというのが原因だと思うんですけど、これはまた3社で比較してみないといけないかも。
今月はドコモ回線をirumo 0.5GB→ahamo 20GBに契約を切り替えているので、久々にドコモ回線で通勤環境を試してみようと思います。SONY PICTURES COREのおかげで3GBを一瞬で使いきってしまったLINEMOですが、こちらは8月に計測してみます。SONY PICTURE COREを見ている分にはLINEMOもそこそこ良かったので期待できるかも。
SIMフリーモデルならではの、キャリアに縛られずに通信回線をあちこち使い回すことができる、というお話しでした。
少し時間がかかりますが3社の通信状況をこの夏は計測してみまーす。
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia 1 VI (XQ-ES44) |
ソニーストア価格: 189,200円~ 税込 |
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発売日 | 2024年6月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
1年残価設定 クレジット |
月々のお支払い 7,900円(1回目のみ8,300円) 12回お支払い総額 95,200円 13回目 94,000円(※ 商品返却時はお支払いが不要) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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