【レビュー】『LinkBuds』のバッテリー持続時間を検証してみました
先週発売の「LinkBuds」を週末に持ち帰らせていただき、バッテリー持続時間について検証をさせてもらいました。
最大スタミナ性能が約5.5時間となっていますが、多彩の機能を搭載しておりそれらの機能を使うと短くなります。どういう条件で変化するか、全ては確認していませんがおよその目安がこれでつくと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
「LinkBuds」のスタミナ性能テストでたっぷりとこの週末に使わせていただきました。レビュー用の試用機はグレーモデルが来ていましたが、当店の展示機はホワイトカラーにしています。
グレーモデルでは黒い本体にツブツブの白い点が混ざっていましたが、ホワイトモデルは逆で黒のツブツブが見えます。再生プラスチックを利用しているとのことですが、独特のテクスチャーになっています。
変に安っぽい感じがするわけでもないし、ホワイトカラーだからといって汚れが目立つ感じもしないし、なかなか良いですね。
さて「LinkBuds」を先週末から利用されている方も多いと思います。専用アプリの「HeadPhones Connectを使って機能設定をしていると上記のメッセージが出てくることがあるかと思います。
これらの5つの機能のうち3つ以上を同時に有効にすると連続再生時間が短くなる、ということなんですが、具体的にどれとどれの組み合わせで、どれくらいの再生時間になるものか、目安を知りたいなー、ということで自宅で試させてもらいました。
今週はちょうど、月曜日と火曜日がテレワークで自宅作業ができたので、仕事をしつつ、VAIOの脇にスマートフォンを置いて、これでCP+2022のソニー動画セミナーを拝見させてもらいつつ、その際に音声を「LinkBuds」で飛ばしてお話しを聞かせてもらっています。
さて、機能的にこれとこれは同時に使うでしょう!というのが「スピーク・トゥ・チャット」と「アダプティブボリュームコントロール」です。
穴あきイヤホン構造になっているとはいえ、音楽を再生しながら人と話をするのは音量によってはちょっと難しい事がありますが「スピーク・トゥ・チャット」機能がオンになっていれば、自分の声がしたところで自動で音楽再生が停止になります。音楽無しで会話ができます。
「アダプティブボリュームコントロール」は周りの騒音が大きいときに自動でボリュームを上げてくれる機能です。道を歩いているときに近くをトラックなどが走ったり、駅ホームで電車が入ってきて爆音がしているときなどに、一時的にボリュームをあげて音楽を聴きやすくしてくれます。
この二つの機能を同時にオンにしておくと歩きながら、もしくはランニングの際などに快適な音量で音楽が楽しめる様になります。
これに加えてDSEEやイコライザーを重ねて使うと、バッテリーの減りが激しくなりますよ、と言うことになります。
「音声アシスタントを声で起動」というのは、HeadPhones Connnectの機能ではなくてスマートフォン側の機能になります。Android OSにGoogleアシスタント機能が搭載されていますが、こちらでデバイス設定をすることでヘッドホンのマイクに「オーケー グーグル」というキーワードが検知されるとアシスタント機能が働く、というものになります。
HeadPhones Conncetアプリの「タップ操作の機能を変更」から「Googleアシスタント」を呼び出すと、そこに設定のためのリンクが登場します。
ここからGoogle アシスタントの機能設定ができて、オンにしておくと「LinkBuds」を装着しているときにいつでも「オーケーグーグル」が利用できるようになります。
この機能は考えてみると常時マイクをオンにしている状態で使っている事になるので「スピーク・トゥ・チャット」や「アダプティブボリュームコントロール」と同様に割とバッテリーを消耗しそうな感じがします。
「イコライザー」と「DSEE」は音質についての設定になります。先代の完全ワイヤレス「WF-1000XM3」ではこれらの機能を同時にオンにするとスタミナ性能が1/4くらいまで短くなっていたのでヘッドホンからすると、これも計算処理にバッテリーをかなり消耗するのかもしれません。
「イコライザー」は音楽全体のバランスを調整するのですが、ジョギングなどで使う時は「Bright」にしておくと明るい音でハキハキした感じで聴けるので個人的に気に入っています。
DSEEはMP3などの圧縮音楽をCD音質並みに音質補完をしてくれる機能です。エコーをかけるわけではないのに小音量の楽器の音の響きを聞かせてくれたり、圧縮されてなくなってしまうような音を再現してくれます。比較的大きな音量で聞いているときに効き目のある機能です。
なのでこれらの二つの機能はどちらかというと外音と同時に聞くというよりは、テレワーク中に自分の部屋で音楽を高音質に楽しみたい、という時に使う機能になるかと思います。
ということで、これらの機能を全部組み合わせて試してみたいところなんですが、考えられそうな組み合わせで試してみたのが下記の表になります。ちなみに接続はすべてAACでXperia PRO-Iとつないでいます。AAC接続で最大5.5時間、SBCだと5時間になるとのことですが、最近のスマートフォンであればAAC接続ができると思います。
連続再生時間 | |
利用機能無し(全機能オフ) | 5.7時間 |
アダプティブボリュームコントロールのみ | 4.5時間 |
イコライザー & DSEE | 4.25時間 |
スピーク・トゥ・チャット & アダプティブボリュームコントロール |
2.5時間 |
イコライザー & DSEE & スピーク・トゥ・チャット & アダプティブボリュームコントロール |
2時間 |
イコライザー & DSEE & スピーク・トゥ・チャット & アダプティブボリュームコントロール & 音声アシスト機能(全機能オン) |
1.75時間 |
.
ということで自宅での検証の結果は上記の様になっています。それぞれの機能は一度ずつしか試していないので参考値までとしていただきたいのですが、試用機を使っている時も上記の様な感じだったので大体あっているかと思います。(ちなみにボリュームは1/3くらいで「音質優先」にして使っています。接続優先にするともう少しバッテリー持続時間が長くなるかもしれません。)
ちなみにバッテリーの減りは右イヤホンの方が早く、上記の連続再生時間はすべて右イヤホンのバッテリーが0%になったところまでの時間になっています。どうやら右イヤホンが親機になっているようで、左イヤホンだけをケースに入れても使えるんですが、右イヤホンをケースに収納すると、そこまででLinkBudsは使えなくなります。左右を交換しながら連続して使う、ということはできません。
残量が20%になると「バッテリーが少なくなりました」というアナウンスがあり、その20%からの減りはちょっと速い感じ。20%のローバッテリー警告が出ると10~20分ほどで終了するので、そうしたコツがわかっておくと便利かもしれません。
今回は長時間装着をして使っていましたが、確かに通気性が良いので蒸れることなく、本当に一日装着していても苦ではありませんでした。寝るときはともかくバッテリーがもつのであれば終日装着していても良いかも。
バッテリーが切れると充電が必要になるのですが、本当に終日付けっぱなしで使うなら2個買っておく、という手もあるかと思います。
※LinkBudsでHeadphones Connectアプリの行動ログが大きく変わるかと思っていたのですが、アダプティブサウンドコントロールに対応していないため場所と行動ログは取られないようです。残念。でもヘッドホンの仕様時間のログは残ります。
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ソニーでは期間限定で4月11日まではキャッシュバックキャンペーンを行っており、こちらは2個同じ製品を買ってもキャッシュバックが受けられるようになっています。LinkBudsを2個買うと8,000円のキャッシュバックになるので、1個が2万円を楽勝で切った価格で買えますね。
ご愛顧感謝クーポンの利用もあるので、ホワイトとグレーと2個のモデルを一緒に買いたいところですが、発売日以降もソニーストアでは「レジに進む」ボタンのままになっています。
ここのボタンが「カートに入れる」にならないと同時に2個の購入はできません。
通常は発売日前まではこの措置が取られていて、発売日になると制限が解除されるんですが、発売日が過ぎてもそのままということは、まだオーダーされる方が多いんでしょうね。
以上、LinkBudsのスタミナ性能、バッテリー持続時間テストでした。
自宅で使っていると、これは耳に入れるネックスピーカーみたいな感じなので10時間以上連続で使えるともっと嬉しいんですが、そうすると本体が大きくなってしまい、こんな快適さはなくなるだろうし、有線になってしまうと、そもそものこの快適さがなくなるし、やっぱり2個持っておくのが良いですかね。
それか、もしくはWF-1000XM4と併用して使うとか!?
ワイヤレスステレオヘッドホン WF-L900 LinkBuds |
ソニーストア価格: 23,100 円税込 |
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発売日 | 2022年2月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
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