【レビュー】Xperiaとソニーヘッドホンで楽しむサウンドAR『Locatone』
突然ですが「Locatone」というアプリはご存じでしょうか? サウンドARという現実環境と合わせて音で楽しむコンテンツなんですが、試してきたところ、ものすごい感動してしまったので紹介したいと思います。
スマートフォンとヘッドホンがあればどなたでも楽しめるんですが、出来れば、オープンイヤーヘッドホン、外音取り込み機能が搭載されたノイズキャンセリングヘッドホンなどを使うとより楽しめると思います。
こんにちは、店員佐藤です。
あまりソニーさんのサイトでプッシュされていないコンテンツなので、私も最近まで気がつかなかったのですが「Locatone」というものすごいコンテンツがスマートフォン用のアプリとして提供されています。
これは私が2年前に体験した「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」のあれですよ。2年の間にアプリになってサービスとして提供されるようにプロジェクトが大きくなっていました。
「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」というのは、2020年2月に埼玉県・飯能市にあるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」で開催されていたイベント。
ソニーのスマートフォン「Xperia」とオープンイヤーヘッドホン「STH40D」を利用したイベントで、パーク内をこのセットをもって歩くとポイントでストーリーを楽しめる、というもの。
この時はイベント利用料として1,000円で機材をレンタルしていたのですが、これがスマートフォンアプリになり、しかもテーマパークなどのクローズドエリアではなく、一般の公道を使ったコンテンツにパワーアップしていました。
AR技術というと、現実世界にスマートフォンを通して観ると仮想の物体が見えるとかいうアレですが、これはサウンドARです。現実世界の中でストーリーを楽しめる「音」を加えて物語を楽しむコンテンツになっています。
体験してみないとどういうものなのか、よくわからないと思うんですが、流れとしてはこんな感じです。アプリの中にはいくつものコンテンツ(ツアーと呼ばれている)が用意されていて、それをダウンロードし、現地に着いたらヘッドホンとスマートフォンを使って、案内に従って歩きストーリーを楽しむ、というものになります。
アプリは無料なのでXperiaでもそうでないスマートフォンでも「Locatone」アプリを検索してインストールし、アンケートみたいなユーザー登録を行うのみです。
これでチャンネルの中からツアー(コンテンツ)を選んで、実際に元気に歩きにいくだけ。
ソニーのサウンドAR、発祥の地? ムーミンバレーパークでは今もツアーが開催されているようです。無料のものと有料のものがあり有料のもので約600円ほど。
これ以外はすべて無料で聴けるみたいです。どんなものか音声だけ楽しみたいところですが、これが位置情報と紐付けられていて現地でポイントにチェックインしないと音声再生ができないとなっています。
無料コンテンツではあるんですが公開期間はすべて限定になっているため、いつまでも楽しめるというものでもありません。今でなければ楽しめないコンテンツだらけで、ちょっと焦ってしまいます。
そんな多数のツアーの中ですごく気になったのがこちら。YOASOBIのサウンドウォークで「大正浪漫」という小説、曲をモチーフにしたツアーになっていて、これが無料で楽しめます。
しかも開催期間が3月31日までなので、あとわずか。あと2ヶ月だけになっています。
そして開催エリアがこれまた憎いですね。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡というと・・・そう、ソニーストアのショールームがある街で開催されているんです。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座は当店から徒歩15分ほどの場所になります。早速、MAPを観てみると。。。
なるほど、銀座ソニーパーク(現在工事中)を出発して日比谷公園まで歩き、ソニーショールーム/ソニーストア銀座まで戻ってくるというルートですね。
体験時間は約1時間となっています。当店の開店が現在は11時からですので出勤前に2時間ほど早めに出てきて試してきました。
ツアーに参加する際は事前に音声データをダウンロードしておくことができます。菅前総理のおかげで月20GBまで2,780円で通信できるようになった私の強化された通信環境であれば事前ダウンロードなんて必要ないぜ!というところですが、スムーズに通信ができるように、一応、事前ダウンロードして臨みます。
音声のダウンロードが済んでも、チェックポイントに着くまでは音声の再生はできません。
それと注意点として、立体音響に対応しておりスマートフォンを目の前に持ってきて歩くと、作者が意図した方向から音が聞こえるという演出が楽しめるようになっています。
ツアー中は地図を表示して歩くこともできるのですが、基本は音だけで楽しめるのでながらスマホにならないように注意しながらスタートします。
再び工事期間に入ったソニーパークに到着しました。
前回のソニーパーク開園までの期間はアーティスティックな壁で飾られていましたが今回は特になんの演出もありません。コロナ禍ということもあり人出も少ないですからね。
「Locatone」アプリを起動しておくとソニーパークの近くまできたところで最初の「一通の手紙」の音声再生が始まります。
ストーリーは100年前の大正時代の女の子と不思議な文通が始まる、というストーリー。現代の男の子と、大正時代の女の子での文通ですが、なるほど「君の名は。」のストーリーが好きだった方にはドストライクかもしれません。
ストーリーの詳細を書いてしまうと面白くなくなりますのでネタバレにならないようにご案内しますが、これは内容を話したくなりますねー。
ストーリーは大体2~3分ほどで聴ける物になっていて、地図の表示も出来ます。その場で立ち止まってストーリーを聴いてから移動してもよし、ストーリー再生が始まったら地図をみて次のポイントに移動するも良しですが、最初の2~3ストーリーくらいまでは立ち止まって聴いた方が話が頭に入ってきやすいかも。
2つめのポイントに到着しました。物語の中で「しだれ桜の木」が大きな意味をもつものになるんですが、第2ポイントの「数寄屋橋公園」にはいくつもの桜の木が植えられていて、その中にちゃんと「しだれ桜」があります。
なるほど、これはニクい演出をしてくれます。ソニーパークからは歩いて1分くらいのところにあるので、あっという間についてしまうんですが、ま、大体こんな感じで話を聞いては歩いて、歩いては聞いてを繰り返していきます。
ストーリーが伝えられないのがもどかしいのですが、なんとなく話の展開と街並みの風景がリンクしているのはさすが。ソニーショールーム/ソニーストア銀座の周辺で、ストーリーに合う風景が見られるように工夫されています。
第7ポイントからは話が大きく動くというか舞台が大正時代の方に偏るんですけど、そこのシーンだけ日比谷公園の中で展開するところがすごい。銀座の街並みが現代、大正時代は自然の多い日比谷公園の中でストーリーが展開していきます。
カラン、カランとゲタ(ぽっくり?)の音がする演出もありました。歩いていると自分の歩調に合わせて足音が鳴るので、ちょっと昔の気分になります。
これ以外にも音の演出は多数あり、これも360 Reality Audioっぽい音で楽しめます。WF-1000XM4で聞くとリアルの音とメディアの音が混ざった感じです。
日比谷公園まで一周してきて再びしだれ桜の木まで戻ってきました。ここでラストシーンの盛り上がりを聞いて号泣。公園で助かりました。道を歩きながらだと泣きながら歩いている変なおじさんになるところです。
そして、最後まで聞き終わったら、そこはソニーショールーム/ソニーストア銀座の前です。YOASOBIの曲が心に染み渡りつつ、見上げるとソニーストア銀座です。ここまで大体1時間くらいです。写真を撮りながらゆっくり歩いて来たんですが、標準体験時間で終了しました。
体験が終わったところで「Locatone」アプリをソニーストア銀座のスタイリストさんに見せるとノベルティがプレゼントされるそうですので、お立ち寄りください。私はあいにくソニーストア義な開店前にフィニッシュしたのと、事務所に出勤しなくてはいけなくて、ここまでです。
なお「Locatone」アプリのサウンドARはソニーのオープンイヤーヘッドセット「SBH82D」「STH40D」「Xperia Ear Duo 2」での利用を推奨していますが「SBH82D」のブラック以外はすべて販売を終了しています。現時点ではオープンイヤーヘッドホン」のラインナップは閉塞する方に向かっている様に見えるんですが、こうしてコンテンツが拡充して言っているので、間もなく次の展開があるかもしれないですね。
現時点ではノイズキャンセリングヘッドホンで外音取り込み機能が使えるモデルでも楽しめるかと思います。私も今回は「WF-1000XM4」を使って体験させてもらってきました。
他に外音取り込み機能が搭載されていて外の音が聞き取りやすいモデルというと「WF-SP800N」やオーバーヘッドの「WH-1000XM4」などがあります。
これらのモデルをお使いの際は「アダプティブサウンドコントロール」をオフにして外音コントロールを手動で設定。外音取り込みを最大にして使われると良いと思います。
ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンの良いところは外音の音量もシステムからのメディア音声も自分でコントロールができるところです。銀座の街中から日比谷公園の静かな環境まで快適にストーリーが楽しめます。
メディア音声にノイズが加わるのが嫌でちゃんと聞き込みたい、という方もご安心ください。ストーリーを全て歩くと後から全ての音声再生ができるようになります。帰りの電車の中ではノイズキャンセリング機能をオンにして、集中してストーリーを楽しむことができます。
私も帰宅時にそれをやったのですが、今度は電車の中で号泣する変なおじさんになってしまいました。
YOASOBIの「大正浪漫」ツアーが楽しめるのは3月31日までの期間限定となっています。是非、この機会に「Locatone」の体験をどうぞ。XperiaとWF-1000XM4などの外音取り込みが可能なヘッドホンをお持ちの方でしたら無料で楽しめます。(iPhoneや他のヘッドホンでも楽しめます)
チャンスをみて、私ももう一度、ムーミンバレーパークへ行きたいです。
☆『Locatone -ロケトーン-』公式ホームページはこちらから
【2023年2月1日 価格改定になりました】
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM4 |
ソニーストア価格: 38,500 円税込 |
|||
発売日 | 2021年6月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
|||
テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭にて実機展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
ワイヤレス ノイズキャンイヤホン WF-SP800N |
ソニーストア価格: 25,300円 税込 |
|||
発売日 | 2020年6月27日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
|||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
店頭にて実機展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
オープンイヤーステレオヘッドセット SBH82D |
ソニーストア価格: 10,450円 税込 |
|||
販売終了しました |
||||
発売日 | 2019年6月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
☆ソニーストアの提携カード「Sony Bank Wallet」のご案内はこちらから