ムーミンバレーパークにソニー製品投入『サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~』
昨年、埼玉県・飯能市にオープンしたテーマパーク「ムーミンバレーパーク」にて、この冬限定イベントとしてソニー製品を使った『サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~』というイベントが開催されているというので、お邪魔してきました。
おかげで初めてのムーミンバレーパークを楽しませてもらえました。イベントの様子をレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
昨年3月にオープンしたムーミンバレーパーク。宮沢湖の周りを閉鎖して長期間工事していたのですが一昨年から一部オープンして北欧イメージのテーマパークとして開業しています。
東京ディズニーリゾートが今度の4月の値上げで入場料が大人一人8,400円になるそうですが、こちらのムーミンバレーパークの入園料はたったの1,500円です。(アトラクションを楽しむためのアトラクション共通チケットは+1,300円)
西武池袋線の飯能駅からさらにバスで移動する場所なので、交通の便も良くはないのですが、近年オープンしたテーマパークの中では激安の部類になると思います。
ちなみに私は積極的にムーミンと関わることはなく、子供の頃に「ねー、ムーミン♪ こっち向いて~♪」のアニメをリアルタイムで観たことがあり、最近ではNHK BS4Kで放送された新作のCGアニメを数話観たくらいの知識しかありません。
特にムーミンに詳しいわけではないのですが、それで楽しめるモノかどうか、遊んでみたいと思います。
入園すると最初のところに各種受付があり、ここでイベントの案内などがあります。ここに、今回のお目当てのソニーとのコラボ企画「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」の受付があります。入園料とは別にサウンドウォークの参加費は大人一人1,000円です。
どんなイベントなのかというと、公式の紹介ムービーがあるので、こちらをご覧いただくと正確に雰囲気が伝わると思います。
簡単に紹介すると、このイベントは3月8日までの期間限定イベントで、ソニーのスマートフォン Xperiaとオープンイヤーヘッドセット「STH40D」を使って、パーク内を歩いているときに音声で演出をする物語を楽しめる、というものです。
現実世界にスマートフォンでのぞくとバーチャルでピカチュウが出現したりするのをAR技術と呼びますが、それを音声で行う「Sound AR」ということをしています。
オープンイヤーヘッドセット「STH40D」を使うコトで、外部の音を聴きながら、物語を再生する台詞、効果音を楽しめるのと、ガイド端末にソニーのXperiaを使うコトで、位置連動したり、動きに合わせて効果音を出したり、さらに説明にはありませんが「360 Reality Audio」技術を使っているみたいで3Dの音声演出が楽しめたりします。
チェックポイントみたいなものはあって、そこに向かって歩いてくださいね、というガイドがあり、それぞれのチェックポイントではスマートフォンで写真撮影をするイベントもあります。
撮影した写真データにはこのイベントに参加した人だけしか利用できないオリジナルフレームが付くのでお土産感もあります。
早速、順を追って、体験させてもらってきたことをレポートしたいと思います。ストーリーについてはネタバレをしないように配慮しますが、当日、イベントに参加してどんな体験ができるのか楽しみにしている方は読み飛ばした方が良いかも!?
後で実際に参加したときに楽しめる様に核心部分については記述しませんのでご了承ください。
ツアーは毎時0分と30分にスタート。受付で申し込みをすると3分前に集合場所に来るように言われるので通りにします。私たちの回は私たち家族の二人だけでした。ガラガラに思えるかもしれませんが平日の月曜日ですからね。
最初にXperiaとヘッドセットが渡されて、機器の取り扱いについて説明を受けます。位置連動と身体連動をするのでスマートフォンは専用ケースに入ったものを首からぶら下げて歩くことになります。
そして、導入として最初に、物語のスタートをブラビアで観ます。ほんの5分程度のスライドショーなんですが、ここで物語が始まります。
ムーミン達は冬眠をするそうなんですが、今年の冬はムーミンが一人だけ、冬眠中に目を覚ましてしまったんだそうです。誰もいない雪深い世界で再び眠ることもできず、誰か起きている人がいないかと旅に出ることになります。
ここから最初のポイントまではガイドさんが案内をしてくれます。スマートフォンの画面には園内のマップが表示されていて、そこに書いてある番号通りに巡っていくようにします。GPSの位置連動をしていて、ポイントに到着すると物語りが始まるのですが、それぞれの物語の再生は一度しかないため、順番通りに巡らないとストーリーがごちゃごちゃになってしまう、というわけです。
雪深いムーミンバレーを、ムーミンが歩くという内容ですが、この日は晴天です。雰囲気でないなー、というとそうでもないんです。
歩き出すと、自分の歩調に合わせて「ギュッ、ギュッ」という雪を踏みしめる音がします。
ガイドさんが「ジャンプして着地してみてくださーい」と、案内をしてくださり、その通りにすると「ズボッ」と雪に埋まる音がします。
なるほど! これがSound ARなんですねー。吹雪の時には頭上から吹雪いている音がするし、自分の動きに連動していろいろな音が聞こえてくるんです。見た目には晴天ですが、気分は豪雪地帯を心細い気持ちで歩いているみたいになります。
最初のチェックポイントにきました。ここは「スナフキンのボート」というポイントです。ポイントに到着すると音声再生が始まって物語が進行します。
ここでスナフキンのボートを見つけて、スナフキンがいればなー、という気持ちにムーミンがなるわけです。自分がムーミンになるというよりは目の前にいるはずのムーミンを眺めている感じ。
ちなみに、あそこにあるのがスナフキンが乗ってきたボートだそうです。ディズニーランドにも、こういうオブジェクトが飾られていますが、あそこは100%人工物。ここはボート以外は元々あった宮沢湖の自然をそのまま活かしているところが違います。
本物の自然の中にあるテーマパークって新鮮かも。
ここで物語を聞き終わったら、スマートフォンを使って記念写真の撮影をします。
専用フレームはこんな感じ。それぞれ一人1台ずつXperiaを持っているので、それぞれで写真を撮ります。左の写真はガイドさんにお願いして撮ってもらったモノ。なるほど、スナフキンのボートをちゃんと入れて撮ってくれました。それを真似して撮ったモノが右の写真です。
スマートフォンは透明のビニールに入れて使うのでカメラの前に1枚の膜が入るんですが、そこに光が当たらなければクッキリと撮れます。というか、HDRがよく効いているみたいでキレイに撮れますね。
写真は何枚でも撮り直しができるのですが、決定操作をすると、それでそのポイントの写真は撮り直しできなくなります。また写真の再生もできなくなります。この写真を観られるのはゴールした後になります。なんか、昔のフィルム写真っぽい演出ですね。
これで一通りのサウンドウォークの楽しみ方を教わったことになり、ガイドさんとはここでお別れして、あとは自由に自分たちだけでサウンドウォークの旅をします。目安として所要時間は1時間となっています。私たちはかなりゆっくりと回りましたが、それでも1時間30分程度でした。
第2チェックポイント「水浴び小屋」に到着しました。到着するちょっと前から物語がすすみます。
水浴び小屋は、夏場に遊ぶためにムーミンパパが建てたものらしいのですが、みんなが冬眠している間だけはトゥティッキがここに住んでいるみたいです。春になるとキレイにしてどこかに行ってしまうんだそうですが、冬眠しているムーミン達には知らない話ですね。
先端まで行って、水浴び小屋の中をのぞくと、中にあるストーブの音が聞こえてきます。あのお鍋にはスープが入っているんですって。目の前にはオブジェクトがあるだけなんですが、Sound ARのおかげで、そこに動きが感じられてきます。
なるほどー、これは面白いですね。ただ単にムーミンバレーパークを散策するよりも10杯くらい楽しめる感じがします。ムーミンバレーパーク初体験ですが、そのときにSound ARを使っていて良かったかも。
こうして音で印象があちこちに生まれていきます。
次のポイントに向かう道では「すばらしいしっぽをもったリス」に出会います。リスのオブジェは置いてありませんが、この辺にいるんだろうなー、という気持ちで歩けます。
第3ポイントは「ムーミン屋敷」でした。このエリアがパークの中心部分でムーミンのミュージアムや売店、ステージなどがある一番広いエリアになります。
私が通っていた高校ではここ宮沢湖でマラソン大会をしていたのですが、おそらくここが集合場所だったんだと思いますが、もう面影もなにもありません。
青い建物がムーミン屋敷、そこに向かって歩いて行こうとしたら。。。
なんと、スナフキンに遭遇♪ 最初はコスプレをしている方かと思ったのですが、妙に高いクオリティと、近くにスタッフジャンパーを着た方がアシストしていて「スナフキンに声をかけてみてください」と言われて、写真撮影をお願いさせてもらいました。
キャラ作りもあるんでしょうけど、素っ気ない返事で「いいよ」と、言って、リクエストに応えてくれました。
あとでヨネちゃんに話したら、かなりスナフキンのイケメンぶりは有名だそうで、インスタなどにもたくさんの写真がアップロードされているそうです。
ちなみに広報やアトラクションに掲載されている写真もすべて同じスナフキンさんみたいで、もしかしてワンマンオペレーション!?と、思えるほど。
ムーミンバレーパーク、面白いぞ。(ちなみにムーミンの着ぐるみなどは歩いていないみたいです。ミートミッキーみたいな写真が撮れるところがあるんですが、そこは有料です。)
ムーミン屋敷に到着しました。ここでも、目に見える縄ハシゴの話をしたり、ムーミンパパが大好きなペランだの話を聞けたり、目の前で物語がドンドン進んで行きます。
ここでも、勝手に写真対決。私が考えるベストショットと、係のお姉さんにお願いした記念写真的ベストショットをお願いしてスマートフォンフォトを撮影します。
第4チェックポイント「おさびし山の登り口」ではリトルミイが登場。グルグル音が回る3Dオーディオ体験をしながら第5チェックポイントの「灯台」まで嵐の中を歩いて行きます。
物語も終盤にさしかかり、ここでのストーリーが一番長い話になります。『しゃがんで!』と、言われると思わずしゃがんでしまうほど。湖を眺めながらストーリーを楽しみます。
嵐が去って、春が近づき、また雪の上をサクサク歩きながらゴール地点の「スナフキンのテント」へ到着。
物語はハッピーエンドで終わり、ゴールの記念写真を撮ったら、エンディングテーマを聴きながら、来た道を戻ります。
先ほどのリトルミイがいたところまで戻ると、そこにサウンドウォークのガイド端末返却場所があります。
最長2時間までレンタルができることになっていますが、あくまで目安で2時間過ぎると罰則、などもなさそう。
借りていたスマートフォンで最後にアンケート入力があり、それが終わるとQRコードが表示され、今回の旅で撮影した写真データのダウンロード画面へリンクされます。
今度は自分のスマートフォンでそのQRコードを読み取り、写真データをダウンロードします。説明ではその場でダウンロードしないと写真はすぐに消去されるとのことでしたが、経験からⅠ週間はダウンロードができるようになっているようです。
レンタルXperiaを渡すと記念品のステッカーがもらえます。
すばらしいしっぽをもったリスのシールも入っていて、これは想い出になりますね。
6つのチェックポイントで撮った6枚の写真もお土産です。二人で参加すると12枚の写真がもらえます。いやー、しかしXperiaの写真、キレイに撮れるなー。写真の一番左と一番右はスタッフの方に撮ってもらった写真です。うまいことキャラクターと記念写真を撮ったみたいになっています。さすが!
さて、これで「サウンドウォーク」は終了です。
園内にはいくつかのアトラクション、写真スタジオ(ムーミンと記念写真が撮れる)、アーケードゲーム(ムーミンのぬいぐるみがもらえる)や、無料で入れるミュージアム、ジップラインなどが用意されています。
有料のモノもありますが、ミュージアムなどは無料で入場できます。ムーミン屋敷も地下と1Fは無料で入れて、2Fの居住区域は有料などとなっています。
1,300円のアトラクションチケットを購入しなくても楽しめそうなので、今回は無料の中心に巡ってみます。
こちらは「冬のおさんぼラリー」というクイズの用紙。無料ではなく入口で500円で購入します。クイズや迷路が書いてあり、簡単に暗号が解けそうな内容だったのですが、これがなかなかバカにできません。
私が解いたクイズは単なる暗号解読の最初の段階だけで、それを元に園内を捜索しないとゴールに行けないラリーでした。
ゴールの場所も記されていなくて、すごい迷いながら歩きました。最終的にゴール地点は一度来たところだったんですが「ここはゴールですか?」と、聞いても答えてくれなくて、クイズの中にある最後のメッセージを伝えないと相手をしてもらえないという演出も。
ミッションを終了すると立派なピンバッジがもらえるんですが、これは確かに500円分以上の価値があります。サウンドウォークと一緒にやろうとすると集中出来なくなってしまうので、これはサウンドウォークが終わってから、もう一度一周するつもりで参加すると良いかも。
お一人様1枚500円ではなくグループで1枚500円で楽しめます。
ムーミン屋敷の隣にある大きな建物は「コケムス」という施設です。レストランやカフェ、売店などが入っているのですが、ムーミンミュージアムとも言うべき展示スペースがあります。
中はこんなことになっていて、あちこちにフォトスポットがあります。SEL1635Zなどの超広角レンズがあるとすごく楽しめると思います。
こんな風にムーミンの世界に入ることができます。天気が悪いときはここを中心に写真撮影を楽しむと良いかもしれません。
「エンマの劇場」ではキャラクター達のショーが無料で観られます。先ほどブラブラしていたスナフキンも出演しています。
この後、18時半からはプロジェクションマッピングなどのナイトイベントが開催されるのですが、それはまた今度の楽しみ、ということで17時半に引き上げてきました。
3月8日までは平日だと駐車場代も無料です。
それと、パーク内にはあちこちにこうしてカードが置いてあって、無料で持ち帰ることができるようになっています。
入場した際にパスケースももらっていて、それに入れて集めてください、ということになっています。お一人様1枚までというので、見つけたら手当たり次第もらってきました。
一応、全種類集めてこられたと思うんですが、もらってきたカードには、それを配っていた土地のオブジェについての物語が書かれています。なるほど、そういうところだったんだねー、という話があとからできるのですが、しかし、なんで、このカード、こんな風にサイズが不揃いなんでしょうね。シリーズ感がないなー、と、思っていたら「佐藤さん、これ裏が地図になっていますよ!」と、ヨネちゃんに教えてもらいます。
ほんとだ! 裏が地図になっていて、全部つなげられるようになっていました。それにしてはコケムスのところとか描かれていない部分があります。これはもしかして全部集められていなかったのかも。
これはもう一度行かなくてはいけないかも。
サウンドウォークは「ムーミン谷の冬」ということになっていますが、これを春バージョン、夏バージョンでやってくれていると、また楽しめるんですけどねー。
以上、初めてのムーミンバレーパークと『サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~』の紹介でした。サウンドウォークで使われている「STH40D」はソニーストアで6,880円(税別)でお買い求めいただけます。
☆サウンドウォーク「ムーミン谷の冬」のご案内はこちらから
※2020年3月8日までの期間限定イベントです
オープンイヤーステレオヘッドセット STH40D |
ソニーストア価格: 6,880円+税 |
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発売日 | 2018年6月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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