【レビュー】拡張性が自慢!新型サウンドバー『HT-A7000』フルオプションセッティングレポート
8月に発売された新型サウンドバー「HT-A7000」が当店にやってきました。期間限定でメーカーさんからお借りして、明日よりサラウンドシステム「HT-A9」との比較試聴ができる体験会を開催します。
本日はその展示を行いましたので、セッティングの様子とファーストインプレッションをお届けしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
当店は明日よりスペシャルセールに入ります。まず、第一の目玉が本日到着。新発売のサウンドバーフラッグシップモデル「HT-A7000」の期間限定展示です。明日より店頭にて体験試聴ができます。
サラウンドシステム「HT-A9」は当店店頭にて常設展示を行っており、多数のお客様にお試しいただいています。同時に二つのAVシステムを展示するスペースはないもので「HT-A7000」の展示は諦めていたのですが、たった10日間だけですが、展示製品を入れ替えて「HT-A7000」vs「HT-A9」という形で展示をします。
接続できるブラビアは1台だけですので、HDMIケーブルを抜き差ししながら使うのと、センタースピーカー入力についてもメーカーさんで切り替えスイッチを用意してくださったので、割と素早く切り替えをできるようにしています。
さて、まずは「HT-A7000」本体の設置からですが、ふむふむ、裏を見るとHDMI入力端子は2つあるんですね。HT-A9は入力ひとつ、出力ひとつなので、BDレコーダーとテレビとつないだら終わりですが、HT-A7000はBDレコーダーとPS5を接続して、さらにテレビに出力という使い方ができます。接続するテレビがARC対応モデルならテレビの入力端子も全部使えますので、接続機器をひとつ増やせるセレクターとしての利用も可能。
そしてHDMI端子だけしかなかったHT-A9に対して、HT-A7000は光デジタル入力やアナログ入力端子なども搭載しています。まー、そういうケースはほぼないと思いますが、ARC対応端子がついていないテレビとの接続の際には光デジタル端子でテレビ側の音を戻す、なんてこともできます。
対応できるテレビの種類は明らかにHT-A7000の方が多そうです。
当店で接続するブラビアは有機ELパネル搭載の上位モデル「A90J」です。今年のブラビアで上位機種にだけ搭載されているS-センタースピーカー入力端子を装備しているので、ステレオミニケーブルでテレビと接続。そして入力3のeARC対応のHDMI端子にHT-A7000の出力端子を接続するのみ。
PS5とBDレコーダーはテレビ側の入力端子に接続しますが、eARC対応のおかげで、BS4K放送のMPEG-4 AACもデコードできます。2021年モデルの「BRAVIA XR」搭載モデルと、最新のサウンドシステムでの組み合わせにしておけば、対応フォーマットを特に気にせずに使える安心感があります。
そしてあとは無線LANの接続設定をすれば、これで配線関係はおわりです。
シンプルな接続ですが、これでやりたいことは全部できます。
こちらが「HT-A7000」のホーム画面です。映像入力ではHDMI入力が2端子あるので3つの入力系統から選択が可能。
テレビに接続したBDレコーダー、PS5を見るなら入力選択は「TV」でOKです。が、HDMIの機能で電源を入れたり操作をした機器に入力系統はすべて自動切り替えになるので、あまり、この画面を見ることはありません。
テレビのリモコンを使えばテレビが映るし聞こえるし、PS5のコントローラーの電源ボタンを押せば、自動でPS5の映像に切り替わり音声もPS5の音になります。HDMI様々です。
音楽の操作ではアナログ入力端子があるのと、USB端子の再生もできます。Bluetooth入力もあるのでスマートフォンから音楽再生をすることも可能。
サウンドバーは単なるテレビのスピーカー代わりではなく、現在のオーディオコンポの役割を果たします。テレビをつけずにamazon musicや、LINE MUSICのストリーミングサービスをスマートフォン経由で流してBGM代わりに使うことができます。
そして、本体の設定はこちらの「詳細設定」から行います。
普通は初回起動時に手取り足取りで簡単に設定をアシストしてくれるんですが、今回は借り物ですでに初期設定が終わっていますので、自分で詳細設定だけ行いました。
設定項目の一覧がこちらです。最初に大事なのが「スピーカー設定」です。
「HT-A9」では「音場最適化」による自動設定しかありませんでしたが「HT-A7000」にはマニュアルスピーカー設定があり、スピーカーの位置やレベル調整などを自分の手で細かく設定できるモードも用意されています。
それが「マニュアルスピーカー設定」です。
HT-A7-000はサウンドバー単品でも使えますが、リアスピーカー「SA-RS3S」を付け足したり、専用サブウーファー「SA-SW3」「SA-SW5」を加えてシステムアップすることが可能。
接続したオプションのスピーカーの位置などを自分で設定することができます。
視聴位置からスピーカーまでの距離を入力することで正確なサラウンド空間を自分で作ることができます。
この作業をしなくても機械任せで測定をしてもらうことも可能で、それが「音場最適化」機能になります。
音場最適化では、テストトーンを鳴らして、それをHT-A7000本体が反響を測定する、というもの。測定はあっという間に終わります。
スピーカー設定情報はマニュアルでもオートでも記録が残るので、その設定値のどちらを使うか、というのを後から選択することができる、という仕組みです。
使い分けをすれば、映画を見るときは視聴位置が後ろの方なのでオート、ゲームをするときはわざと視聴距離を前の方にしたマニュアルにしておいて、切り替えて使うなんてことができそうです。
BRAVIA XR搭載モデルだと、ブラビアのクイック設定でテレビ側のリモコンだけでメニュー表示を出して、細かい設定をすることができます。
S-センタースピーカー入力の搭載もそうですが、2021年モデルのブラビアで大きな世代変更があった感じで、こういうのを見るとほんと、テレビを買い換えたくなります。
まずはドルビーアトモスのデモディスクを使ってサウンドバー「HT-A7000」単体でどこまで5.1.2chのドルビーアトモスの音が再現できるかテスト。
ふむふむ、なるほど。バーチャルでのフロントサラウンドですが、もう行くところまで行った技術なので、それっぽく聞こえます。
「HT-A7000」では本体の左右に、壁面への反射を狙ったイネーブルドスピーカーと、左右の壁での反射を狙ったサイド方向のイネーブルドスピーカーが仕込まれています。バーチャルでリアスピーカーを鳴らしているときは、壁からの反射音が聞こえてきて、なるほど、ここまで広い空間を使って聞かせてくるか! という感じ。
お店の形の都合でどうしょうもないのですが右側にはガラスの窓があるのでよく反射するんですが、左側は部屋が続いているのであまり反射音が期待できません。パネルを用意して左側面に擬似的に壁を作ってはみたのですが面積が少なく効果はいまいち。
普通のお宅で、左右にちゃんと壁があるならもっと効果があるんだろうな、という感じはします。
そして、なによりもドルビーアトモスの音というか、音がラインでやってくるのではなく面でやってくるこの迫力がすごい!
天井からの音がする、というよりも前面全域から壁のようにして音がやってくる感じがして、これがたまりません。こういうのはソニーさん、得意なんですよね。
定番の試聴映画ソフト「ボヘミアンラプソディ」のライブエイドのシーンなどを見るとライブ感あふれる音の壁に感激します。
せっかく「A90J」とつないでいるので「テレビセンタースピーカーモード」も試してみます。このモードはブラビアのA90J、A80J、X95Jという3シリーズにしか搭載されていない端子を使うもので、ほかのテレビでは利用ができません。
すでにお持ちのテレビに後からセンタースピーカーモードを装着することはできないのが心苦しいんですが、これも効果が高いんですよね。
「HT-A7000」では、テレビの位置設定にこだわりがあり、サウンドバーの位置がテレビに対して離れているか、くっついているか、テレビの裏に置いているか、という選択で置き場所を選べます。
当店の場合はテレビ台の前の方に設置しているので「テレビから離れて手前にある」を選択します。
HT-A7000単品でも十分台詞がセンターから聞こえてくる感はあるのですが、テレビセンタースピーカーモードを使うと、さらに良くなります。
動く映像の近くから音がすると引っ張り効果というか、自分の思い込みで口元から音が聞こえてきているような錯覚を起こしますが、その錯覚が5倍くらい強力になる感じで、映像から音が出ている感がさらに強くなります。
センタースピーカーモードはなくても良いんですが、あるともっと良いですね。
続いてはオプションのワイヤレススピーカーをサブウーファー、リアスピーカーともにつなげてみます。
ワイヤレススピーカーの接続を「自動」にしておけば、スピーカーの電源を入れるだけでHT-A7000と接続されます。
ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」のサイズ感はこんな感じです。HT-A9のスピーカーよりも大きさは1/4くらいでしょうか。かなり小さなサイズになります。
HT-A9もワイヤレススピーカーということで、コンセントだけあればリアスピーカーへの配線が必要ありませんよ、簡単設置です! と、ご案内はしていますが、いざ、自宅でシミュレーションしてみるとちょっと大きくて置き場所に困る感じもあります。
ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」なら、使うときだけコンセントにつないで一時的に設置する、ということができそう。リア側に配線がないのは設置がらくというのもありますが、見た目にもすっきりしますしね。
ドルビーアトモスの効果がたっぷり楽しめるのが、ちょっと前の映画になりますが「ターミネーター ジェネシス」です。バスの中で格闘するときに屋根からの攻撃があるシーンで天井からガツンガツンと音がします。
爆発シーンも多く、こういう映画だとサブウーファーの効果が高いですね。さらにリアスピーカーがあると音の包まれ感はさらに良くなります。
当たり前の話ですが、オプションはつけたらつけた分だけ環境が良くなります。サブウーファーはあった方が良いですか? リアスピーカーはあったらもっと良くなりますか?と、相談されると「それはもちろん」としか言いようがありません。
うわー、これで聞いてしまうと、もう「HT-A7000」はフルオプションで買うしかなくなってしまうんですよね。
本体が154,000円でウーファーが安い方で44,000円、リアスピーカーが44,000円なので合計すると242,000円になります。HT-A9の220,000円と大差がなくなってきてしまいます。
これは悩みどころ。
ということで、明日から10月31日までの10日間ですが、期間限定で「HT-A7000」と「HT-A9」の同時比較試聴展示を行います。
「HT-A9」が本当は置きたいんだけどテレビの左右に置くスペースがなくて、サウンドバーしか置けないんだよなー、とか、リアスピーカーを置くスペースがないのでコンパクトにできる「HT-A7000」ししたいんだけどなー、とか、そもそもリアスピーカーがなくても「HT-A7000」だけで使うつもりなんだけど実際のフロントサラウンドの効果ってどんな感じなのかな?、とか、実際に実機の音を聞いてご判断ください。
当店店頭ではオータムフェアを開催しており、今ならとてもおトクにお買い求めいただけます。
試聴をご希望の方は下記の予約申し込みフォームからお申し込みの上ご来店ください。
★テックスタッフ「 サウンドバー「HT-A7000」試聴体験会(10/21~10/31期間限定)」
1時間の枠になっていますが、ご注文申し込みまで含みますので実質40分ちょっとの試聴体験会になるかと思います。
聞き慣れた映画ソフト、音楽ソフトなどがありましたらお持ち込みいただければ、その場で再生試聴できます。amazon musicの360 Reality Audioの試聴もできますのでご希望の方は店頭にてお申し伝えください。
特にご希望がなければドルビーアトモスのデモディスクと映画ソフト数種でご案内いたします。
ご来店をお待ちしています。
※土曜日・日曜日の14~17時はセミナー開催を予定しています。セミナー中は試聴体験ができませんのでご了承ください。
サウンドバー HT-A7000 |
ソニーストア価格: 154,000円税込 |
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発売日 | 2021年8月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:15,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:7,700円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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サブウーファー SA-SW5 |
ソニーストア価格: 82,500円税込 |
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発売日 | 2021年8月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:8,800円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:4,400円(税込 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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サブウーファー SA-SW3 |
ソニーストア価格: 44,000円税込 |
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発売日 | 2021年8月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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リアスピーカー SA-RS3S |
ソニーストア価格: 44,000円税込 |
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発売日 | 2021年8月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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