【レビュー】完全ワイヤレスで使えるリアスピーカー『SA-RS5』ショールーム実機レポート

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5月21日発売の新製品「SA-RS5」をソニーストア銀座で試聴させてもらってきました。

この製品は今のところサウンドバー「HT-A7000」でしか使えないアクセサリー製品になるのですが「HT-A7000」の本体ソフトウェアアップデートもあり、大幅な進化をしているところです。セットで紹介したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

「SA-RS5」は4月15日にプレス発表があった新製品です。バッテリーを内蔵したワイヤレススピーカーで、サウンドバー「HT-A7000」と無線接続して使うサラウンドスピーカーになります。

以前、ワイヤレスポータブルスピーカーを使うサウンドバーが一瞬だけ発売されて話題になったことがありますが、いつの間にか、その規格がなくなってしまい、リアスピーカーを無線ワイヤレス接続で鳴らすシステムはあるものの、コンセントが必要、という状況でした。

「SA-RS5」の登場のおかげで、サラウンド環境でリビングシアターを楽しみたいときだけ、設置して、終わったら片付けておける、便利サラウンドが復活します。

親分になるサウンドバー「HT-A7000」は昨年の夏に発売された、ソニーのサウンドバーでは最上位になるモデルです。

eARC対応なので最新の音声フォーマットがすべて利用できて、ドルビーアトモスフォーマットも再生可能。後からシステムアップしてリアスピーカーやサブウーファーを付け足すことができます。

2022年4月1日にソニーの一部製品で一斉値上げがあり、このモデルも対象で154,000円→176,000円にプライスアップしています。なお、3月末には駆け込みで相当数の方が「HT-A7000」をお買い上げになっているのですが、当店経由でのオーダーをみると、サウンドバー本体単品のみで購入されている方がほとんど。

良かったですね。リアスピーカーを一緒に購入せず「SA-RS5」の登場を待たれたのは賢明な判断だったと思います。(^_^)

すでにショールームでは接続設定をされているのですが、メニューからワイヤレススピーカーの手動接続画面を呼び出して、各スピーカーのリンクボタンを押すと、簡単にワイヤレス接続されます。Bluetoothとかではなく専用の通信信号を使っていますので、この辺りは楽ちん。

ユニークなのはスピーカー「SA-RS5」の天面に「OPTIMIZE」ボタンが用意されていて、このボタンから「HT-A7000」による音場設定ができるようになっている点です。

サウンドバーのメニュー画面を呼び出す操作をしなくても、設置したワイヤレススピーカーの電源を入れて、リアスピーカーから音場設定をすぐに行うことができます。

音場最適化をすると「ビビビビビ」というレーザー光線みたいな音が各スピーカーからなって、スピーカーの設置場所、距離などから、スピーカー音量や遅延の設定を「HT-A7000」自体がやってくれます。説明によるとサウンドバー、リアスピーカーにマイクが搭載されていて、それでお互いの場所、音量を検知しているんだとか。

サラウンドシステム「HT-A9」と同じことをするのですが、テスト音声はリア側のものが多めになっているようです。

4月のHT-A7000のファームウェアアップデートにより「360 Spatial Sound Mapping」機能がHT-A7000でも利用できるようになりました。

これは「HT-A9」に先に搭載されていた機能なんですが、簡単に言うと通常の5.1chサラウンドをドーム状の包まれた様な感覚の音にしてくれる機能で、ドルビーアトモス作品でなくても、かなりそれに近い音にしてくれます。

音の広がり感が格段にあがるので、この機能はおそらく入れっぱなしで使うコトになると思います。

ドルビーアトモスフォーマットの映画ソフトをいくつか観させていただきましたが、いやー、やっぱりすごいですね。フロントサラウンドでも、それだけを聞いていれば楽しめるんですが、そこにリアスピーカーがついてきて、さらに「SA-RS5」というイネーブルドスピーカーも搭載したもので音が出ると、すごい臨場感です。

20年前、ドルビーデジタルがDVDで採用されて、自宅で5.1chサラウンドを初めて体験したときも興奮しましたが、あれの再来です。

「イネーブルドスピーカー」というのは天井に向けて音の反射をさせることで、上から音が降ってくる様に聞こえさせる仕組みです。

「音を反射させるって、バーチャルな感じなんでしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、デジタルで演算してちゃんとそういう処理をした音で鳴らされると、完全に上からの音で聞こえてきます。

うちのお店も最初は懐疑的に「とりあえずイネーブルドスピーカーで試して、ダメだったら天井にスピーカーを埋め込もう」ということでドルビーアトモスのセッティングをしたんですが、充分イネーブルドスピーカーで効果があったので、以来、当店の店頭デモもすべてイネーブルドスピーカーで行っています。

「HT-A7000」のサウンドバーにも同じ仕組みがあるんですが「SA-RS5」と組み合わせると前後に4本のイネーブルドスピーカーが設置されることになります。大人気の「HT-A9」と同じ仕組みになるので、これは効果が高いですよ。天井の音の前後の移動感がしっかり再現されます。

スピーカーの重量は2.4kgあるので、わりとずっしりとしています。バッテリーを内蔵しているので仕方がないですね。一時的に設置するのにも、ちゃんとした場所を作る必要があります。

ちなみに「HT-A9」もそうですが、設置場所はきっちり左右対称にする必要はなく、アバウトで大丈夫です。HT-A7000が音場補正をしてくれます。ですが、床に設置するのはNGでできるだけ高い場所に置く方が効果があがります。

イネーブルドスピーカーの設置はリスナーの耳の高さより上、というのが理想らしいので。

ワイヤレスでの利用は満タン充電から10時間。充電時間は4時間かかるのですが急速充電に対応しており10分の充電で90分間再生ができるそうです。

今時の映画は2時間ちょっとありますので90分でバッテリーが切れてしまうと途中でサラウンドにならなくなってしまいます。たっぷりと充電してから使った方が良いかと思います。(というか、使い終わって保存しているときに充電するようにすれば良いだけですが)

 

「HT-A7000」の3月の値上げ駆け込みオーダーで納品を待っている方もまだいらっしゃるんですが(当店経由でのオーダーをみるとまだ半分くらいの方のところへしか届いていません)、こちらの「SA-RS5」も付け加えると、かなりの効果をプラスすることができると思います。

店頭でご相談いただいた際も「コンセントにつながないで良いリアスピーカーがあればいいのに」というお声は多数いただいていましたが、待望の完全ワイヤレスリアスピーカーの登場です。

「HT-A7000」ユーザーさんは是非、ご検討ください。

 

サウンドバー
SA-RS5
ソニーストア価格:
74,800税込
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2022年5月21日 メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス 5年ワイド:7,700円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:4,400円(税込)
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
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サウンドバー
HT-A7000
ソニーストア価格:
176,000税込
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発売日 2021年8月28日 メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス 5年ワイド:15,400円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:7,700円(税込)
3年ベーシック:無償
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【レビュー】拡張性が自慢!新型サウンドバー『HT-A7000』フルオプションセッティングレポート

 

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