【レビュー】New VAIO SX14 ALL BLACK EDITION 実機レポート

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Windows 11搭載の新型「VAIO SX14」の実機レビューレポートです。モデルはカーボン繊維が浮き出る「ALL BLACK EDITION」本体を使って紹介したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

13.3型ディスプレイのボディサイズそのままに狭額物ベゼルを使って14型ディスプレイを詰め込んだ「VAIO SX14」も、これで早くも4世代目のモデルに突入しました。今回の新型VAIO SX14ではOSをWindows 11に切り替えているのと同時に、フルモデルチェンジで外装デザインを一新しています。

一見したところではヒンジ部にオーナメントを配したデザインもそのままに見えますが、より強度をあげた軽量ボディに進化。さらにあちこちに3月に発売されたフラッグシップノート「VAIO Z」の機能をちりばめたスーパーノートブックPCになっています。

写真を中心に紹介していきたいと思います。

なお、ここで紹介するのは「ALL BLACK EDITION」です。オーナメントは眼メタリックに、VAIOロゴはブラックに、そして天面はカーボン繊維が見える特殊ブラック塗装で仕上げられたボディになっています。特別なモデルでの紹介になります。

まずは写真左が新型SX14、写真右は2019年1月に発売された初代SX14のシルバーモデルになります。4Kディスプレイの搭載が可能になった初めてのSX14でした。

サイズはほとんど一緒で奥行きが222.7mm→222.9mmへ、わずかに0.2mm増えただけ。ほとんど誤差みたいな違いです。重量に関しても同様で最軽量仕様だと999gというギリギリ1kgを切ったボディにすることができます。

ちなみに999gボディにするための条件は。。。

  • プロセッサーはCore i5以下
  • LTE通信モジュール無し
  • キーボードバックライト無し
  • タッチパネル無しのフルHDディスプレイ選択

という内容になります。ほぼ、ベースモデルそのままでというスタイルですね。増設してもそれほど重量がドンと増えるパーツはないので数字にはこだわらず、必要なパーツは搭載するのがおすすめです。(これ、1kg切ってるぜ!というのはそれほどわかりやすい自慢にはなりませんからw)

これは従来モデルのSX14の天面パネルになりますが、天面隅に1本のラインが縁取りで入っています。従来モデルのVAIO SX14でも天面パネルにはUDカーボンを使っているのですが、カーボンは折り曲げ加工するのが非常に難しく、縁は別の樹脂素材を使って仕上げていました。

新型SX14では、そのラインが手前に1本入るのみでカーボンを立体成型しています。これにより強度面でも有利になり軽量化にもつながっています。

オールボディカーボン素材を実現したVAIO Zで確立された技術がここに投入されているわけです。

こちらはVAIO SX14ならではのヒンジ部のオーナメントです。VAIO S13シリーズの時からこのデザインが引き継がれていて、もっというとソニー時代のVAIO Pro 13からほとんどデザインを変えずに使われている部分。ソニー時代はオーナメントの角が菱形っぽくなっていたものは直線的デザインに変更されたくらい。

オーナメント自体はソニー時代からずっと平面だったのですが、これが初めてデザイン変更になっています。

新型SX14ではこうしてかまぼこ形になっています。基本的なデザインはそのままで、モバイルノートとしてはこのデザインが究極の形だったんでしょうね。

こちらは底面です。

従来のソニー製VAIOの際は、こうしたビスなどは見えない様に工夫されていましたが、VAIO(株)製PCになってからは世界最薄とか世界最軽量、それと見た目のデザインよりも使いやすさ、安定性、堅牢性を重視するデザインにシフトしており、ビスも必要なところに必要な数をうつ、ということをしています。

これにより強度を高め、キーボードの打鍵時の剛性を確保するなど、本当の使いやすさを追求したデザインにしています。こうしてビスを見るたびに、生まれ変わったVAIOの姿を見られます。

ディスプレイは180度開くようになり、対面している相手に画面を見せる際に今までだとノートPC本体を相手に向ける必要があったものが、開いて一緒にのぞき込むことができるようになりました。

従来のSX14ではこれはできませんでしたが、これも3月発売の新型VAIO Zから出来るようになったことのひとつです。

ファンクションボタンで「2」のキーに割り当てられているのがLCDの反転表示のボタンで、これを使うコトで液晶表示を180度回転させて対面している相手に正しい向きでみせられるようになっています。

ついでに案内すると「Tab」キーにも新しいファンクションキーが割り当てられています。こちらはマイクミュートボタンで、オンライン会議の際にソフトウェアでマイクをオフにするのではなく、ハードウェアスイッチでマイクの音声を止めることができます。止めている間は「Tab」キーに仕込まれているランプが点灯するのでマイクがオフになっているのがハードウェア的に見られるようになっています。

VAIO SX14ではタッチパネル対応のパネル選択も可能になっています。すでに販売終了になっていますがVAIO A12がタッチパネル対応の最後のモデルで、しばらくタッチパネル対応のVAIO SXシリーズはなかったのですが、ここで復活。4Kディスプレイとは排他理由になりますが、タッチパネルモデルでの購入ができます。

当店店頭では今でもタッチパネル搭載のVAIO A12を店頭受発注マシンとして使っているのですが、対面でご説明をするときには便利なんですよね。画面に触れるのは。ピンチイン、ピンチアウトで簡単にズームインができるので文字が小さくて読みにくそうにしてらっしゃるときは人差し指と親指ですぐに拡大表示をしたりしています。

さらに別売りになりますがスタイラスペンも用意されています。

Windows 11ではペン入力についての機能が強化されているとなっていますので、VAIO SX14のタッチパネルは使い方によってはブレイクスルーする利用方法があるかもしれません。

外部接続端子ではUSB type C端子が2つ、USB type A端子が左右にひとつずつ、そしてHDMI端子、有線LAN端子が搭載されています。

VAIO ZではUSB type CがふたつだけであとはHDMI端子があるのみ、なんですが、これだとUSBメモリーすら使うことができず、まだUSB type C端子のUSBメモリーが普及するまではひとつくらいUSB type A端子を残しておいて欲しいと思うシーンがあるんですが、そこはまだ過渡期の今ならVAIO SX14の方が使い勝手の良さでは分がありそうです。

こちらは左側面で盗難防止のためのロック端子とヘッドホン端子、USB type A端子があるのみ。

従来はあった専用のACアダプター端子はなくなり、そしてSDカードスロットも非搭載になっています。デジタル一眼“α”の母艦にしている方にすると、外出先でカメラデータの取り込みに困りそうなものですが、USBケーブルがあればVAIOと“α”を接続する事でデータ転送ができるので、それほど困った事態にはなりません。

キーボードはALL BLACK EDITIONの場合、隠し刻印という通常のホワイトではなくグレー塗装のキートップ印字が選べます。遠目に見るとキートップになにも印字されていない真っ黒いキーボードに見えるんですが、こうして近くで見ると印字はちゃんと見られます。

かな入力を利用しない、という方なら「かな文字」を印字しない選択も可能。

見慣れたかな文字がないとデザインが非常にスッキリと見えます。まるで英字配列のキーボードみたいです。

電源キーは指紋認証機能を兼ねており、電源投入のためにボタンを押すだけで指紋認証され自動でログインする、ということができます。

Windows 11ではローカルアカウントでPCの設定をすることができず、必ずマイクロソフトアカウントを使ってセットアップをする必要があり、パスワード入力は必須になるんですが、指紋認証の設定さえすれば従来通り電源ボタンを押すだけでログインする、という使い方ができます。

右手と左手で別々のアカウントを設定しておけば二つのアカウントを使い分ける事もできます。私は個人用のアカウントと、店頭ログイン用のショップアカウントをそうやって二つ設定して使っています。

それとキーボードですが、こちらも従来のSXシリーズから進化しています。キーストロークが1.2mmから1.5mmに増えているのと、よく見るとキートップの中央が微妙にへこんでいるのが見えると思います。

キー入力をするときにFキーとJキーには当たりがあるので、これを人差し指で位置を確認しながらタイピングしますが、これが全ての指で正しいキーの位置を確認できる感じです。より正確なキー入力ができるようになるかと思います。

VAIOを使ってVAIOを開発しているんだと思いますが、こういう気づきってありがたいですね。

ちなみにこのキーボードもVAIO Zで搭載された新規のものをそのまま搭載しています。フラッグシップモデルの機能がこれだけふんだんに他シリーズに使われているって、なんかお得な感じがしますね。

OSは新登場の「Windows 11」です。メニューがセンターに表示されていますが、これは設定で左下からの表示に直すことができます。それをやると、あまりWindows 10から違和感なく使える様になります。

搭載されているWEBカメラもVAIO Zで採用されたシャッター機構付きのものになります。物理的にカメラを隠してしまうので、こちらもWEB会議の時にあやまってパジャマで登場してしまった、ということが絶対に防げます。

さらにこのカメラが人感センサーを兼ねていて「VAIOの設定」で登録をすれば、離席時の動作を自分で変更することができます。画面消灯とロックを離席からの時間で設定可能。

ロックされていても顔認識ができれば、それだけでログオンして復帰する、などもできます。気をつけないと居眠りしているときにロックがかかったりするので、席にはついているけど画面が消えている、なんて状態になることもありますのでご注意を。

マイク入力のAIノイズキャンセリングはVAIO SXシリーズで初登場の機能になります。テレビ会議の際に周りのノイズを収録時に消してしまうというもので、すごい効果が得られます。


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こちらが、そのデモ映像になりますが、実際にこうした会議で使っていると自分ではメリットを得られないモノの、話している相手側はかなりの恩恵を受けられます。

というか、声の通り方は会議ではかなり重要ですよね。相手の声が聞きやすい、聞き取りにくいだけで、理解度に大きな差が出てきます。出来る営業マンは良いマイクを使わないと良い営業ができない!とかではなく、お互いの理解度に相当な影響を与えると思います。

この機能だけ別売りしてくれないかな、というところですが、搭載されているマイクにも工夫があるみたいなので、これはVAIO SXを買わないとメリットを得られなさそうです。

 

さて、実際のソニーストアでのオーダーについて一部ご案内をしたいと思います。現時点ではVAIO SX14とVAIO SX12の2シリーズの新発売キャンペーンとして本体価格を1万円オフにするキャンペーンを開催しています。

ノーマルモデルもALL BLACK EDITIONも勝色特別仕様も、どれも1万円オフになっています。

ベースモデルの最低価格は123,100円~となっており、ALL BLACK EDITIONは232,000円~、勝色特別仕様が237,500円~となっています。

これに必要なパーツのアップグレードを行って購入するのですが、ALLBLACK EDITIONと勝色特別仕様のモデルは最初からハイグレードなパーツの搭載を前提としているため直接価格比較にはなりません。ノーマルモデルを他のモデルと同じ内容にアップグレードしてみた結果、本体価格は221,000円になったので、ALL BLACK EDITIONは+11,000円、勝色特別仕様は+16,500円のモデル、という見方もできます。

単にメールのチェックとホームページを見るだけなのでベースモデルのままで良い、という方以外の、このVAIO SX14で写真閲覧も動画編集も仕事もなんでもかんでも快適にこなしたい、ということであれば、Core i7プロセッサー搭載のALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様で検討した方が良くないですか? たった11,000円、16,500円のプラスで特別仕様のVAIOが手に入ってしまうんです。

ということで、今回は当店の店頭展示モデルもALL BLACK EDITIONにする予定です。ソニー時代のVAIOだったらカーボン繊維が見えると言うだけでテンションマックスになるモデルです。

ALLBLACK EDITIONと勝色特別仕様ではプロセッサーはCore i7固定なのでメモリーの16GB or 32GBを選択するだけです。Vlog編集などで動画の編集を考えている方は迷わず32GBです。

Adobe Premiere Proでの編集を32GBメモリーのVAIO S15で最近やりはじめていますが、32GB積んでいてもたまに落ちますからね。

ストレージは必要な分だけ搭載、というと2TBが欲しくなる今日この頃ですが、さすがに+10万円はおいそれとは出てきません。おサイフと相談する部分ですが、今なら512GBのSSDがキャンペーンで1万円オフになっています。たったの+6,500円で256GB→512GBになるなら、これは絶対512GBの方がお得です。

そうか、SSDの容量も512GBがスタンダードになる時が来たのかもしれないですね。

TPMセキュリティチップの搭載ですが、これはSSDを暗号化して使う時に鍵をSSDの中に置くか、外に置くかの違いです。理論的にSSDの中に鍵があると、お金をかければ解析できるらしいんですが、外にあるとまず不可能、という話を聞いています。その外の鍵の置き場所がTPMセキュリティチップです。

Windows 11のインストール要件で話題になったTPM 2.0とこれはまた別の話で、Windows 11を使うために必要なチップというわけではないのでご安心ください。

詳しくは上記のVAIO × ASCIIコラボ記事で紹介されています。

 

ということでザッと、VAIO SX14 ALL BLACK EDITIONの紹介でした。

VAIO伝統の「いたわり充電」機能などはいまでも搭載されています。

バッテリー100%充電というのは、アスリートが翌日にレースを控えて最高の状態で用意をしているようなもの。PCをACアダプターにつないでずっとデスクトップで使っている場合は、そんなギリギリの状態を保って疲弊させてしまう必要はありません。「明日は練習だけだからゆっくりしておいて」とアスリートにゆとりを持たせるのが「いたわり充電」です。設定で80%、50%までしか充電をせずにバッテリーをいたわって使うので、バッテリーの寿命が飛躍的に伸びます。

普段、ACアダプターを使ってPCを駆動させているというのであればVAIOのいたわり充電は50%設定にして使わないともったいないです。

こんなソニー時代からのPCのこだわりの機能を搭載しているのがVAIO SXシリーズです。

Windows 11へのPCの乗り換えをご検討の方は、まずはVAIO SX14でご検討になってみては?

 

 


★ソニーストア『新型VAIO SX14』のご案内はこちらから

 

VAIO SX14

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VAIO SX14

VJS1441
ソニーストア価格:
123,100 税込~
発売日 2021年10月22日 メーカー商品情報ページこちら
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サービス
3年ワイド:11,000円
3年ベーシック:無償
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購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ
店頭購入特典
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント
テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

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パーソナルコンピューター
VAIO SX14

VJS1441 
勝色特別仕様
ソニーストア価格:
237,500 税込~
発売日 2021年10月22日 メーカー商品情報ページこちら
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3年ワイド:11,000円
3年ベーシック:無償
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店頭購入特典
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント
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パーソナルコンピューター
VAIO SX14

VJS1441 
ALL BLACK EDITION
ソニーストア価格:
232,000 税込~
発売日 2021年10月22日 メーカー商品情報ページこちら
長期保証
サービス
3年ワイド:11,000円
3年ベーシック:無償
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ソニー提携カード決済で3%オフ
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3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント
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