2019年6月24日

ネットワークレコーダー『nasne』が販売終了へ

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PlayStationブランドで販売されているネットワークレコーダー『nasne』が出荷終了になるというアナウンスが出ました。

こんにちは、店員佐藤です。

「nasne（ナスネ）」は2012年8月30日に発売されたネットワークレコーダーです。有線LAN端子とアンテナ端子、USB端子のみを搭載しており、発売当初はHDMI端子がついていないのにどうやってテレビに出力するの！？という製品だったのですが、当初はPlayStationの専用周辺機器で、PS3にインストールした「torne（トルネ）」を使って録画番組を再生する、ということをしていました。

ソニーのPC事業だったVAIOには「VAIO TV with nasne」というソフトウェアがプリインストールされ、VAIOからもアクセスが可能。そののち「TV SideView」というアプリでアンドロイドからもアクセスができるようになりました。現在ではAndorid OS搭載の4Kブラビアからもアクセスが可能でブラビアからの録画予約や再生視聴にも対応しています。

本体にはHDDの増設用としてUSB端子がひとつ搭載されているのですが、対応するHDDの容量は2TBまでとなっていて（FAT32の上限）、その仕様は最初から最後まで変わらなかったようです。

2012年8月30日発売の初号機は500GBのHDDを内蔵していましたが、2013年9月には1TB HDD搭載モデルが登場。2016年12月に型番変更がありましたが、それ以来、製品に変更はなく今まで販売が継続されていました。ソニーストアでは2018年9月末で「AV商品10%オフクーポン」の対象外製品に指定され、現在も割引クーポンの適用はない状態となっています。

ニュースサイトの情報によると、サービスについてはしばらくは継続するとのことなので、nasneの機能、アプリサービスなどはまだ利用ができそうです。「VAIO TV with nasne」は「PC TV Plus」として市販ソフトウェアとして提供されており、現在はnasneだけではなく、ソニーのBDレコーダーとの連携もできるようになっていますので、アプリの配信が終了するなどの心配もないかと思います。

ニュースが出てからすぐにオーダーが殺到して品切れになっているのでは？と、思いきや、夜の時点では通常通り在庫販売がされています。

nasneは「PC TV Plus」もしくはスマートフォンアプリ「nasne ACCESS」を使えば最大8台までの同時接続が可能となっており、PlayStation環境でも4台までの同時運用が可能となっていました。我が家もnasneを2012年の発売以来、使い続けていて、途中で1TBモデルを追加して2台運用しています。TV番組の録画だけではなく、写真や音楽データ、動画などを置いておくとDLNAサーバーとして利用ができます。会社にもnasneを1台置いてあり、フォルダの同期設定をしていて動画のやりとりを自宅と会社でやるときはnasneの共有フォルダ機能を利用することもあります。

なくなると困る存在です。

4K放送が始まり、4K録画対応になったモデルが出てこないかなぁ、ついでに外付けHDDの2TB制限も外れたらいいなー、とか、先日話していたところなんですが、そういったモデルは出てこなさそうです。

後継モデルの予定はないそうですのでこの環境を続けたい方は予備機をひとつ用意しておいても良いかもしれませんね。nasneの増設をお考えの方も今のうちにどうぞ。


ネットワークレコーダー＆メディアストレージ「nasne」 CECH-15004		ソニーストア価格： 22,000円+税

発売日	2016年12月8日	メーカー商品情報ページこちら
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