“α6400”のキットレンズで撮る『ネモフィラとシマリス』

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またまたシマリスの写真で申し訳ないのですが、事情があって、今週もシマリス撮影に遊びに行って参りました。

今回持っていったのは”α6400”のキットレンズになっている「SEL55210」という望遠レンズです。4月7日日曜日のシマリスの様子をレポートします。

 

こんにちは、店員佐藤です。

先週の土曜日に当店店頭にてシマリスフォトの初級者向け“α”セミナーを開催しました。いつものことではあるんですが、ご参加いただいたのは当店のベテランなカメラマンさん方で、“α9”+SEL70200GMユーザーさんとか、“α99II”+SAL70400Gユーザーさんです。

私のセミナー講座の練習をさせていただく良い機会だったのですが、大変なご指摘をいただいてしまいました。

「初級者向け、と、言っているのに作例がほとんど“α9”とか“α7Ⅲ”で使っているレンズもG Masterレンズばかりじゃない?」

う! 確かにその通りです! 腕がないものでそれをカメラとレンズでカバーする手法だったのですが、痛いところを突かれてしまいました。これでは初めてデジタル一眼カメラ”α”を使おうという方に引かれてしまいます。

ということで、急遽、“α6400”ダブルズームレンズキットに同梱されている「SEL55210」を使っての作例作りに行って参りました。

ちなみに「SEL55210」ってどういうレンズかというと、サイズはペットボトル500mlくらいのサイズでAPS-Cセンサー専用の望遠ズームレンズになります。画角は焦点距離300mm相当になるので、フルサイズセンサー搭載の”α7”シリーズにSEL70300Gを装着したのと同じくらいの画角で撮影ができるレンズになります。

“α6400”+SEL55210(写真左)と“α7Ⅲ”+SEL70300G(写真右)を並べてみると、これほどのサイズ差になります。

こうした望遠レンズを装着したカメラボディはサイズが極端に大きくなっていき、SEL10400GMやSEL70200GM、SEL400F28GMなどになると、いつものカメラバッグではなく専用のカメラバッグを用意しないと持ち歩けないサイズになってしまうのですが、SEL55210ならペットボトルサイズのレンズになるので、ついでに持ち歩けるサイズです。

山歩きするのでもドリンクを1本余計に持っていくくらいの感覚でバッグに入れることができる、機動力のある望遠レンズと言えます。

うん、いつもは覚悟をして店頭展示のG Masterレンズと“α”ボディを持ち帰るのですが、コンデジ感覚で持ち帰れるので今週末は機材運搬が楽だなー、ということで、いつもの見沼グリーンセンター「りすの家」へお邪魔してきました。

 

■見沼グリーンセンター「りすの家」の紹介

毎度おなじみの見沼グリーンセンター「りすの家」へ2週連続でお邪魔してきました。

見沼グリーンセンター「りすの家」は大宮駅から宇都宮線で一駅いった「土呂駅」から徒歩10分のところにあるリスの観察舎です。関東圏で放し飼いのシマリスが見られる観察舎はここと東京ディズニーランド(2匹いるらしい)くらい。

とても珍しい施設になります。あまりPRを積極的に行っていなくて大宮近辺の方はよくご存じみたいなんですが、ちょっと離れるとその存在はほとんど知られていない施設になります。

ちなみに、なぜ、ここにシマリスが?というと、現在の「さいたま市」に合併される前は「大宮市」というところで、そこの市制50周年の時に市のマスコットとして「シマリス」を制定しているんだそうです。Jリーグの大宮アルディージャもマスコットはリスですが、これも大宮のマスコットだから、という理由になります。

そもそも、なぜ、大宮のマスコットがシマリスなのかというと、有名な作家さんが大宮在住で、そのキャラクターがリスだったから、ということになります。

ずーっと埼玉県民なんですが知りませんでした。

☆さいたま市公式ホームページ「市民の森・見沼グリーンセンターの紹介」

入園料は無料で、駐車場も無料です。

写真撮影に関しても特に制限はありません。制限はないのですが小さなお子さんが多いので三脚を使うのは遠慮した方が良いかと思います。もっともシマリスはすばしっこいので三脚を使って撮影している人は見たことがありません。

場内での注意事項は、中での飲食は禁止、大声を出さない、シマリスを触らない、場内を走らないなどだけです。

放し飼いをされているシマリスを間近でみられる、とても楽しい施設です。

スタッフの方が常駐されていて、彼らの指示にしたがって入場します。スタッフの方はシマリスのお世話と同時に、植栽なども手がけています。今週行ったらネモフィラがたくさん植えられていてお花畑ができていました。

先週お邪魔したときはこんなことになっていなかったのに、すごいですね、という話をしたらお花屋さんが入ってたくさん植えていってくれたんだそうです。

そうか、月曜日が定休日なんですが、そのときに作業されていたんですかね?

シマリスとネモフィラを撮るぞ!と、意気込むわけですが、これがなかなか、シマリスたちにとってはそれほど面白いものではないみたいで、あまりネモフィラ畑にはやってきません。ウロチョロしているうちにお花畑に迷い込んだ子を狙って撮影します。

また、遊戯物というか、枝をつかったハシゴが無茶苦茶増えていました。見ているとスタッフの方が1人、ひたすら木を切ってはつなげていて、年度替わりの大改装をしてくれているようです。

すごいすごい、これだけラダーが組まれていて、シマリスが走ってくれたらジャンプ写真が撮れる確率がかなり上がりそうです。

植栽も1年を通じて、いろいろな花が咲くように工夫されています。先週まではユスラウメがキレイでしたが、今度は「ヒメリンゴ」という花が咲き始めています。こちらもピンク色をしていて春らしい花ですね。

ここにシマリスがやってくるのをひたすら待ちつつ、ちょっと離れたところで咲いているネモフィラの花畑を行ったり来たりする作戦です。

ということで、撮ってきた“α6400”+SEL55210のシマリスフォトがこちらです。

DSC00186

さも簡単にネモフィラとシマリスが撮影できたように思われるかもしれませんが、そんなにチャンスはありませんでした。3時間ほどいて、数回、ネモフィラの近くへやってきた子がいたので、速攻でシャッターを切っています。

“α6400”にSEL55210を装着すると、見かけ上の焦点距離は1.5倍になるため315mm相当の画角で撮影する事になり、いつも使っているSEL100400GMの400mm相当と比べるとかなり短い焦点距離になりますが、こうして撮ってきた写真を見るとそれほど不利でもないですね。

その分、シマリスに近寄ってシャッターを切っているんですが、ストレスを感じないシーンで誓って撮っている感じなんだと思います。

DSC00215

シマリスはネモフィラの花にはまったく興味がないのですが、その間の土の下に穴を掘るのは大好き。何を埋めて(もしくは掘り出して)いるのかわかりませんが、必死で穴を掘っては埋めているので、そのときに近くにたまたまネモフィラの花があるとシャッターチャンスです。

DSC00351

こちらもネモフィラの丘の近くに穴を掘って埋めている子がいて、埋めている最中に撮らせてもらっています。

穴を埋めるのに必死なので、カメラマンには全然気がついていません。私の周りにもたくさんのカメラマンさんがいたのですが、彼は必死です。

DSC00272

ヒメリンゴの木にも1回だけとりついてくれました。秋はドングリと落ち葉集めばかりですが、春はこうして花を食べる子が多いみたいですね。

ちなみに、この日はシマリスの数が少なくて先週と比べると半分くらいな感じです。先週は探さなくても身の回りのどこかにシマリスが複数いた感じですが、この日はどこかで「シマリスがいた-!」という子供の声を頼りにシマリス探しをしていた感じ。

どういうことかというと、どうやらシマリスの恋の季節は終盤で、お腹に子供がいるシマリスのお母さんは巣に入って休んでいるとのこと。

遊び回っているシマリスはみんな男の子たちだけみたいです。どうりで数が少なく感じるわけです。

DSC00460

撮っている時はわからなかったんですが、そういえば、このシマリスはちょっとお腹が大きいですね。お腹に赤ちゃんがいるのかも。頑張ってたくさん元気な赤ちゃんを産んでください。

昨年シーズン、初めてシマリスの赤ちゃんを見つけたのは5月5日でした。そのときに3日前から赤ちゃん兄弟が一組出てきた、という話をしていたので、あと1ヶ月くらいで赤ちゃんが出てくるはずです。

赤ちゃんシマリスはぼーっとしていて動きも遅いので、シマリスフォトデビューするのにはちょうど良いタイミングだと思います。当店でも5月11日(土)に撮影会を開催したいと思っています。

DSC00545

「SEL55210」で撮影できたシマリスジャンプフォトはこちら。すみません、SEL55210でもしっかりとジャンプフォトが撮れるんだよ、というところをお見せしたかったのですが、今回はチャンスがありませんでした。

DSC00591

以上、“α6400”とSEL55210のシマリスフォトでした。

撮影はすべて新機能のリアルタイムトラッキング機能を使ってロックオンさせて撮影しています。カスタム機能で“α9”と同様に「AF-ON」ボタンを設定して使ってみたのですが、望遠レンズで狙い撮りをするなら“α6400”でも遜色ない撮影ができます。

上記の写真ですが平行を直すために若干のトリミングはしていますが、撮影時と画角は大きく変わっていません。いつも使っているSEL100400GMなどの写真と比べると顔のドアップなどが撮れていないのと、やはりボケがちょっと硬く感じられますが、キットレンズでもシマリス撮影は楽しめます。

シマリス撮影で練習をしておけば、他の動物撮影も楽ちん、楽ちん♪

 

“α6400”のダブルズームレンズキットは標準ズームレンズ「SELP1650」と望遠ズームレンズ「SEL55210」がセットになっているパッケージです。発売以来、大ヒットになっていて品薄状態が続く”α6400”ですが、ダブルズームレンズキットはソニーストアでは翌日出荷になっていて、すぐに手に入るモデルになっています。

ダブルズームレンズキットならもれなく2万円のキャッシュバックがもらえるスプリングキャンペーンも5月6日までとなっています。キャンペーン期間もあと1ヶ月を切ってきました。

ゴールデンウイークを新しいカメラで迎えたい方は今がチャンスです♪

 

APS-Cセンサー搭載
デジタル一眼カメラ α6400

ILCE-6400
ソニーストア価格:
109,880円~+税
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発売日 2019年2月22日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:11,000円+税
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また、5月11日(土)に、「リスの家」にて撮影会を開催したいと思います。現地集合で朝10時から撮影開始、お昼頃まで楽しみたいと思います。

ご参加を希望される方はこちらからお申し込みください。

 

また、事前にシマリスフォトの撮影方法についての詳細を店頭にて行っています。こうした小動物の撮影時のAFエリア、AFモードの設定などを紹介していますので、店頭セミナーも是非ご参加ください。

今週も4月13日土曜日の14時から1時間程度、ソニー”α”で撮影したシマリスフォトを題材にして初級者向けセミナーを開催します。

//tecstaff.jp/2019-spring-debut-fair.html

まだデジタル一眼カメラ”α”をお持ちでない、という方も、この機会に当店で“α”をお買い上げいただければドライボックス、ブロワー、レンズクリーナーなどが入った「一眼カメラスターターキット」をプレゼントいたします。

是非、お気軽にご相談ください。

 

 

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