【イベント】春のローカル線 写真遠足開催のお知らせ

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どなたから言われたのか覚えがないのですが「小湊鉄道といすみ鉄道の春の風景を撮りに行ってみたいです!」というリクエストを数年前にいただいていました。

今年も桜前線が早めに北上してきそうですし、では3月24日(日)に決行で、行ってみますか!ということで当店の撮影会としてイベントを企画します。『春のローカル線 写真遠足』開催のお知らせです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

ちょっと早いのですが2月25日の月曜日、当店定休日にロケハンをしてきました。「いすみ鉄道」「小湊鉄道」というのは千葉県房総半島を横断するローカル線で、現在は地域の足というよりも観光列車的な趣の強い路線です。

数年前に「いすみ鉄道」だけちょこっと乗りに来たことがあるのですが、1時間に1本程度しか運行がない列車で、それで移動して、次の1本を待って撮影して、さらに次にやってくる列車で移動する、という非常にのんびりした鉄道撮影になります。

逆に、1本乗り逃してしまうと1時間無駄にしてしまう、時間にシビアな鉄道撮影になります。クルマで移動して撮影するのが一番無駄がないと思うんですが、一番人気のこの春のシーズンにどれくらいの人出になるのか想像がつかず、今年は電車移動での撮影会にしたいと思います。

電車移動での電車撮影になります。あらかじめ移動に使う列車と撮影する列車をダイヤを見ながらスケジュールが立てられるというのは鉄道撮影のメリットです。行き当たりばったりで行くと、今回はかなり無駄な時間を費やすことになりかねません。

今週土曜日の3月16日にダイヤ改正もあるので、それを計算に入れた上で予定を立てました。

2月25日のロケハンしてきた写真をもとに、今回の写真遠足で撮れるであろうローカル線と菜の花、桜の風景を紹介したいと思います。(なお、撮影に使用したカメラはデジタル一眼”α6400”と高倍率ズームレンズ「SEL18135)です。現在、ソニーストアで4週待ちです。)

まず出発ですが、3月24日朝9時37分にJR外房線・大原駅を出発するいすみ鉄道からスタートします。

大原駅は房総半島の外側のえらい遠いところにあります。千葉駅から外房線で1時間程度。都内からだと6時半くらいに出発する電車に乗らないと間に合わないのですが、すみません、この列車に乗車しないと撮影ポイントがえらい減ってしまうんです。

朝早いのですが、なんとか、これに乗れるように集合してください。

万一、遅刻してしまった場合は10:21発の列車で新田野駅にて、10:57発の列車だと大多喜駅で追いつくことは可能です。

大原駅でいすみ鉄道の切符を買う際は「房総横断記念乗車券」を買うのがオトクです。この日、外房の大原駅から小湊鐵道の五井駅まで移動するのですが、4回の途中下車をして普通乗車券で乗車すると2,640円かかります。乗り降りせずに直行で乗ったとしても2,090円かかるところが、途中乗り降り自由で1,700円です。

行きの大原駅までと、帰りの五井駅も都内からはかなりの距離があります。この後に列車旅を他にも予定されているようでしたらJR「青春18切符」を購入されても良いかも。

 

■第1撮影ポイント 新田野駅

大原駅から3駅、最初の撮影地は「新田野」になります。ここから片道徒歩15分ほどのところに撮影ポイントがあります。

列車を降りたらダッシュで奥に見える踏切まで行くと、乗ってきた列車も撮影できます。なんせ1時間に1本程度しか来ない路線なので乗ってきた車両も貴重な被写体になります。

到着してから6分後には反対方向から下りがやってくるので、速攻でここで撮影ポジションを決めて撮影。その後、予定している撮影スポットまで移動します。

予定ではこのポイントで撮影します。まだまったく咲いていませんが土手には菜の花、土手の上には桜の木が並んでいる絶景ポイントになります。

この土手の上をいすみ鐵道が走ります。

心の目で見ていただければ土手の上の桜と、土手の菜の花が見えてくるはずです。

ここで下りを1本撮影することができます。

撮影後、35分ほど余裕があるので、ここをゆっくりと徒歩15分の道のりで新田野駅に戻ります。11時11分発の列車にのって次に移動します。

 

■第2撮影ポイント 大多喜駅

新田野駅から1駅進むと国吉駅を通過します。単線のいすみ鉄道では、こうしてすれ違いができる駅がいくつか用意されていて、ここですれ違うことになります。

すれ違い列車も貴重な被写体です。移動中も気は抜けません。

11時29分に大多喜駅に到着します。いすみ鉄道の駅の中ではここがもっとも栄えた駅になります。いすみ鉄道の本社もここにあります。

到着してから出発まで3分ほどありますので、ここも乗ってきた列車の撮影ポイントを探して被写体にします。

大多喜駅から徒歩8分で、こちらの鉄橋に到着します。大多喜城が遠くに見えますが、手前の鉄橋をいすみ鉄道が通ります。

列車がやってくるまで1時間近く時間があるので、ここでじっくりと撮影ポイントを探しましょう。

土手沿いにあるこちらの木は桜です。こちらの桜越しにゆる鉄写真にチャレンジするのも良いかも。

こんな感じですかね?

撮影できる列車は上りと下りの列車2本です。12時25分過ぎにやってきます。

きっとお城の周りにも桜が植えてあると思います。もうちょっと華やかな写真が撮れると思います。川面に映る車両もちゃんと映るようなポジションで撮影したいですね。

大多喜駅に戻る途中におそば屋さんととんかつ屋さんがあります。列車の出発まで1時間あるので、いそいで移動すればお店で食事が可能。ちょっとヤバそうだったらセブンイレブンがあるので、そちらでお弁当を買って大多喜駅で桜を見学しながらの食事になります。

セブンイレブンではこの先の飲食物も入手する必要があります。最後の撮影地で撮影終了後に列車がやってくるまで1時間ほどあるのですが、なにも周りにお店がないので、そのときの分のオヤツまで買っておく必要があります。

大多喜駅13時23分発の列車に乗っていすみ鉄道の終点上総中野駅まで移動します。車窓からは菜の花が線路脇にずーっと続いている様子が見られます。

これらの木もすべて桜みたいです。まだ小さな桜の木ですが、ローカル列車の観光列車化のために地元の方々が頑張って植えてくれているんでしょうね。

桜の開花時期に来たことがないのですが、これは楽しみです。

上総中野駅に13時46分に到着。ここで20分ほどの待ち合わせ時間で小湊鐵道に乗り換えをします。

 

■第3撮影ポイント 養老渓谷駅

やってきた小湊鐵道がこちらです。線路脇に見えるあの木もきっと桜の木なんでしょうね。

14時04分発の列車に乗って1駅だけですが養老渓谷駅まで移動します。

こちらが養老渓谷駅です。やや距離があるのですが15分の道のりを歩いて「石神菜の花畑」まで移動します。

こちらが「石神菜の花畑」という撮影スポットです。踏切の手前のところにやや高台になっている道路があるので、そこから撮影すると上から見下ろす構図で撮影ができます。

こんな感じになるのですが、ここから見える畑が菜の花畑になっているみたいなんです。駅でもらってきた小湊鉄道のチラシをもらってきたらこんな風になっていました。

里山トロッコ号というのが走っていて、これを2本(上りと下り)撮影できる予定です。

あまりゆとりがないのですが列車の出発時間まであと21分というところまで粘ると、普通列車も1本撮影が可能。その代わり、撮ったら速攻ダッシュで戻ることになります。出発まで21分のところを徒歩15分目安で移動するのですが、坂道なのでちょっと大変な思いをすることになります。

 

■第4撮影ポイント 飯給駅

養老渓谷駅を16時41分に出発して、16時54分に飯給駅に到着します。「飯給」と書いて「いたぶ」と読みます。

飯給駅はまわりになにもないのですが、とても有名な駅なんです。

なんでもギネス記録に申請をしたという世界一の広いトイレがある駅です。この囲いの中は全部、一人用のお手洗いになっています。女子トイレなので男性は入ることができません。

ここの駅の桜がシーズン中はライトアップされるそうです。満開の桜の木が2本ライトアップされ、電車の車窓には明かりが灯っている画が目に浮かびます。

ここで17:47の上りと17:57の下りの列車を撮影予定です。ちなみに日没は17:55の予定です。撮影後、1時間待って18:59の上りに乗って帰ります。

ここで真っ暗闇の中、1時間の待機があります。撮影した写真のチェックをされるもよし、ツイートするもよし、大多喜駅で買ってきたおやつとビールでお花見するもよしです。

なにもない駅ですがお手洗いだけは完備されていますので、楽しく時間を過ごしたいと思います。

五井駅には19:50の到着予定となります。ここから内房線に乗り換えて各自帰宅する、というスケジュールです。

 

各撮影スポットの代表的なカットを撮ってきましたが、それぞれ、たくさんの撮影スポットがありますので、現地に到着しましたら思い思いの画角で撮影をお楽しみいただきたいと思います。

 

上記のツアーを3月24日(日)に開催します。詳細のスケジュール表はご参加の方に後日ご案内いたします。途中駅からの参加も可能ではありますが、今回のツアーの醍醐味は「ローカル線で房総半島横断」です。是非、早朝からお付き合いください♪

撮影地点の動画撮影もしてきていますので、こちらは事前に店頭へお越しいただければご覧いただけるよう用意をしておきます。

途中駅から撮影スポットへの移動時間についてですが、どれもゆとりをみておりGoogle Mapの歩行時間の2倍程度の時間で移動しても間に合うように予定していますが、養老渓谷駅での3本目の列車撮影をするときだけ時間ギリギリになります。3本目の列車撮影に挑戦される方は荷物を軽量化してご参加ください。

ご参加希望の方は下記の参加申し込みフォームからお申し込みください。今回も団体傷害保険に入りますのでご住所、生年月日の入力もお願いします。ご応募いただいたデータは今回の撮影遠足以外の目的で利用することはありません。

 

なお、3月24日(日)の天候が雨天の場合は3月31日(日)に延期をしたいと思います。3月22日(金)までに最終判断をしてメールにてご連絡しますのでご了承ください。

たくさんのご参加をお待ちしています。

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